スタンド使いの見える日常   作:水華

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回りくどいタイトル、すみません、良いネーミングがどうしても浮かばないっすアニキ!
いかん、深夜テンション♪


5話、路地裏の先へ

ス茶葉ックスを出た3人、ハナはせったくだからと誘うも、天音は忙しいと言ってさっさと離れて行くのだった。

 

そして辿り着いたのは1件の廃墟、元は複数のテナントが入る小さなビルだったが、不審火からの怪奇現象が多発して次々に撤退、取り壊す事に成ったものの、小さな事故が多発して遅々として進んでいなかった。

 

「・・・」

「えっと、お嬢さんどうしたのかな?」

「依頼の件で来ました」

「えっ!もしかして担当の霊能力者?」

「・・・」コクリ

(まだ子供じゃないか、本当に大丈夫か?)

ビルの前に待って居たスーツのサラリーマンが、今回の依頼者である不動産の営業だったが、天音の見た目で心配されていた。

 

「この程度、私だけで十分」

「は、はぁ、そうですか・・・」

「始めても?」

「あ、お願いします」「ん」

天音はビルに入り、1階から祓魔(ふつま)を開始する事にし、散策する。

 

【結構居るわね】

「・・・」

 

【うぅうぅ】【オオオ】【あついあつい】

見渡せば、小さいおじさんをはじめ、大きいおじさん、手足が複数の悪霊(ディーモン)もいた。

 

「メタトロン」

重なる様に天音の背中から3対の翼を展開し、羽を飛ばす光羽の短剣(フェザーダガー)にて一気に殲滅する。

 

シュボォォォ

【ギャァァ】【グォォ】

 

フォトンの火力を調整し、周囲への被害を抑えて、悪霊のみを消滅させて行く。

 

【お前見えてるぅぅ】【あつい~】

異形が天音の存在に気付いて襲い掛かる。

 

断罪の剣(ジャッジメント)」ザシュ

【ギィ】

ザンザン、ザン

【あ、あぁあ?つい~

天音の右手の甲に重なる様に生えたメタトロンの右手、そこから発生した断罪の剣(ジャッジメント)、フォトンで出来た剣で最初に到達した異形の悪霊に不意討ちで斬りつけ、怯んだ所で追撃とし首をはねる。

そして、『あつい』と言っていた悪霊の顔を斬りつけると同時に後ろに跳んで光羽の短剣(フェザーダガー)を全身に刺して一気に燃やす。

 

その後も光羽の短剣(フェザーダガー)断罪の剣(ジャッジメント)で悪霊を祓魔して行き、屋上で最後の悪霊を祓ったのは30分後だった。

 

「終わりました・・・」

「えっ もうですか!」

(早すぎないか?お祓いってもっと時間かかるんじゃ、知らんけど・・・)

入り口で待っていた男に報告すると驚いた表情を浮かべて、そして見慣れた猜疑心(さいぎしん)の宿った目に変わる。

 

「その、早すぎませんか?いったいどの様な方法で徐霊をなさったのでしょう?」

(はぁ~メタトロンお願い)

【はいはい、いつものね】

顕現したメタトロンは男の首筋を()でる。

 

「えっ⁉」

キョロキョロと辺りを見渡すが、当然誰も居なかった。

「うぉ?!?」

いきなり腕を掴まれて慌てて鞄を手放して手を引いた。

「なっ・・・」

落とした筈の鞄が目の前で浮いていて、男は絶句する。

 

【フフフ、ゴメンなさいね、やり過ぎちゃったわ】

「はい、まだ足りない?攻撃も見せる?」

「ヒィ!」

鞄をメタトロンから受け取った天音が、男に差し出しながら親切でフォトンを見せるか聞いたつもりが、男には『(うるさ)い、まだグダグダ言うなら体に教える?』っと言っている様に捉えていた。

 

「だ だだ、大丈夫です!後日振り込みます、では仕事がこれで!」

「?」【あらあら、フフフ】

そそくさとその場を離れる男に首をかしげる天音、メタトロンは気付いても教える気はなかった。

天音と別れた後、みことハナはドンキに行き、数珠を4つ購入したが、途中で通った路地裏にて黄色い作業着に首に鎖を巻いた『かゆい』と呟くナニカにみこの2つ数珠は弾け飛んだ。

