ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
視点は青山由美を予定。
そして気がつくともう200話か。ラブライブの時系列累計だと446話まで来たことになるな……。
ホテル到着後、荷物を置いて夜の街でも見回ろうかと思った矢先、EBSをつけたらジョブチューンをやっていたので気がつくと9時になっていた。この日はスイーツとともに酒を嗜み、寝た。そーちゃんや勇輝くんのことは心配だが、酒を入れて眠気が勝ってしまった。
次の日は起床後、すき家で牛丼をいただき、迷ったから名古屋に帰る……訳がなく、地下鉄で大阪梅田に流れて考えることにした。まあ今日はせっかくだから夢の能勢電でも乗ることにするか。
大阪梅田駅到着後、早速波乱が起きる。
??「見つけたよ、ゆーみん♪」
俺「かのん!?それからせりなちゃんまで一緒じゃん!!」
中3で来年から開校予定の結ヶ丘女子高等学校音楽科の受験を目指す澁谷かのんと、虹ヶ咲学園音楽科高等部1年で鉄道同好会のメンバーでもある丸山せりなちゃんが大阪梅田にやってきた。
せりな「昨日、来年から虹ヶ咲の系列校になる咲ノ浜高等学校の下見に1人で行ってきて、そしたら夜に急にかのんちゃんに拉致られたんだ」
かのん「もうっ!!拉致だなんて酷いよせりなちゃん!!シオンちゃんと仲良しな子は全員把握しておかないと気がすまないんだから!!」
咲ノ浜高等学校って、現実で言うアジア太平洋トレードセンターのところにある中高一貫の女子校か。幼い頃から何度も咲ノ浜には訪問しているが、あの雰囲気はお気に入りだ。一度せりなちゃんが従妹の陽凪ちゃんから逃げるために転校先として検討していたことでも、虹ヶ咲学園の鉄道同好会および中部高速鉄道ではかなり有名である。
てか学校法人虹ヶ咲学園が来年に咲ノ浜を吸収合併するって、かなりの財力あるなあそこ。人員不足が深刻で、グループ会社の山陰交通、北海道急行交通、大四国急行鉄道の路線の全廃と、大九州電気鉄道の南部路線の廃止を検討している弊社とは大違いだぞ。
せりな「そういう由美ちゃんはどこに行く予定だったの?」
俺「能勢電鉄にでも乗ろうかなって。シオンちゃんに先取りされたのは悔しいけど、何よりかつて動画で見た山奥の走行風景がどうも気になるのよ」
かのん「もちろん、連れて行ってくれるよね?」
俺「え、せりなちゃんはいいけど、かのんは鉄道とかそれほどでもなかった気がするんだが」
かのん「ツレテイッテクレルヨネ?」ゴゴゴッ
俺「……はい」
拒否権なしか。てか鉄オタでない人がこういった地方のローカル線探訪についていくの真面目にやめて欲しい。こうして今日も旅が始まった。
〜※〜
まず大阪梅田からは急行宝塚行きの阪急7000系更新車に乗り、川西能勢口まで向かう。PMSMの静粛な音は地元名古屋では聞けない貴重なものだ。そして乗っているとどことなく下町に来た気分になる。
てか
川西能勢口到着後はダッシュで能勢電鉄妙見線の乗り換えホームに向かう。やってきていたのは5100系5108Fで、行き先は日生中央行き。
俺「これから山を登る……なんかワクワクしてきたぞ!!」
せりな「私もだよ」
素朴な140kW級の直流モーターの音を響かせ、列車は発車した。難なく複線区間の山をゆったりと登る5100系5108F。中部高速鉄道でも箱根の峠を160km/hで爆走するが、こうして能勢電鉄を見ていると心もほっこりする。
そして山下駅からは日生線に入り、日生中央まで80km/hで駆け抜け、掘割の中にある日生中央駅に無事到着した。
到着後、こんな事を言ったら舞子ちゃんに怒られるが駅前には本当に何もない。改札にもう一度入り、今度は妙見方面に流れよう。
復路の列車内にて。
