ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
9月27日、名古屋駅にて。特急ひだもそろそろHC85系になってしまうから、シオンちゃんに混じって乗りに行くことにしよう。しかも人生20年やってきて不名誉なことに、高山の市街地に一度も上陸したことがないのだ(*1)。ちなみに前々日に大阪で1人で出向いていたことは、Aqoursのメンバーにも内緒である。
シオン「僕も初の高山、楽しみです!!」
俺「でしょ?」
その時だった。澁谷かのんちゃんと嵐千砂都ちゃんが現れたのだ。
シオン「かのんちゃんとちーちゃんいつの間に!?」
千砂都「やっほーシオンちゃん…ってなんで由美さんがいるの?」
シオン「だって中京民として人生20年やってきて高山行ったことないって言うから仕方なく…」
かのん「な・に・が、仕方なくなのかな?」ハイライトオフ
シオン「いけなかった?」
かのん「高山への初遠征なんだから、3人で行きたかったの!!」ハイライトオフ
千砂都「そうだよ!!せっかくシオンちゃんを独占できるいい機会だったのに!!」ハイライトオフ
これ帰ったほうがいいかな俺…。しかしこのあとの展開が意外だった。
かのん「そうだ。今回の高山遠征で、由美さんのことも私たちの虜にしちゃえばいいんだ!!」ハイライトオフ
千砂都「だから、ここでは帰さないよ、由美さん?」ハイライトオフ
うわ、帰ろうとしたのバレた。
シオン「そんな茶番は置いておいて、とにかく行くよ!!」
全員「待ってええええ!!」
こうして俺たちの高山遠征は始まった。
【OP♪葉加瀬太郎『Bon Vovage』♪】
乗ったのは特急ひだ5号。これに乗って高山まで行くことにする。
俺「そういえばシオンちゃんってどうして千砂都ちゃんのことをちーちゃんって呼んでるの?」
千砂都「私が強制しているの。だって大事な仲間なんだもん」
かのん「そういう由美さんだって、シオンちゃんたちに先輩呼びを禁止したり、タメ語を解禁したりしていると聞きましたけど」
俺「だって先輩呼ばわりとか敬語とか、後輩を持ったことがほとんどないし、俺慣れないの。できれば対等な関係で絡みたいなって」
かのん「ふーん…それなら由美さんのこと、『ゆーみん』って呼んでもいい?」
俺「…いいけど」
千砂都「じゃあ私も由美『ちゃん』って呼ばせてもらうね♪」
…はい。中身は子どものままでいたい大人の青山由美でありました。
〜※〜
岐阜駅にて、何かイベントが始まると思えば、現れたのはキハ85系。大阪発のひだ25号が併結してくるのだ。これは貴重だぞ。もといここ最近貴重なものに当たっているような気がする。
シオン「こういった連結もそのうち消えていくんだろうな…」
小田急や京王ではもうすでに減ってきている。中央西線でももう消えた。名鉄や近鉄以外ではもう時間の問題かもしれない。
そして岐阜からは鵜沼、美濃太田と停車。ここから飛騨川の景色を見ながら下呂、そして高山へと向かっていく。
〜※〜
高山着。
俺「HC85系初めてだ!!」
シオン「僕もだよ!!」
初めてのHC85系に大はしゃぎしてから改札を出る。その時だった。
のぶにゃん「見つけたわよ由美ちゃん、シオンちゃん!!」
みおぴょん「今日こそ私の大事なあなたたちを回収していくわよ!!」
ぼたん「そうだそうだー!!」
かのん「どうしてそんなことをするんですか!!」
千砂都「それに浴場にカメラを持ち込んだぼたんちゃんは連れてくるべきでないと思うんだけど!!」
俺「どっからその情報聞いたの!?」
かのん「シオンちゃんが教えてくれたんだ」
ぼたん「そんなこと言われても帰りませーん」
俺「それならこうするしかないな」
変身装置を取り出して、半年ぶりにプリキュアに変身しよう。
俺「鉄路を守るヴァルキリー!!努力のプリキュア!!キュアエンデバー!!」
かのん「えっ…ゆーみんが…プリキュアに!?」
俺「とりゃあ!!」
とりあえずボコボコにしないとここはやっていられない。
俺「せっかくの高山への初旅を邪魔するようならただじゃ置かんぞ!!」
のぶにゃん「そんなに高山のほうが大事なの!?僕たちよりも!!」
俺「当たり前だよそんなこと!!」
みおぴょん「嫌っ!!」
するとみおぴょんは俺に向けてアーク放電を撃ってきた。