2つはハナにあげていた為、泣きながらその場を離れた。

 

商店街の一角に占い師の老婆、ゴッドマザーが営業をしていた。

「すみません、強い数珠ありますか」

「すぐ壊れないやつ!」

みことハナの2人は、壊れた数珠の代わりに売ってそうな店に居た老婆に尋ねる。

「あらまあ可愛らしいお客さんだねぇ」

(なんだいガキじゃないか・・・)

 

「強い数珠ね、今丁度開運パワーのやつがあるんだよ・・・」

(ガキは金にならないし、適当なの3千円ぐらいで売るかね・・・)

棚を探して、見つけた物を渡しながら

「ほれ、強いパワーがギチギチに詰まってるよ」

「着けてもいいですか?」

「もちろん」

 

パァァン!

 

腕に着けた瞬間に弾け飛んでしまった。

「あっ・・・また壊れた!」

「あの・・・」

 

「ああ、ゴムが劣化してたんだね~ごめんよ、今別の出すから・・・」

(いや、違うね・・・うっすら見えるよ黒い(もや)が・・・)

(なんで憑いてくるの・・・)

みこの後ろには、先程のナニカが手をグッパッと握ったり開いたりしていた。

 

【かゆい】

 

「お嬢ちゃん最近妙なものが見えたり」

「ないです」

「何かおかしなことが」

「ないです」

 

「えっなにっ何の」「何でも無いよ」

「でも」「みょーんて見えるかって」

「みょーんって何?」

「めまい的な?」

怯えるハナの質問に、みこは適当に誤魔化した。

 

(徹底して無視のスタンス、(したた)かな子だね・・・)

(ていうか左の子、生命オーラすごいね・・・いや、ホント凄いな・・・)

ハナの生命力に驚くも、ここまで凄かったら見えなくて、引き寄せても影響は無いとそのままにする事にし、見えるみこに同情して、自身の最高傑作を出す事にした。

 

「安心しな、お嬢ちゃん」

「正真正銘、うちの最高の一品さね、お代はいらん持っていきな!」

パァァァァ

 

【かゆぃぃぃぃぃぃぃぃっぃぃぃぃぃ】

 

パァン!

 

「ちょ、大丈夫おばあちゃん!」

最高の一品が弾け飛んで、ゴッドマザーに直撃し、ハナは慌てて心配、みこは唖然(あぜん)としていた。

 

トストス、シュポ!

【かーゆうう・・・】

(えっ・・・)

みこが振り返るとナニカが燃え上がって、少しずつ消えて行く所でした。

ー天音側Startー

 

時は少し巻き戻り、早く仕事を終えた天音は、すぐに帰るのもどうかと思い散策する事にした。

 

(この辺りも低級だけどいる)

(【ええ、多いわね、祓う?】)

(いい、ほっとく・・・)

低級の悪霊は、いくら祓魔してもキリが無いため、基本的には見えないふりでやり過ごしている。

当然、メタトロンと話すのもアウトな為、魂のパスを利用した念話で話している。

 

(【あら?偶然ねぇ・・・】)

(?  どうしたの)

(【フフフ、あれを見て、みこちゃんよ・・・また付きまとわれている様ね】)

 

「・・・」

視線も先には占い師に対面するみことハナがいた。

その後、しばらく様子を見ていると、どうやら数珠を買おうとしている様だが、最初のはみこの後ろにいる悪霊の圧力で弾け、その後、先程よりも力の籠った一品を渡すも、悪霊が雄叫びをあげると、数瞬の拮抗はしたが、結局弾けている。

 

(【あらあら、おばあさんの力より少し強めの数珠っぽかったんだけどねぇ】)

「・・・準B級ぐらい?」

(【どうするの?】)

メタトロンの問い掛けに少し考えたが。

 

