ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021   作:松浦南北

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私が大学の鉄研に入ったあとに経験した話を元に、恐ろしく悪化させて書きます。視点は澁川比奈を予定。新キャラも3人出てくるよ。


私たちは虹ヶ咲学園の鉄道同好会を一気に救いました。

舞子「虹ヶ咲学園鉄道同好会、通称Rainbow RFCにようこそ!!」

 

2023年4月19日、本日は虹ヶ咲学園鉄道同好会の入部式、および新入部員歓迎会が行われています。私は新入部員の1人です。

 

舞子「まず部長の私から自己紹介するね。私の名前は塩津舞子。高等部の3年生。学科はライフデザイン学科のアーキテクトデザイン専攻だよ。出身は練馬区。鉄道の中だと特に駅が大好きで、東京メトロ・都営地下鉄の駅は全部降りた経験があるんだ。将来の夢は駅の設計・建造や建て替えに携わること。既に内定も出ているんだ。よろしくね」

 

全員「よろしくお願いします!!」

 

舞子「じゃあ次は現役部員からね。部員は私以外に1人しかいなかったの。イオちゃんよろしく」

 

イオ「はい。今年3月よりインドネシアから留学生としてやってきマシタ、中等部3年のイオといいマス。学科は国際交流学科デス。とにかくHOLECと日立のGTOサイリスタインバータが大好きで、イギリスのClass 323や近鉄の1233系電車も大好きデス。尊敬する人はYouTuberの鳳来寺サンで、将来は技術者として働くことを目指していマス。よろしくお願いしマス!!」

 

全員で拍手をします。

 

舞子「さあ、次は新入部員だね。じゃあまずはそこの紫色の髪の子から」

 

私の自己紹介の番がやってきました。生徒会長経験者ながら、実際人付き合いが苦手でコミュ障ヘタレの私がしっかり自己紹介できるのか不安になります。

 

私「名古屋市の天白区からやってきました、高等部1年の澁川比奈と申します。学科は普通科選抜です。撮り鉄、乗り鉄を主にやっており、中学時代は生徒会長を務めながら裏で名鉄を主に撮影しておりました。昨年8月からは中部高速鉄道の学生社員となり、将来は中部高速鉄道に勤務することが夢です。YouTuber鳳来寺さんとは中学からのライバルで、私もYouTuber延暦寺レオナとして活動しております。この同好会に入ったきっかけは鉄道関連の部活に入りたかった、ただそれだけです。マルチに活動しながら忙しいですが、こんな私をよろしくお願いいたします」

 

皆さんが盛大な拍手で迎えてくださいました。

 

イオ「というかアナタデシタか!?お久しぶりデス!!」

 

私「イオさん、進級しても元気そうで嬉しいです」

 

舞子「イオちゃんは比奈ちゃんのことを知ってるの?」

 

イオ「はい。黙ってて申し訳ありマセンが、ワタシも一応中部高速鉄道の学生社員の証明は貰っていマス。その関係で今回入ってくれた同じ学生社員の鈴乃サンと比奈サンのことは知っていマス」

 

舞子「そうだったんだ!!教えてくれてありがとう。次はそこのピンク色の瞳の子かな」

 

鈴乃「はい。名古屋市天白区出身、桜木鈴乃と言います。高等部1年、学科は普通科特進です。中部高速鉄道の学生社員もやっています。中学も比奈と一緒でしたが、私の方が少し成績が下でした。それでも誰かと一緒になりたいと思い比奈の目指す虹ヶ咲学園を目指して今に至ります。比奈とは別で鉄活を進めていましたがYouTuber鳳来寺さん、もといシオンの仲介で意気投合し、今は仲良く鉄活を進めています。また、私は天白のかつどんとして反戦を訴え続けています。そして、かなり自由なスタイルで活動できると聞いてこの鉄道同好会に入部しました。よろしくお願いします!!」

 

またもや全員で拍手をしました。

 

舞子「鈴乃ちゃんと比奈ちゃん、仲が良いんだね」

 

鈴乃「はい!!」

 

私「鉄道があったからこその仲ですから」

 

舞子「フフッ♥お互いにこれからも仲良くするんだよ♪」

 

私・鈴乃「ありがとうございます!!」

 

私と鈴乃の仲はシオンと同じくらいに引き裂けないものだと思っていますからね。

 

舞子「それじゃあそこの黄緑色の髪の子に自己紹介してもらおう」

 

