ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021   作:松浦南北

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今回は本編で初めてせつ菜が登場します。視点は澁川比奈(延暦寺レオナ)を予定。


中川菜々と優木せつ菜が教える、本来あるべき澁川比奈と延暦寺レオナの姿。

2023年5月12日の放課後こと。今日も部会はないので帰ろうとしたとき、

 

菜々「澁川さん、少々お時間よろしいでしょうか?」

 

私「どうなさいましたか?」

 

菜々「明日朝9時に池袋駅であなたと会いたいと思いまして」

 

私「とりあえず時間は空けておきます」

 

菜々「ありがとうございます」

 

なんと、菜々さんからまさかのお誘いがあったのです。嬉しい反面、少し嫌な予感もしました。ここ最近せつ菜さん(*1)の人気は急上昇中の一方で、鉄道系動画投稿者、延暦寺レオナ(*2)の人気が恐ろしく伸び悩んでいるのです。もしかするとこのことを貶される可能性があるかもと警戒しています。

いずれにせよ、行くことにしましょう。

 

〜※〜

 

翌日朝9時。池袋駅にて。

 

私「お待たせいたしました…ってせつ菜さん!?」

 

せつ菜「おはようございます、レオナさん」

 

菜々さんはまさかのせつ菜モードでやってきて、しかも私のことを比奈ではなくレオナと呼んできて少々困惑していました。

 

私「私は澁川比奈ですが?それに菜々さんと待ち合わせしたはずでは…?」

 

せつ菜「正体がお互いにバレていれば何でもOKでしょう?」

 

私「それを言われると言い返せませんね…」

 

まあ、澁川比奈と延暦寺レオナが同一人物であることはいち早くバレて欲しいくらいに宣伝していたので菜々さんにバレても当たり前でしょうね。

 

せつ菜「ですから今日は、私こと優木せつ菜が、延暦寺レオナさんを徹底的に指導させていただきます!!」

 

私「何かいけないことでも…?」

 

せつ菜「レオナさん、ちゃんとキャラ付けはできていますか?ここ最近伸び悩んでいるのはそれが原因かもしれませんよ?」

 

私「今のキャラでは全然よろしくないのでしょうか?」

 

せつ菜「ダメです!!いつまでも堅苦しいタイプで、裏表のない鉄道系動画投稿者と聞くだけで面白みが激減しませんか!?」

 

私「致しません」

 

せつ菜「私はしますよ!!ですからもっと鉄道・温泉・山などの大好きを伝えられるキャラにしたいと思ったんです!!」

 

私「それなら承諾しましょう」

 

こうして、ゲリラ特訓まつりが始まりました。

 

〜※〜

 

私「アニメイトに着きましたね」

 

せつ菜「その言い方は良くありません!!」

 

私「どういうことですか?」

 

せつ菜「レオナさんもアニメ好きでしたよね?ですから、もっと喜んだ感じで!!『アニメイト本店に着きました〜!!』とか、はい!!やってみる!!」

 

アニメ好きなのはバレていたのですね…。ラブライブとプリキュアが中心ですが。

 

私「…わ〜い!!待ちに待ったアニメイト本店です〜!!」

 

せつ菜「そういう感じです!!さあ、入っていきましょうか!!」

 

私「そうですね」

 

まず入って確認するのはスクールアイドルのグッズ。早速、リアルせつ菜さんのアクスタが販売されていました。仕事が早いアニメイトさんですね。

 

私「とりあえず3つを名古屋に贈るとして…」

 

せつ菜「誰に贈るつもりですか?」

 

私「シオンとトワとすずかで考えていました」

 

せつ菜「トワさんにも贈ってくれるんですね!!」

 

私「もちろんです!!ただ、この前の名駅での話を聞く限りトワがせつ菜さんを嫌がっている可能性があることだけは警戒しています」

 

せつ菜「そういうときは東京を再訪してくれたときに監禁してお仕置きしますからね」

 

私「それなら心強いですね!!」

 

せつ菜「ところでレオナさん」

 

私「どうなさいました?」

 

せつ菜「私にさん付け、やめませんか?」

 

私「どうしてですか?」

 

せつ菜「シオンさんやトワさん、侑さんやせりなさんを呼び捨てで呼んで私や中川菜々だけさん付けとか不公平ですよ!!これは比奈さんモードでも適用して欲しいくらいです!!」

