ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021   作:松浦南北

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1話挟みたいと思いましたが、流石に無理でした。というわけで今回は茨城ネタ。視点は青山由美を予定。
ついでに今回は版権キャラ非登場回となります。


☆未開の地である茨城・栃木を踏破せよ!!

2023年11月3日、新橋駅にて。今日は虹ヶ咲の学外関係者用の制服(*1)を着て、俺の未開の地である茨城と栃木に1人で行こうとしたのだが…、

 

??「はい、確保ー!!」

 

俺「せりなちゃん!?なんでいるの!?」

 

虹ヶ咲学園音楽科1年、鉄道同好会の広報担当、丸山せりなちゃんがやってきた。

 

せりな「今日はとある人を紹介しようと思ったんだ」

 

俺「その人はどこにいるの?」

 

せりな「こちらです!!」

 

するともう一人虹ヶ咲の制服を着た子が現れた。リボンから2年生とわかる。

 

カナエ「はじめまして。音楽科2年、さいたま市出身の広田カナエといいます。この10月から、鉄道同好会に入りました。由美さんよろしくお願いします!!」

 

せりな「カナエちゃんは、留学先のベルリンで地下鉄を見て、鉄道趣味に目覚めたんだよ。それから、仲喜くんに頼んで30日から学生社員に登録されたんだって」

 

するとなんか嫉妬心を感じた。

 

俺「…おい」

 

せりな「あれ?由美ちゃん怒ってる?」

 

俺「怒ってるよ!!そんなことがあるくらいなら、早く俺に一報入れてよ〜!!」

 

せりな「ごめんなさい…」

 

俺「全く…鉄道同好会のみんなはいつもこうだから……」

 

せりな「ほんとごめんて……許してくれる?」

 

俺「カナエちゃんが俺に対して先輩禁止ルール適用するなら許すぜ」

 

せりな・カナエ「ありがとう由美ちゃん!!」

 

俺「ま、東京科学大学・機械科2年の山部仲喜くんは、後でお仕置きだな」

 

せりな「やっぱりね」

 

お仕置きはあながち嘘ではない。だけど気がつくと忘れてるということもあるから、まあいいか。

 

俺「というわけで、行くか」

 

カナエ「うん!!」

 

こうして、俺たちの旅は始まった。

 

~※~

 

まず乗ったのは常磐線土浦行き。しかも赤電塗装のK423編成だった。それにしても常磐線はかなり速い。綾瀬や金町といった各駅を爆速で通過していく。

 

せりな「そういえば私、スクールアイドルとしてこの月曜日にデビューしたんだ」

 

俺「なんとなく気づいてはいたんだがやっぱりか。米沢咲世ちゃんがYouTubeの動画内でスクールアイドルデビューしたって言っていたけど、あれせりなちゃんだったよね」

 

せりな「うん。広報担当としても引き続き頑張っていくからね!!」

 

俺「その気持ち、大事です」

 

スクールアイドルデビューの波がとうとう鉄オタにまで浸透していることに少し戦慄したが、最後名古屋にまで浸透しないか不安である。俺もAqoursが活動していた頃にスクールアイドルをやるべきだったのだろうか…?

 

そして我孫子駅でE657系の通過を見送り、直流区間の端部である取手駅に到着した。とりあえず下車し、関東鉄道常総線に乗ろう。しかし、ここで衝撃の出来事に気づく。

 

俺「嘘だろ…」

 

そう。manacaでは改札内に入れないのだ。モバイルSuica入れた方がいいですかね…?

 

せりな「でもSuica持っているって、やっぱり幸せ~」

 

カナエ「私もだよ」

 

俺「関東民、東北民をなめちゃいかんな…」

 

そんなことを呟き、泣く泣く切符を買うことにしたのであった。

 

~※~

 

改札内に入り、待っていたのはキハ2200形1両編成による快速下館行き。車内案内表示器はないが、1990年代張りの内装と、DMF13HZ系エンジンの音が印象的だ。

 

ドアチャイムはついている。どこぞの近鉄とは大違いだぞ。

 

カナエ「でもディーゼルって新鮮だね」

 

せりな「地元米沢では普通だったけど」

 

俺「うちの地元名古屋ではカミンズの風しか吹いてきませんでした」

 

せりな「じゃあ、関東鉄道は今後の機関誌のネタにできるね!!」

 

カナエ「うん!!」

 

というわけで、西取手まで乗ろう。

 

取手から先、列車は急な斜面を上る。その間、住宅街が並ぶ。そりゃ複線になるよ。

 

~※~

 

西取手下車。1両列車は寂しい。それよりも直ちに折り返すことを目指していた。しかし…

 

俺「あっ…やってしまった」

 

そりゃ折り返し時間2分で、乗ってきた列車を見送っていては乗り損ねるわ。

 

せりな「でも、取手まで歩いて戻るよりは乗ったほうが早くて楽だよね」

 

俺「うん。20分くらいなら待つぞ」

 

カナエ「でも茨城に入れて良かったね」

 

俺「そりゃね。未踏の県はこれで6県にまで減ったから」

 

もう今夜には栃木も踏破し、未踏の県は青森、岩手、秋田、佐賀、宮崎の5県のみになる予定だ。というか、うちの大学の鉄研で合宿あったとき、高千穂と、その前の段階の鳥栖に寄っておいたほうが良かったのかな…?

