ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
私「お待たせ由美ちゃん」
由美「全然、今ついたとこ」
2023年3月29日、値上げ前最後のチャンスとして、近鉄祭りの最後の回として養老鉄道経由で由美ちゃんと近鉄に乗りに行こう。というわけでやってきたのは名古屋駅。ここから大垣まで新快速に乗ろうとした、その時だった。
千歌ちゃんと歩夢が喧嘩をしながら現れた。前日に歩夢はまた名古屋でシオンちゃんを振り回していたらしい。
千歌「最後のトリは千歌が務めるんだよ?」
歩夢「いいや、私が務めるの!!」
由美「コラコラ喧嘩しない!!2人とももう主役格なんだからさ」
私「由美ちゃんの言うとおりだよ!!最後くらい4人で仲良く行こうよ!!」
千歌「そうだよね」
由美「本音を言うと、最後くらい面倒なパターンに巻き込まれたくなかったなぁ…」
千歌「なにか言った?」ハイライトオフ
まあ、由美ちゃんは1人で近鉄に乗ることが夢だけど、その夢を初っ端から潰そうとする千歌ちゃんたちや歩夢がいるから、叶うわけがない。
由美「すみませんさっきの発言は撤回させてください何でもしますから」
だから由美ちゃん「何でもする」は禁句なのに…。
歩夢「ん?今何でもするって言ったよね?」
由美「やっちゃった…」
歩夢「じゃあ侑ちゃん、今日は3人で由美ちゃんを振り回そうね♪」
私「うん!!」
由美「待ってええええ!!」
こうして新快速に乗り、私たちの旅は始まった。
〜※〜
そして乗ること約40分、大垣着。ここから養老鉄道に乗るんだけど…、
歩夢「次は11時46分か…」
とにかく電車が来ない。虹ヶ咲近辺でも6 - 8分に1本来るけど、なんと大垣や養老まで行くと40分に1本しか来ない。私たち都会人にとってはやはり苦行でしかない。とりあえず駅ビルを見回り、もう一度戻ったら、発車ギリギリになっていた。昼飯は買わずに乗り、養老で食べることにする。
〜※〜
乗ったのは7700系のキティちゃん列車。由美ちゃんはものすごく嬉しそう。
由美「ま、本日もヨロシクお願いしますって感じかな、養老だけに…ダジャレになってた」
思わず私は大爆笑。
千歌「えぇ…(困惑)」
歩夢「だけど侑ちゃん、幼稚園の頃からずっと笑いのレベルが赤ちゃんなの」
由美「なんか俺みたいだな…」
由美ちゃんも笑点の黄色い人のダジャレで笑うことが多いって、仲喜さんやシオンちゃんが言っていたからね。
さて、7703Fはゆっくりと加速して大垣駅を出発する。
由美「前々回や前回と違って両方からモーター音が漏れているぞ」
千歌「どういうこと?」
由美「デビューしたての頃に一度だけルビィとマルと3人で乗っているんだけど、あの頃は先頭車からしかモーター音が聞こえなかったわけよ」
私「その頃の写真ってある?」
由美「一応こんなのしかなかったけどね」
由美ちゃんが見せてくれたのは養老鉄道7700系の写真2枚。
確かにこのときから外観に変化はほとんどないけど、まさかのモーター音に注目していた由美ちゃんは流石、鉄オタの鑑と言えよう。
〜※〜
由美「…あれ?減速音も2M1Tだこれ」
コレサスガニツイテイケナイヨー…。
千歌「ちなみにこれ、数年前まで東京の大田区で動いていたやつだって」
歩夢「大田区に用なんて全然なかったからなぁ…」
私も歩夢と同様、大田区には全然用事などなかった。歩夢と小学校時代社会見学に行ったときでも、東急池上線や京急線に乗ることはなかったよね。
〜※〜
養老到着後、キティちゃん列車は去っていった。
由美「さあ、養老天命反転地に向かおう!!」
全員「うん!!」
由美ちゃんの今回の目的は、養老天命反転地。まず、楽市楽座で焼きそば、うどん等を頂く。柚子胡椒焼きそばは由美ちゃんのお墨付きになった。
食べた後に養老天命反転地の入場券を買い、入ることにしよう。
歩夢「スカートじゃないほうが良かったかも…」
私「うん…」
実は今日、私と歩夢は虹ヶ咲学園の制服を先行的に着用している。しかしこんな坂だらけだから、すぐに汚れそうだ。というか、一歩足を踏み違えると即死というくらい油断はできない。
一方、由美ちゃんと千歌ちゃんも旧・浦の星女学院の制服を着用しているが、スカートであることを物ともせず坂を上ったり、桜の写真を撮ったりしている。まあ、私たちは入学式も控えているから無理はしないようにしよう。
〜※〜
そして、養老天命反転地を出たあとはもう一度坂を下り、養老駅に戻ろう。
由美「そうだ侑ちゃんと歩夢、写真取るぞー」
私「いきなりどうしたの!?」
由美「とりあえず虹ヶ咲入学記念で、東京からかなり離れた土地で撮っておこうかなって」
そして由美ちゃんは用意したスマホで2枚くらい撮影してくれた。
歩夢「ありがとう!!この写真、大切にするね!!」
さて、次に乗るのは620系の621F。乗った直後、歩夢が言った。
私「あの顔にLEDは似合わないよぉ〜!!」
歩夢「私も同感」
いつもの近鉄の通称タヌキにLEDの前照灯をつけるのはかなり反則のイメージが強い。りんかい線といい、ゆりかもめといい、東西線といいどうしてこんなにもLEDが普及し続けるんだ…私はLED前照灯がそのせいで好きではなくなった。
一方、由美ちゃんはというと…
由美「あのLEDライト、近鉄2000系にも普及してくれないかなぁ…」
千歌「そうだよね。今どきLEDが主流だし」
やっぱり鉄オタや環境対策民の気持ちはわからない…。
しかし、さっきと比較して加速が恐ろしく鈍い。永久直列抵抗制御で3両中モーター車が1両は非力だなぁ。
〜※〜
桑名には3分遅れて到着した。遅れた原因は、ビニール袋に架線が引っかかったことだった。
由美「しかしビニール袋が架線に引っかかるなって話よ」
歩夢「ビニール袋を道端に捨てる人はどうかしているよね」
みんなでうなずいた。流石にビニール袋を捨てた人が無責任すぎるとしか思えない。ビニール袋は規制されて当然であることが窺える。読者の皆さんも、マイバッグを持参しようね!!
