ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
※前回、歩夢ちゃんが昼間の飛行機で長崎から名古屋に飛びましたが、そのような飛行機は現実には存在しないことに気づきました。このため、前話を一部改変しました。
2023年7月8日、今日は予習も終わっていたし二度寝して歩夢とゆっくりする予定だったけど、まず朝一番に歩夢の様子を見に行ったら歩夢がいなかった。更に、二度寝したあと突然家の呼び鈴が鳴ったので戸を開けてみると…、
比奈「おはようございます、侑」
私「…って、なんで比奈ちゃんが」
比奈「歩夢もせりなに連れ出されたので、せっかくなので今日明日は名古屋に行って最後のキハ85でも見ましょうよ」
私「じゃあ決定だね。ありがとう比奈ちゃん」
その時、歩夢から通知が届いたことに気づいた。
歩夢『おはよう、侑ちゃん』
私「ごめん、歩夢に返信していい?」
比奈「大丈夫です」
ということで返信しよう。
私『おはよう歩夢、っていまどこにいるの?家に行ってもいなかったけど…』
歩夢『せりなちゃんに連行されて、朝早くから新幹線長崎行きになっちゃった。新幹線かもめ号に乗るってせりなちゃんは言ってたよ』
私『私も今家の呼び鈴で二度寝から覚めたけど、早速比奈ちゃんがラストランのキハ85を見たいとか言い出して、それでもう名古屋行きが確定したんだ。明日まで帰さないって』
歩夢『じゃあ、東京に戻ったら必ず写真を見せ合おうね、約束だよ!!』
私『うん!!』
比奈「大丈夫そうですか?」
私「一応終わったから行こうか」
比奈「楽しみですね!!」
こうして私たちの夏の最初の名古屋遠征は始まった。
〜※〜
まず豊洲駅から向かった先は有楽町駅。そして日比谷駅まで歩き、日比谷線利用で虎ノ門まで乗る。今回は新幹線ではなく中部高速鉄道(*1)を利用して名古屋まで抜けるつもりだ。ちなみに中部高速鉄道の快速の場合、東京、大手町のあと東京支社のある虎ノ門まで停車しないんだって。
駅放送『まもなく、2番線に、快速 日比津行きが8両で参ります』
名古屋中央行きか日比津行きに乗らないと名古屋駅に辿り着くことはできない。梅田行きや名古屋南行きに誤乗しなくて良かった…。
そしてやってきたのは…、
比奈「おっ!!今日はG1000系ですね!!」
鋼製車G1000系5連とE131系ベースのオールステンレス車両G3200系3連の8両編成。他の鉄道会社からほとんど消えた吊り掛け駆動の音を響かせてやってくる。
比奈「今日は電車モード。電力供給が安定していて良かったです」
電力供給が安定していないとすぐにパンタグラフを下げディーゼルモードになる。バイモード車両はその辺りを臨機応変に対応できるのが素晴らしいと比奈ちゃんやシオンちゃんは異口同音に語る。ここ最近はコロナ禍の減便・減車で電力供給が安定する日・時間帯も増えたらしいけどね。
比奈「さあ、乗りましょう」
私「うん!!」
ここから約3時間乗りっぱなしだ。トイレは前から2両目、5両目、7両目、8両目の4箇所。うち5両目と8両目の2箇所がバリアフリー対応で、もう2箇所は男性用の小便器だけついている。何も、フタナリ化する人たちが増えたせいで男性用のがついたらしいよ。
車内はロングシートと転換クロスシートを散りばめたセミクロスシート。インバータと吊り掛けの爆音は凄まじいけど、転換クロスシートに座っている分にはかなり快適だ。
…とはいえ朝も早かったから寝よう。名古屋中央駅は終点じゃないけど、比奈ちゃんあたりが起こしてくれそうだ。
〜※〜
若宮大通駅発車後、急に目が覚めた。名古屋中央まであと3駅だ。
私「だけどまだ16時まで時間があるよね…」
比奈「名古屋駅は見どころがいっぱいですよ」
私「名古屋駅楽しみ〜」
名古屋中央駅着。3時間強の長旅だった。去年4月に値上げしたけど、それでも新幹線よりずっと安い。何なら学生社員の比奈ちゃんはEdepa+持ちだから無料で乗ることができた。
さて、イルカ口の改札を出て、まずは丸亀製麺でうどんを食べよう。ここの肉うどんはいつでも食べたくなる。