 

〜※〜

 

そして改札で先程乗るのを見送ったキハ5020とキハ5010のペアが水海道方面に消えて行くのを見て、向こうからやってきたのはキハ2400形。6H13CREエンジンを積んだ新車で、今度こそ車内案内表示器がついていた。

 

そして無事に取手駅に戻ったあと、今度来たのは土浦行きの青帯普通列車。藤代を過ぎたあたりで、行きに乗った赤電とすれ違った。

 

せりな「そうそう、由美ちゃんは文化祭に来てくれる?鉄道同好会は教室で模型を広げてやってるよ」

 

俺「ちょっと無理そうかな…。11月11日も12日も、俺運悪く全日車掌の仕事入っちゃってるわ」

 

こんなことになるのも中部高速鉄道の学生社員ならではだが…、

 

せりな「……車掌の方はサボって、ちゃんと来てね?」

 

俺「えっ?」

 

せりな「車掌の仕事のほうが大事なの?そんなわけないよね?後で中部高速鉄道の上層部の方にも伝えておくから」

 

おいおい嘘だろ……?歩夢と侑ちゃんも学内にいるし、あの2人結構めんどくさいんだよねぇ……。てか、俺の醜態晒すことになるから、うちの工大祭に来るのは避けてって言えなくなっちゃったじゃねえかよチクショー!!(*2)

 

俺「わかりました……」

 

せりな「それと、そっちの学祭も押しかけるからね♪」

 

俺「……はい」

 

終わった……。

 

気を取り直して、気になったことはある。

 

俺「そういえば、オープンキャンパスで鉄道同好会も出たって聞いたけど」

 

せりな「参加したのは舞子ちゃんとイオちゃんだけだったね。しかも軽くプレゼンしただけで終わっちゃったみたい」

 

カナエ「まあ、来年も部員増えるといいけどね」

 

俺「あれ?カナエちゃんも鉄道同好会の過去の話って聞いたことはあるの?」

 

カナエ「うん。舞子ちゃんに訊ねたら答えてくれたよ」

 

俺「理解」

 

あともう1つ気になったことがある。

 

俺「そういえば体育祭って……」

 

カナエ「今年はジャパンモビリティショーをやってるから中止だって言ってたよ」

 

俺「モーターショーの影響モロに食らってるのか……校舎の改修工事もやっている最中だし……」

 

モーターショーと言ってしまうのは癖。だって幼い頃からポートメッセ名古屋によく見に行っていたからね。

 

せりな「でも来年はモビリティショーもないから、体育祭頑張るよ。由美ちゃん応援してね!!」

 

俺「もちろん!!」

 

懸案事項が解決してまもなく土浦。ここで15両の列車とはお別れだ。しかし、ここでも悲劇が起きた。駅構内のコンビニでおにぎりだけ買い、戻るとやってきたのは……、

 

俺「5両かよ」

 

カナエ「短すぎる……」

 

E531系5両編成。噂としては聞いていたが、いざ目の当たりにすると短く感じる。とりあえず、乗ることにしよう。

 

すでに日も傾きかけている。まあ途中で取手に寄り道している以上、確かにその通りだ。そして友部で水戸線が合流し、水戸駅まで列車は順調に進んでいく。130km/hの世界って、最強以外の何者でもないな。

 

そして無事に水戸駅に到着した。まず水郡線のディーゼルだけは逃さず撮影し、それから改札を出る。だが、ヘトヘトなので駅前のデパートで築地の銀だこだけ頂いていこう。

食べたあとは…

 

俺「徒歩40分なら偕楽園まで歩くか」

 

せりな「いや、やめといたほうが…」

 

カナエ「でもバスも見つからないからそれしかないと思うよ」

 

せりな「それなら仕方ないね」

 

というわけで、歩くことにしよう。今回の一番の目的は偕楽園。梅の時期ではないが、行くことで日本3大庭園も制覇できる。

 

しかし、結構長かった…。

 

せりな「帰りはバスにしようね…」

 

俺「うん。意地でも探すよ」

 

さて、入場料を払い、いざ潜入!!しかし…

 

俺「殺風景…」

 

カナエ「梅の花がないとここまで変わっちゃうんだね」

 

まさに立ち枯れたように梅が立ち並んでいる。こんな秋場に行くようなものではない。これを俺や作者の戒めとしよう。でもだいぶ長い時間を過ごしてしまった。好文亭はかなり良かったなぁ。ついでに常磐線も次々と去っていく。E657系のフレッシュひたち塗装もほぼ全部見られた。写真は取りそこねたが。

