日本国召喚 AIに二次創作を書かせてみた   作: まっこーける

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*4/7 アルーカの位置をイルネティア島の西から東に変更しました。


4 上陸作戦開始

 ムー大陸西方にある島国、イルネティア王国。その首都キルクルス。

 かつての王城ランパールはグラ・バルカス帝国の植民地統治機関であるイルネティア征統府が置かれていた。

その会議室ではイルネティアの総督であるラクスが、ある報告を受けていた。

 

「……それは本当か?」

「はい、間違いありません」

 

 ラクスの顔色がみるみる青くなる。

 

「イルネティア防衛艦隊の空母が撃沈され、ゲーズ航空基地も攻撃を受けただと?!馬鹿なっ!!」

 

 ラクスが机を拳で叩く。

大きな音を立てて、会議用のテーブルが揺れた。

 

「我が軍の空母は世界最強だぞ!!それが容易に撃沈されるなど……。信じられん……」

「ですが事実です。我が国の誇る航空母艦も、あの日本には歯が立ちません」

 

 グラ・バルカス帝国 イルネティア防衛軍指揮官のザイド中将が言う。

 

「そんなはずはない……何かの間違いに決まっている……」

 

 ラクスが震えながらつぶやく。

 

「残念ですが事実です。今は現実を受け止め上陸してくるであろう、日本、ムー、ミリシアルの軍勢にどう対処するのかを議論するべきでしょう」

「我が方の残存戦力は如何ほどか?」

 

 ラスクが尋ねる。

 

「海上戦力は重巡1隻に軽巡1隻、駆逐艦が10隻になります」

「たったそれだけなのか……」

 

ラクスの言葉にザイド中将が答える。

 

「確かに海上戦力は激減し、ゲーズ航空基地は攻撃を受けましたが、他の航空基地はまだ健在です」

「そうか、まだ航空戦力が残っているのだな」

 

ラクスが少しだけ安堵した表情になる。

 

「はい、それに新兵器である対艦誘導ロケットを装備した航空隊は無傷です。これと沿岸砲で協働して敵を叩き、本国からの増援を待ちましょう」

「対艦ロケットの備蓄数はどれくらいだ?」

「およそ80発あります」

「80発か、日本、ムー、ミリシアルの連合軍を相手するには少々心もとない数だと思うが」

「ですので、一番脅威度の高い日本に対して集中的に攻撃をかけます。日本の艦隊さえ潰せば後は何とかなります」

「わかった。貴官の判断を信じよう」

 

 ラクスはザイドの意見を採用した。

 

「ところで……」

 

 ラクスが続ける。

 

「敵の上陸地点だが、どこに上陸すると思うかね?」

「おそらくイルネティア島東部の都市、アルーカの南と北に広がるこの2か所の浜の可能性が高いと思われます」

 

ザイドが地図上のある場所を指し示す。

 

 その2か所は広大な浜になっており上陸には最適だった。

そしてその海岸から内陸へと続く道があった。

 

「ふむ、ここを重点的に攻められたら厳しそうだな」

「はい、そのため海岸線付近にコンクリートで固めた陣地を建設しております。また沿岸砲もあります。これはグレードアトラスターの予備砲身を転用したものです。容易には突破されないでしょう」

「そうか、ならば安心だな。引き続き頼むぞ」

「はっ!」

 

 ザイドが敬礼し退室すると、ラクスは椅子にもたれかかるように座った。

 

(まさか我が国が敗北するなど……)

 

 彼は今回の戦争における勝利をほぼ確信していた。

圧倒的な物量を誇る列強に対し、質でも勝っていると信じていたからだ。

しかし結果はご覧の通りであった。

 

「おのれ日本め……絶対に許さんぞ」

 

ラクスの目には怒りの色が見える。

 

「まずはこの侵攻してきた敵を殲滅せねば……。イルネティアが蹂躙される前にな」

 

 ラクスは立ち上がると、執務机へと向かった。

 

◆◆◆

 

