鬼滅の刃 もう一人の鬼の王   作:マルルス

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今回の話は柱階級のオリキャラが出てきますがヘイト要素が高いですがそれでも良かったらどうぞ


柱会議

とある山に建つ大きな日本屋敷。

 

この屋敷こそ鬼殺隊の首領である産屋敷一族が住まう屋敷で鬼殺隊の本部でもある。

そして今、この屋敷には産屋敷一族の当主で鬼殺隊の首領である産屋敷耀哉と10人の隊士が集まっていた。

 

「お早う子供達 半年ぶりに顔を合わせられてとても嬉しいよ」

 

「お館様もご壮健そうで何よりでございます」

 

屋敷に庭には9人の隊士がいた。

 

水柱 冨岡義勇

 

蟲柱・胡蝶しのぶ

 

炎柱・煉獄杏寿郎

 

音柱・宇髄天元

 

霞柱・時透無一郎

 

恋柱・甘露寺蜜璃

 

蛇柱・伊黒小芭内

 

風柱・不死川実弥

 

岩柱・悲鳴嶼行冥

 

 

知恵柱有坂 勇三郎(ありさか ゆうさぶろう)

 

彼からこそ鬼殺隊最高戦力である柱階級の猛者達である。

 

 

「では早速会議を始めようか。」

 

「はっ!」

 

挨拶もソコソコに当主である産屋敷耀哉は直ぐに会議を始めた。

 

「始めに言っておくけどこれから話す内容はどれも暗いものばかりだから心して聞いてほしい」

 

「「…」」

 

暗い話…此処にいる全員がどんな話なのか検討がついてる…。

 

「この一年間、鬼殺隊の被害が大きくなってるのは知ってるね?

鬼によってではない。謎の勢力によってだ」

 

「…」

 

謎の勢力。

一年前に突如現れて自分達、鬼殺隊を攻撃してきた者達だ。

 

「彼らによって鬼殺隊は大きな打撃を受けてしまい鬼狩りの任務に支障を起きてしまいそのせいで柱である皆に大きな負担になってしまっている」

 

現在、鬼殺隊は非常にマズい状態だ。

一般隊士が大勢殉職または行方不明になるかで鬼狩りの任務がまともに機能しなくなってしまい最高戦力の柱達が何とかその任務を処理してるが碌な休息が取れない日々を送っている。

さらに現場の後処理をやってくれる(かくし)達にも犠牲が出ており彼らも人手が足りず後処理にも支障が出ている有様なのだ。

簡単に言えば鬼殺隊は深刻な人材不足に陥っているのだ。

 

「悲鳴嶼が言うにはその勢力を率いているのはハイゼンベルクという人物だそうだ」

 

ハイゼンベルク

耀哉から伝えられるその名に柱達はザワりつく

 

「ハイゼンベルク…? ソイツが親玉って事ですか?」

 

顔に大きな傷を纏う青年、風柱の不死川実弥だ。

 

「うむ…奴が異形の軍勢を率いていたのだ」

 

数か月前にハイゼンベルクと交戦し大怪我を負いつつも何とか戦線復帰を果たした岩柱の悲鳴嶼行冥は言う。

 

「異国の方かしら? でもどうして鬼殺隊を襲うのかしら?」

 

際どい服装をした女性、恋柱の甘露寺蜜璃は考えるが答えは出なかった。

 

「どっちにしろ鬼殺隊は派手にヤバい状況だぜ…。」

 

鬼殺隊の現状に危機感を覚える音柱で元忍の宇髄天元。

 

「その通りだ! 幾ら柱である俺達も限界はある!」

 

宇髄と同じく今の鬼殺隊の現状に憂いている炎柱・煉獄杏寿郎

 

「どうでもいいかな… 行けと言ったら行くだけだし…」

 

眠そうな表情を崩さない霞柱・時透無一郎

 

「だが隊士の質が悪かったのもある… こんな短時間にこれほど死ぬなど質が悪いにも程がある!

