ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
2023年3月16日、名古屋駅にて。心も落ち着いたので、明日のキハ85系のラスト大阪ひだに乗る前に、関西線に乗りに行こう。1人で行く予定だったのだが…、
??「Hi, Yumi!」
俺「Good morning, Mia! Why are you there?」
ミア「To go to Osaka by Kansai Line. I wanna go with you!」
ミアがU.S.から来てくれたのだ。
俺「OK. I have a Seishun 18 ticket, so please give me 2,410 yen.」
ミア「All right. というかステイツにいると鉄道自体貧乏人の乗り物に近くて一切乗る機会がないからこういうふうにボクが日本に来たときは由美が居るなら一緒に乗れたらなって」
俺「そういうことか…君も立派なJapanese Railfanだ」
ミア「No, not yet. ボクはまだ鉄道ファンなんかじゃないよ」
俺「そこは肯定しないのね…」
ミア「うん。今から2410円払うからとりあえず行くぞ」
こうして、俺たちの旅は始まった。
〜※〜
まず最初にやってきたのは313系2両編成のツーマン列車。普通列車なのでここから1時間半もかかる長旅になる。
そんな中、
俺「なんかかったるいなぁ…」
ミア「同感」
白鳥信号場で足止めを受けてしまう。駅くらい設置しろっての。田んぼのど真ん中だから無理だろうけど。
そして河原田を過ぎると山の中に入る。
ミア「なんか不安だなぁ」
俺「そんなに怖がらなくてもいいのに…」
ミア「はぁ?そんなことないし!!ボクはこの前の秋からキミと同じ大学生!!だからそんなに不安なんてないんだからね!!」
俺「ちなみにこの後、乗り換えても当面の間ずっと山です」
ミア「そう言われるとやっぱり不安だよ…ボクは13歳だぞ…脅かさないでよぉ…」
嘘は言っていない。亀山も伊賀も山の中。次の平地は奈良盆地までない。
そんなこんなで、亀山着。到着時点で止まっていたキハ25の回送列車4両編成は直ちに去り、更に乗る予定のキハ120も入線してきた。しかし、問題はここから。
なんと、2両編成だったキハ120は後ろ1両を切り離し、たったの1両で発車することになってしまった。そしてその車両は…、
俺「ロングシートかよ…」
ロングシートの0番台。これと山奥を走るせいでこの区間の乗客が全然来ないように思える。とはいえ体質改善車だからそこはよしとしよう。
キハ120は亀山を定刻通りに発車し、ディーゼルの音を軽快に響かせながら加太の峠、伊賀の山々を越える。
【挿入曲♪ボブ・ジェームス『Restoration』♪】
流石、18切符のシーズンということもあり座席は全部埋まっている。柘植や伊賀上野、笠置でも降りる人はほとんどいなかった。
加茂にも定刻通りに到着。直後にやってきた大和路快速で奈良まで向かおう。
〜※〜
奈良駅からは、歩いて奈良公園に向かう。
ミア「日本の鹿はこんなにも食欲旺盛なんだ…」
鹿せんべいを買ったらもう大変。すぐさま食いついてくるの!!しかも寄ってたかって、数十秒で全部食べきりやがったぜ!?
こういうのも数年ぶりだが、今回は異常だった。
そして昼は近鉄奈良駅前のすき家で牛丼。俺はどちらかと言うと吉野家派だが、吉野家はないからこっちにしよう。
ミア「由美ってそんなに少食だったの?」
俺「うん。だって度々胃がやられるし…」
ミア「それだから痩せるんだよ…」
牛丼の小盛にしただけでこれか。もっと食べられるようにしたい。
〜※〜
食べたあとは道に迷いながら奈良駅まで戻って来られた。そのまま遅れてやってきた大和路快速に乗る。
ミア「平地はいいよね」
俺「でしょ?昔の都はこういう場所に作られたんだ」
このまま天王寺まで向かう…予定だったのだが、久宝寺駅にて事態は変わる。
隣に停車していたのは201系。乗り換えることにしよう。
ミア「なんか走行音が微妙だな…」
俺「201系は全部これだよ」
ブザーのような音と直流モーターの組み合わせが特徴の201の走行音は、ミアにとっては不評っぽかった。チョッパ制御はみんなこうなんだけどね…。
〜※〜
百済貨物ターミナル駅が見えてきてまもなく天王寺駅到着。そのままあべのハルカスの展望台に登ろう。
ミア「大阪の街は結構広いのか!!」
俺「とても1日で観光できるような場所ではないさ」
ミア「だけどNew Yorkはもっとすごい。数々のSkyscraperにYellow Cabとか、ぜひ由美にも来てもらいたいんだ!!」
俺「いつかはパスポートを再取得して、ぜひ訪問させてもらいます」
ミア「そう言ってくれるとボクは嬉しいよ!!」
こりゃニューヨークだと2泊4日とかで計画しなきゃいけないな…。
〜※〜
しばらくしたあと、パインアメソフトを食べる。甘酸っぱくてほっぺたが落ちるくらいにおいしい。
食べてからはもう一度天王寺駅に戻り、201系でJR難波まで向かい、
俺・ミア「関西線完乗!!バンザイ!!」
俺たちの旅は終わりを迎えた。だが、ホテルのチェックインまで時間がある。一方ミアはというと、
ミア「思い出した!!」
俺「どうしたの!?」
ミア「帰りの関空便が19時出発だったんだ!!」
俺「じゃあここで解散にする?」
ミア「いや、鶴橋駅までは一緒がいいよ」
俺「じゃあ鶴橋まで出よう!!」
関西空港に出られるように、直ちに鶴橋駅に向かおう。乗ったのは千日前線。そして乗ること3駅、鶴橋駅に到着。
ミア「大阪も東京も名古屋もどれも素敵な街だから、仮にボクが留学することになったらどの街でもよろしく」
俺「その時は連絡ちょうだいよ」
ミア「うん!!」
こうして俺とミアは解散になった。ミアは大阪環状線・阪和線経由だが、俺は大阪城公園駅で下車し、桜でも満喫する。たこ焼きとともに頂くのは美味しいが、当たり前だが名古屋の屋台にしかない玉せんなんぞ売っている場所はない。
その後、大阪城公園駅に戻らず、森ノ宮から梅田駅に戻る。323系も悪くはないが、京阪神緩行線に入ってくる場合は流石にトイレが欲しい。
しかしまだ5時だが、とりあえず今日泊まるアパホテルにてチェックインだけ済ませ、一旦仮眠を取った後、夜に何をするか決めよう。そう思い、俺は部屋のベッドで夢の世界へと旅立った。
次回に続きます。次回はキハ85系特急ひだラストランとします。