ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021   作:松浦南北

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前回のトロッコの続きから行きます。視点も引き続き青山由美を予定。


☆虹ヶ咲鉄道系GWチャレンジ2023 #2 会津で一夜を過ごし、そのまま東京に戻ろう。

改札を出たあと、バスもないので会津若松城まで徒歩で向かおう。

 

比奈「しかし本当に開いているのでしょうか…?もう5時を過ぎている以上期待できなさそうな…」

 

俺「危ないから先に野口英世記念館行くぞ」

 

せりな「それがいいね」

 

というわけで、会津ゆかりの細菌学者野口英世さんの記念館に行ってみよう。ギリギリのところで入館できた。

 

野口さんは1歳で指が繋がってしまう大火傷を負い、以降いじめにもあったが、16歳のときに指を切り離す手術を受けてから医者を目指すようになったという経緯を持つ。ここでは幼少期のみの解説だったが、200円払って見学した甲斐はある。

 

さて、見学終了直後に会津若松城について調べてみると奇跡が起きた。

 

俺「おっ、今日は夜まで空いているぞ」

 

侑「それなら行こうか」

 

こうして会津若松城を巡ることになった。

 

会津若松城は鶴ヶ城とも呼ばれ、比奈ちゃんと同じくらいの歳の少年らで結成された白虎隊が集団自決した場所だ。そんな中でも飯沼貞吉さんただ1人のみ救われ、後々白虎隊の悲痛なエピソードが語り継がれていったのだ。

 

〜※〜

 

巡ったあとだが…、

 

歩夢「どうしよう…何処も飲食店空いてないよ…」

 

比奈「夜も遅いですね…」

 

そう。何処も飲食店が空いていないのだ。そんな中、

 

せりな「あっ!!あそこの街中華とかどう?」

 

俺「この辺りのラーメン有名だし、そうするか」

 

ということで、街中華でラーメンを1杯いただこう。

 

ここのラーメンはやや形が歪な中太麺が特徴。お醤油ベースのあっさりしたスープも美味しい。リピート確定とまでは行かないが、また食べてみたい。

 

ご馳走様でした。食べてからは直ちにホテルに向かう。今回も東横インだ。

 

比奈「明日の特急リバティも楽しみですね」

 

俺「よし、じゃあ明日を楽しみに…」

 

全員「終わり!!閉廷!!以上!!みんな解散!!」

 

こうしてこの日はお開きとなった。就寝準備だけして、12時まで今日のブログ更新でもスマホでしようとした、その時だった。

 

シオンちゃんから電話だ。もしかしてもう帰国なのかな?なんとなく1日前倒しで帰国する可能性は否定していなかったが。

 

【通話開始】

俺「はい、青山です」

 

シオン『由美ちゃん、明日1日前倒しで僕だけ成田に帰ることになりました』

 

俺「到着は何時頃になる予定?」

 

シオン『日本時間の明日18時です』

 

俺「他のメンバーは?」

 

シオン『月ちゃんは一度イタリアの幼馴染に会いに行くって話だし、仲喜くんは鞠莉さんのお母様に捕まっちゃった。マルガレーテちゃんも地元でコンサートがあるって言ってた』

 

俺「うわぁ…仲喜くん無事に生きて帰れるといいね」

 

シオン『だね』

 

俺「とにかく、無事に事故とかなく帰ってくること。俺からはそれだけ」

 

シオン『うん。約束するよ!!』

 

俺「それじゃあまた」

 

【通話終了】

18時着か…。とりあえずまず4人にはシオンちゃんが成田から帰国する旨をLINEで投げておこう。

 

歩夢『それじゃあ明日は浅草のあと成田空港まで流れようね』

 

比奈『シオンの帰国、楽しみです♪』

 

侑『シオンちゃんに4日ぶりに会えるんだ!!』

 

せりな『半月ぶりに私もシオンちゃんにお目にかかれるんだね』

 

みんなは大喜び。しかし俺には不安が残っている。それはシオンちゃんが無事で帰って来られるかどうかということ。乱気流に飲まれて墜落しシオンちゃんが命を落としましたとか、俺はそんなことがあったら自殺未遂沙汰にまたなるかもしれない。

 

さて、シオンちゃんとの絡みが多い人にもこの話は投げよう。

 

しずく『シオン先輩に再会できるなら絶対に成田空港に向かいます!!』

 

愛『ごめんゆーみん、行きたいのは山々だけどおねーちゃん(*1)のことがあるから無理』

 

かのん『家の手伝いで難しいかな』

 

ちーちゃん『会いに行きたいのは山々だけど、今月お金がもうない…』

 

すみれ『ごめんね由美、明日も番組収録があるの』

 

恋『神宮音楽学校のことでそれどころではありません』

 

