私は魔法少女♪(ただし魔法は使わない)   作:とかとか

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他の連載があるのに巫女が好きすぎてやってしまいました。
暖かい目で見てくださったらありがたいです。


魔法との出会い(ただし気付かない)

皆様、初めまして。

私はどこにでもいる小学3年生、名前は柊 みそぎと申します。

職業は先程書かせていただいた小学生で、副業に八束神社で巫女の見習いをしております。

実家は神社で、しかも遠い所にあり、私は今訳あって一人暮しをしています。

そんな私は今日、魔法少女(?)になりました。

 

 

 

魔法少女とは、日本のサブカルチャーにおけるキャラクターの類型の一つ。

魔法などの不思議な力を使い、騒動を巻き起こしたり事件を解決したりする。

 

 

 

以上、wiki先生からです。

この話、お姉ちゃんの友達にしたらなんて言われるでしょうか。

きっと写真を撮られたりするでしょうね。

ですが、正月か夏休みくらいしか帰省が出来ないので、伝えるに伝えれませんが………。

まぁ大丈夫でしょう。

この時、電話で伝えると言う手段があったのですが、頭からすっかり抜け落ちておりました。

さて、何故こんな私(巫女見習い)が魔法少女になったのか、まずはその始まりを話していきたいと思います。

そう。

あれは私が同じクラスの友人と別れた後、いつものように八束神社に着いた時の事です。

その日はアルバイトの巫女さんの神咲 那美さんが病気の為、お休みでした。

なので神咲さんの分も済まそうと思っていました。

その途中、子狐の久遠ちゃんの餌やりもしなくては、と思い、とりあえず私は巫女装束に着替え、久遠ちゃんを探しに出ました。

久遠ちゃんは頭のいい子狐なので、私に気付いたらすぐに出てきてくれると思うんですけれど。

なので私が久遠ちゃんを探していたのですが、この日に限って神社の中では姿が見えませんでした。

仕方がないので、私はいつものように境内を掃除しようと箒と、とりあえず(ぬさ)(通称お払い棒)を持ち、外に出た時です。

そこには、久遠ちゃんと睨み合っている大きな黒い犬がいました。

なんでしょうね、これは。

思わず呆気にとられて見ていると大きな黒い犬が久遠ちゃんに噛み付こうとしているじゃありませんか。

なので私はつい、久遠ちゃんの前に出てしまいました。

そして、大きな黒い犬の噛み付こうとしている時と同時に幣を構え、大きな黒い犬の噛み付きを受け止めました。

意外とこの犬はやるようです。

腕が痺れて来ました。

ですから一度、思い切り力を抜きました。

すると、犬は前のめりになり、頭から倒れました。

………もしやこの犬は妖魔の類いなのでは?

そんな事は無いと考えつつ犬の方を見る、うん。

これは完全に妖魔の類いだと確信するのに時間は余り掛かりませんでした。

私の地元ではこのような妖魔の類いが出なかった為、比較的平和だったんですが、やはり少し都会に出てみると違うものですね。

さて、この犬は今の私の実力で祓えるのでしょうか。

とにもかくにも行動あるのみ。

犬が立ち上がると同時に私は幣を振るい、犬の顎を捉えます。

犬は何やら吠えようとしていたのでしょうか、出鼻を挫かれたかのように『ぐふぅ』、と殴られたかのような声を出しました。

何でしょうか、この罪悪感。

とりあえずこの罪悪感は久遠ちゃんを守る為にやっている、と言った理由で捩じ伏せ、押さえ(抑え?)込みます。

すると、犬は顎が上に向く衝撃を利用し前足で私を股から裂こうとしていました。

あぁ、いえ、本当に裂こうとしていたのかどうかは知りませんよ?

これはあくまで私のただの勘です。

本当に裂こうとしたのか、それともただ勢いで前足が来たのか、それは永遠の謎ですね。

私としては別に当たっても構わなかったのですが、流石に久遠ちゃんが見ている手前、格好悪い所は見せる訳には参りません。

なので華麗に回転しながら避けて見せました。

この場合は、魅せました、とも言います。

そしてその回転の勢いを殺さず横凪ぎに幣を振りかぶるかのように犬の土手っ腹にぶちこませます。

犬は吹っ飛びました。

………この場面だけ見れば、私が力任せに犬を吹っ飛ばしたように見えますが、私はただ力の向きを強引に変更しただけです。

舞の応用です。

さてさて、犬が目に見えて弱っているように見えました。

そしてその額に光っている青い菱形の形をした謎の石。

これは私でなくともお分かり頂けるでしょうが、確実にあの石が原因でしょう。

とりあえず私は地面の砂を掴み、犬の目を目掛けて投げました。

勿論これは目潰し目眩ましの為のモノ。

それにより出来た隙を最大限に活かし、私は犬に近寄ると、幣の先端で犬の額と石の間に捩じ込みます。

そしてテコの原理を利用して石を犬から除去する事に成功致しました。

すると、犬はどんどん小さくなっていき、その姿はどう見ても子犬にしか見えなくなっていました。

………野良犬でしょうか、いえ、よく見れば首に首輪がついてますね。

でしたら飼い主がどちらかにいらっしゃるやも知れません。

そう言えば、先程抉り飛ばした青い石は何処に行ったのでしょう。

と、そのような事を考えていた時の事です。

私の目の前には怪鳥がいました。

いやぁ………かなり驚きましたね。

大きさは約3m。

軽く私の3倍ですね。

その怪鳥は何を思ったのか、いきなり私目掛けて(くちばし)をまるで刺すような勢いで突き出して来たのです。

勿論避けましたよ?