 

私「えーっと…せつ菜?」

 

せつ菜「はい、レオナさんよくできました!!」

 

なんというか、呼び捨てを強制されるのは恥ずかしいです…。

 

〜※〜

 

アクスタの購入後はACOSの本店に向かいました。

 

私「これが虹ヶ咲の制服!!仕事の早いアニメイトさんありがとうございます!!紫リボンの部外者用をシオンとトワに買ってあげたいです!!」

 

せつ菜「だいぶレオナさんらしくなってきましたね!!」

 

私「とりあえず親の仕送りと中部高速鉄道からの収入もあるので2着くらい欲張って部外者用の夏服を買うことにします」

 

せつ菜「私も仲間ができるような感覚で嬉しいです!!」

 

こうして2着購入し、今度名古屋に行くときか東京再訪時にアクスタとともに渡すことにしましょう。

 

〜※〜

 

そうこうしているうちに11時になってしまいました。

 

私「そういえばこの近辺はラーメン激戦区でしたね」

 

せつ菜「それならお昼はラーメンにしましょう。当然、レオナさんの奢りですよ!!」

 

私「えっ…」

 

せつ菜「冗談ですよ♪さ、行きましょう♪」

 

私「ですね。良かったです…」

 

入ったラーメン屋は一蘭。いつ食べても美味しいのでここにしました。この辛い秘伝のタレが病みつきになります。オスカランの酸味を入れてもこれもまた味がまろやかになって美味しいです。

 

食後は自由行動にしました。すると、

 

??「やっほ♪」

 

私「シオン!?トワも一緒ですね」

 

トワ「比奈ちゃん、いやレオナちゃんこんにちは」

 

シオンとトワが現れました。

 

私「2人はどうしてここにいるのですか?」

 

シオン「名古屋人でも噂のスクールアイドルせつ菜ちゃんの探訪をしたいと思ったからね。トワちゃんは囮要員です」

 

トワ「またせつ菜ちゃんの餌食になるのはイヤなんだけどね」

 

私「せつ菜を悲しませるのは反則ですからね?」

 

トワ「わかってるよ…」

 

今回ばかりはせつ菜にトワが捕獲されても容赦しません。

 

私「そうだ。先程アニメイトとACOSで虹ヶ咲の部外者用夏服と、せつ菜のアクスタを買ったので、もしよければどうぞ」

 

シオン・トワ「ありがとう」

 

私「トワは平気ですか?」

 

トワ「ヤンデレモードにならないから平気だよ」

 

私「それなら大丈夫そうですね」

 

グッズを渡していた、その時でした。

 

??「きゃああああああっ!!」

 

私「この声は…せつ菜!?」

 

せつ菜の悲鳴が聞こえたのです。

 

私「行きますよ!!」

 

トワ「そうだね」

 

3人で向かうことにしましょう。

 

〜※〜

 

向かってみると、なんと!!

 

せつ菜は3人の男に誘拐されそうになっていたのです!!

 

せつ菜「離してください〜!!」

 

男A「往生際が悪いなぁ!!」

 

ボコッ!!

 

せつ菜「痛いっ!!」

 

男B「ナマイキなガキはこうするしかねえんだよ!!」

 

これは危険…。シオンも足が竦んで動けていません。

 

トワ「ごめん、僕警察に通報するよ」

 

私「ありがとうございます…」

 

ですがここは本気を出して私が行くしかありません。由美やシオンを見ている限り、女の人だから男口調がダメとか、そんなことはないはずです。とりあえず近づいて…、

 

 

 

「動くなっ!!」

 

 

 

私は怒りを顕にし、睨みを効かせて叫び、男たちは怯みます。

 

男C「ちょっ…お前……」

 

 

 

「俺の同業者のせつ菜にこれ以上触れたら、絶っ対に許さない!!とっとと失せろ!!」

 

 

 

 

私は魔法で手からボヤを出します。魔法自体はこういう緊急時にのみ使う約束を由美としていましたからね。

 

男B「ひいいっ……」

 

せつ菜「うぅ…」ウルウル

 

男たち「逃げろおおおお!!」

 

男たちはせつ菜の後方に逃げましたが、その先で待っていた警察により全員逮捕・署に連行されました。トワ、助かりました。ボヤはしまっておきましょう。

 