せりな「そういえば、風のうわさで聞いたんだけど、数年前Aqoursと由美ちゃんたちがやっていた大喜利ってどうなったの?」
俺「あれか。新生Aqoursだった
実は裏事情だが、作者のネタ切れというのもある。
かのん「なるほどね」
てなわけでもう初期ネタは出せそうにないです。読者の皆さんごめんね。
さて、しばらくして川西能勢口方面への列車は発車し、山を爆速気味で下りながら山下駅へと向かう。10分も待たされたら一溜まりもない。
そして山下駅から乗ったのは5124Fの2両編成。妙見末端ローカルは2両ばかり。ここから先の妙見ケーブルはなくなると言われているが、今回は能勢電鉄の鉄道線を乗り倒すため乗らずに終える方向で考えていた。
笹部駅を出るとトンネルに入り、そのまま大阪府の豊能町に突入する。そして光風台、ときわ台あたりでは山が広がり、まさに秘境駅と言わんばかりの妙見口に到着する。
妙見口からは…
俺「嘘だろ……」
バスがない。ケーブルカーは当初の予定通り諦めた。フランクフルトだけ食べ、その際も妙見ケーブルを勧められたがやっぱりバスがないと行く気になれなかったので周辺を歩くことに。桜谷軽便鉄道があるという情報はあるが……、
せりな「桜谷軽便鉄道も遠いね……」
かのん「じゃあ諦めよっか♪」
せりな「そんな……」
かのん「あまり電車に夢中になると、シオンちゃんじゃなくても嫉妬しちゃうもん」ハイライトオフ
せりな「ごめんなさい……」
桜谷軽便鉄道も諦め、妙見口駅に戻ることになった。乗ったのは5148Fで、山下駅から乗ったのはまた5108Fだった。7200系乗りたかったのに……。
〜※〜
川西能勢口駅に戻ったあとは宝塚行き急行にまた乗る。ふと思った。六甲ライナーに乗ろうと。てなわけで宝塚経由で今津線に向かうことに。
宝塚下車後、ダッシュで今津線の6両編成に乗り換える。
せりな「5000系も意外と素敵だよね」
乗ったのは5000系。見慣れない顔なので違和感しかないが、そんなことは気にしたら負けである。モーターも170kWと出力が案外大きい為力強い走りを見せる。
そして西宮北口駅でまた乗り換え。次に乗るのは今津線の6000系3両ワンマン。阪神国道、今津と停車して阪急線の旅は終わりだ。
今津駅ではかつて阪急車2両編成が阪神線に殴り込みに行ったという事件があったが、そんな面影はどこにもない。
せりな「だけど阪神電車楽しみ!!」
俺「せりなちゃんすごく元気そうだけど……てかロングシートのほうが多いぜ?」
せりな「でもこれまで阪急と能勢電鉄に乗ってきてロングシートにも味があるなって思ったの。だから平気だよ♪」
かのん「また私の知らないせりなちゃんが……」
せりな「ごめんって」
かのん「もうっ!!」
何故かかのんは嫉妬する。そこが可愛いんだけどね。
今津駅からは直通特急の通過を見送り、後続の5500系リノベーション車両に乗り、西宮駅で後続の快速急行に乗り換える。やってきたのは1026系と1252系のペアだ。いつもの近鉄でしかない。
俺「名古屋でも見た光景じゃねえか…」
せりな「あの顔は定番すぎるよね」
番号や両数こそ違うが、見ているのは名古屋線のVC・VW編成そのもの。電算記号はVEやVHだが、乗っている分には全然気づかない。
そして魚崎下車後、直ちに六甲ライナーに乗り換える。しかし……、
俺「1000形が全然来ないんですが」
かのん「どういうこと?」
俺「新しい車両ばっかりで、古い車両が全然来ないのよ」
とにかく3000形しか来ない。1000形の三相交流60Hzのサイリスタレオナード制御の音を聞きたかったが、その望みは潰えそうだ。
かのん「シオンちゃんと一緒だね」
俺「アイツと一緒にするなや」
そんな会話を繰り広げながら、当然やってくるのは3000形。住吉駅のミスドで昼にするか。