そしたら私がもともといた場所の石畳に深く深く突き刺さっていました。

私は石畳を傷付けた事に軽く腹を立てながら、怪鳥の方へ目を向けました。

いえ決して、決して怒ってはいませんよ?

ただ粛清して差し上げるだけの事です。

私は地面を蹴り、約2mの高さの怪鳥の御首級(みしるし)を狙い、幣を降り下ろしました。

見事にhitし、怪鳥は『ギエエェ』と悲鳴をあげ、地面に激突しました。

………う~ん。

どうやらまだ息があるようです。

私としては一撃で仕留めたかったんですが、当たり所が悪かったのか、まだヒューヒュー言っています。

その怪鳥をよくよく見れば、その怪鳥のおでこの部分にもあの例の青い石がありました。

…………何でしょう。

最近こういったイタズラが人気なんでしょうか?

とりあえずこちらもテコの原理を用いて抉り出しておきます。

すると、怪鳥はみるみる小さくなっていき、最終的には真っ黒な鴉になっていました。

その鴉はキョトンとしたような顔を浮かべ、どこかに飛んでいきました。

私に少しでも動物の声を聴く事が出来れば良かったのですが、生憎私にはそのような特殊能力はありません。

もしあったとすれば、久遠ちゃんと話したり出来たのに……。

まぁ、自分に無いものをねだっても仕方ありませんよね。

さてさてさて、そう言えば私自身もすっかり忘れていましたが、この二つの青い石、どうしましょうか。

とりあえず交番にでも………いえ、駄目でしょう。

この青い石にはどうやら普通の動物を妖魔のような化け物にしてしまう、なんとなくそう思いました。

…………まぁ、この考えは後にひっくり返ってしまうんですけどね。

今日は陽もくれて来ていたのでとりあえず簡易的に封印を加え、家(神社)に帰る事にします。

………ふふふ。

最近楽しみにしているアニメ、『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』が始まる時間です。

かのfateシリーズのスピンオフ、主人公は原作では不遇な立場にあったイリヤちゃん(本名・イリヤスフィール・フォン・アインツベルン)が活躍する作品で、この作品を見るたびに元気を貰ってますね。

私は久遠ちゃんを連れ、家に入り、巫女装束からいつもの私服に着替え、風呂に入り、ご飯を食べたのち、テレビのスイッチを入れました。

どうやらぎりぎり間に合ったらしく、丁度始まっている所でした。

 

 

30分後

 

 

ふぅ………。

今日も面白かったです。

やはり、魔法少女とは素晴らしい。

………私も、魔法少女になれたらいいのに。

 

 

 

 

そうですね。

私がこう思った事が全ての始まりでした。

 

 

 

 

その瞬間です。

私が封印(軽く)をした筈の青い石が二つとも光だしました。

そしたら青い石が二つくっついてハートのような形になり、更にそのハートのようなモノがくっついた指輪が私の掌に乗っていました。

とっても綺麗なのですが、そもそもどうしてこんな事に?

…………まさか、無いとは思いますが、魔法少女になれたり、するのでしょうか。

まぁ、考えるより実行する事にしましょう。

私は指輪を腰にベルトがあると仮定し、シャバドゥビタッチヘンシーン!

ワタシノカラダガヒカリダスー。

私はいつのまにか一瞬だけ裸になった後何故か巫女装束になっていました。

…………あの青い石は動物を化け物に変えるモノでは無かったって事ですか?

でも普通の巫女装束と違い、赤い部分が全て青色になっていました。

……………普通の巫女装束でした、本当にありがとうございます。

そして手には幣が………。

あれ?これ、いつもの私の格好の色違いなんじゃ……。

なんと言うか………頭が痛くなって来ました。

私には理解できない世界です。

………解除、どうするんでしょう。

あ、元に戻れました。

訳が分かりません。

仕方ないので私は床に布団を敷きました。

何故って?

明日も学校だからです。

指輪はそこら辺に置いておき、とりあえず久遠ちゃんを抱いて眠りにつきました。

何て言うか、もうこんな不思議指輪なんてどうでもいいです。

………そして、この変身の仕方は確実に魔法少女だと確信したのは、次の日のお昼頃でした。




主人公が誰と姉妹かは分かりますよね………。
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