育手の質が低くなった証拠だ…それも…」

 

隊士の質が悪いのは育手の育成が悪いと苛立つ蛇柱・伊黒小芭内

 

「蝶屋敷でも怪我人が増えすぎて手が追い付かないだけではなく怪我が治っても後遺症で前線に復帰出来ない人が多いです

人手が無くなるのはやむを得ないでしょう」

 

激増した負傷者のせいで碌に眠れてなく目にクマが出来ている蟲柱・胡蝶しのぶ

 

「…(ハイゼンベルク…。一体何者なのだろうか? 鬼殺隊を襲撃する理由は何だ?

それに奴らは鬼殺隊だけではなく鬼にも攻撃を加えていると聞く…何が目的なんだ…?)」

 

口には出さず心ではハイゼンベルクという人物の目的を考えている水柱 冨岡義勇

 

「育手の皆には出来る限り人材を最終試験に送るように伝えているけど人手不足は当分の間は続くだろうから皆には苦労を掛けて済まないね…」

 

産屋敷も今の鬼殺隊の不味さが重々承知しており何とかしようと足搔ている。

 

「お待ちくださいお館様」

 

ただ一人産屋敷に異を唱える青年がいた。

 

「何だい? 有坂

 

それは【知恵柱】とである有坂勇三郎だった。

有坂家は煉獄家と同じく産屋敷家に仕えて鬼狩りを生業とする一族で現在、勇三郎はその当主であり鬼殺隊の大きな影響力を持ってる人物でもある。

 

「お館様… 無礼を承知で進言いたします

鬼殺隊の最終選別ですがアレはもう()()()()()です」

 

「それは…どうしてだい?」

 

有坂の言葉に一瞬だが言葉を詰まらせる産屋敷…。

 

()()()()()()だからです

30人以上の候補がいて生きて帰れるのがたったの2~3人で下手したら誰一人戻りません。

そして鬼殺隊に入隊しても高すぎる死亡率のせいで直ぐに居なくなってしまいこれでは人手不足になるのは当たり前です。

100歩譲ってやるのはいいですが柱または経験豊富な隊士を監視役として配置はすべきです。

候補者達は鬼殺隊の将来を背負う者達です。そんな彼らを犬死させるなど愚の骨頂です!」

 

「…」

 

産屋敷は黙って有坂の言葉を聞いている。

 

「重ね重ね言いますがお館様はあの藤襲山を管理出来てるとは思えません

周りの藤の花が覆っているから鬼は出られないと思っていますがそれは絶対でしょうか?

あの山に居る鬼は全て弱い鬼でしょうか? そこの調査は出来ていますか?」

 

「それは…」

 

「おい! てめぇ…!お館様に対してどういう口を聞いてんだァ!」

 

有坂の言葉に言葉を詰まらす産屋敷にそれを見た不死川実弥は有坂に食ってかかる。

 

「ですから私はあの山で行う最終選別は無駄で非効率だと言うのです!

そんな選別の仕方より我々柱が直々に候補者達を試験または鍛錬を施して選別をするのです。

少なくともそのやり方の方が候補者達の無駄死にさせず多くの有能な人材を見つける事が出来るでしょう」

 

「おい! 無視すんじゃねェ!!」

 

不死川の怒りなど無視して有坂は自分の考える鬼殺隊の改革を産屋敷に進言するがソレを見た不死川はますます有坂に怒りをぶつける。

その不死川にうっとおしそうにチッと舌打ちをして不機嫌な表情で有坂は不死川実弥に顔を向ける。

 

「さっきからうるさいぞ! 私は今お館様に話してるんだ! 能無しのお前には分からない話だから黙っていろ!」

 

あァ!!」

 

有坂に能無しと言われブチ切れた不死川実弥は日輪刀を抜こうするが

 

「たく…! いい加減しろよお前らよ!」

 

それを止めたのは宇髄天元だった。

心底ウンザリした顔で不死川と有坂を睨みつけ他の者達もまたか…と溜息ついて二人を見る。

 

不死川実弥と有坂 勇三郎

この二人は顔を合わせる度にコレなのだ…。

大きな理由としてはまず二人の思想の違いだ。

不死川は言葉が悪く粗暴に見えるが正義感が篤く礼節と和を重んじるのに対して有坂は相手が先輩だろうが鬼殺隊の首領である産屋敷に相手でもズバズバと自分の意見を言うのだ。

