ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
俺「作者の奴書くなって言ったのに全く…」
ヨハネ「そうよ!!せっかく久々に堕天できると思ったのに!!」
1月4日のこと。名古屋駅に集まったのは俺の他に比奈ちゃんとリリー(桜内梨子)、ヨハネ(津島善子)、そしてウイング団のぼたちゅん(千光寺ぼたん)。これから比奈ちゃんと一緒に雪の降る金沢に抜ける予定だったが、この作品に書かれてしまった以上、リリーとヨハネがついてくることになり、常識人ということもあり登場人物の中で最も破天荒なぼたちゅんを久々に連れて行くことになったのだ。とはいえちょうど5人だから18切符を一斉に使えたのは良かった。
リリー「だってぼたちゅん、また犯罪まがいの行為に手を染めるといけないもの。それに今のAqoursの常識人は私と善子ちゃんしかいないのよ?」
ぼたちゅん「そんなに俺危険なのかよ」
俺「当たり前だよそんなこと。風呂場のカメラ持ち込みと、メイちゃんから聞いた串かつ二度漬け未遂について、俺はしっかり覚えています。一歩間違えば刑務所行きだぜ?」
ぼたちゅん「ごめんなさい…」
比奈「今後また謹慎処分を受けたくなければ二度とやらないでください!!」
比奈ちゃんはかつてないほどの剣幕でビシッと一喝した。
ぼたちゅん「わかりました…」
ぼたちゅんの出演は9月以来。読者の皆さんには黙っていて申し訳なかったのだが、10月初頭から12月いっぱいまでウイング団が謹慎処分にしていたと言っていた。
ヨハネ「それにヨハネのどこが常識人なのよ!!マトモ要素はどこにもないじゃない!!」
リリー「今の千歌ちゃんやダイヤさんに比べるとまだ私たちは安全な部類だって仲喜くんが言っていたわ」
ヨハネ「言われてみればそうね…」
リリー「さあ、とにかく、武者修行を兼ねて行くわよ!!」
4人「待ってえええええ!!」
こうして俺たちの旅は始まった。
~※~
まず乗ったのは311系による特別快速大垣行き。やはり床材がボロボロ。置き換えが進むのも無理はない。
とりあえず岐阜で下車し、岐阜からは普通列車米原行きに乗る。大垣から乗り換えていたら立席地獄が待っているからね。岐阜駅にはキハ25やキハ75が大量に現れるので撮影した。
国境のやや長めのトンネルを抜けると、滋賀県の雪国だった。そして柏原、近江長岡、醒ヶ井と停車し終点の米原に到着する。
ぼたちゅん「広島もこんなに寒くねぇよ…」
ヨハネ「それくらい我慢しなさい」チョップ
ぼたちゅん「はい…」
米原からは更に北に向かうべく、北陸本線に乗り換え、更に近江塩津から湖西線直通に乗り換える。近江塩津では凍結防止のためにお湯が撒かれていた。
俺「こういうのも太平洋の人からすれば新鮮だ…」
比奈「はい。私もこれは初めて見ました」
リリー「函館で見たことはないわね」
敦賀からは北陸本線の2両編成の普通列車に乗り、福井で下車する。福井駅にて。
リリー「そういえば由美ちゃんは、アニメイトは最近寄っているの?」
俺「ここ最近だとパルコ店には高頻度で寄っているかな」
ヨハネ「それなら、ここのアニメイトには寄るわよね?」
俺「えーっと…」
ヨハネ「寄るわよね(威圧)?」
俺「その前にヤンデレじゃないのに何言ってるんですかあなたたち2人とも?」
リリー「元スクールアイドルである以上、アニメイトには巻き込むものなの。行ってくれないと由美ちゃんのことは私が食べちゃうわよ♥」ハイライトオフ
俺「ひっ…行きます行きます!!」
ヨハネ「上級ビックデーモン5049号はそうでないと」
しまった百合怪獣りこっぴーが出たら危険だった。
〜※〜
とはいえ、グッズ購入の強制はなかったから良かった。とりあえず自分は食欲不振だから、何も買わずに行こう。ヨハネやリリーは駅弁を買っていたけど。
福井からは4両編成の普通列車に乗り、金沢まで抜ける。1時間半もかかる長旅で、粟津駅では列車待ちの上で、除雪用モーターカーがエンジンを回して佇んでいた。
ぼたちゅん「ああいうモーターカーも新鮮だよな」
俺「でしょ?」
そして特急サンダーバードの通過を待ったあと、列車は発車する。
〜※〜
金沢駅着。ここで俺がやりたかったことをやる。
俺「よし、今度こそ香林坊アトリオに行くぜ!!」
比奈「それでも私は不安しかありません…」
ヨハネ「何かあったの?」
