ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
視点は引き続き青山由美を予定。
俺「朝だ…」
2023年4月2日、昨日は飯田線秘境駅号に乗り楽しんだまでは良いのだが、歩夢が俺に手錠をはめてきた、メイが鈴乃ちゃんを一時的に拘束した、夫の勇輝くんが旅先の会津でダイヤと添い寝をしたなどで、心がややボロボロである。しかし、今回はもっと警戒をしなければならない。なぜなら、今日金沢に抜けるが、そこにも比奈ちゃんあたりへのヤンデレが待っているためである。
とりあえず身支度を整え、無料朝食だけ食べてロビーに集合しよう。
歩夢「由美ちゃんおはよう」
俺「おはよう歩夢、侑ちゃん」
侑「昨日の夜いっぱいヤッたから眠いよぉ…」
俺「何時寝だったのさ?」
歩夢「夜3時」
俺「今日の電車内はちゃんと寝るんだよ?」
侑・歩夢「うん。わかった」
そして鈴乃ちゃんと比奈ちゃんも遅れてやってきた。
比奈「キハ120は楽しみです」
鈴乃「私はそうでもないわね」
まあ、あのプレハブ小屋なディーゼルは賛否両論だ。南小谷から乗る予定だが、はっきり言って俺にとっても印象は良くない。
とりあえず松本駅まで行き、切符とお土産を買おう。その際にJR東日本のポイントカードだけは作っておいた。ちなみに今回の切符は俺だけ金沢・東海道経由名古屋市内という超プレミアム付きだ。それ以外は金沢まで。
〜※〜
そして乗るのは10時41分松本発のあずさ5号。南小谷に唯一向かうあずさ号だ。
比奈「そういえば由美は昨日より元気がなさそうに見えるのですが」
俺「昨日の勇輝くんの添い寝宣言もあってイマイチやる気がありません…食欲も湧かないし」
歩夢「由美ちゃん、そういう事が高校時代からあるって千歌ちゃんや仲喜くんから聞いているからね」
俺「まあ、そのせいで体重が一度51kg代まで落ちたわけよ」
鈴乃「生きているだけで私は嬉しいわよ」
俺「えへへ、ありがと」
まあ、くよくよしていてもアレなので、野沢菜おやきを片手にし、もう片手にはみそパンの袋を抱えあずさ5号に乗ることにしよう。食欲が湧かないから今日はこれだけ。
〜※〜
俺「うわぁ…むちゃくちゃ揺れる…」
今日はヤケに酔う。勇輝くんの昨日の1件があったせいなのか、気分が恐ろしく悪い。まあ、E353系の車体傾斜装置の揺れが体に堪えるだけかもしれないが今回のは異常である。
歩夢「ねえ侑ちゃん」
侑「どうしたの歩夢?」
歩夢「もし侑ちゃんが他の子と添い寝したら、私は今の由美ちゃんみたいになっちゃうかもしれない。だから昨日約束してくれた通り、添い寝するときは私だけにしてね」
侑「もちろんだよ」
歩夢「ふふっ。じゃあ侑ちゃん一旦寝ようか」
侑「そうだね」
そう言って2人は終点の南小谷まで目を覚まさなかった。一方、白馬を過ぎると雪がわずかに残っている。4月過ぎても山の中は春まだ遠しと感じたのだった。
〜※〜
南小谷には定刻通り11:59に到着。
比奈「お客様、終点ですよ」
歩夢「車掌さん…じゃなくて比奈ちゃん!?」
侑「起こしてくれてありがとう」
比奈「驚かせてしまい申し訳ないです。ついついこういうときはそう言いたくなってしまうので」
侑「だけどそれが比奈ちゃんらしいよ。さあ、降りよう」
松本と比較するとヤケに寒い。とりあえずE127系とE353系とキハ120は撮影し、それからキハ120に乗り込む。
12:07になり、大糸線の単行は定刻通りにコマツの軽快なエンジンを響かせ発車した。松本駅で買ったおやきとみそパンで俺は食いつないでいた。
【挿入曲♪ボブ・ジェームス『Restoration』♪】
乗っている間、衝撃の出来事が起きた。
歩夢「なんか…遅くなっていない?」
俺「必殺徐行か」
4人「必殺徐行?」
俺「西は輸送密度が全然ない路線でこういうふうに時速25km以下で徐行するのが定番だってさ」
歩夢「景色がゆっくり見られるからお手軽だね♪」
全員「あはははは…!!」
そして揺られて約59分、糸魚川駅に到着。日本海寄りの割にはむちゃくちゃ寒い。そして、風が強いため発車時のトキ鉄ET122形の豪快なエンジン音を録ることはできなかった。写真に撮れたのは良かった。
さて、一度改札を出るのだが、ここでミスを犯してしまう。
俺「うわぁ…雪月花と観光急行見たかった…。ちょっと改札行ってみるか」
歩夢「…由美ちゃんは雪月花のほうが大事なんだ」
鈴乃「私たちより413系を見たいのね」
俺「入場料取られないならちょっとくらい良くないですか?」