有坂の行動は不死川からみれば組織の和を乱し礼節が欠けている物で容認できないし何より産屋敷に対して人一倍忠義を抱いており彼にとって産屋敷を愚弄するかのように意見する有坂に怒りを抱いて当たり前だった。

 

一方有坂は目上の者でも関係なく意見を言うし反論もするが言ってることは正しいし適切な意見だから相手はあまり強く言えないのだが言われた相手は彼に対してあまり良い感情が抱けないのだ

また有坂は任務に行く際は必ず数人の隊士を同行させ地形を見て作戦を考え不利だと悟ったら直ぐに自身が殿を務めて退却するなど隊士の生存を重視しているので彼の隊は生存率がとても高いのだ。更に有坂は鬼殺隊の非合理な組織体制と殉職率の高さを問題と見ており産屋敷に積極的に鬼殺隊の改革を訴えている。

 

しかしそんな彼にはある問題があった…それは鬼殺隊隊士の生存を重視するあまり時には作戦の為に一般人の犠牲にしたことがあるのだ。

勿論、有坂は一般人の犠牲が出る前に鬼を仕留める事が目標にしているのだがある任務での話だ。

相手があまりにも強い鬼だったために有坂は直ぐ撤退したのだがその鬼はその日の夜に集落の村人を数人食い殺したのだ。

その鬼は翌日、作戦を立てて対抗策もしたの有坂と隊士達に容易に討ち取る事が出来たのだが、それを知った不死川実弥は激怒し柱会議の裁判で有坂を切腹を申し立てたのだ

実弥だけではなく他の柱達も有坂勇三郎の行いに怒りを抱いていて実弥の意見と同調していた。

これに対して勇三郎は…

 

あの撤退は正面では確実に敗北するため無意味な犠牲になるだけで同行した隊士達の生存を重視した上だった。あのまま戦えば自分達を全滅してただけではなく鬼の糧となり強くなった鬼によって後続の隊士達が犠牲になる可能性が高かった。

 

撤退はしたが自分は鬼の監視は一切怠っておらず直ぐに討伐出来るようにしており事実は我々は直ぐに標的の鬼を討伐している。隊士達は一切犠牲になっておらず集落も一家族は犠牲になったが集落全体から見れば最小限の犠牲で留められた事

 

このように真向から反論し自分と隊士達に非は無いと言い勇三郎の反論に産屋敷と柱達は呆気に取られてしまった。

更に…

 

此処にいる者達は自分を死罪と言ってるがそもそも鬼殺隊は政府非公式の組織であり隊規も法的拘束力もない。よって自分はそれを受ける必要もなく此処にいる全員に自分を死罪にする資格もない。

どうしても死罪にしたいなら正式に裁判所で大日本帝国の憲法と照らし合わせ裁判官に自分の所業を伝えて判決を下せばいいだろう。

自分は間違ってる事は言っているだろうか?

 

鬼殺隊の隊規など何の価値もないと宣言したのだ。

この言葉に実弥と杏寿郎、小芭内は青筋を立て目は血走り怒りに震え今にも飛び掛かろうとしてた。

 

天元と行冥は勇三郎の言い分には一理あり派閥の事を含めて冷静に考えていた。

 

しのぶと蜜璃は実弥と杏寿郎と小芭内の三人に冷静になってと諫めていた。

 

義勇と無一郎はどちらも中立を取って産屋敷の判断に任せる事にした。

 

「…」

 

産屋敷耀哉は座敷で混沌と化した庭を見つめて冷静に考える。

確かに勇三郎の言葉に間違いはなく自分達に彼を死罪にする資格などない。

とは言え(勇三郎)が罪なき一家族を犠牲にしたのは事実でありなんの咎が無ければ鬼殺隊の中から納得しない者が出てきて()()()()に発展するだろう。

何故なら鬼殺隊は二つの派閥が出来てしまっているからだ。

 

一つは従来と同じく悪鬼滅殺を掲げ罪なき人々を鬼から守り隊規を絶対とする保守派。

 

もう一つは勇三郎が筆頭とし隊規を廃止させ鬼殺隊の改革を訴えて組織を生まれ変わらせようとする改革派。

 