みおぴょん「お願い!!私たちとスクールアイドルだけの由美ちゃんでいてよ!!じゃないとみんなが悲しむわよ!!」
相手は無変身でこれだからもうウイング団までヤンデレ化したら俺の命は終わる。
その時だった。
??「ちょっと待ったぁー!!」
俺「えーっと…仲喜くん!?」
仲喜「旅の邪魔をするのは流石に良くないぞ。ホラ、由美ちゃんも変身解いていいから」
変身を解くことにしよう。
のぶにゃん「…とりあえず今日のところは引き上げるわね」
みおぴょん「そうしましょう。ぼたちゅん、帰るわよ」
ぼたん「おう」
ということでウイング団は去っていった。
俺「仲喜くん…本当に助かりました」
仲喜「とりあえずロシアの血が混じっているけど、反露思想として、できることからちょっとずつやっていかないといけないなって」
俺「あー…確かに」
仲喜「というわけで私は帰ります。じゃあね☆」
仲喜くんも去っていった。
さあ、とりあえず高山で食べ歩きしよう。飛騨牛握りも、牛串も、牛玉焼きも、みんな美味しい。そして古い町並み、これも写真に収めよう。
かのん「ところでゆーみん」
俺「ん?」
かのん「仲喜さんたちと話していたとき、随分と楽しそうだったんだけど、どういうことかな?」
俺「いけませんでした?」
千砂都「だめだよそんなこと。今は私たちとの時間なんだから、他の人もそうだし、古い町並みよりも私たちだけを見てよ」
俺(それ言われると言い返せない…)
…はい。カメラ制限かかりました。また出直します。
〜※〜
続いて向かうのは飛騨古川。普通列車に4駅乗って向かう。飛騨古川では君の名は巡りをしよう。
まず跨線橋から…と思ったら列車が消えていった。続いて、飛騨の古い町並みもイイネ!!
かのん「こういうときに、ゆーみんやシオンちゃんと入れ替わりたかったなぁ」
千砂都「そうだよね、かのんちゃん」
シオン「不穏な話が出たけど、気の所為だよね」
千砂都「なんでもないよシオンちゃん」
誤魔化すなや。バレバレだわ。
〜※〜
約50分観光したあと、もう一度高山に戻る。
俺「夜はラーメンでしょ」
シオン「僕も高山ラーメン楽しみです!!」
空いているラーメン屋を探し…、
なんとか入ることができた。
俺はワンタン麺の小盛りにしたが、これが結構美味しい。細麺にあっさりした醤油スープ。また食べたい逸品だ。
かのん「そういえばゆーみん」
俺「ん?」
かのん「実は私、人前で歌うのがものすごく苦手で、いざ歌おうとするとすぐに歌えなくなるの。だけどゆーみんやシオンちゃんを見ていると、なんとなくだけど頑張れる気がするんだ。だから、これからもよろしくね♪」
俺「もちろん♪かのんもちーちゃんも大事な仲間なんだもん」
かのん「ゆーみんが私のことを呼び捨てにしてくれるだけで嬉しいよ♥」
千砂都→ちーちゃん「私も由美ちゃんのちーちゃん呼び好きだなぁ」
俺「からかうなよ、もう!!」赤面
全員「あははは…」
Aqours、特に千歌っちやマル、ダイヤに何と言われるかは不安だが、まあ良しとしよう。
〜※〜
帰りは特急ひだ20号で帰ることにする。高速バスより早く着くし、普通列車とはまた大違いだ。帰りに朴葉味噌と缶チューハイだけ買ってから乗ることにしよう。
車内にて。
シオン「それ飲んでいい?」
俺「ダメです。お酒だもん。受験に受からなくなるぜ?」
シオン「ごめんなさい…」
間接キスになるくらいは平気だけどね。
〜※〜
名古屋21:40着。ちなみにシオンちゃんの中学校では今日だけ爆破予告があったらしく、珍しく学校自体が臨時休校となっていた。かのんとちーちゃんの外苑西中もそうだった。犯人は逮捕されたが、ウイング団でなかっただけ良かった。
シオン「さあ、明日からまた学校だから帰るか」
ちーちゃん「そうだね」
俺「それじゃあ終わり!!閉廷!!以上!!みんな解散!!」
流石に今回は帰れるだろう。そう思ったら超大間違いだった。
ガシッ!!
かのん「ゆーみんだけはカエサナイヨ?一緒に私たちの地元に行こうね♥」ハイライトオフ
俺「シオンちゃんも何か言ってよ!!」
シオン「がんばえー」
俺「なんでこうなるのさあああああ!!」
月の末日でないかぎり、この言葉では帰れないのか…。俺が新居町に戻れたのは、次の日のことだった。
次回で9月分は終了です。最後はお仕置きネタ「MDA」を予定しています。