 イルネティア島東部の港湾都市アルーカの旧市庁舎、そこはグラ・バルカス帝国イルネティア防衛軍東部方面隊の司令部が

置かれていた。

 

 その会議室では東部方面隊指揮官のレイナルド・エア少将が作戦会議を行っていた。

 彼の率いる3個旅団は、イルネティア島の東半分の守備を担当しており、その兵力はおよそ2万5000人。

イルネティア防衛軍の中でも最大の規模を誇っていた。

 また彼はグラ・バルカス帝国では珍しい黒髪であり、顔立ちも彫りが深いため、現地人から見れば外国人のように見えている。

その容姿も手伝ってか、現地の女性からは人気があった。

 

 しかし、本人はそのことを特に気にしていなかった。

彼自身は仕事に忙殺されていたために、そんなことは気にならない性格なのだ。

彼の指揮下にある兵達は皆優秀で、練度も高い。

グラ・バルカス帝国が誇る精鋭部隊といっても過言ではない。

そんな彼が指揮下の旅団長と会議を行っている。

 

「民間人の避難はどうなっている? 」

「現在、全住民の70パーセントが退避完了しています。残る30パーセントも順次避難させています」

「よし、民間人の退避を急がせろ。それと帝国人のみならずイルネティアの現地民も分け隔てなく保護せよ。この世界は野蛮だ。ミリシアルもムーも倫理観を持ち合わせているとは限らん。無差別に市街地を砲撃を行う可能性がある」

「はっ! 」

「次に守備兵力の配置についてだが……」

 

 その時レイナルドの言葉を爆発音が遮った。

 

「なんだっ!? 」

「わかりません! 」

 

 窓の外を見ると、市街各所から黒煙が立ち昇ってるのが見える。

 

「空襲か!! 」

「それならば、レーダーに反応があるはずです」

「くそ!! 何が起きてるんだ」

 

 その時、司令部に伝令が駆け込んできた。

 

「報告します!! 日本のミサイルと思われる攻撃を受けました!! 」

「被害状況は!! 」

「現在確認中です!! 」

「急げよ!! 」

「はい!! 」

 

 伝令が走り去ると、すぐに別の兵士が飛び込んでくる。

 

「申し上げます!! ムーとミリシアルの艦隊が動き始めました。おそらく上陸するものと思われます」

「やはり来たか……沿岸砲は無事か?無事ならそれで迎撃しろ 」

「了解!」

 

 兵士は敬礼すると、再び走って行った。

 

「クソッ……日本の兵器は射程、精度共に高すぎる。なんとかしなければ」

 

 レイナルドは苦虫を噛み潰したような表情を浮かべる。彼の心の中には、この世界の文明レベルでは考えられないほどの技術力を持った国に対する恐怖と怒りが入り混じったものが存在していた。

 

◆◆◆

 

 攻撃開始の少し前。イルネティア東部沖の海中。

 

 冷たい海水を圧しその物体はあった。海上自衛隊の潜水艦『じんげい』である。

 全長110メートル、排水量6500トン。

日本が保有する潜水艦の中では最大級のサイズを誇る艦であった。

 

 このじんげいは今までの海自潜水艦には無い特徴がある。

それは海自初の原子力機関を試験的に搭載している点だ。

これは、核エネルギーによる動力供給により、従来のディーゼル駆動のエンジンと比べて、莫大な出力を持つという画期的なものであった。

また、原子炉内の圧力が急激に低下した場合に備えて、非常用発電機を搭載。

更には、艦内環境維持装置や耐圧殻などの安全対策にも最新の注意が払われていた。

これらの装備によって、従来型潜水艦よりも、より長期間の潜航が可能となり、航続距離も延びていた。

また、乗員の居住性も大幅に改善されている。

最新鋭の電子機器が搭載され、兵装も充実。

そのスペックは今まで海自が配備してきた潜水艦と比べてあらゆる点で優れていた。

 

「艦長、まもなく攻撃開始時間です」

 