この二つの派閥が勇三郎の処罰を難しくしてる…。

もしも実弥の言う通りに勇三郎を処刑したら間違いなく改革派は黙ってないだろう…。

逆に保守派は勢いづき改革派を潰そうと躍起になり改革派はそれに抵抗して泥沼の抗争に陥り鬼殺隊は瓦解…自滅するだろう…組織の長としてそんな事は絶対に許すわけにはいかない。

考えに考えた耀哉は勇三郎に半年間の謹慎処分にした。

実弥を始めとした数人は産屋敷の判決に猛反対したが天元と行冥が反対者を宥めて落ち着かせた。

こうして勇三郎の柱裁判は終わりを迎えたのだった。

 

 

 

こういった確執があって柱達だけではなく鬼殺隊は隊士同士なのにギクシャクな関係になっており天元と行冥は苦心しながらその場を治める緩衝材として動いていたのだが現在は人手不足によってその役目が果たせず勇三郎はこれを生かして改革派の勢力増大に成功させており勇三郎は鬼殺隊の中で首領である産屋敷に匹敵する影響力を誇っていた

 

「お館様。鬼殺隊もいつまでも古臭いやり方と下らない隊規に縛られていてはなりません

戦国時代ならともかく今は大正です。鬼殺隊も時代に合わせて変わらなければなりません。

組織を改革し政府公認の組織となり国家一丸となって鬼、無惨を討伐するのです」

 

これこそ勇三郎を始めとした改革派が目標とするもの…鬼殺隊は国家公認の組織となって政府と共に鬼を討伐することである

 

「有坂! 前も言ったはずだろう!!

我々は政府と手を組む必要はない!! 」

 

勇三郎の言葉に反論する杏寿郎。

 

「杏寿郎。現実を見たらどうだ?

鬼殺隊は1000年も無惨を追いかけてるが一向に討伐出来てないじゃないか。そもそも鬼という凶悪な生物を一華族が対処してるのがおかしいんだぞ?

こんな泥仕合いつまで続けると言うんだ?」

 

「…ッ」

 

「お館様。どうかご決断を…

このままでは無惨を討伐するなど不可能です。」

 

「…」

 

「何を黙ってるのですか! 貴方もこのままだと無惨を討伐するのは不可能だと分かっているはずです!!

無惨だけではない! ハイゼンベルクという輩にも対処も出来ません!!」

 

押し黙る耀哉に勇三郎は声を荒げる。それを見てた柱達も落ち着くように宥めるが…

 

「これだけ言っていると言うのにまだお分かりにならないのですか!!

良いですか…! 貴方は、我々鬼殺隊は今、崖っぷちの窮地に陥ってるのです!

このような状況だからこそ私は改革を訴えておるのです!!」

 

「…」

 

「ッ!!

何も決断を下せないのなら鬼殺隊の指揮権をどうかこの私にお譲りください!! 貴方は資金を与えるだけで構いません!!」

 

判断を下さない産屋敷に勇三郎は不満が溜まっていき鬼殺隊の指揮権を渡す様に要求した。

 

「有坂ァ手前ェ…!!いい加減にしやがれェ!!!」

 

余りにも無礼な勇三郎に実弥は我慢の限界だった。

実弥だけではない… 杏寿郎や小芭内、周りを抑えていたと天元と行冥、中立の義勇と無一郎ですら勇三郎に怒りの目を向けていた。

しかし勇三郎は怯まない。

 

「何がいい加減にしろだ? お館様はこの状況に判断が出来ないからいっそ私に指揮権を渡せと言っただけで何が問題だ?」

 

「いい加減にしろ!有坂! お館様あってこその鬼殺隊だぞ!!

お前の態度は最早擁護出来ぬ!!」

 

「悲鳴嶼の旦那の言う通りだぜ。いくら何でもやり過ぎだって分からねぇのか!」

 

「お前は柱でありお館様は主君だ…お前の先ほどの行動は裏切りだぞ」

 

今まで周りを抑えていた行冥と天元は有坂に我慢の限界だった。

勇三郎の発言は産屋敷もとい鬼殺隊の裏切りだと怒りを向ける小芭内。

 

「先程の発言は捨て置けん!! お前はお館様を何だと思っている!!!」

 

代々産屋敷に仕えてきた煉獄家の杏寿郎は激怒していた。

 

