ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
由美「…は?」
ぽむちゃん「どうして海外なんて行くの?」
僕「由美ちゃんもぽむちゃんも落ち着いて。だって仲喜くんがマルガレーテちゃんと不仲になっているなんて、不名誉極まりないんだもん」
2023年4月29日、虎ノ門にて。僕が仲喜くんとこのGWにドイツ遠征をすることにしたのだが、その旨を侑ちゃん、ぽむちゃん、比奈ちゃん、由美ちゃんに伝えたら全員反対した。
仲喜「私にとってはかなり不服なんだけどね」
比奈「だったら尚更行くべきではありません!!それで仲喜が壊れて帰ってきたらどうするんですか!!」
侑「私だって、仲喜くんが瀕死で帰ってくるなんて見たくないよ!!」
由美「それよりもトワちゃんとすずかちゃんが心配するぜ?」
僕「マルガレーテちゃんと仲喜くんの話も同時にしたら2人は笑顔で『行っておいで』って言ってくれたよ?」
ぽむちゃん「やっぱり2人じゃ不安だよぉ」
すると1人乱入者が。
月「そうならないように、僕がついてます。ついでに鞠莉ちゃんもちょうどイタリアにいるから2人でサポートするんだよ♪」
由美「月ちゃんがついていったり、鞠莉ちゃんが現地サポーターやったりなら心強いけど、あともう1つ。何か目玉になる列車はあるの?」
僕「関空のウイングシャトル、それからカッセルのレギオトラム、あとヴッパータール空中鉄道かな」
そう。まずは日本国内にあるのに一般人は乗れないあれ。次に、路面電車がパンタグラフを畳んで乗り入れていくあの路線。そして、現存する世界最古の懸垂式モノレールだ。
侑「それで、いつから行くの?」
僕「5月3日から5月7日まで、2泊5日の予定だよ」
ぽむちゃん「…やっぱり、シオンちゃんと5日間確実に会えないってなると、寂しいし、おかしくなっちゃうかもしれない」
僕「えっ!?」
ぽむちゃん「だけど、シオンちゃんならいろんなミッションをクリアできると思うから、行っておいで!!」ニッコリ
僕「うん!!頑張って行ってくるよ!!」
由美「仲喜くんも、しっかり見物してパワーアップするんだよ?」
仲喜「もちろん!!由美ちゃんや勇輝くん、聡平くんやジュリー、ウイング団をびっくりさせるレベルになって帰ってきてやるんだから!!」
こうして全員で合意が取れた。
〜※〜
5月3日、遠征当日のこと。関西空港第1ターミナルにて。
僕「ウイングシャトル楽しみ〜!!」
仲喜「私もだよ」
そう。最初の目玉はあの日言った、関西空港のウイングシャトル。ウイングシャトルはちゃんと日本にある、謎の新交通もどきな乗り物。
日本にある、謎の新交通もどきな乗り物なんだけど……
なんと!!出国目的でないと乗れないの!!
飛行機は大きな荷物を積めるけど、搭乗口まで歩いていくのは現実的ではないという話だから、こういうシャトルが用意されていることがある。過去には成田にもホバークラフトみたいなシャトルがあったみたいだけど、僕が幼稚園に通っていた頃に廃止されたっぽい。
月「2人がこうして電車に夢中なのはほっこりするね、由美ちゃんは別だけど」
税関手続きを終え、しばらくすると見えてきた。
仲喜「さあ、乗るぞ!!」
出国者が乗れるのは前1両だけ。キハ100系のようなドアチャイムが鳴りドアが閉まる。
僕「これがサイリスタ位相制御の音か」
120Hzおよび360Hzの音をかすかに響かせ、シャトルは発車する。今や類似した音は六甲ライナー1000形の回生ブレーキ付きサイリスタレオナード制御くらいしか聞けないから貴重だ(*1)。
月「だけど久々の海外だから僕もワクワクするよ!!」
仲喜「でしょ?」
座席は殆ど無いけど、乗車時間が僅かだからまあいいか。
到着後に搭乗口に向かい、そのまま乗り込む。さあ、研修も兼ねたドイツ遠征の始まりだ!!
次回は国内ネタを書きたい…。
ドイツ遠征については、マルガレーテちゃん、カッセルの路面電車、ヴッパータール空中鉄道の3つのネタは書く予定です。