「やって・・・」

【フフ、分かったわ・・・光羽の短剣(フェザーダガー)!】

顕現したメタトロンが翼から光る羽を飛ばして突き刺し、一気に燃やして浄化する。

 

ー天音側Endー

 

(これって・・・)

みこが辺りを見回すと、天音と傍らに浮遊しているメタトロンをみつける。

 

天音ちゃん!とメタトロンさん

「・・・」

【フフフ、また逢ったわね】

 

「あっ、ホント天音ちゃんだ!」

ハナも天音に気付いて話し掛ける。

 

「もう、言ってた用事って終わったの?」

「・・・ん」

【むしろ早く終わっちゃって、暇してたわね】

「!」

メタトロンの呟きはハナには聞こえてない、逆にみこにはハッキリ聞き取れている。

 

「天音ちゃんも一緒にどう?」

「お!良いねみこ、天音ちゃんも一緒に遊ぼうよ」

「・・・」

【フフフ、せっかくのお誘いです、天音もたまにはね】

微笑みながら諭すメタトロンに折れて、タメ息をひとつ

 

「はぁ~分かった・・・」

「お~やった~♪」

 

「じゃあ2人は先行ってて、直ぐ追う」

「えっなんで?別に待ってるよ?」

天音は老婆に話が有った為、みことハナを遠ざけようとしたが、ハナは待つ気で上手く行かなかった。

 

【ちょっと、そこの老婆と霊関連の話がしたいの、ハナちゃん見えないんでしょ?怖がらせちゃうわよ・・・】

(あぁハナ怖がりだから・・・気になるけど仕方無いよね)

 

「ほら、ハナ行こ」

「ちょ みこ?」

ハナの背中を押しながらみこはその場を離れた。

 

「・・・こんにちは」

「・・・あ ああ・・・」

みこ達が十分に離れたのを確認してから、天音はゴッドマザーに話し掛ける、老婆も放心から立直り、(かろ)うじて返事を返した。

 

「こっち、見えてる?」

「お前さんも見えるのかい・・・いや、アタシよりハッキリ見えてそうだね」

(隣の白い靄はナニカいるね・・・悪いものじゃ無さそうだが)

【ん~ピントが合ってない様な違和感、ハッキリ見えてないわね】

(そっか・・・)

「私はスタンド使い、聞き覚えは?」

「いや、ないね~ なんだいそりゃ・・・」

 

「ん、こんな感じで精神エネルギーを具現化する」

天音の指差した先にはメタトロンが手を振っているが、老婆には人型の白い靄が動いている様にしか見えなかった。

 

「それかい、アタシには白い靄にしか見えないよ・・・」

「この町は他より悪霊(ディーモン)が多い、何か知ってる?」

「ん?で…モン?」

「・・・悪霊(あくりょう)、異形の幽霊達・・・」

「あぁ・・・知らないね~それに力の限界を感じてね、もう店仕舞いさね・・・」

 

「そう・・・」

用は済んだと、立ち去ろうとする天音

「お嬢ちゃん、あんた何処の所属だい・・・」

落ち着いた様子や質問から老婆、ゴッドマザーは天音が何処かの退魔(たいま)組織の所属と予想した。

 

「・・・教会」

「・・・そうかい・・・」

(教会・・・知らないな、キリストのかね~?まぁもう関係ないがね)

 

「あっ天音ちゃん」

「終わったぁ?、おばあさんと何話してたの~」

「ん・・・内緒」

「え~まぁいいや!じゃぁ行こっか おしり饅頭が待ってるよ~♪」

「おしり?」

「ハナ、落ち着いて」

「プニプニモチモチでとっても美味しいんだよ♪」

「そ そう・・・」

【フフフ、(にぎ)やかね~】

「はい」

(ハナと居ると落ち着く、それに天音ちゃんとメタトロンさんも良い人?そうでよかっか・・・)

 

「ん?どうしなの?」

「・・・」

「なんでも無い、行こ」

 

ToBeContinued




う~ん、原作メンバーの口調とか言い回しトレース出来てるか不安です。

因みに天音ちゃんとメタトロンは完全に開き直って無愛想少女とお姉さん風を意識してます。
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