せつ菜「うわああああんレオナさん怖かったです〜!!」ポロポロ

 

せつ菜は私にハグをしてきました。

 

私「私も申し訳ありませんでした、あんな見苦しい姿を見せてしまって……」ポロポロ

 

せつ菜「それにしても、ものすごい剣幕でしたよ…」ポロポロ

 

私「あれも仲間が誘拐されそうになった以上、見過ごせなくなってしまって…変なことは言っていませんでしたか?」

 

せつ菜「いえ、そんなことはありません。むしろレオナさんらしい感じがしましたし、何より私のために怒って頂いて嬉しかったんですから!!」

 

私「えへへ、ありがとうございます」

 

すると、シオンとトワが現れました。

 

シオン「レオナちゃんもせつ菜ちゃんも怪我はなかった?」

 

せつ菜「この通りです!!無事ですよ!!」

 

トワ「良かったぁ〜!!」

 

せつ菜「トワさんも110番通報をしてくださりありがとうございました!!」

 

トワ「いえいえ、とにかくせつ菜ちゃんが無事なら良かった…ってあれ?」

 

せつ菜「ですから、今からトワさんを振り回そうと思います!!」

 

トワ「また木曜の二の舞いか!!」

 

せつ菜「もちろんです!!トワさんへの大好きはいつまでも止まりませんからね♥」

 

トワ「わーい……」

 

シオン「頑張って楽しんでくるんだよー!!」

 

トワ「シオンちゃんもまた見捨てるなあああああ!!」

 

せつ菜「じゃあ今日はレオナさん解散で!!ありがとうございましたー!!」

 

私「コラああああ!!生徒会に言いつけますよおおおお!!」

 

せつ菜はトワを連れて去っていきました。生徒会に言いつけるというのは冗談ですが、トワを取られるのは不服でした。

 

私「シオン、これからどうしますか?」

 

シオン「このまま虎ノ門寄ってから帰ろうかなって」

 

その時、不穏な声が。

 

??「ふーん…今度は比奈さんがシオン先輩を……」

 

??「シオンちゃんは、天白組にでも渡さない…渡すものか…」

 

比奈「歩夢!?侑にしずくさんまで!?」

 

歩夢「だって池袋で見かけたなんて言ったら、駆けつけないわけがないよね」

 

侑「私は乗り気じゃなかったんだけどね」

 

しずく「とりあえず湘南新宿ラインで駆けつけさせてもらいました」

 

シオン「…で、どうするの?」

 

歩夢「今日もしずくちゃんがシオンちゃんを連れ帰ればいいよ」

 

しずく「ありがとうございます!!さ、行きますよシオン先輩♥」ハイライトオフ

 

シオン「なんでこうなるのおおおおお!?」

 

シオンはトワと同様にしずくさん連れ出されてしまいました。

 

歩夢「ねえ比奈ちゃん、どうしてまたシオンちゃんと絡んでいたのかな?比奈ちゃんは虹ヶ咲のみんなだけで十分だよね?すずかちゃんやトワちゃんにも未練なんてないでしょ?」

 

私「未練ばかりですよ!!」

 

歩夢「そんなの聞きたくないよ!!比奈ちゃんも名古屋の方が大事なんだ!!もう私は怒ったからね!!」

 

私「ひっ…」

 

侑「ごめん歩夢、先帰るよー」

 

歩夢「うん。とりあえず比奈ちゃんをなんとかしてから帰るからごめんね」

 

私「侑も見捨てないでください!!」

 

歩夢「さ、今日はもう寝かせないから、カクゴシテネ♥」

 

私「いやああああああ!!」

 

シオンと絡むだけでこれとか、もう理解不能です!!

 

…とはいえ、翌日プリキュアを見た際に今回の叫びに似たシーンが出てきて、少し恥ずかしい気分になりました。ただ、今回の叫びが原因なのか、また人気急上昇気味に戻っていたというのはまた別の話です。

*1
過去回で本人が正体を既に鉄道同好会にバラしてくれましたが、お茶の間に漏れるといけないので今後は読者の皆さんにも隠匿します。

*2
まあ、私のことですが。




次回は未定です。ただ、ニジガクの鉄道同好会の話でまだ書いていきたい…。
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