比奈「海老天もサクッとして病みつきになります!!」
私「歩夢にもまた食べさせてあげたいなぁ」
ご馳走様でした。食後はまず名古屋タカシマヤの12階に流れる。そのつもりだったけど…、
??「やっほ♪」
比奈「会いたかったです郷!!」
郷「比奈ちゃん久しぶりだね!!」
なんと、シオンちゃんと郷くんがやってきてくれていた。比奈ちゃんは会った瞬間に郷くんにハグをした。ちなみに郷くんは、いつも通り女装モードである。
私「あれ?シオンちゃんも郷くんもなんでいるの?」
シオン「僕たちはキハ85狙いだよ」
郷「比奈ちゃんは?」
比奈「私もラストのキハ85を狙うつもりです」
私「私はその付き添いだね」
比奈「そういえば由美とすずかは?」
シオン「由美ちゃんは院試が近いから丸田町で勉強か、大須・名駅巡りだって。すずかちゃんは朝からキハ85に乗っていったよ」
私「把握」
由美ちゃんは大学院に進む予定だから、まあその勉学の邪魔をしてはいけない。将来的には中部高速鉄道のエンジニア側にも回される予定だからね。すずかちゃんもだいぶ鉄活に慣れてきたと思う。
シオン「そういえばぽむちゃんがいないけど」
私「せりなちゃんが朝早くから長崎に連れ出したんだ。まあ歩夢のことだから無事に帰れるとは思うけど」
郷「せりなちゃんやってくれてるねこれ」
うん。せりなちゃんはおそらく帰ったら菜々ちゃん、もとい中川会長にお説教されるだろう。
私「とりあえず私たちは今から高島屋12階に行く予定だったの」
比奈「シオンたちも行きますか?」
シオン「もちろん!!」
こうして4人で巡ることになった。
〜※〜
まず高島屋12階から名古屋の昼の風景を眺め、次は15階から臨む。
郷「やっぱりここから見下ろす市街地は素敵だね」
比奈「東京に行って本当に良かったのか非常に疑問になるくらいに、ここが長閑すぎます…」
私「何ならシオンちゃんも中途入学でいいから東京来てほしいな」
シオン「え、そう言われても…」
私「またどこかのタイミングで生徒会長と直談判するね♪」
シオン「でも高校での知り合いとか……」
私「やっぱり私より他の人を大切にするんだ。シオンちゃんはそんなにも冷たいんだ。歩夢だってそんなことは言わないよ?そうやって地元や電車優先だから将来浮気するってよく言われるの、わかるよね?」ハイライトオフ
郷「そんなことないって」
私「郷くんは幼馴染みなんでしょ?そんなにシオンちゃんが冷たくてもいいの?」
郷「いや、僕も冷たくすることあるし。懐古厨なところ見てチョップするとかね」
私「あー…。だけど、シオンちゃんは最終的に虹ヶ咲学園に来てくれたら私嬉しいよ」
シオン「今は葛藤の真っ只中だけど、なんとかして結論は出すからね」
私「ありがとう」
郷くんも虹ヶ咲学園に来て欲しいと生徒会長もとい菜々ちゃんが言ってはいるけど、虹ヶ咲は女子校だし、共学化の話はまだないから難しいよね…。
〜※〜
次に向かうのは…、
シオン「あっ、メロンブックスだ!!」
私「何しれっと寄ろうとしているのかな、シ・オ・ン・チャ・ン?」ハイライトオフ
シオン「ひっ……」
私「寄らせないよ?」ハイライトオフ
シオン「…はい」
東京メトロとともに初めて見つけたトキメキをシオンちゃん以外から感じなくなった私は、シオンちゃんをメロンブックスなんぞに寄らせるわけがない。
だけど、名古屋駅西側の風景も素敵だし、何よりミニストップで何か食べようというのは考えていた。
暑いからソフトクリームは最高に美味しい。
トワ「…そういえばこんなに暑い地上を歩いてぶっ倒れたら…」
私「何かあったの?」
トワ「後で由美ちゃんやすずかちゃんたちに一喝されるんだった」
確かメイちゃんや四季ちゃんが去年この辺りで倒れたときは、救助されたはいいものの、由美ちゃん(*2)が「名古屋の地上を歩くな、死ぬぞ」と怒鳴ったという情報は耳にしている。
比奈「それなら地下に潜りましょうか」
シオン「だね」
由美ちゃんは余程のことがない限り怒らないけど、怒ると真面目に怖い。そんなことを思ったので地下に潜ることにしよう。