比奈「今は私たちとの時間ですよ?」
侑「見るなら私たちだけを見て?」
俺「…はい」
ハイライトのない8つの瞳に迫られ、諦めることにした。まあ、改札入るにも一度でてしまった以上別途入場料取られるようなので、今回はスルーして正解だったのかもしれない。
それならジオステーションジオパルにでも行くか。あそこにはキハ52があるし。
そして、窓からイベント対応のET122が見られ、しばらくして乗ってきたキハ120も去っていった。
〜※〜
駅に戻り、切符を用意し北陸新幹線に乗ろう。北陸新幹線は人生2度目だ。乗るのははくたか、もちろん自由席。グリーン車やグランクラスに乗せたら、特に非鉄の歩夢と侑ちゃんはキレるだろうからやめにした。
【挿入曲♪SOUND BANK『走る』♪】
新幹線はくたか号なので各駅に止まり金沢まで向かう。
比奈「それにしても北陸新幹線は初めてです」
鈴乃「私も金沢自体が初訪問になるのよ」
歩夢「じゃあ今日は楽しんでいこうね」
2人「うん(ええ)!!」
ここまでは良かったのだが、また衝撃の展開が訪れる。
比奈「なんか…いきなり股の間が痛くなってきたような…うわああああっ!!」
鈴乃「大丈夫?」
比奈「おそらくシオンと同じ症状だと思います…」
鈴乃「性奴隷にされないかどうかが不安ね…」
そして痛みがとまったと思えば案の定、
比奈「やはり竿と玉が私にもついていますね…」
比奈ちゃんはフタナリ化してしまった。
歩夢「私や侑ちゃんは比奈ちゃんを襲う気はないから安心してね」
比奈「歩夢さんありがとうございます」
俺「あと困ったことがあれば僕に聞いてください」
比奈「由美もありがとうございます」
そう。俺は元男なのに、薬で女になったあと後天的にフタナリ化させられた経緯がある。だからこのあたりは任せとけ状態だ。
〜※〜
そんなこんなで小一時間乗り、金沢に到着した。
鈴乃「こんなにも大きいのね」
比奈「それでは早速兼六園へ行くことにしますか」
その時、悲劇は起きた。
??「澁川さん、また来てくれたのね」
比奈「乙宗さん、どうしてこちらにみえるのですか?」
梢「それはあなたを捕まえるためよ」
比奈「…というのは?」
梢「澁川さんが蓮ノ空の受験を拒否して虹ヶ咲に行くことになった話は私も聞いていたわ。それでも来てくれないことが悔しいからこうして捕まえることにしたの。さあ、私の寮の部屋に案内するから行きましょう?」
比奈「嫌です!!私は今日中に東京に帰る予定でした!!それなのに乙宗さんはどうして金沢旅行を妨害するのですかいつもいつも!?」
梢「妨害だなんて酷いことを言わないで頂戴?行くわよ?」ハイライトオフ
比奈「そんなああああああ!!」
こうして比奈ちゃんは連れ出された。
歩夢「比奈ちゃん頑張ってねー!!」ニッコリ
前回俺は2万を渡そうとしたら弾かれた経験があるから、あまり出しゃばらないようにしよう。
そして新たな風は更に吹き始める。
??「はじめまして、天白のかつどんさん」
鈴乃「あなたは…」
さやか「蓮ノ空女学院新1年、村野さやかといいます。天白のかつどんさんのことはTwitterをいつも見ているので知っていますよ」
鈴乃「私なんだけど本名は桜木鈴乃よ。今月から虹ヶ咲学園に通うの」
さやか「えっ…天白のかつどんさん、いや桜木さんは蓮ノ空に来てくれないのですね…。心外です」ハイライトオフ
鈴乃「村野さん怖いわよ…」
さやか「一緒に私の寮の部屋まで行きましょうか。拒否権はありません」ハイライトオフ
鈴乃「いやあああああ!!」
鈴乃ちゃんも村野さんに引きずられ、消えていった。すると歩夢が泣き出した。
歩夢「やっと…やっと3人になれた…」ポロポロ
侑「歩夢!?泣き出してどうしたの!?」
歩夢「侑ちゃんと由美ちゃんの3人になれたから、私すごく嬉しいの!!」ポロポロ
俺「狙い通りか…」
歩夢「もちろんだよ!!」
作者からのネタバレ情報通りになってしまった。
歩夢「だから、ここから3人ずーっと一緒だからね」
侑「なんか歩夢は由美ちゃんがいると意地悪になるね…」
歩夢「だって由美ちゃん、意地悪しないと振り向いてくれないんだもん」
侑「だよね。シオンちゃんもそんな感じだし」
歩夢「さすが、私の侑ちゃん♪」
なんとかしてよこの2人…。
〜※〜
まず向かったのは金沢城公園。桜が幅広く咲き乱れる。直後に兼六園に向かう。しかし…
俺「激混みやな…」
歩夢「どうする?」
俺「今回は見送りです。新居町とか名古屋に常駐しておけばまた金沢には行けるからね」