比奈「実は以前私がここ金沢に来たとき、乙宗梢さんという途轍もなく重い方に捕まってしまいまして、その方が今日もいらっしゃらないか不安なのです…」
リリー「それでも比奈ちゃん、捕まったら逃げちゃダメよ。逃げたら逆効果だから」
比奈「わかりました」
というわけで、香林坊アトリオは満場一致で決まった。
〜※〜
香林坊アトリオまでは徒歩10数分。雨がポツポツ降り、雪がチラホラ残る。日本海側の冬景色は初めて見た。
その時、悲劇は起きた。
??「澁川さん、いたのね」
比奈「乙宗さん!?」
梢「新年早々、他のお方と混じって、何をしようとしていたのかしら?」
比奈「今からそちらにいる由美の勧めで香林坊アトリオに行く予定でして…」
梢「呼び捨て…しかもあなたや私よりも年上の方を…?そこまで仲が良いと嫉妬してしまうわ。とりあえず2人で香林坊まで抜けて、それからお説教かしらね。さあ、行きましょう♥」ハイライトオフ
比奈「待ってええええ!!」
俺「連れて行く前にとりあえず帰りの代金渡すから比奈ちゃんは足りなくなったらこれで帰って来い!!」
俺はすかさず2万円を渡そうとする。
梢「青山さん、そんな大金を渡したら澁川さんが穢れるからやめてちょうだい?」ハイライトオフ
俺・比奈「そんなあああああああ!!」
結局比奈ちゃんを最後まで連れて行くことはできませんでした。
香林坊アトリオ到着後のこと。
??「あれ?千光寺さんじゃん」
ぼたちゅん「えーっと…あなたは…?」
綴理「はじめまして。僕は夕霧綴理。蓮ノ空女学院の1年生。早速だけど、僕と一緒に金沢周遊をしようよ」
ぼたちゅん「だけどこの辺と一緒に…」
綴理「先輩の誘いを断るっていうの?それは失礼なんじゃないかなぁ。それに、僕がいれば犯罪未遂の行為はしなくなるでしょ?」
ぼたちゅん「言われると言い返せねぇ…」
俺「とりあえず行ってきなさい。カネは2万出すから不足したら使って帰っておいで」
ぼたちゅん「由美ありがとう!!」
綴理「だめ。青山先輩が大金なんて渡したら千光寺さんが穢れちゃうから嫌なの。千光寺さん、いやぼたちゅんを僕のものにしたいからお金なんて渡さないで」ハイライトオフ
俺「ガクッ…」
綴理「サア、僕ラノ楽園ニイクヨ?」ハイライトオフ
ぼたちゅん「ちょっと待てよおおおお!!」
比奈ちゃんもぼたちゅんも無事に帰宅できるかどうか、むちゃくちゃ不安しかない。
リリー「きっと無事に帰ってくるわよ」
俺「そりゃそうだ」
気を取り直して、香林坊大和と東急を巡ることにしよう。
〜※〜
ここに来たら金つばだけは買ってから行く。そーちゃんや勇輝くんもお土産なしでは泣くからね。
ここのプロムナードは広々していて美しい。また再訪したい。
とりあえずダッシュで金沢駅に戻り、そのままあいの風とやま鉄道の2両列車に乗り込むことに成功した。
俺「だけど3人も寂しくなるな…」
ヨハネ「そうよね。比奈がいるだけで楽しかったもの」
リリー「私もそう思うわ」
そして駅を発車すると窓にはわずかに吹雪く雪が。倶利伽羅駅方面に行くと、また雪景色を堪能できた。
倶利伽羅からは富山県に入るが、そこそこ雪は積もっている。それでも列車を止めずに走らせている北陸民の雪への強さが伺える。
〜※〜
富山着。
リリー「曜ちゃんが沼津にまだいるから良かった…」
俺「確かにね。また俺が襲われるところだったよ」
ヨハネ「とりあえず、駅弁買って高山線に乗りましょう♪」
俺「そうするか。ここから約5時間ぶっ通しで乗るし」
こうして鱒寿司を買い、高山線に乗る。ただし、買った後には噂の歩行者用構内踏切を見ることができた。
「電車が来ます。渡らないでください」
いつ聞いても聞き飽きない。
~※~
さて、富山駅から乗るのはキハ120の2両編成。セミクロスかロングのこの車両は個人的に好きではない。とはいえ、関西線の単行に比べればまだ良い方である。
リリー「そういえばゆーみん」
俺「ん?てかゆーみん呼びどっから湧いたのさ?」
リリー「千歌ちゃんや曜ちゃんがそう呼ぶんだからいいじゃない」
俺「うわぁ…後輩たちのあだ名がここまで浸透するとか参ったなこりゃ」
リリー「…で、最近ルビィちゃんが521系を侮辱したとか聞いたんだけどそれは本当?」
俺「前回作でボソッと『無骨で可愛くない』とか言っていました」
ヨハネ「みんなそう思うのね」
リリー「ゆーみんは怒っていない?」