ドロシー「はい。今月よりイギリスのバーミンガムから留学に来ましたドロシー・ダビッドソンと言います。中等部・情報処理学科の1年生です。昔から電気で動く鉄道車両よりディーゼルのほうが大好きで、特にMANやコマツのエンジンの音がExcellent!! それから駅弁も好きで、初めて食べた越前かにめしはぜひ世界中に広めたい味だなと思いました。それでも将来はデジタル人材の足りない日本の鉄道会社で技術向上に努めていきたいという夢があります。できれば中部高速鉄道に入社出来たらと考えています。入部理由は鉄道関連のことを自由にやれる、それだけです。こんな変わり者ですが、よろしくお願いします!!」

 

舞子「可愛くて妹にしちゃいたいくらいだね!!」

 

ドロシー「恥ずかしいですよ~!!」

 

舞子「ごめんごめん」

 

部長の舞子さん、かなりフレンドリーなお方ですね。

 

舞子「最後は、せりなちゃんかな。再入部という形になるね」

 

せりな「丸山せりなと言います。山形県米沢市出身で、719系とYR-880形が大好き。高等部・音楽科の1年生です。将来何をやりたいとかは特に決めていませんが、コロナ禍で飛んだ3年間をやり直せるのであればと思いこの部活に入り直すことにしました。よろしくお願いします」

 

ちなみに今回入部した人は私、鈴乃、ドロシーさん、せりなさんの4人だけでした。

 

舞子「そういえば、気づかなかったかな?貴方たちが入部する前の部員の数」

 

私「まさかの…舞子先輩1人だけだった!?」

 

舞子「そうなの。これにはすごく苦い訳があって…知りたい?」

 

ドロシー「もちろん、知りたいです」

 

すると、舞子先輩は重い口を開きます。

 

~※~

 

実は、鉄道同好会ができたのは今から5年前。名古屋の西白壁の同好会に倣って何でもフリーな部活としてやってみようって話になったの。当時は、中等部1年生の私を含め、各学年1人ずつの6人だった。

 

当時から、撮り鉄とか乗り鉄がメインだったね。だけど、まず当時高等部2年生の先輩かつ部長の方が退学処分になったんだ。その先輩は入部後間もなく西武の豊島園駅から約10万円の大金を着服したから退学になった。その結果、当時から計画していた機関誌の計画は潰れたの。

 

翌年(2019年)には中等部1年生2人、高等部1年生2人が新たに入った。この際に初めて機関誌が出せたかな。

 

その翌年(2020年)から新型コロナウイルス感染症が流行ったでしょ?その時にはせりなちゃんを含めて中等部1年生3人が入ったんだけど、中等部2年生の1人がコロナに罹患して、そのまま亡くなったの。この子は昔から心臓が弱くて、学校も休みがちだったけど、まさかこんなことになるとは思ってもいなかった。

 

更に、この年に入部したせりなちゃんが、いじめが辛いとかで一度やめちゃったの。

 

その翌年(2021年)、新たに部員は入らなかったけど、冬場にコロナを拾う覚悟でロンドンまで撮り鉄合宿に行った。だけど合宿先で高等部2年の先輩と中等部2年の子の1人が遮断器のない踏切で高速列車に轢かれて亡くなったんだ…。2人とも実は軽度の知的障がいを持っていたけど、こんなことになるなんてあまりにも悲しすぎたし、悔しすぎた。

 

そして問題の2022年。この年も部員は新たに入らなかった。だけど、高等部1年の子と中等部3年の子が撮り鉄のために他所の木を伐採したり、同じ場所で撮影していた撮り鉄たちに集団リンチしたりしたから、退学処分になったんだ…。しかもこの2人、せりなちゃんをいじめていた2人だったからね。その結果、2月時点で部員は私1人しか残らなかったの。

 

それで生徒会から学園で最も不名誉かつ、死亡率が高いというレッテルを貼られて、6月までに部員を6人に戻さないと廃部にするって話になったんだけど、そんな中で3月にイオちゃん、今月にせりなちゃん復帰を含めて4人が入部したから、廃部はこれで免除になったし私すごく嬉しい!!

 

〜※〜

 

舞子「だけど、その不名誉レッテルと死亡率の高さから、私たちが学園祭に出るのは禁止になってるんだ…」

 

聞いているだけで涙が出てきます…。

 

舞子「あれ?みんな泣いているけど…」

 

私「だってそんなに悲しい経験をしていて涙なしでは聞けないではありませんか!!」

 

舞子「ごめんごめん…」

 

せりな「それでも私は、鉄道について語り合える場が残っていただけですごく嬉しいです!!」

 

私を含めた皆さんが頷きました。

 

舞子「そう言ってくれるだけでもっと嬉しいよ!!」

 

こうして全員で笑い飛ばします。

 

舞子「さあ、そろそろ解散に…」

??「ちょっと待ってください!!」

 

聞き覚えのある声が。

 

私「シオン!?トワやすずかたちまでどうしてここに!?」

 