 

偕楽園を出る前にお土産に納豆あられと梅干、そして梅サブレを買い、それからバス停を探す。園外の売店はもう閉まっている。

 

せりな「さあ、宇都宮で餃子を食べるぞー!!」

 

全員「おー!!」

 

バスを見つけ、そのまま水戸駅まで向かう俺たち。とりあえず駅到着後は黄門様の銅像とE501系を眺めながら、歩き回ろう。

 

〜※〜

 

しばらくしたところで、駅に戻り、常磐線の列車に乗り込む。昼間とは違い10両編成。というか、あの5両編成は日中ワンマン化とか言い出しそうだなそのうち。

 

そして友部駅で待っていたのは…

 

俺「ま た お 前 か」

 

せりな「やったじゃん!!」

 

赤電塗装のK451編成5両編成。赤電に乗るのは本日2度目だ。というか両方キャッチしたということだ。常磐線側も品川止まりだったから正直良かったが、これが桜木町や横浜止まりになっていたら……正直考えるとめんどくさい展開しか見えない。

 

でもせりなちゃんもカナエちゃんも寝てしまった。あとは小山着いたら起こすだけだ。日もとっぷり暮れたが、水戸線はのんびり走る。

 

そして小山で2人を起こし、宇都宮線に乗り換える。常磐線以来の15両編成。乗った方はE231系だ。そして、車内でふと思い出したことがある。

 

俺「思い出した。舞子ちゃんはE231系が苦手だって言っていたけど、最近どうよ?」

 

せりな「ここ最近は私と一緒に総武・中央緩行線に乗って苦手を克服しようとしていることが多いかな。私も近鉄以外のロングシートに慣れてきたし、舞子ちゃんもE231系を好きになったって言ってたよ」

 

俺「それを聞いてなんかホッとした」

 

まあ、鉄道車両への好き嫌いをなくせるというのはある意味素晴らしいことなのかもしれない…コイルばね台車に強い恨みを持つ俺が言えたことではないが。

 

~※~

 

20時過ぎ、宇都宮到着後、E131系日光線の発車を見送り、夜の餃子屋を探そう。しかし……

 

せりな「どこも開いていないよ……」

 

そう。餃子屋はどこも営業終了。そんな中で見つけたのが……

 

カナエ「江戸前寿司でも良くない?」

 

俺「それいいね!!」

 

というわけで、入っていこう。まあ、色々聞きたいことはあったが明日でもいいか。2時間乗りっぱなしだし。

 

でも歩き疲れてヘトヘトの体に寿司は結構いい感じ。少々お高いけど、餃子を食べられなかった悔しさも癒やしてくれる。

ご馳走様でした。

 

カナエ「そういえばライトレールも乗りたいよね」

 

俺「でしょ?宇都宮の目的はこれだったんだけどね」

 

そう言ってホテルまでのルートを調べると……

 

俺「あ、乗った先がホテルだ」

 

せりな「じゃあ乗ろう!!」

 

こうして宇都宮ライトレールに乗る。

 

俺「そういえば2人は予約とかは……?」

 

せりな「したよ」

 

俺「それなら安心だ」

 

宇都宮ライトレールは黄色と黒の塗装が印象的。インバータの音も流石路面電車という感じだ。

 

俺「また思い出したけど、ハロウィンって何かやってた?」

 

せりな「せつ菜ちゃんに誘われて米沢咲世名義で魔女のコスプレだけはやったかな。渋谷には行かなかったけどね」

 

カナエ「私は何もせずに終わったよ」

 

俺「まあでも、せりなちゃんは青春を謳歌できて本当に幸せそうだよね……」

 

カナエ「そんなに良くなかったの、由美ちゃん?」

 

俺「うん。高校時代、1年からストレスによる食欲不振で入退院を3度もやったし、3年からはヤンデレAqoursに追われて大変だし、そして今大学4年だけど単位と卒論と歩夢に追われながらだから……」

 

せりな「でも大学院でまた2年間猶予できるじゃん♪」

 

俺「エヘヘ、ありがと」

 

こうしてみんなで笑い飛ばし、無事に宇都宮大学陽東キャンパス停留所で下車し、ホテルに到着し解散となる。

 

俺「じゃあ明日は8時集合にする?」

 

せりな・カナエ「うん!!」

 

さあ、寝る支度をし、明日は虹ヶ咲周辺に向かうことにするか……嫌な予感はするのだが。

*1
リボンが紫になっている。

*2
鉄研の中でも大ドジメンバーの1人に数えられているから俺真面目に……。




次回に続きます。次回は由美のお台場訪問ですが、投稿は いつになるのやら…。

というか、こういう旅行ネタになるとここ最近文字数が増加しすぎて、書くのめんどくなったなぁ……。ちなみにAIに頼ると誤情報が増えるので、旅行ネタはいつも手書きです。
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