地下に潜ってからは、そのまま駅東に直行。その道中だった。
せりな『歩夢ちゃんがお台場に帰るか、会うかするまで連絡は取っちゃダメだよ』
LINEから通知が届いた。
私「…は?」
それをみんなで確認する。
郷「うわぁ…。やっぱりこれ菜々ちゃんにせりなちゃんは怒られるぞ」
シオン「僕も思った。やられたりやったりした鉄オタの僕からしてみると、ぽむちゃんは非鉄だから、余計に酷い結末しか見えないよ……」
私「でしょ?」
比奈「もう二度とやらないようにせりなにはまた伝えます」
私「助かるよ比奈ちゃん」
いずれにせよ歩夢に会ったら慰めてあげよう。
さて、更に先に進み、また地上に出て向かった先は、イオンモールNagoya Noritake Gardenだった。
私「涼しい〜…」
炎天下から冷房の中に入ったからすごく癒やされる。
シオン「とりあえず休もうか」
私「そうしよう」
近くのベンチに座って休み、気がつくと30分経っていたのは内緒の話。
30分後、比奈ちゃんがやってしまったことに気づく。
比奈「しまった、今日名古屋駅にキハ85は戻ってこないのですね…」
郷「僕も失念していたよ…」
私「どうする?」
シオン「でも侑ちゃん、ホテルとか予約は…」
私「していないや…」
郷「だったら栄行ってみようか」
私「うん。栄町行ったことないから楽しみだよ!!」
そう。名古屋駅や大須には行くことが多いけど、私は栄町に一度も行ったことがない。これはチャンスだから流れよう。
〜※〜
亀島から3駅乗って到着。栄町の名の通り、虹ヶ咲周辺レベルに栄えている。
まずはオアシス21に向かった。そこでシオンちゃんから提案があった。
シオン「侑ちゃん、やっぱり今日、僕の家で泊まる?」
私「でもいいの?」
シオン「お父様もお母様も仕事だからね」
比奈「それ以前に歩夢が嫉妬したらどうする気ですか?」
シオン「いや、ぽむちゃんのことも一度泊めてるし、それに添い寝は絶対にしない約束で布団も用意するよ」
郷「それなら大丈夫だね」
ということで、この日はオアシス21の後、テレビ塔に上り、その後にそのまま塩釜口に流れ、シオンちゃんの家で泊まることになった。高いところから見る風景は素敵だった。
解散後、シオンちゃんの家に上がる。
シオン「あ、宿題やらなきゃ」
私「え、まだやってなかったの?」
シオン「夏休み近いしゆる~くやればいいかなって」
私「そのうち苦労するよ?」
正直予習も含め終わっておいてよかった。まあ、シオンちゃんの宿題が終わるまでお風呂に入ってゆっくりしよう。
この日はシオンちゃんと一緒に夕食を作って食べ、早いうちに寝た。シオンちゃん特製の牛丼は歩夢にも作ってあげたいなぁ。それと、明日こそキハ85を見に行けるんだね。
〜※〜
次の日は6時半起き。
そういえば歩夢に連絡は、向こうの制約で一切できなかったんだ。
シオン「おはよう侑ちゃん」
私「おはよう。今日はどうする予定?」
シオン「このまま金華山に登ろうかなって思ったけど、侑ちゃんも行く?」
私「もちろん!!」
シオン「交通費は僕が奢るから」
私「ありがとう!!シオンちゃんに奢ってもらえるなんて嬉しいよ♥」
シオン「交通費だけだからね?」
私「もう〜!!」
交通費だけはケチらないけど、それ以外はケチるシオンちゃん。そこが可愛いんだけどね。
今日は塩釜口駅集合。
比奈「今日こそキハ85をキャッチしましょうね」
郷「もちろん!!」
比奈ちゃんと郷くんもやる気だ。さて、そのまま中部高速鉄道経由にし、名古屋中央駅で乗り換え、新快速で岐阜に向かう。
シオン「到着〜!!」
郷「ここに来たら金華山にレッツゴーだね!!」
比奈「行きましょう!!」
というわけで、金華山に登ってみよう。
〜※〜
金華山にて。
シオン「信長様のお城…いつ見てもときめくなぁ〜…」
私「…シオンちゃんをしばいていい?」
郷「うん。僕も幼馴染みとしてあれは嫉妬しちゃう」
比奈「ときめきが止まらなすぎてどうにかなりそうな顔をしています」