シオン「皆さんの入部を祝うために、授業後トワちゃんたちを拉致してここまで来ました」

 

舞子「青山先生こんにちは」

 

由美「こんにちは、舞子ちゃん」

 

私「知っているのですか?」

 

舞子「うん。青山先生の妹のジュリーと一度だけ近江鉄道でエンカしたことがあってね、その兼ね合いで紹介してくれたんだ。一応中部高速鉄道の本社、虎ノ門支社、五条河原町支社、丸田町支社にも足は踏み入れたよ。しかも内定先はここなんだ」

 

由美「特に新居町に来てくれたときは俺もその場にいたし嬉しかったからね」

 

舞子「それで今回お願いがあるのですが…」

 

由美「どうしたの?」

 

舞子「本採用の前に学生社員として採用していただきたいと思いまして…」

 

もしかすると恒久的に私たちの仲間になりたいのかもしれません。

 

由美「上層部からは許可が出ており、かつ学生社員自体は中学1年生以上ならその場で抜き打ち面接し、結果次第で即採用という形になります。ちなみにここで採用された場合、退職・免職でもしない限り必然的に正社員昇格になります」

 

舞子「それなら直ちにお引き受けしたいと思います」

 

イオ「せりなサンとドロシーサンはどうするんデスカ?」

 

せりな「実は私も中部高速鉄道のことは大好きで、実を言うとスクールアイドルのスポンサーメンバーになりたかったんですよ」

 

ドロシー「スクールアイドルの支援もできるなら是非私も!!」

 

由美「それなら3人だけ虎ノ門で抜き打ち面接しましょう。他のみんなは部室に残っていてください。それ以外の6人は20時になっても戻って来なかったら虎ノ門に来てください」

 

私「わかりました!!」

 

こうして部長さんたち3人は由美に連れられ、面接に行ってしまいました。

 

すずか「また私たちだけになりましたね」

 

私「でも、ドロシーさんが採用されたらすずかに事実上後輩ができるのですよ?」

 

すずか「そうなったら幸せです!!」

 

シオン「じゃあ今のうちに動画を少しずつ撮影しようよ」

 

私「でもそれをやると部長さんが…」

 

シオン「放映するときは流石に許可を取るよ」

 

トワ「それなら安心だね」

 

ということで、このまま動画を撮影して行きましょう。

 

〜※〜

 

撮影終了後、4人が戻ってきました。

 

シオン「ごめんなさい塩津部長、今回いない間に部室の方を勝手に撮影してしまいました…」

 

舞子「フフッ、あなたが鳳来寺チャンネル、もといシオンちゃんだってわかっているから、もうジャンジャン放映しちゃって!!」

 

シオン「ありがとうございます!!」

 

イオ「それはそうと由美サン、採用結果は?」

 

由美「今回3人全員採用です」

 

全員「やったぁ!!」

 

舞子「それで早速なんだけど、もう部長から先輩禁止令を出したいと思います」

 

ドロシー「本当に大丈夫なんですか?」

 

舞子「青山先生、もとい由美ちゃんがそういう社会が嫌いだから、部内でもこれをもう初っ端から適用しようかなって」

 

鈴乃「それじゃあ舞子先輩改め舞子、よろしくね」

 

舞子「鈴乃ちゃんは素でも呼び捨てなんだね」

 

私「中学時代からそうでしたからね」

 

これから楽しくなりそうですね。

 

トワ「…だけどすずかちゃんのことどうする?」

 

イオ「確かに。由美サンが禁止令出しても特例で認めてイマシタもんね」

 

シオン「僕はどっちでもいいけど」

 

由美「すずかちゃんの呼びたいようにしてあげたいのは山々だけど、本音はこれを機に取っ払いたいんだわ」

 

ですが、もう私は決めてあります。

 

私「これを気にすずかにはさん付け・先輩呼びを完全禁止にしましょう」

 

すずか「ということは呼び捨てですよ?それでも大丈夫ですか?」

 

比奈「私だって天白の皆さんとイオ、由美のことは呼び捨てではありませんか」

 

すずか「それなら早速今後もよろしくお願いします、鈴乃♪」

 

鈴乃「よろしくね、すずか♪」

 

こうして皆さんで笑い飛ばし、今回はお開きとなりました。

 

私「一応私と鈴乃とイオは中部高速鉄道の虎ノ門寮で生活しています」

 

舞子「それなら一緒に電車に乗って帰れるね。一応私は自宅から通っているし」

 

せりな「私は学生寮かな」

 

ドロシー「私もだよ」

 

10人で帰宅ですが、この後悲劇が起きます。

 

??「あれ?塩津先輩いたんですね」

 

舞子「ツムギちゃん!?」

 