夏美『明日も動画撮影があるので見送りですの』

 

ということで、しずくちゃんが来てくれそうだ。そろそろ寝て明日に備えるか。

 

〜※〜

 

翌日。無料朝食を食べて9時にホテル前に集合した。

 

侑「成田空港に18時着か…シオンちゃん無事だといいね」

 

俺「でしょ?」

 

比奈「ちなみに今日は9時半から2時過ぎまで、乗り換えありですが、ずっと乗りっぱなしです」

 

歩夢「それでもこの前の秘境駅号と大糸線で慣れたから大丈夫だよ」

 

せりな「それなら心強いね」

 

というわけで、リバティ会津のチケットを手渡し、乗車券を買って会津鉄道に乗り込もう。

乗る列車は9:35発の快速リレー126号、行き先は会津田島。使用車両はというと…、

 

俺「ハズレやん」

 

一番当たりたくなかったAT-500形だった。AT-600形が転換クロス、AT-700形が回転リクライニングとなっている中で唯一、ボックスベースのセミクロスシートとなっているためだ。

ちなみにせりなちゃんも反ロングシート民で、地元山形県で見かける車両でも、701系5500番台やキハ101が大嫌いらしい。

 

比奈「鈴乃がいなくてよかったです…」

 

歩夢「鈴乃ちゃんもロングシートやボックスシートが嫌いだもんね」

 

そんなこんなで2両ワンマン快速は軽快なカミンズサウンドを響かせ発車した。

 

〜※〜

 

湯野上温泉駅あたりで悲劇が起きる。

 

俺「アシナガバチか…」

 

せりな「い゛や゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛む゛し゛き゛ら゛い゛い゛い゛い゛!゛!゛」

 

俺「車内から追い出したいけど…」

 

比奈「すみません」

 

乗務員「どうしました?」

 

歩夢「車内にアシナガバチが出てしまって…」

 

乗務員「少々お待ち下さい」

 

なんと、乗務員さんがアシナガバチを駆除してくださいました。ありがとうございます。話によるとよくあることだそうで、流石、山のローカル線は違うなぁ。シオンちゃんを連れて来れば良かった。

 

〜※〜

 

会津田島着。このままリバティ会津に流れよう。定番、500系3両編成だ。

 

俺「車内もきれいだ!!」

 

比奈「東武特急は初めてです!!」

 

侑「はしゃぎすぎ注意だからね」

 

定刻通りにPMSMの音を響かせリバティは発車。座席は俺と比奈ちゃん、侑ちゃんと歩夢がそれぞれ隣同士で、それ以外はバラバラ。会津高原尾瀬口から先はしばらく各駅に止まるのだが…、

 

俺「電波が繋がらない!!」

 

比奈「流石、トンネルだらけの野岩鉄道ですね」

 

俺「LINEやDiscordに弟たちやウイング団から心配のメッセージが来るのに、電波すら来なくてはね…」

 

そう。あの北陸トンネルのごとく電波が届かないのだ。

 

比奈「今回のリバティについても、また記事にします」

 

俺「コミケか僕ラブで出品してくれれば、俺はメロンブックスで買うよ」

 

比奈「そう行ってくださると嬉しいです」

 

俺「ついでに虹ヶ咲学園鉄道同好会の活動資金や、中部高速鉄道の知名度向上にもつながるからね」

 

比奈「お互いに頑張りましょう」

 

ちなみに俺はメロンブックスの常連客に近い。最近は何も買っていないが、大抵ラブライブ系の同人誌を買うことが多い。ポイントカードは持っていない。

また、中部高速鉄道は420年近くの伝統があり、路線も大規模だが、知名度は名鉄や近鉄と比べ戦後恐ろしく低くなった。ここ最近はスクールアイドル業界のスポンサーとして名を上げてきたが、まだまだ世間一般には及ばないのでこうやって社員の日常ネタをさらけ出すことで知名度を上げる努力をしている。

 

そんなこんなで列車は進む。

 

〜※〜

 

新藤原駅到着後、衝撃の出来事に気づく。

 

俺「そうじゃん、今日はバサギリのレイドデイじゃないか」

 

というわけで、本日最初のポケモンGOを立ち上げ、新藤原駅のジムを確認した。案の定いた。

 

むし・いわタイプだから、ほのおタイプやひこうタイプは選ばれていない。はっきり言ってはがねタイプが使えるので工学者の卵の俺にとっては嬉しい限りだ。それはそうと「Sasuke20080301」というIDの人が同じバトル場にいたんだが、間違いなく歩夢だろ。ちなみに俺のIDは「Hirokoji12425197」で、作者のとも異なる。

 

〜※〜

 

無事に捕獲まで完了後、車内に戻る。次の長時間停車は下今市駅で行われる。このときに昼飯は買うことにしよう。

 