桑名からは313系の2両編成で富田浜駅に向かう。そして第2の目的地四日市港に向かおう!!
私「しかし長いしトラック多いね…」
歩夢「だけど由美ちゃんはこういう風景も好きなんだって」
由美「それでも僕はペーパードライバーだからこんな道は運転できません…」
由美ちゃんは運転免許証を持っているけど滅多に運転しないし、何より弟の聡平さんや妹のジュリー曰く、「恐ろしく安全運転で法定速度遵守や徐行が多い」らしい。そりゃ中部高速鉄道名四本線の上を通る酷道国道23号は運転できないよ…。
〜※〜
そして更に歩き進めて四日市港ポートビルに到着したはいいけど…、
由美「水曜定休!?また出直すよ…」
歩夢「もしかして、近鉄祭りは今回で最終回にしない…ってコト!?」
由美「そういうことです」
というわけで、あと最低1回は近鉄祭りの存続が決まった。
歩夢「また近鉄に一緒に乗れる機会ができるなんて、私嬉しいよ!!」
千歌「私も、ギューってしちゃう♥」
由美「なんでこうなるんだ…」
歩夢と千歌ちゃんからハグされている由美ちゃんも、見ているとなんかほっこりするなぁ…。
〜※〜
そして、2人が落ち着いたところで向かった先は…、
近鉄名古屋線だった。やってきたのは丸屋根の3両3連発、サニーカー、5200系やしまかぜ、ひのとり、アーバンライナー…。
歩夢「やっぱり侑ちゃん、流石に形式はわからないよね?」
私「うん…まだ丸屋根3両の違いがわからないもん」
由美「2800系だね。それからあれが1000系…はぁ…近鉄沼はいつ見てもときめくなぁ…♥」
歩夢「非鉄民の侑ちゃんが一番だよ!!由美ちゃんはだいたい近鉄の一般型が見分けられるけど、あんなのにはならないでね!!」
私「もちろん!!」
千歌「私みたいに阪神電車の沼にもはまっちゃダメだからね。Aqoursリーダーからの約束だよ!!」
私「わかったよ!!」
こうして撮り鉄に夢中な由美ちゃんを除いた3人で笑い飛ばしたのだった。
〜※〜
そして帰りは霞ヶ浦駅から準急に乗り、名古屋まで帰る。桑名駅で急行に乗り換えることも可能だったが…、
由美「うわ…9000系と丸屋根のペアに、混雑地獄かよ…。見送る!!」
千歌「由美ちゃん、高校時代から電車の中でも近鉄のVVVF車が一番好きだからね」
私「あらら…」
名古屋まで乗り通すことになったのはこのためだった。
〜※〜
名古屋到着後のこと。
由美「こりゃ次の近鉄祭りGW明けだぞ」
千歌「次回は誰と行くのかな?」ニッコリ
由美「それは…未定です」
千歌「納得行かないけど、やっぱりそれが由美ちゃんらしいよ」
由美「そういえば3人は4月1日の秘境駅号一緒に行く?あと残り2枠空いているけど」
千歌「私は…曜ちゃんと果南ちゃんを心配させたくないからやめておくよ」
歩夢「私は…色々条件が整ったら、行くかどうか考えてあげる」
私「歩夢が行くなら、私もついていくからね♪」
由美「もうっ!!歩夢のいじわる!!」
私に対しては真心を尽くす歩夢だが、由美ちゃんやシオンちゃんに対してはこういうふうに意地悪になることも少なくはない。まあそれが歩夢らしいけど。
ということで、今回で近鉄祭りは終わりではないと決まり、これでお開きとなった。非鉄の私も秘境駅号には一度乗ってみたいけど、どんな旅になるんだろうね…。
本来ならばここで近鉄祭り完結の予定でしたが、ネタバレながらあと3回続きます。
次回はMDA最終回!!罰ゲームは誰になるのやら…。