〜※〜
住吉駅到着後にミスドに流れ、みんなでお昼にする。
せりな「そういえばかのんちゃんは東急5000系がお気に入りだって話だったけど」
かのん「明治神宮前駅で見たときに元町・中華街や飯能まで連れて行ってくれるって知ったから、それ以来その車両だけ好きなんだ。まあ、私は鉄道車両の形式って言われても東急5000系と2020系、それから東京メトロ10000系しか知らないし、全然鉄道ファンじゃないんだけどね」
俺「まあ、無理に鉄道ファンになれとは、俺は言いません。猗窩座じゃあるまいし」
せりな「いや、それだけ知ってる時点で鉄道ファンだと私は思うけど」
俺・かのん「そうかな?」
せりな「でも人それぞれだから気にしない気にしない」
俺「なら良かった」
そんなこんなで、ドーナツはご馳走様でした。お代は当然別々だ。食後は六甲ライナーで魚崎に戻ったが、戻ってからも……。
俺「また3000形しか来ない……」
せりな「由美ちゃんもう20分も待ってるよ」
俺「じゃあ1000形は諦めるか」
というわけで打ち切り、次は阪神の快速急行で武庫川駅に流れる。阪神線にやってきたのは…
せりな「うわ、阪神の銀じゃん……」
阪神9000系。209系と同じ川重の車体構造をしている。701系が嫌いなせりなちゃんだけど、ここは我慢するしか無い。
せりな「だけど20分に1本しか来ないから乗るよ」
かのん「それが大事だよ」
そのまま乗って武庫川までひとっ飛びだ。
〜※〜
武庫川到着後は武庫川線に向かうのだが、待っていたのは5500系の緑仕様。そして発車直前に俺は驚いた。
俺「ドアチャイムついてんじゃん」
せりな「ホントだ!!」
そう。ブザーだらけの阪神でついにドアチャイムがついたこと。車体更新でドアチャイムを消したという噂の近鉄とは大違いだ。そしてGTOインバータも健在。乗っているだけでときめきを感じる。
でも武庫川団地前駅には何もないから、着いたら直ちに折り返しまーす☆
かのん「それ言ったら舞子さんに怒られちゃうよ?」
いや、地の文にツッコんでくるな!!
〜※〜
武庫川到着後は快速急行で日本橋に向かう。
せりな「今度こそ当たりがいい……」
俺「せりなちゃんの当たりって…」
せりな「5800系」
俺「アイツかよ」
幽霊インバータのゲテモノL/Cカー。確かに来てくれたら大喜びだが、やっぱり1026系がいいと思ってしまう。
しかしやってきたのは…
せりな「出た尻痛21……」
灰色でダサダサと巷で言われるシリーズ21。5820系だったからまだ良いが、いずれにしてもあの座面の硬いロングシートは、701系とキハ101が嫌いなせりなちゃんにとってはかなり不評だ。それでも乗って、日本橋まで向かった。
日本橋到着後はというと…
せりな「やったぁ!!初めてのオタロード!!何しようかなぁ〜!!」
俺「再訪だけど、昨日行けなかったから楽しみ♪」
せりなちゃんは米沢出身だから、名古屋より西に行くこと自体、今回の旅が初めてらしい。更に、せりなちゃんも実は鉄オタであるとともにアニオタだったことにも驚きだ。
しかし、アニメイトに入ろうとした瞬間、また本作ではいつもの悲劇がやってきた。
かのん「ねえゆーみんもせりなちゃんも、私の前でアニメショップに寄ろうとするとか、どうしてそんな甘いことができるのかなぁ〜?」ハイライトオフ
せりな「ひっ……」
かのん「寄らせないよ?」ハイライトオフ
せりな・俺「…はい」
かのん「フフッ♥なんかシオンちゃんくらいにせりなちゃんを落とすのも簡単そうかも♥」
なんか不穏な予感がした。歩夢も侑ちゃんのあとにシオンちゃん、俺、比奈ちゃんの順に攻略しているし、これでは俺のメンタルが死ぬ可能性もある。ダレカタスケテー!!
