ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
2023年3月11日、私は金山駅に来ています。何も、またオニナッツさんから冬毬さんの相手をして欲しいとお願いされたからです。ちなみに由美は不手際で7000円近く無駄にした等のストレスで家で大荒れしているということで出てきません。一方シオンはお嬢様暴露チャンネルのBANがあったものの、西白壁に辞退者が出たのか、繰り上がり合格してものすごく喜んでいらっしゃったので、今回途中参加される可能性はあります。
今回も私は作戦を考えております。今回は冬毬さんを名鉄特急に乗せ豊橋に連行する作戦です。前回の鉄博は失敗しましたが、今回こそ成功させる気でいます。
ところで、名古屋鉄道は皆さんご存知でしょうか?中京地区の方の大半はご存知だと思いますが、赤い車両が走りまくるあの東海地区の通称名鉄です。その中には名鉄特急というものがございます。何もこの名鉄特急は、喫茶店のコーヒー1杯の値段360円でミューチケットを買うと着席保証がなされるというシロモノなのです。その名鉄特急に冬毬さんを乗せ、鉄道趣味を意地でも認めてもらうことに致します。
そんなとき、冬毬さんが現れました。
冬毬「お待たせいたしました」
私「冬毬さんこんにちは」
冬毬「中学のご卒業おめでとうございます」
私「ありがとうございます」
冬毬「ところで今回はどのようなご予定で?」
私「今回は、ここ金山から豊橋まで2人で行こうと考えております。まず、切符代930円をいただけますでしょうか?」
切符代930円というのは、通常の子ども運賃570円にミューチケット360円を上乗せした値段です。冬毬さんはまだ小学6年生のため、子ども運賃が適用されます。
冬毬「…後でも構いませんか?少々ボッタクリな気がしますので」
ボッタクリを見破るとは、さすが合理主義者です(皮肉)。それでも私は決してくじけません。
私「今、この場でいただけませんか?」
冬毬「それがないと始まらないのですか?」
私「いただけませんか?」
冬毬「…わかりました」
こうして930円を徴収し、窓口に向かいます。買うのは金山から豊橋までの乗車券と特急券2人分です。冬毬さんはトイレに行かれたので、あまりにもラッキーなタイミングです。
私「豊橋までミューチケット含め大人1人、子ども1人お願い致します」
駅員「2430円になります」
ミューチケットは大人と子どもが同額ですが、豊橋までの大人運賃は子ども運賃の倍である1140円となります。なんとかして無事に購入できました。
私「とりあえず購入できましたよ」
冬毬「それでは行きましょうか」
そして名鉄の中央改札に向かいます。
私「そういえば、どうして冬毬さんはそこまで鉄道趣味を否定するのですか?」
冬毬「改札突破や駅構内の三脚・脚立など、とても無駄な行為ばかりで生産性がないと感じたからです。更に以前言いましたが、友だちにも恋人にもなってくれない無機質なものを愛することに生産性のなさを感じております」
私「建築オタクやバスオタクにも喧嘩を売られていませんか?」
冬毬「当たり前ですよそんなこと」
私「もう!!」
ここは計画を遂行するためにもそれほどキレはしません。
そしてホーム到着。ミューチケットの標示を冬毬さんが見た瞬間、態度が一変してしまいます。
私「冬毬さん、どうなさいましたか?」
冬毬「やはりこれはボッタクリです!!930円を返してください!!そして帰ってお説教です!!」ハイライトオフ
もう1000字超えている…これでは終わりかも、そう思ったその時でした。
??「そこまでですの!!」
私「オニナッツさん!?」
オニナッツ→夏美「だから夏美でいいのに…」
シオン「今回は流石に見逃せませんでした」
私「シオンまで!?」
冬毬「私が2番目に嫌いな奴が…」
シオン「ダレノコトカナ?」
夏美「とりあえず、冬毬はお説教ですの!!あそこまで鉄道趣味を否定するとか、お姉ちゃんの大好きなシオンのことまで嫌うとかはやり過ぎにも程がありますの!!」
夏美と冬毬さんが一旦撒けたところで、コンデジを片手に2人で駅撮りでもしましょう。
シオン「オレンジのコンデジかっこいいじゃん」
私「卒業記念に、お母様が私にと買ってくださいました。そういうシオンもその一眼はかっこいいですね」
シオン「えへへ、これもお父様から卒業記念にもらったんだ」
私「今後は虹ヶ咲の延暦寺、白壁の鳳来寺で撮り鉄や配信を続けていきましょうね」