シオンちゃんがかなりの歴史オタクであることもここで判明した。この後リス園にも行ったけど、そこでもシオンちゃんがときめいていたので、3人で、一発ずつ平手で頭をぶっ叩きました。もう…朝から嫉妬させないでよ…。
さて、下山後は長良橋を歩き、そこからバスに乗って岐阜駅まで戻った。その時だった。
比奈「せりなが名古屋駅に着いたそうです」
シオン「とりあえず戻ったらお説教だね」
私「うん。私の大事な歩夢を長崎に放置プレイしたんだもん」
というわけで、岐阜駅からそのまま名古屋駅に戻る。ここもシオンちゃんの奢りだ。
〜※〜
名古屋駅までは名鉄利用。超スーパー忙しいカオス初見殺しターミナル駅は相変わらずである。
改札出場後、せりなちゃんが現れた。一方私は、気がついたら涙が目から溢れていた。だって歩夢がいなくて寂しいんだもん。
せりな「やっほーみんな!!元気にしてる!?」
比奈「せりな!!歩夢に何をしたのですか!?侑が泣き出してしまいましたよ!?」
せりな「普通に長崎に放置してきただけだよ。歩夢ちゃんのことだから絶対帰れるって」
郷「鉄オタでない一般人にそんなことして幼馴染みを心配させちゃちゃだめ!!もうやらないね?」
せりな「はい…ごめんなさい……」
歩夢を長崎に置いてきたあとについてせりなちゃんに聞いたところ、まず長崎駅から諫早までYC1系に乗り、諫早でキハ47に乗り換え、江北から先は電車で博多まで向かってその日は福岡泊。今日は朝食後すぐの新幹線でここ名古屋に駆けつけていたとのこと。中川会長にバレても知らないからね?
さて、このまま昼を驛麺通りのラーメン屋で食べ、今日向かった先はトヨタ産業技術記念館。鉄道を生きる糧にするなら工学の道が一番だってみんなが異口同音に言うからついていこう。ちなみにここにいる私以外のみんなは国語が比較的苦手で、数学が得意。作者と同じだ。
自動織機を見て郷くんが歯車やベルトにときめき、車のエンジンの部品を見てせりなちゃんがときめき……モウツイテイケナイヨー!!
〜※〜
見学後は名古屋駅に戻る。その時だった。
??「あれ?侑ちゃんじゃん」
私「歩夢!?無事で良かった!!…って隣の方は誰?」
歩夢「この方は日本の鉄道を知りたくて、明日から虹ヶ咲に約3週間留学することになったモリー・ハーレーさんだよ」
モリー「皆さん初めまして。モリー・ハーレーと申します」
私「私は高咲侑です。歩夢の幼馴染みで、虹ヶ咲学園普通科の1年生です。長崎から無事にここまで歩夢を誘導してくださってありがとうございます」
モリー「いえいえこちらこそ」
比奈「私は澁川比奈と申します。虹ヶ咲学園普通科の1年で、鉄道同好会に所属しております」
モリー「おそらく明日から3週間お世話になると思います。比奈様、短い間ですがこれからよろしくお願いいたします」
せりな「私は丸山せりなです。虹ヶ咲学園音楽科の1年です。同じく鉄道同好会所属ですよ」
モリー「せりな様もよろしくお願いいたします」
郷「中野郷です。名古屋在住です。もしかすると鉄道系男の娘アイドルのMr. Twilightと言ったほうがわかるかも…」
モリー「あなただったのですね。お会いできて光栄です」
郷「名古屋は良いところなので、また機会があれば来てください!!」
モリー「of courseですよ」
シオン「僕は鳳来寺シオンと言います。名古屋在住で、この辺りでよく動画を撮って投稿しています」
モリー「もしかしてあの鳳来寺様ですか?」
シオン「はい」
モリー「鳳来寺様のことは従妹のドロシーからいっぱい話を聞いていました。実はファンです。あなたにもお会いできたこと、すごく誇りに思います」
シオン「知っていてくださりありがとうございます」
歩夢「そういえば、由美ちゃんとすずかちゃんがいないけど」
シオン「由美ちゃんは大学院試験が近いからさよならキハ85含め見送りだって。すずかちゃんは昨日乗って行ったから今日のキハ85で帰ってくるはずだよ」
歩夢「まあ、由美ちゃんの試験は邪魔しちゃいけないよね……ちょっとモヤッとするけど」
ん?いま歩夢がなんか嫌なことを言った気がするが、まあいいか。それでも目のハイライトも消えていたように感じたぞ。
〜※〜