ツムギ「鳳来寺さんや久遠寺さんも元気そうで何よりです」

 

シオン「加藤さんお久しぶりです」

 

??「今日は彼方ちゃんも一緒だよ〜」

 

トワ「だから抱きつかないでください!!」

 

彼方「どうしてここまで来てくれたのにトワちゃんはそんな酷いことを言うのかな?抱きつくなとか寂しいよ…」ハイライトオフ

 

トワ「ごめんなさい…」

 

彼方「明日も学校大変だから今回は連れ帰らないけど、週末にはまた来てね♥」

 

トワ「わかりました」

 

彼方さんは先に帰りました。

 

ツムギ「とりあえず塩津先輩を連れ帰っていいですか?」

 

比奈「どうしてですか?」

 

ツムギ「私に内緒で他の女と話していたからです」ハイライトオフ

 

舞子「待って!!誰も救ってくれないの!?」

 

せりな「ごめんなさいここは太刀打ちできないよ…」

 

ツムギ「それじゃあ行きますよ」

 

舞子「待ってええええ!!」

 

舞子もヤンデレ被害者だったのですね…。

 

続いての刺客は菜々さん、歩夢さん、侑さんの3人。

 

菜々「今日は中野さん、いえトワさんも来ていたんですね」

 

トワ「だってシオンちゃんが仕方なくって言うから」

 

菜々「今回は帰っても良いですが、週末にバッタリ会って逃げ出したら許しませんから」ハイライトオフ

 

トワ「うん。菜々ちゃんからは逃げないからね」

 

ということで菜々さんは帰りました。

 

歩夢「由美ちゃんも来ていたんだ」

 

由美「シオンちゃんに拉致られました。明日大学の研究室で勉強会があるんで帰っていいですか?」

 

侑「ダメだよそんなことしたら。今日は歩夢と一緒に由美ちゃんを連れ帰る約束をしたからね。シオンちゃんは帰っていいけど」

 

シオン「ありがとう侑ちゃん、ぽむちゃん」

 

歩夢「さ、行くよ♪」

 

由美「いやあああああああ!!」

 

由美は侑さんの家に連れられたそうです。

 

ドロシー「みんな本校の生徒に愛されてるんだ…」

 

鈴乃「だって鉄オタだから、暴走防止のヤンデレ発動とかけっこう多いのよ」

 

せりな「それでもいじめよりはマシだと思うかな」

 

イオ「なんとなくそういうストッパーがないからあの頃に崩壊したように思いマスね」

 

すずか「私も思いました」

 

すずかとトワとシオンには、4人が面接でいない間に鉄道同好会の悲しい歴史を語っておきました。由美も舞子たちの面接の直後にその悲痛な歴史をドロシーから教えてもらったそうです。

 

シオン「だよね。さて、夜も遅いし、みんなこの辺で解散にしようか」

 

トワ「そうだね!!」

 

シオン「じゃあ終わり!!閉廷!!以上!!みんな解散!!」

 

ガシッ!!

シオンの手首を掴んだと思えば、後ろに宮下愛さんが。ホラ、終わり閉廷は禁句なのに…。

 

??「シオン成分の補給を終えるまで、カエサナイカラネ♥」

 

私「愛さん!?」

 

愛「他のみんなは帰っていいよ♪」

 

シオン「ちょっと待って!!僕なにかした!?」

 

愛「また鉄道同好会のみんなと話していたんだもん!!ついでに比奈っちも連帯責任だからね!!」ハイライトオフ

 

私「いやあああああああ!!」

 

トワ「気をつけて帰ってきてねーシオンちゃん」

 

ドロシー「今日はありがとう〜!!」

 

シオン「みんな見捨てるなあああああ!!」

 

愛「さあ、新橋駅に行くよ♪」

 

シオン・私「そんなああああああ!!」

 

こうして私は新歓の後に愛さんからお説教を受けました。人脈が広いとこうなるとか、これはもう理解不能です…。




私が入った鉄研では、同級生が気づかぬうちに次々と抜け大ドジポンコツな私だけしか残らないという悲しい経験をしました。それでも後輩に救われ、なんとか抜けることなく現在に至ります。

次回は未定です。

【塩津舞子】
練馬区出身
ライフデザイン学科 アーキテクトデザイン専攻
2005年度生。誕生日・血液型等不明
主に駅が大好き

【丸山せりな】
山形県米沢市出身
音楽科
2007年度生。誕生日・血液型不明
719系とYR-880形が大好き

【ドロシー・ダビッドソン】
イギリス・バーミンガム出身
情報処理学科
2010年度生。誕生日・血液型不明
コマツやMANなど、気動車用のディーゼルエンジンが大好き
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