発令所内の士官の声に、吉田一佐が答える。

 

「うむ、これよりイルネティア島への攻撃を開始する。27式発射準備」

「はっ!諸元入力完了」

「撃ぇっ!!」

 

じんげいには新機軸が後部に搭載されている。それは、VLS(垂直発射機)だ。

 日本が新たに開発した巡航ミサイルである27式多目的誘導弾は、このVLS内に合計で24発格納されていた。

 VLSから打ち出された27式は海面に達すると黄色い噴炎を吹き上げながら飛翔する。

じんげいのみならず、海上に展開する護衛艦隊からも27式が打ち上げられていく。

合計56発もの27式が、イルネティア島各地のグラ・バルカス軍施設へと正確に着弾していく。

 

 弾薬庫が爆発炎上し、駐車場のトラックは爆炎に薙ぎ払われ、通信施設が吹き飛ぶ。対空陣地は、その爆風でなぎ倒され、コンクリート製のトーチカも木端微塵に砕け散る。

そして、その威力たるや凄まじかった。

 

「なんだっ!? 」

「なんだよあれ!! 」

「敵襲! 日本軍だ!! 」

「なんでここがわかんのよぉー!!! 」

 

 イルネティア防衛軍の将兵達は、突如として降り注いだ破壊の力によって混乱に陥る。

 彼らは、この世界では未曾有の戦力を有する国家を相手に戦争を行っていたのだ。

しかしその力は日本の一端に過ぎない。ということ後に思い知ることになる。

 

◆◆◆

 

 イルネティア島南部の軍港。そこはグラ・バルカス帝国海軍に接収され同国の拠点となっていた。

 そこには先の海戦で撤退してきた、重巡ウーシタロをはじめとする、イルネティア防衛艦隊の残存艦艇が停泊していた。

 

「くそっ! なぜ我が軍がこんな目にあわねばならぬ」

 

 ウーシタロの艦橋内で艦長であるルフラースが吐き捨てるように言う。

突如として飛来した日本の27式による攻撃で燃料備蓄施設が攻撃を受け、軍港は上へ下への大騒ぎであった。

 

「このままでは良い的だ。一度港外へ艦隊を退避させるぞ」

「しかし、それでは敵の思うつぼです」

 

 副長の言葉にルフラースは語気を荒げる。

 

「敵の攻撃はこれで終わりではない! 必ずこの艦隊を狙ってくるぞ。俺は座して死を待つつもりはない」

「わかりました……出港します。とりあえずイルネティア港外を目指します」

「それでよい」

 

 の推測は正しかった。すでに上空には獲物を見つけた猛禽の如く、F-2がグラ・バルカス艦隊に襲い掛かろうとしていた。

 

「目標捕捉。諸元入力よし。ドロップレディ……ナウ!」

 

 F-2から純白の弾体が切り離される。それは、赤外線シーカーにウーシタロの排煙を捕らえると、制動翼によって軌道を修正しながら落下する。

 次の瞬間、弾体がウーシタロの船体中央部を轟音とともに貫いた。その攻撃は弾薬庫の誘爆を引き起こす。

グラ・バルカスの重巡洋艦でも、この一撃の前には無力であった。他のグラ・バルカス艦もウーシタロと同じ運命を辿る。

 

「全弾命中。戦果確認中……敵艦隊は全滅。任務完了。RTB」

『了解。ご苦労だった』

 

 空自の誇る戦闘機、F-2は、新型誘導滑空爆弾GCS-2によってグラ・バルカス艦隊を全滅させたのだ。

 この爆弾は、2000ポンドという重量と、高い剛性、さらに先駆弾頭にHEATを備えたタンデム式弾頭により高い貫徹力を実現している。

対地、対艦用と2種類開発され、対地用はGPSとINSにより誘導されるようになっていた。今回の作戦に投入されたのは、当然、対艦攻撃用である。

この攻撃で、グラ・バルカス艦隊は海の藻屑と化したのだった。

 

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