というわけで話し込んでいると16時半になってしまった。入場券を購入し、ホームに移動しよう。
ホーム上は国内外の鉄道ファンで芋洗い状態に。そんな中でも私と歩夢以外のみんなはカメラを取り出し、撮影体制に入った。
あっ、10両でキハ85が入線してきた。
カミンズのディーゼルサウンドも響いている。
そして無事到着、ドアも開く。
シオン「そろそろすずかちゃんが帰ってくるね」
郷「そうだね」
比奈「あっ、すずかの姿が見えました」
せりな「せーのっ!!」
4人「おかえりなさい!!」
すずかちゃんは無事に荷物を持って降りてきた。
すずか「皆さんただいま!!今日は歩夢先輩と侑先輩も一緒ですね」
歩夢「せりなちゃんが長崎に私を連れ出したのが原因なんだけどね」
私「私も比奈ちゃんが行くからその付き添いなだけだよ」
すずか「それからこちらのお方は」
モリー「初めまして。モリー・ハーレーと申します。日本の鉄道を知りたくて、明日から虹ヶ咲学園に短期留学することにしました」
すずか「湯山すずかです。シオンたちの撮影スタッフもやっています。なかなか会う機会がないかもしれませんが、よろしくお願いします」
モリー「また私を見かけたらお声掛けお願い致しますね」
すずか「はい!!」
そして、シオンちゃんと郷くんはキハ85に手を振りながら見送る。もう会えないのだろうという想いは比奈ちゃんにも伝わり、涙を流していた。
しばらくして落ち着いたところで改札を出る。すると…、
??「皆さんこんにちは。いかがでしたか、最後のキハ85は?」
すずか「最高の思い出になりました!!」
歩夢「とにかく鉄道同好会の2人とシオンちゃん、郷くん、すずかちゃんはキハ85に満足したっぽいから、私はそれで幸せかな」
生徒会長、もとい菜々ちゃんが現れた。
菜々「それから、こちらの方は、モリー・ハーレーさんですかね?」
モリー「はい」
菜々「生徒会長の中川菜々と申します。明日から短期留学と伺いましたが、短い間よろしくお願いいたします」
モリー「中川菜々様、よろしくお願いいたします」
こうしてまた1つ、歯車が動きそうだ。
一方、生徒会長の様子がやや変だ。
菜々「ところで中野さん」
郷「どうしたんですか中川さん?」
菜々「少々お話したいので、中野さんの家に行きたいのですが、よろしいですか?」
郷「大丈夫だけど……」
菜々「それなら今日1日、寝かせませんので」ハイライトオフ
郷「…わかりました」
菜々ちゃんは郷くんを連れ出すことになった。
菜々「それから、澁川さんは明日朝6時半、丸山さんは明日昼の12時半に、生徒会室に来るように。これは強制です。この週末にやったことに関して尋問させてもらいます」ハイライトオフ
比奈・せりな「はーい……」
菜々「さあ、行きますよ中野さん」
郷「待ってええええ!!」
こうして菜々ちゃんと郷くんは解散になった。
歩夢「そういえば侑ちゃんは昨日どこで泊まったの?」
私「シオンちゃんの家だけど…」
歩夢「添い寝とかはしていないよね?」
私「うん。シオンちゃんがふかふかの布団を私に用意してくれたよ」
シオン「それに、侑ちゃんとのCooking Timeも最高だったよ」
歩夢「えっ……シオンちゃんは私を置いて侑ちゃんと料理したんだ……」
シオン「いけなかった?」
歩夢「今度東京で私と料理対決してくれたら許してあげるよ?」
シオン「それなら臨むところです!!」
私「やれやれだね」
モリー「皆さん面白い方々ですね」
せりな「あはは…」
こうして見ていると、ほっこりする。だけど帰りの新幹線の時間もヤバい。
シオン「そうだ、みんな新幹線は大丈夫!?」
歩夢「そうだった!!」
私「それならそろそろ解散にする?」
シオン「うん。侑ちゃんたちともっと話したいのは山々だけど明日月曜日だからやむなしなんだよね」
そして…、
全員「それでは、お疲れ様でしたー!!」
こうして今回はお開きになり、新幹線で帰京した。まあ、今日の夜は歩夢とお互いに自慢話をして寝ることにしよう。
気がついたら8000字超えていました。前後編で分けるべきだったかな…。
次回、虹ヶ咲の鉄道同好会に急展開!!