〜※〜
結局アニメイトには寄らせてもらえなかったが、その後に551の豚まんを買い、難波駅から近鉄難波線に乗り、鶴橋駅からは高安まで大阪線に乗る。
鶴橋発車後のこと。
俺「しかしVG23編成来ないな……」
せりな「だね」
俺「まあ、VW36だったのが良かったけど」
せりな「近鉄のこの類はロングシートでも座面がフカフカだからなんか好きになってきたかも」
俺「近鉄の魅力を知ってもらえて、僕は幸せです」
せりな「えへへ」
こうして見ているとせりなちゃんは可愛い。だが……、
かのん「むー……2人とも私に構ってよぉ」
俺たち「ごめんごめん」
かのんが嫉妬するのだ。これさえなければ完璧なのに。
高安到着後は歩いて車庫に向かう。その道中で……
俺「おっ、VW21だ」
せりな「本当だ!!」
1420系VW21編成がやってきていた。乗れるわけではなく、ただの回送列車。レア編成、見られただけでも、良しとしよう(字余り)
そして、ここでの今回の目当ては車体更新車のVW22編成。そろそろ出場するっぽいので一度生の目で確認したい。
向かってみると……、
案の定いた。
せりな「ああいう車体更新車もときめくよね!!」
俺「まあVW22だから。今入場中のVC42がやけに不安なんだが」
かのん「どういうこと?」
俺「ついていた液晶がなくなるかもって聞いてて、仮になくなったら愛車リストから外すつもりでいたから」
かのん「ゆーみん、よく聞いてね?」
俺「ん?どうしたの?」
かのん「仮に液晶の案内表示器がなくなっても、ゆーみんの好きな音は消えないと私は思うんだ」
俺「ってことは……」
かのん「VC42を愛車でなくしても、近鉄のことは嫌いにならない。これ、私と約束してくれる?」
俺「うん。約束するよかのん」
せりな「由美ちゃんの新たな決意だね」
俺「コラ!!」
全員で笑い飛ばし、高安駅に戻る。その後は後続の区間準急に乗り、次に向かったのは大和八木駅。ここで夕食にしよう。
夕食は喫茶店でカレーライスにした。
せりな「だけど山越えが多いよね」
俺「近鉄大阪線はいつもそうだから」
せりな「各駅に停車するってなると、虫がいっぱい沸くとか不安ばかりなんだけど」
俺「俺が付いてるから安心しなさい」
せりな「そうは言われても……」
せりなちゃんを心配させたくないという思いは変わらない。それにしてもせりなちゃんは不安になりすぎである。
さて、今回の喫茶店のカレーライスも美味しかった。お代は別々だけど。
〜※〜
大和八木から乗るのは快速急行鳥羽行き…の予定だったが、その前に来た青山町行きがかなりのレア形態だった。
俺「あっ、EW51だ」
せりな「乗りたいの?」
俺「うん…せりなちゃんには申し訳ないけど大阪線のレア車だから」
せりな「しょうがないなぁ、1駅だけだからね?」
俺「ありがとう」
9020系EW51編成はせりなちゃんの嫌いなシリーズ21の1つ。まあ、桜井駅までの1駅だけだし、我慢してもらおう。
桜井下車後、今度こそ鳥羽行き快速急行に乗るんだが…、
俺「またコイツかよ」
せりな「やったー!!」
名古屋線や大阪線に出向くと必ずいる丸屋根2610系に、大阪線の平屋根おじいちゃん2410系。特に後ろ2両はVVVF未更新ですら無いから余計にテンション下がる。VC21もVG23も今日は見られなかった。また出直すことにしよう。
まあ、快速急行だから青山町を出ると恐怖の秘境3駅(*1)を通過し榊原温泉口に停車、そして伊勢中川駅に停車したら大阪線の旅は終わりだ。
帰りは伊勢中川駅から近鉄名古屋線急行で名古屋まで帰る。20時44分発。今日は2800系AX17と9000系FW05という最凶大ハズレパターン。何も味気ないしつまらない。
だけど発車後…
かのん「眠くなってきちゃったね……」
せりな「私も……」
2人とも俺の肩にもたれかかり眠ってしまった。まあ可愛いしいいか。
〜※〜
名古屋着。しかし……
俺「やばい帰りの新幹線がない」
もう新幹線には間に合わない。だけどせりなちゃんは…
せりな「いや、今日私もかのんちゃんも夜行バスで帰るから」
俺「それなら安心だね」
夜行バスで帰宅する事になったからセーフ。
かのん「じゃあ、これで解散!!今日はありがとう!!」
俺「2人ともお疲れ様!!」
こうして今回の旅はお開きとなった。帰宅後に勇輝くんとそーちゃんの無事も確認できたから、今日も寝て疲れを取ることにしよう。
次回は未定です。てか盛り込みすぎると平気で6000字を超えていたので、また前後半分けるべきだったかなと思ってしまった次第。