シオン「うん!!」
しばらく名鉄に会えなくなるため、ここで楽しんでおきましょう。
〜※〜
30分後、冬毬さんと夏美が戻ってきました。2本くらい逃しましたが、まあ良いでしょう。ミューチケットについては駅撮りする前に30分後の列車への変更を行い、事なきを得ました。
夏美「とりあえず今から乗りますの!!」
冬毬「不服なんですけどね…」
そしてやってきたのは、1200系パノラマスーパー。快速特急の豊橋行きです。展望席を取ることができました。
そしていつも通り、神宮前のあとに知立に停車します。しかし、知立到着の前に驚くべき放送が流れました。
自動放送「知立を出ますと、次は」
特急なら新安城のはずです。しかし…
自動放送「東岡崎に止まります」
安城市民泣かせの列車ですねこれ…。
夏美「そういえば冬毬は、これに乗った感想とかどうですの?」
冬毬「これは930円払って乗る価値があります。姉者と比奈さんには謝罪と感謝の念しかありません…」ポロポロ
シオン「まあ、僕のことは嫌われっぱなしだろうね…」
冬毬「そんなことはありません!!初対面の時点では鉄道オタクというイメージばかりで大嫌いでしたが…、いざ話してみると、意外に話しやすくて優しくて…そんなシオンさんのことが大好きです…」ポロポロ
シオン「…冬毬ちゃああああん!!」
冬毬「だから抱きつかないでください!!」
夏美「色んな意味でほっこりしますの♪」
私「そうですね」
シオン「夏美ちゃんも比奈ちゃんもうるさいよ!!」
全員「あははは…!!」
そして東岡崎停車、国府通過、豊橋停車で、名鉄特急の旅は終わりです。しかし、再び地獄を見ることになったのはこのときでした。
??「久々に愛知県に足を踏み入れてみたら、シオンの気配がするんだけど、気のせいかなぁ〜?」
シオン「愛さんだ!!僕が今一番会いたくない人なんですけど!!」
私「逃げますよ!!」
冬毬「私も手伝います!!」
夏美「色んな意味でオニナッツな展開ですの〜!!」
しかし、そんな努力も虚しく、豊橋駅カルミアに入ると、
ガシッ!!
??「見つけたよシオン!!会いたくないだなんて、愛さん本気で怒っちゃうんだからね!!」ハイライトオフ
シオン「ひぃぃぃっ!!」
私「愛さんでしたよね?シオンを怯えさせるなんて何様のつもりですか!?」
愛「あのね、シオンと愛さんはまだ小学校にすら入っていないときに一度だけ会っているの。それから10年の間に、みんながシオンに話しかけているって情報を聞いて、愛さん心が折れそうだったんだ」ハイライトオフ
私「ということは本当は私を消したいのでしょう?ですがそうなれば、虹ヶ咲で復讐を行いたいと思います」
愛「うん。本当のことを言えばシオン以外のキミたち3人を消したい!!だけど…そんなことをしたらシオンにも会えなくなっちゃう!!」ハイライトオフ
私「そうなれば…」
愛「じゃあ名前を教えて?改めて自己紹介するけど、アタシは宮下愛。この春から虹ヶ咲学園情報処理学科の高等部1年生になるんだ!!」
私「私は澁川比奈と申します。この春から虹ヶ咲学園高等部普通科選抜に通うことになりました」
冬毬「鬼塚冬毬です。こちらの比奈さんのことが大好きなだけです」
夏美「オニナッツこと鬼塚夏美ですの!!愛先輩にシオンのことを本当は渡したくないくらいに大好きですの!!」
愛「だったら比奈っちもナッツもトマちゃんも愛さんを愛してよ!!シオンも、もう愛さんのこと嫌いにならないで!!愛さんはゴーくんとか、スズちゃんとか、すずかとかも含めて、今のシオンを取り巻く環境をもっともっと知りたいんだから!!」ハイライトオフ&ナミダボロボロ
私「本当に、仲良くしてくれるのですか…?」
愛「もちろん!!みんな愛してるよ、アイダケニ♥」
こうして私達は揃って泣きわめいてしまいましたが、また1つ、絆ができました。
〜※〜
愛「ところで比奈っち、シオンを連れ出していい?ダメって言ったら揃って連れ出しちゃうけど」
比奈「それならダメです」
シオン「比奈ちゃんと離れ離れはやっぱり困るよ!!」
愛「それじゃあ、東京で愛さんの愛をこれから揃ってたっぷり受け取ってね、愛だけに♪」
全員「いやああああああ!!」
そのまま豊橋駅から新幹線ひかり号で東京まで連れ出される私たちでありました。本来のミッション自体はクリアしましたが、どうやらヤンデレの暴走はこれで終わりではないようです…。
次回も西園寺様リスペクト…が無理なら関西線に飛びます。