俺「この程度で怒るわけないやん。何よりある意味減車地獄にあたるのは丸わかりだし」
ヨハネ「由美は減車が憎いのね」
俺「当たり前だよ日光線であんな輸送力不足地獄があった以上は」
全員「あはははは…!!」
というわけで、そのまま乗っていこう。田んぼは枯れ、そして山の方に入ると雪がまた降ってきた。
猪谷ではまた乗り換え。ここから次の列車で美濃太田まで約5時間ぶっ通しで乗車予定だ。
俺「しかし下にニーハイ履いてきて良かったよ…無かったら寒いし」
今回もお正月スペシャルで3人揃って浦女の冬服を着ている。
リリー「ゆーみんはやっぱり鞠莉ちゃんに頼んで浦の星女学院の名誉生徒にしてもいいくらいに、その服が似合っているわ」
俺「ありがとう」
ヨハネ「それはそうと2人とも今日はどんな下着を着けているのかしら…?」
俺「コラ勝手に俺のスカートをめくるんじゃないよ!!」
リリー「見ないでよもう!!」
ヨハネ「リリーのいつもの桜色の下着、可愛いわね♪由美も今日の水色のお子様下着も素敵よ♪」
リリー「もうっ!!善子ちゃんのエッチ!!」
俺「何見てんだよもう!!」
リリー「とりあえずよっちゃんのも見せてもらうからね♪」
しかし、ヨハネ意外なものを着けていた。
リリー「善子ちゃん、水色のお子様下着だなんて珍しいわね」
ヨハネ「堕天使卒業の一歩なのよ。悪い?」
リリー「全然悪くないよ?むしろ善子ちゃんのウブな一面が見られて嬉しいわ♪」
ヨハネ「もうっ!!リリーのバカ!!エッチ!!」
また全員で笑い飛ばした俺たちであった。
しばらくすると…
【駅メロ♪『線路は続くよどこまでも』♪】
癖になる音楽が流れてきた。線路は続くよどこまでものジャズアレンジ、他では聴けないし、動画に残しておこう。
そして入線してきたのは…。
大当たり!!キハ25形の0番台でした。
俺「4時間ロングぶっ通しじゃなくて良かった…」
リリー「確かにね」
というわけで、乗って行こう。しかし冷えで腹が痛いな…。
~※~
そして乗ること小一時間、高山にて30分程度の長時間停車が行われる。この間に酒1缶買い、雪景色でも見よう。
リリー「だけど函館が懐かしいわ」
ヨハネ「そうね」
そういえば俺はSaint Aqours Snowの生ライブを見ずに終わってしまった。まあ、アーカイブ動画はもうもらっているから、いつでも見られるしいいか。
~※~
列車に戻り、発車してからは富山で買った鱒寿司と白エビのかまぼこを、缶のお酒と共に頂こう。
リリー「ゆーみんは、お酒はそういうのが好きなの?」
俺「ビールとかワインとか渋いし苦いしあまり飲もうとはしないの。だから果汁入りチューハイが中心ってわけさ」
ヨハネ「また今度ヨハネの酒蔵めぐりに連れて行ってあげるわよ♪」
俺「ありがとう」
酒蔵めぐりはやったことがない。というかヨハネが別の方面で中二病化している気がしなくもないが気にしないようにしよう。
下呂を過ぎたら10km以上無停車、そして泥酔したリリーとヨハネは眠ってしまう。夜も暗いしこのまま美濃太田まで暇つぶしをする。
〜※〜
美濃太田到着。
俺「お客さん終点ですよー」
リリー「はっ!?寝てた!?」
ヨハネ「ヨハネは寝てないもん!!」
俺「いや、寝言丸聞こえだったんですが」
ヨハネ「もうっ!!由美のバカ!!」
というわけで、最後はキハ75で岐阜まで出て、夜も遅いのでこのまま新快速で名古屋に戻ろう。
〜※〜
名古屋到着。すでに11時近くだった。
ヨハネ「この後どうする?」
リリー「もう夜も遅いし眠いし終わり!!閉廷!!以上!!みんな解散!!」
ガシッ!!
ヨハネ「リリー、帰さないわよ?」
リリー「だからリリー呼びはやめてよ!!」
ヨハネ「さあ由美、リリーを新居町まで連れていきましょう♪」
俺「えっちょっ…」
俺はヨハネにリリーの腕を掴まされ、ヨハネに引きずられながら中部高速鉄道名古屋中央駅イルカ口に連れられた。
俺・梨子「いやああああああ!!」
こうして俺たちの18切符遠征は終わりを告げた。ちなみに比奈ちゃんとぼたちゅんが帰ってきたのは次の日のことだった。しばらくアイツら金沢に連れて行かんぞ危険だから。
作者はここでの由美よりドケチです。他人に与えたり、貸したりする交通費は一銭もございません。
次回はとある方から許可が出たため長野回を予定。その次に「密輸便」ネタとし、近鉄祭りはそれからです。