ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021   作:松浦南北

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2年近くやっていなかったこのネタを書きます。視点は澁川比奈を予定。


鉄道界隈の騒動について語ろう #6 蒲須坂のカシオペア紀行と迷惑撮り鉄、これは鉄道同好会が黙っていない。

舞子「只今より、緊急部会を始めます」

 

6月6日、今日は火曜日ですが、いきなり授業後に舞子から緊急部会と言われたので集まることになりました。

 

私「えっ……何があったのですか?」

 

舞子「この前の土曜日かな?私たちが名鉄各務原線を完乗した日。その日にカマスと呼ばれる撮影地で迷惑撮り鉄が線路内に乱入して騒ぎになったらしいよ」

 

私「初耳でした……。ですが、正直線路内に立ち入ってまで撮影する撮り鉄の気が知れません」

 

せりな「でしょ?」

 

撮影地カマスというのは、蒲須坂 - 片岡間のことで、上り線側にお立ち台があるようです。度々日光や那須高原の方から雲が流れ、きれいな写真を撮影しにくいことでも知られています。そこから線路に不法侵入とは、その鉄道ファンと呼ぶべきでない荒くれ者が何様のつもりでいるのかと言いたくなります。

 

鈴乃「まあ、シオンもかつては駅構内の三脚の常習犯だったけど、線路内に立ち入りはアウトよ」

 

イオ「鈴乃もそう言うと思いマシタ」

 

ドロシー「だけど、私はイギリスで結構、列車撮影のためにうっかり立入禁止に入っていたことが多かったんだよねぇ…」

 

私「一応それは線路内ではありませんでしたよね?」

 

ドロシー「もちろん」

 

舞子「それなら良かった。もしうっかりでも線路内に入っていたら、過去の部員と同様に即退部、生徒会・生徒指導部送りで退学処分だからね」

 

ドロシー「わかりました……」

 

舞子「とにかく、部長からはこれだけ。線路内立ち入りをやったり、過去にやっていたことがわかったりしたら、今後は退部命令を出し、生徒指導部送り・最悪退学処分にします。いいね?」

 

全員「はい!!」

 

舞子「今回の部会は一旦締めにしようね、せーのっ!!」

 

全員「お疲れ様でしたー!!」

 

とはいえ、当然誰も帰りません。ただ今回、線路内立ち入りは絶対にしないことを皆さんで誓うことができただけでも進歩でした。

 

とりあえず国際鉄道模型コンベンション向けに制作した、中部高速鉄道の電気機関車EP101のNゲージ模型でも棚から取り出して部室内の線路で走らせよう、そう思ったその時でした。

 

??「失礼します」

 

私「上原さん、いかがなさいましたか?」

 

歩夢が現れたのです。

 

歩夢「先ほど生徒会長と遭遇して、これを鉄道同好会に渡してほしいと言われまして」

 

歩夢が手に持っていたのは1通の手紙。

 

私「部長でも副部長でもありませんが、私が中身を拝見いたします。よろしいですね?」

 

舞子・歩夢・イオ「お願いします(マス)」

 

とりあえず中身を開けて、読み上げてみましょう。

 

 

虹ヶ咲学園鉄道同好会の一同へ

 

6月17日、私たちはカマスにカシオペアが現れる際に撮り鉄することに致しました。虹ヶ咲学園の皆さんもぜひ一緒に撮り鉄を楽しみましょう。お待ちしております。

 

自由の森女子学園鉄道研究会一同より

 

 

私「…は?」

 

歩夢「……どうしたの比奈ちゃん?」

 

私「悪名高き自由の森女子学園の鉄研がこの前の土曜日に迷惑撮り鉄が線路内立ち入りをした場所で撮り鉄をすると予告してきました。しかも私たちに来いと勧誘してきています」

 

鈴乃「うわぁ…自由の森女子学園って、栃木県那須烏山市と那珂川町の狭間にある超無法地帯な私立高校でしょ?偏差値も30を割るレベルの底辺校で、生徒会も犯罪まがいの悪行をあっさり容認しているらしいわよ」

 

舞子「それなら週末撮り鉄隊じゃなくて、週末鉄道自警団として出動しようよ」

 

せりな「それがいいね」

 

歩夢「比奈ちゃんと鈴乃ちゃんは行かないよね?」

 

私「いえ、私は行きます。取り締まってみんなにチヤホヤされないといけないので」

 

ドロシー「比奈ちゃん下心まで説明したね」

 

鈴乃「私も行くわ」

 

歩夢「えっ、行っちゃやだ……」

 

私「歩夢……申し訳ありませんがこればかりは譲れまs」

歩夢「行かないでよ……!!」ポロポロ

 

鈴乃「私もよ。正当な理由でもない限り、私のプライドが許さないから行くなというお願いを受け取ることはできないわね」

歩夢「行かないでって言ってるでしょ!?」ポロポロ

 

イオ「歩夢サンのお願いを聞き入れることは私もできマセン!!」

歩夢「なんで…なんでイオちゃんもそんなこと言うのぉ……?」ポロポロ

 

なんか重苦しい雰囲気がどんどん強くなっていきます。

 

歩夢「酷いよこんなの……」ポロポロ

 

舞子「歩夢ちゃん、お願いだから比奈ちゃんや鈴乃ちゃんの意向を聞いてあg」

歩夢「嫌っ!!」

 

今回、歩夢は舞子を押し倒しました。

 

歩夢「聞きたくありません……」

 

舞子「歩夢ちゃん……?」

 

歩夢「どうして舞子さんは、私の親友の比奈ちゃんと鈴乃ちゃんが危険を冒して自警団に参加するのを、容認するんですか……?」

 

舞子「えっ……」

 

歩夢「私、比奈ちゃんや鈴乃ちゃんがボロボロになる姿を見たくないんです……。だから……」

 

そして衝撃の発言を聞いてしまいました。

 

 

 

 

歩夢「私や侑ちゃんが行かない限り……そんな危険なイベントに行かせないでください……」ポロポロ

 

こんなにも侑やシオン以外に愛が重くなってしまうとは……。私やシオンのせいです…。

 

舞子「……それなら部長の私から提案があるけど……万が一の警察通報役として歩夢ちゃんや侑ちゃんも参加する?」

 

歩夢「それなら喜んでお引き受けさせてもらいます!!鈴乃ちゃんや比奈ちゃんの監視も行う予定です!!」

 

舞子「よし、これで決定だね!!」

 

せりな「当日頑張るぞー!!」

 

全員「おー!!」

 

こうして、6月17日の取り締まり遠征が決定しました。侑もその日のうちに伝えたので一応メンバーは揃いましたが、実を言うと心の準備ができていないのが難点です……。




次回は果林さんが久々に登場します。

ちなみに自由の森女子学園は、実在する自由の森学園とは所在地が異なるなど、直接的な関連性はありません。

【自由の森女子学園】
栃木県那須烏山市と那珂川町の狭間にある超無法地帯な高校。偏差値も極めて悪く、生徒会も生徒の蛮行を容認する。既に不祥事による廃校も検討されているが、生徒によるデモを含む暴動で何度も却下されている。
ちなみにこの高校の生徒は喧嘩に恐ろしく強く、成績優秀な名門進学校の男子すら勝てないことが多い。
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