侑「東京、来てくれないんだ…」
俺「あなたたち以上に危険な輩がいるの!!」
歩夢「誰?」
俺「若菜四季と天王寺璃奈ちゃん」
歩夢「じゃあシオンちゃんのこともあるから、名古屋には定期的に押しかけるね♪」
俺「…はい」
大波乱は今後も続くらしい。まあチョコバナナだけ屋台で買って食べるか。
〜※〜
そして次に向かったのは金沢竪町にあるBELSEL。竪町は「金沢の原宿」とも言えるような場所であり、その名残なのかヲタの店もある。しかし…、
歩夢「今日は私たちと一緒だから、寄らせないよ?」
俺「参ったな…」
アニメイト金沢目的と悟られてしまった。アニメイト寄ろうとするとろくなことがないのなんとかしたい。
諦めて片町香林坊で時間を潰して北鉄石川線乗るか…。
そして、時間になって慌ててダッシュで走る。
侑「途中までバスに乗ろう」
歩夢「それがいいね」
というわけで、途中でバスをキャッチし、これまた途中で下車、更に走る。
なんとか野町駅に間に合ったが…、
駅員「もう間に合いません。車内で精算してください」
切符が買えず、また罪悪感が残った。これだから石川線廃止で騒がれることが丸わかりである。せめて片町香林坊、ひいては金沢経由で金沢港まで伸ばして欲しい。
〜※〜
乗るのは新西金沢まで。コイルばね台車のせいでよく揺れる。
俺「三岐鉄道三岐線みたいだ…」
朝の気分の悪さはまだ続いているが、この揺れでまた誘発される。本当に帰ったらダイヤと勇輝くんはしばくしかない。
〜※〜
新西金沢下車後は北陸本線に乗り換える。ここも来年にはJRでなくなるから、しっかり記録しよう。列車待ちもあったけど、何より金沢に向かう列車に臨む夕日は哀愁を感じさせていた。
そして、金沢駅にまた戻ってくる。お土産を買って帰ろうと思ったその時だった。
歩夢「そうだ、由美ちゃんに食べてもらいたいラーメンがあるんだ」
俺「もしかしてシオンちゃんと食べたあのラーメンか」
侑「なんで知ってるの?」
俺「シオンちゃんと比奈ちゃん、笑顔でそのラーメンのこと俺に語ってくれたのよ。先を越されたのはショックだけど、俺も食べてみたいなって」
歩夢「じゃあ行こう!!」
というわけで、ラーメンだけ食べてから帰ろう。店名は「らうめん侍」である。
〜※〜
いざ実食。いただきます。
…美味しい。
比奈ちゃんの言う通り、ややこってりした豚骨に、滋味あふれる和風出汁。これはリピート確定である。名古屋の栄にもまた食べに行こう。
ごちそうさまでした。
歩夢「さあ、名古屋に帰ろうか」
俺「歩夢や侑ちゃんも行くの?宿ないぞ?」
侑「いいもん、今日アパホテル取ったし」
俺「あと今から乗れても20:01か…」
歩夢「大丈夫だよ」
合意が取れたので、帰りのラストしらさぎに乗っていこう。米原止まりなので、そのまま快速に流れる予定だ。
歩夢「昼間にも寝たけど、また眠くなってきちゃった」
侑「じゃあ私が膝枕してあげる」
歩夢「おやすみ」
そういえば、起こしてくれる比奈ちゃんはいないから、次起こすのは俺になる可能性がある。まあいいか。
〜※〜
米原到着後。
??「お客さん、終点ですよ!!そこの2人も起きてください!!」
目を覚ますといたのは車掌さんだった。
俺「寝てしまい申し訳ないです…」
車掌「この後どうされるのですか?」
俺「特別快速で帰る予定です」
車掌「ありがとうございます」
降りて待っていたのはDEC613系。315系に類似した6両編成の最強ディーゼルカーで、後ろには313系類似のDEC611系を2両接続させている。車内はオール転換クロスシートであり、超高性能であることも相まって東海道本線でしか使用されない。増備後すぐ315系に移行したからかなりレアな車両だ。
発車時にはカミンズのT30系の爆音が響く。加速性能は抜群だ。しかし、あまりのうるささに会話ができなかった。夜も遅いし、音楽かけて寝ていこう。
【ED♪柏木広樹『PRECIOUS TIME』♪】
名古屋着。
歩夢「そういえば勇輝さんたちはどうなったの?」
俺「新居町に戻ったって言ってた」
侑「じゃあ3人で泊まろ♪」
俺「いいけど、別部屋にしてね」
歩夢「もちろん!!」
今回の旅はこれで終結した。比奈ちゃんと鈴乃ちゃんが東京に戻ったのは次の日のことだった。
ちなみに勇輝くんとダイヤについては、AZALEAのライブが会津であったということなので、マル、果南とともに次の日説教しました。添い寝は真面目にアウトだからな本当にもう。
次回は名鉄築港線ネタを予定。