ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
11月23日、この日は何の日とは言わないが、俺にとっては特別な日なはずなのだ。しかしその前日、俺はそのことが全然分からず、シオンちゃんと共に早々と打刻して帰るように言われてしまった。
そーちゃん、ジュリー、勇輝くんは帰らずに運転所内で泊まると言っていたし、どこに行こうと思ったときに辿り着いたのが、
異世界の雲上都市にある南国急行鉄道の駅、桜木駅だった。
シオン「鈴乃ちゃんを連れて来ればよかったね」
俺「だな。ちょうど桜木だったし」
ということで、今日はここで宿泊しよう。
〜※〜
翌日、
シオン「とりあえず荒野の方歩いてみたい!!」
俺「あそこか…いいけど」
雲上都市の桜木市の端は断崖絶壁となっており、砂漠とは、鉄道以外だと極めて長い階段で接続されている。降りるしかない。
俺「そういえば、そのヘルプマークって…」
シオン「実は、この前僕も病院にかかったらADHDとASDって診断されたんだ…。だから僕も不安だからぶら下げようかなって」
俺「まあ、お互い助け合っていこう」
シオン「そうだね♪」
そんなこんなで、歩くこと2時間、なんとかして下まで辿り着いた。
俺「しかしなんでだ…。むちゃくちゃ暑いし水も涸れているんだが…」
シオン「我慢して歩くしかないよね…」
とりあえず、ペットボトルを5本購入しておいて良かったとは思った。その時だった。
??「美味しい美味しい玉せんはいかがですか〜!!」
俺「玉せんか…ってのぶにゃんがなんで!?」
のぶにゃん「なんでも何も、由美ちゃんが玉せんをよく買って食べるってことは、僕もちゃんと知っているのよ?」
俺「うわぁ、バレた…。とりあえずチーズ入り1つください!!」
のぶにゃん「毎度ー!!1個600円でーす!!」
俺「よし、いただきます」
この味がすごく好きなんだよねぇ…、
パクッ
…あれ?なんかむちゃくちゃ辛いんですけど!!それでも食べ切ったのだが。
俺「お前この玉せんに何入れたんだよ!!」
のぶにゃん「これ?激辛タテソースを塗ったのよ♪」
俺「ふざけんなよ!!俺が辛いの苦手だって知ってて塗っただろ!!」
のぶにゃん「そうよ♪」
俺「最悪や!!ここで死にたくないしスポドリ1杯プリーズ!!」
のぶにゃん「はい、どうぞ」
ウイング団、とうとう牙を剥いたか。このアクエリアスにも変なの入れていないといいが…、
ゴクゴク…あれ?
なんか眠くなっていくような…。このあと、何があったかは俺も知らないが、後々判明した。
のぶにゃん「フフッ♥これで由美ちゃんは僕のもの♥もう誰にも渡さないんだから♥」
シオン「待たんかいゴラァ!!のぶにゃんは俺の大事な由美ちゃんを持ち帰る気だな!?」
のぶにゃん「もちろん♪今回は新居町に持ち帰ろうと思うの♪」
シオン「てか、今日って何の日なのか全然わかんないよぉ…」
??「あたしが説明してあげるわ」
シオン「きよっぴー!?そろそろ出産が近いんだから出てきちゃだめでしょうが!!」
きよっぴー「もう最後のチャンスかなって思って来たのよ。それよりも、今日は…」
きよっぴーはシオンちゃんの耳元で囁いた。
きよっぴー「由美ちゃんの誕生日なの。それなのに由美ちゃん本人が忘れちゃうから、こうしてドッキリを仕掛けようかなって」
シオン「ごめんなさい僕も忘れてた…」
のぶにゃん「とりあえず、由美ちゃんのことは空木駅まで運ぶわよ」
シオン「うん」
こうして俺は眠ったまま空木駅まで運ばれたのだった。
〜※〜
目を覚ますと、空木駅のホームにいた。俺は誰かからのキスにより目を覚ました。
俺「…あれ?俺は激辛玉せんを食べて睡眠薬入りのスポーツドリンクを飲まされて…」
きよっぴー「由美ちゃんおはよう」
俺「きよっぴー!?今日赤ちゃん産まれるかもしれないし、来ちゃだめなはずなのに…」
きよっぴー「今日は由美ちゃんにとって、特別な日なのよ?それを伝えるためにここまで来たの」
俺「えーっと…思い出せないんですが…」
のぶにゃん「そうなのね。まあ、新居町に戻ってからのお楽しみにしようね」
俺「本当に何なんだろう…」
その時だった。
きよっぴー「お腹が痛い!!」
俺「まさか…」
きよっぴー「赤ちゃん産まれるわ!!」
のぶにゃん「とりあえずスカートと下着だけ脱ごうか」
きよっぴー「うん。次の列車に乗って新居町まで我慢できないもの…」
きよっぴーが産気づいてしまったのだ。しかも破水までしている。
のぶにゃん「頭が見えてきているわよ!!」
きよっぴー「ひぃ…ひぃ…ふぅー…ああああ痛い痛い痛い!!」
そしてきよっぴーは息む。俺はきよっぴーの横についており、産道は見えない状態になっている。見ていたらR-18がかかる。
のぶにゃん「もう少しよ!!」
きよっぴー「あああっ!!産まれる!!赤ちゃん産まれるわああああ!!」
そして…
赤ちゃん「オギャア!!オギャア!!」
きよっぴー「産まれたのね…はぁ♥可愛いわ♥」
のぶにゃん「とりあえずこれだけ着せて!!」
きよっぴー「任せて♥」
赤ちゃんはきよっぴーのおっぱいを吸う。
俺「元気な男の子だね」
きよっぴー「ううん。実はこの子、由美ちゃんやのぶにゃんと同じ両性具有なの。奇跡の子だから、あたし、ものすごく嬉しいわ♥」
先天性の両性具有は確か女の子として登録する約束だった。しかしこれ人類史上初かも。
のぶにゃん「名前考えるの、すごく楽しみね♪」
きよっぴー「そうね♥」
のぶにゃんはきよっぴーの義弟にあたる。だから、家族の一員に近いのだ。
きよっぴー「とりあえず、新居町に帰りましょう♪」
俺「うん!!」
てなわけで、やってきた快速で新居町まで戻ろう。
〜※〜
新居町着。ここでのぶにゃん、きよっぴーは用事があるということで、2人とは解散になる。とりあえず409会議室に行くように言われたので向かう。
俺「なんか…むちゃくちゃ暗いんですが」
シオン「えーっと…」
その時だった。いきなり部屋が明るくなり…、
全員「Happy Birthday!!由美ちゃん、21歳のお誕生日おめでとう!!」
俺「ちょっと待って!?俺、今日が誕生日!?」
のぶにゃん「11月23日って、由美ちゃんの誕生日じゃなかったかしら?」
俺「いや、全然自覚とかないんですが」
部屋にはAqoursのみんなもいた。
千歌「由美ちゃんって去年もそうだったじゃん。千歌が電話をかけるまで気づかなかったでしょ?」
俺「そうだった…今思い出したよ…」
ダイヤ「自分自身の誕生日を忘れるとか、本当に片腹痛いですわ…」
俺「ごめんなさい…」
鞠莉「それときよっぴーも、今日からママね♪」
きよっぴー「ありがとう!!あたし、これからも頑張るからね!!」
全員で笑い飛ばし、この日の夜は楽しく過ごした。そして今日は、俺の21回目の誕生日であるとともに…、
きよっぴーの娘さんの誕生日にもなるのでした。めでたしめでたし。
次回もネタはないです。