新藤原を出て鬼怒川公園、鬼怒川温泉を発車するとほぼ隔駅停車となる。下今市駅では連結が行われるから長時間停車。買った駅弁は湯葉入りの鱒寿司。食欲が湧かないとかなり押し寿司系統に流れがちだ。

 

比奈「なんか私も不安を感じました。シオンが心配です…」

 

俺「とにかく無事を祈ろう」

 

食事後、車内探訪をしているうちに気がつくと群馬の板倉を過ぎ、埼玉に入っていた。そしていつの間にか都内に入り、北千住、とうきょうスカイツリーと停車し浅草に到着。会津若松から4時間40分。かなりの長旅だったが、後悔はない。

 

下車後すぐに全員で集合し、改札を出る。

 

俺「浅草寺は久々だ。大学院試験を控えている以上、しっかりお参りするぞ」

 

比奈「私も今後の鉄道同好会のために参拝しようと思います」

 

歩夢と侑ちゃんも進路のためにお参りすることを決めていた。1年から頑張っているのを見ると、俺の高校時代を思い出す。高校時代はガチの進学校だったが、ストレスで学校を休みがちだった。予備校にも通うことができなかったが、それでも大半の科目で平均以上の点数を出すことができ、赤点ゼロだった。更にはセンターが日本史59点だったものの、志望先を帝大系統から1つ下にして現役合格することができた。

それでも大学以降コロナ禍でサボりすぎるんじゃなかった、ギリギリ留年回避はできたけど。

 

さて、途中ドンドルマを購入し、食べ歩きしながら向かおう。

 

〜※〜

 

参拝後、おみくじを引く。俺は吉。前回の大吉と比較すると良くはなかったが、凶引いて絶望するよりはマシだ。歩夢や侑ちゃんもそれぞれ吉、中吉だった。一方…、

 

比奈「凶でした……」

 

せりな「私も末吉だったよ……」

 

これでは鉄道同好会の行く先が不安だ。ついでに比奈ちゃんも大学に現役合格できるのだろうか……。

 

結局比奈ちゃんはおみくじを引き直し、吉が出たところでなんとかなった。

 

浅草寺を去り、お土産を買った直後、

 

??「比奈ちゃんじゃん」

 

??「こんにちは」

 

??「せりなも由美も元気そうで何よりデス」

 

比奈「舞子とドロシーとイオではありませんか」

 

せりな「3人とも楽しそうだね」

 

舞子「たまには駅以外のものも見るべきだなって」

 

鉄道同好会の鈴乃ちゃん以外の3人がやってきた。話によると授業の内容が頭に入ってこず、むしろ駅のことしか考えられなくなっていたらしい。あと鈴乃ちゃんは未だにメイに捕まって帰れないとのこと。

 

イオ「そういう由美たちは?」

 

俺「本来ならば仲喜くんとうちの夫の勇輝くんと、弟のそーちゃんと、妹のジュリーで会津に行ってからここに来る予定だったけど、仲喜くんがシオンちゃんのドイツ遠征に強制連行されることになって、他の3人も知り合いに捕縛されて1人になったから、俺が手当たり次第に連絡したらこの4人が来てくれることになったのよ」

 

ドロシー「私も誘ってよ〜!!」

 

俺「ごめんごめん」

 

侑「ちなみにシオンちゃんは今日の夕方6時に成田に帰ってくるらしいです」

 

舞子「本当?」

 

俺「うん。俺宛に昨夜電話あったもん。でも不安ばかりなんだ」

 

イオ「どうしてデスカ?」

 

俺「墜落事故とかあってほしくないの!!」

 

歩夢「これだから由美ちゃんは…絶対無事に帰ってくるよ?」

 

せりな「だよね」

 

舞子「それはそうとせりなちゃんがげっそりしてるけど…」

 

せりな「会津に行ったら従妹の陽凪が大暴走して大変だったんだ。しかも来年虹ヶ咲の中等部を受験するとか言い出したし、もうヤダ…」

 

比奈「大阪の咲ノ浜高校に転校したいとか言っていましたよ。あれだけ会いたいとか陽凪が言っているのに」

 

舞子「従姉妹のことは大事にしないとダメだよ?」

 

せりな「はい…ごめんなさい…」

 

みんなそう言うのか…。

 

ま、考えていても仕方ないから全員で浅草線の浅草駅に向かうことにしよう。成田でシオンちゃんをお出迎えするのは決定だから。

*1
川本美里さんのこと。本編未登場だが、愛ちゃんから聞いていた。




次回こそシオンちゃんが帰国します。

しょうもない話ですが、新作の1話目は「相変わらず暇すぎてときめかない鉄道同好会(仮)」になりそうw
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