ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
そして何故か急展開になる…!!
2023年8月9日夕方、成田空港にて。
侑「そろそろ着いたっぽいね」
今日は鉄道同好会の海外組が帰国するので成田空港にまた出向いていた。日本残留組と一緒だ。一方郷くんとすずかちゃんは、今日はヘトヘトで名古屋で緩くやると言っていたから来ていない。
カレン「あっ、最初にシオンが出てきたって言ってたわ」
有佐「行きますよ、せーのっ」
全員「おかえりなさい!!」
シオンちゃんがまず出てきた。
シオン「たっだいまー!!」
私「現地の子に誑かされたりとかはしてないよね?そんなことされたらバーミンガムやマンチェスターに押しかけなきゃいけなくなるからね?」
シオン「いや、その前にバーミンガムもマンチェスターも色々バタバタしていたし、ゆったりできたのは同好会活動のときだけだったよ」
侑「いや、むしろ不安だらけだけど」
シオン「そして今回、侑ちゃんやぽむちゃんどころか、その他みんなを驚かせる出来事があるから、覚悟しておいてね」
イオ「どんなことデショウ……」
次に現れたのは比奈ちゃん、せりなちゃん、鈴乃ちゃんの3人。相変わらず3人は仲良し。
カレン「おかえり、比奈、せりな、鈴乃」
有佐「私も心配したんだよ?」
比奈「まあ、現地でもバタバタしましたが、なんとかなりました」
鈴乃「シオンも言っていたけど、みんな絶対驚くことになるからね」
せりな「でもイオちゃんも歩夢ちゃんも侑ちゃんも元気そうで良かったよ」
イオ「えへへ、ありがとうございマス!!」
私「特に私や侑ちゃんはこの5日間出かけなかったからね」
そして舞子さんがやってきた。
舞子「皆さんお疲れ様でした!!そして、日本残留組の皆さんには、お伝えしたいことがあります。ドロシーちゃんとモリーちゃん」
この後に聞いた言葉が衝撃だった。
舞子「それから2人のご両親もお願いします!!」
えっ、どういうこと?
するとドロシーちゃん、モリーさん、それから夫婦4人が到着口から出てきた。
モリー「ご無沙汰しております。モリーです。バーミンガムが財政破綻寸前なので、両親とともにお台場近辺に引っ越すことになりました」
ドロシー「私も一緒です。だから今後は留学ではなく、日本に住みます!!」
侑・私「えええええええっ!?」
いつもよりも叫んでしまう私と侑ちゃん。鉄道同好会は大波乱ばかりだ。
舞子「そういうことになりましたのでこれからよろしくね♪」
しかも話によればドロシーちゃんとモリーさんのご両親は、人手不足も車両不足も激しい中部高速鉄道への雇用も決まっているとのこと。
有佐「今後も賑やかになるね♪」
カレン「そうね」
不安しか残らないけど、まあいいか。
〜※〜
成田空港からはこの前のように千葉および西船橋経由で、今度は虹ヶ咲学園に流れる。モリーさんとドロシーちゃんのご両親は私たちの住む東雲キャナルコートに流れた。これからご近所さんづきあいになるっぽいから不安と楽しみの両方を感じた。
さて、鉄道同好会の部室を開けると悲劇が。
せりな「いやああああああ!!クモがいるうううう!!」ボロボロ
なんと、1匹の小さなクモがいた。
シオン「僕に任せて!!」
シオンちゃんがあっさり窓から放してあげた。
せりな「ふぅ……助かった……」ポロポロ
有佐「米沢出身なのに珍しいね」
せりな「それを言わないでよ有佐ちゃん!!」メソメソ
鈴乃「シオンを見ているとせりなが情けないようにしか見えないわね」
せりな「もうっ!!鈴乃ちゃんもからかわないで!!」メソメソ
せりなちゃんは極度の虫嫌い。この前のゴールデンウィークに由美ちゃんに遠征に連れて行ってもらったときに、車内にアシナガバチが出ただけで大騒ぎしたから私と侑ちゃんは知っている。
私「…で、虫って言ってもどのあたりからダメなの?」
せりな「コバエやダンゴムシ、ワラジムシやアリが動いているのを見るだけでダメなの。更に言っちゃうとカナブンやコガネムシを見つけただけでもうダメ」
舞子「実はイジメの原因はそれもあったんだ……」
せりな「ごめんね舞子ちゃん、あのときは。みんなはこんなことで私を嫌いにならないよね?」
カレン「もちろんよ。というかカレンも実はナメクジやカタツムリが苦手なの」
有佐「私も実はヘビやトカゲがダメなんだ」
侑「なんか、仲喜くんもカエルが苦手、由美ちゃんも雷や目だらけの化け物が苦手だって話だったし十人十色だね」
実は侑ちゃんも高いところやお化け屋敷が苦手なんだよね。
比奈「そういえば、せりなは他に嫌いなものとかあるのですか?」
せりな「占い師だね。適当なことを言ってお金を取るのが許せないもん」
モリー「私も占い師は嫌いですね」
ドロシー「モリー姉ちゃんも、向こうで度々占い師からぼったくり被害にあっているからね」
私「みんなそうだったんだ……」
その時だった。
??「失礼します」
侑「生徒会長!?」
生徒会長の菜々ちゃんが乱入してきた。
菜々「先程鉄道同好会からの叫び声が生徒会室にまで響いたので、何事かと思い駆けつけさせていただきました」
せりな「会長許して!!私、虫が大大大の苦手で、小さなクモが出ただけで叫んじゃって……」
菜々「叫び声の正体は音楽科1年の丸山せりなさんだったのですね……」
せりな「ごめんなさい…。会長怒ってる?」
菜々「いえ、むしろ丸山さんの意外な一面が知れてよかったと思います。この程度で怒ったり、嫌いになったりはしませんよ」
せりな「怖かったよぉ…。で、早速だけど生徒会室に一緒に行っていい?」
菜々「私が慰めますからぜひ行きましょう」
舞子「え、私たちはどうすれば……」
菜々「今日には小さなクモが出た、更には昨日にはゴキブリが出たというほど部室の管理が悪かったということなので、普通科中等部2年の小川有佐さん、普通科2年の岩槻カレンさん、国際交流学科中等部3年のイオさんには、反省文を1週間以内に提出していただきます。ついでにこの部室は即刻大掃除してください」
全員「わかりました……」
菜々「さあ、行きますよせりなさん」
せりな「ありがとう!!」
こうしてせりなちゃんと会長は去っていった。というか、昨日もゴキブリが出たというのは、後で有佐ちゃんに聞いたところ本当の話で、即刻駆除したそうだ。
私「何なら私たちも大掃除手伝います」
舞子「いいってそんなの」
侑「だっていつも鉄道同好会の皆さんとシオンちゃんたちにはお世話になっていますから」
比奈「それなら助かります!!」
シオン「よし、じゃあ始めようか」
全員「賛成ー!!」
こうして大掃除をしたところで今回はお開きとなった。最後にゴキブリホイホイやアリの巣コロリも置いておこう。これで鉄道同好会も虫地獄から開放されるね♪
次回からは北陸リベンジとなります。リクエストが届いたためなんとかしてねじ込むことになりました。
余談ですが、バカップル嫌いの設定をせりなちゃんに加えることを考えたものの、既に不幸せなキスや愛のお説教が横行している以上取りやめにしました。