「有坂さんには薬を件では感謝してますが今のは見過ごせません! いくら何でも言い過ぎです!」

 

「みんな止めて!! 喧嘩なんか駄目よ!!」

 

しのぶも勇三郎の発言に怒りを見せており蜜璃は何とか周りを宥めようと必死だった。

 

「どいつもこいつも随分と偉そうな口を聞いてるが何もわかってないようだな…」

 

「何だと…!」

 

周りの怒りに勇三郎は呆れたような言葉に義勇は訝しむ。

 

「分かってないようだから言ってやるがお前達は柱になって何をした

言ってやろうか。ただ鬼を狩っていただけだ

 

「何が言いたい…?」

 

無一郎は反応する。

 

「私は柱になってからも鬼を狩りながらも鬼殺隊をどのように改善しようかと常に考えていた。

どうすれば隊士達の殉職率を下げられるのかどうすれば効率よく鬼と戦えるのかどうすれば隊士の質を上げられるのかとな

だから思いついた事を他の隊士達の意見を聞いて時には隊士達に相談もした。」

 

「…」

 

全員が黙って勇三郎の言葉を聞く。

 

隊士の質を上げる為に定期的に私自身が隊士達の鍛錬を施し生存率を上げる為に部隊を組ませて連携出来るようにした

()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()と違ってな

 

「…ッ!」

 

見下す様に伊黒小芭内を見る勇三郎。

 

「お前達はどうだ? 私は柱として任務をこなしながら鬼を討伐し鬼殺隊の戦力強化と効率化を進める事が出来たぞ。」

 

「「「「…!」」」」」

 

「事実私が手ほどきした隊士達は次々と鬼を討伐しながらも生存もして戦果を上げ続けている。

今の鬼殺隊は人不足ながらも何とか回っているのは私の部下達が補助してくれてるからだ。

一方 保守派とか言われてる奴らはどうだ? 任務に行っては死んでいきどんな敵なのか情報を残さない。人々を守るなど言いながら相手の実力の差を理解せず無計画に突撃して死んでいく…無意味な自己満足しながらな」

 

「貴様…! 彼らを侮辱する気か!!」

 

死んでいった隊士達を馬鹿にするように言う勇三郎に杏寿郎は殺意をむき出しにする。

 

「事実だろう? だからこんな状況になってるんだぞ。」

 

「くっ…!」

 

「分かったか? 鬼殺隊がこうしてギリギリながらも持ちこたえているのは私と部下達のおかげだぞ。

だがそれでも何とかしようと必死に考えてる中、貴様らは何だ? 鬼殺隊の現状を理解してないのかお館様お館様と馬鹿の一つ言葉でイチイチ私に突っかかり邪魔ばかりをする…!

ハッキリ言ってやる! 何もしない貴様らは私を批判する資格などない!!!

私を批判したいなら少しでも鬼殺隊の改善を考えたらどうだ!!!」

 

勇三郎はそう言って屋敷の外へと向かっていく。

 

「待て有坂! 柱会議は終わっていないぞ!!」

 

「こんな無意味な会議など時間の無駄だ!隊士達の鍛錬を施した方がずっと有意義だ!! 」

 

有坂!!!!」

 

行冥は呼び止めるが有坂は立ち止まる事はなく屋敷から出ていったのだった…。




有坂 勇三郎(24歳)

15歳に鬼殺隊に入隊。
両親は煉獄家と同じく代々産屋敷一族に仕えて鬼狩りを家業としてきた一族である
両親も鬼殺隊だったので彼もまた鬼殺隊として鬼狩りにすることになった。
しかし入隊して直ぐに鬼殺隊の組織の歪さと非効率に不満を持ち始めた。
入隊して間もないのにたった一人で鬼を討伐してこいの無茶ぶりに辟易して必ず組織改革をすると強く誓った。

柱となった彼は直ぐに組織改革のために様々な案を当主である産屋敷に伝えて改革を迫ったが産屋敷は乗る気が無いのか非効率な組織運営を中々変えず彼を苛立たせている
他の柱とはあまり仲が良くなく特に【風柱】の不死川実弥とは犬猿の関係で殺し合い寸前まで行ってしまいその度に悲鳴嶼行冥や宇髄天元が間に入って二人を諫めている。
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