ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021   作:松浦南北

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今回はオリキャラがスクールアイドルに挑戦します。視点は青山由美を予定。


妹が1日限定で自称迷惑系スクールアイドルをやってみた。

俺「何だこれ?」

 

千歌っちに捕まって過ごした翌々日より、俺は丸田町寮の空き部屋を借りて(*1)大学の行事との兼ね合いでそこにしばらく常駐していたが、4日目、突然俺のもとに予告状が届いた。

 

 

親愛なる青山由美へ

 

本日夕方4時、私は1日限定で西白壁名義にてスクールアイドルの迷惑ライブを実施することを決意いたしました。実施場所は川名公園多目的広場の予定です。

お忙しいところお手数ですがご来訪よろしくお願いいたします。

 

2023年3月24日

貴方の最愛の妹

ジュリー(青山樹理亜/広小路新栄町)

 

 

俺「…は?」

 

色々ツッコみたいことがあります。まずお姉ちゃんに内緒でスクールアイドルにトライするとか、お姉ちゃんは嫉妬して泣いちゃうぞ。続いて、迷惑ライブと言いながら、川名公園とか広々かつ閑散としたところでやるとか、全然迷惑系スクールアイドルじゃないやん。それから、予告状と言いながらヤケに堅苦しくて丁寧なのが腹立つわ!!…人のことは言っていられないけど。

 

とりあえず、迷惑ライブの前にちょうどシオンちゃんと比奈ちゃんが来ていたから、明日の撮り鉄合宿に大幅に遅れる旨を伝えよう。伝えた結果だが…、

 

シオン「困っている人が居るなら助けてから合流の方が僕もいいと思う」

 

比奈「ですが…由美はポンコツドジで不安なので、同行しても宜しいでしょうか?」

 

俺「別に大丈夫だけど…ドジは禁句だって言ったのに…」

 

シオン「自業自得」

 

俺「シオンちゃんの鬼!!」

 

何度も読者さんに言うが、ドジ、ポンコツは俺に対しては禁句。たとえ相手が知り合い・親友でもキレそうになる。

ということで、明日の近鉄克服活動は比奈ちゃんも同行することになりました。

 

俺「それはそうと、川名公園での迷惑ライブの予告状をジュリーからもらったんだが」

 

比奈「そのことはもう私たちは知っております。当日まで由美には黙っている前提でしたので」

 

シオン「だから僕たちも行くよ♪」

 

おそらく俺と弟のそーちゃんにだけ黙っている前提としか思えない。それでも向かうことにしよう。

 

〜※〜

 

そして15時55分に川名公園多目的広場に到着。すでにスピーカー等はセットされており、いつ出てきてもおかしくはない。

 

そして16時になった。

 

【♪Ado『新時代』♪】

そこに現れたのは、うちの自慢の妹ジュリー。スクールアイドル調の衣装を着て現れた。イメージカラーは弊社側よりウィンザーイエローが指定されていたから、どことなく衣装には東山線のイメージもある。

 

ダイヤ「あら?由美も勇輝さんも聡平もいらっしゃったのですね」

 

勇輝「今朝予告状が届いたから暇だし行かなきゃって」

 

そーちゃん「僕も一緒よ」

 

俺「みんな同じだったのか…」

 

ルビィ「由美ちゃんは妹のジュリーがスクールアイドルをやって、どう思った?」

 

俺「はっきり言うと、最初は当日まで黙っていたから、むちゃくちゃショックだった。だけどいざ見てみると、俺とは違ってものすごい成長したんだなって思うよ」

 

千歌「3人ともああいうふうにスクールアイドルやれば良かったのに…」

 

勇輝「いや、僕たちには作曲能力ないもん」

 

そーちゃん「作詞能力も運動神経もメッタメタ」

 

俺「それに、元々ただのファンかつスポンサーでいたかったから、やる気ゼロでした。更に言ってしまうと、今東京在住の兄や姉たちも俺みたいに嫉妬深い面あったし」

 

果南「これだから中京民は…」

 

今やほとんどの地域では大半の高校にスクールアイドル部・同好会が存在するが、特に東海3県と遠州地域ではスクールアイドル鎖国状態が続き、ほんの一握りの高校でしかスクールアイドル活動は行われていない。俺たち中部高速鉄道によるスクールアイドルからのヤンデレ被害の拡散の他、あのバカ市長による、とあるコスプレイベントにおける『名古屋スクールアイドル鎖国宣言』があった以上、普及しないのだろう。今回のジュリーの活動を機に、鎖国脱却が起きると良いのだが。

 

〜※〜

 

無事に1曲終了した。その時だった。

 

ジュリー「はい、じゃあそこのあなた」

 

俺「俺!?」

 

ジュリー「前に出てきてください」

 

俺「大丈夫ですが…」

 

ステージ出てきた途端…、

 

【♪ドラゴンズチャージのテーマ♪】

 

いつの間にやら、リズムに合わせて自然と手拍子を始めていた。

 

全員「チャージ!!」

 

前言撤回。特定の聴衆1人を巻き込むとか、流石迷惑系スクールアイドルだ。

 

そして、2曲目に入る。

 

【♪SEKAI NO OWARI『スターライトパレード』♪】

 

やはり、ジュリーは俺より透き通る、まさに天使の歌声を持つ。

 

そーちゃん「由美ったらすっかり夢中ね」

 

俺「うちらの自慢の妹だろ?」

 

勇輝「これまでジュリーがスクールアイドルをやらずに過ごしてきたのは勿体無かったよね」

 

俺「だと思った」

 

比奈「こうなったら臨時特急アイドルを合宿先でやるしかありませんね…」

 

ルビィ「歌が下手だって噂があるけど大丈夫?」

 

シオン「比奈ちゃん、あれからものすごく努力して歌が上手になっていたよ」

 

ダイヤ「楽しみにしていますわよ、比奈さん」

 

比奈「ありがとうございます」

 

そして2曲目が終わったあとのこと。

 

ジュリー「というわけで、本日の1日限定迷惑系スクールアイドルチャレンジは終了となります。どこかで復活する場合は由美やそーちゃんに内緒で計画を進め、また予告状を送るつもりです。今回は本当にありがとうございました!!」

 

うわぁ…まだやる気かよコイツ…真面目に病むぞ俺。

 

そーちゃん「帰ったらお説教よこれは」

 

勇輝「そうしようね」

 

こうして今回の自称だけの迷惑ライブはお開きとなった。そして終わった後は梅田周辺のホテルに、勇輝くん、そーちゃん、比奈ちゃんとともにジュリーを連れ出し、徹底的に3人で、比奈ちゃんとジュリーを説教した。もう予告状や内緒で計画を進めるのはやめてよ本当にもう…。

 

ま、考えていても仕方ないし、明日の栞子さん、薫子さん、ランジュさんの近鉄克服チャレンジに備えることにしよう。

*1
中部高速鉄道では新居町、虎ノ門、丸田町、河原町の各寮の空き部屋を使った民泊サービスもやっているが、社員は全員無料である。




次回は前回から伏線を張っておいた栞子、ランジュの近鉄克服回、および撮り鉄合宿回とします。
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