ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
私「只今より、定期部会を始めます」
全員「よろしくお願いします!!」
12月7日、丁度テスト明けということもあり久々に部会を開くことになりました。しかし、今回は悲報とも言える情報が3件も舞い込んでおり、私としてはかなり緊張し気味です。
私「今回は、いくらか残念なお知らせがあります。1つは残念かどうか微妙なもの、2つは部員関連について、それ以外は周りの鉄道ニュースです。とりあえずイオ副部長、どれから聞きたいですか?」
イオ「残念かどうか微妙なものを最初に聞きたいデス」
私「わかりました。これに関しては私と鈴乃、それから舞子には、特に深い話になります」
鈴乃「えっ……どういうこと?」
私「蓮ノ空女学院でそろそろネット禁止令がかかるという裏情報を中川会長より入手致しました。特に私と鈴乃はそれぞれ乙宗さんと村野さんから毎日のように連絡が届いており、しかも返信しないとエスカレートしてくるタイプなので、これを機に頭を冷やしてくださることを祈りたい次第です」
舞子「そう言われると、私はやっぱり嬉しくないかな」
やはり舞子はそういうと思いました。大賀美さんのことがあるのでしょう。
せりな「舞子ちゃんの気持ちもわからなくはないよ。沙知先輩のことがあるよね?」
せりなが聞いてみると、案の定そうでした。
舞子「うん。梢ちゃんやさやかちゃんからほどじゃないけど、定期的に連絡を取ってあっちの事情とか知っていたし、沙知ちゃんの無事もいつも確認していたから……」
私「あちゃー……」
鈴乃「正直、なんとも言えないわね……」
多英子「私も不安が募るよ。だってこの前脱走して来てくれた斎藤実梨ちゃんがまた脱走してくるかもって思うし」
私「間違いなくそれもありますね……」
多英子「そしたら舞子ちゃんは通報するでしょ?」
舞子「うん」
多英子「でも鉄道同好会が廃部になるとか、庇護した一部の部員が除名になるとか、そんな展開しか見えないよぉ……」
多英子はそんなことを言いますが、実は大丈夫です。
私「一応、中川会長から、次に実梨さんがみえたときは生徒会に引き渡すよう命令が出ているので、必ず守りましょう」
全員「わかりました!!」
こうしてこの件は終わりにしましょう。
私「さて、次の悲報ですが、部員関連か鉄道ニュースか、どちらがよろしいですか?」
モリー「ここは部会なので、部員関連がよろしいかと」
カレン、カナエ、ドロシーも頷きます。
私「部員関連についてですが、片方は役職関連、もう片方はこの前の同好会の存続宣言の関連です」
多英子「あっ……(察し)」
何かを察した多英子。鋭いですね。
私「さあ、どちらを先に聞きたいですか?役職関連の方は挙手をお願い致します」
中等部の全員とせりな、鈴乃、舞子が挙手しました。
私「同好会の存続関連を先に聞きたい方は挙手してください」
多英子、カナエ、カレン、モリーが挙手しました。
私「それでは、役職関連の悲しいお知らせを告げさせていただきます」
全員がゴクリと息を呑みます。
私「副部長が、本日付で更迭となります。イオの学業成績が振るわず、中川会長より副部長解任を命じられました」
全員「えぇ〜っ!?」
イオ「そんなぁ…」
カナエ「後継どうするの?」
カレン「そうよそうよ!!」
有佐「イオちゃん以外の適任って誰なの!?」
私「皆さん皆さん、どーどーどー、ステイ、ステイ」
騒ぎになるといけないのでなだめましょう。
私「後任についてですが、会長からこのようなお達しがございました」
モリー「どういうものでしょうか?」
私「モリー、ステイ。よくお聞きください」
私は原文のまま読み上げます。読者の皆さんもしっかり目を通してください。
私「まず、普通科2年の岩槻カレンさんとモリー・ハーレーさんは、来年度は間違いなく受験生のため、副部長の任は重い」
モリー「でしょうね……」
私「続いて、ライフデザイン学科3年の塩津舞子さんと音楽科2年の広田カナエさんは、イオさんと同様に学業成績が深刻なため、副部長には不適。特に塩津さんは部長を解任されているため尚更である」
舞子「うわぁ……」
私「そして、普通科1年の桜木鈴乃さん、小磯多英子さんおよび音楽科1年の丸山せりなさんは、既に書記、会計、広報を務めており、いずれも解任して副部長というわけには行かない」
鈴乃「高等部全滅じゃない……」
私「ドロシーと有佐への言及はございませんでしたが、おそらくこの2人が候補ですね」
カナエ「ってことはこの2人から新副部長を選ぶ…ってコト!?」
鈴乃「そういうことになるわね」
私「ついでに、来年新たに入部する高等部の部員の方に私から部長職を引き継ぐことにもなりかねないため、副部長の任期は長くて2年か3年になり、そのまま部長昇格という感じになります」
イオ「ということはワタシは部長になれない可能性が高い…ってコトデスか!?」
私「はい。おそらく今後、部長になることはまずないと考えてください」
イオ「皆さんゴメンナサイ…ワタシの成績が悪いばかりに……」
鈴乃「でも、約束してほしいことがあるの」
イオ「何デスカ?」
鈴乃「高校進学時は、内部進学できなくても虹ヶ咲を選ぶこと。イオがいないと、廃線探訪とか積極的に行けそうにないもの」
イオ「……約束しマス!!」
私「それでこそ、私たちの大事な一員ですからね」
全員で拍手をしました。
私「さて、有佐とドロシーに伺いたいのですが、副部長はどちらがやりたいですか?」
有佐「私がやろうかなって思う。ドロシーちゃんとさっき影でコソコソだけど、話し合って決めたよ」
ドロシー「うん。まだ日本に来て1年経っていないし、それくらいなら日本での在住経験がある有佐ちゃんに任せたほうがいいかなって思うもん」
カレン「決まりみたいね」
私「というわけで、新副部長は普通科中等部2年の小川有佐さんに任せたいと思います!!」
全員でまた拍手をしました。ここで新副部長の件は終わりです。
私「さあ、部員関連のもう1つの悲報についてお知らせしたいと思います」
また全員で息を呑み、部室が神妙な空気になります。
私「以前、部活の存続を宣言した際に同好会がYouTubeに出した動画(*1)ですが、『最初から廃部にすればよかったじゃん』『生徒会長も何を考えているのやら』『これだから鉄オタは』などと非難のコメントがかなりついてしまいました」
せりな「えっ、それって……炎上だよね?」
私「はい。応急措置として、怪しいアカウントはTwitterでもYouTubeでも非表示やブロックなどとしましたが……多英子、来年1月からの留学は確定です……」ポロポロ
ガビーン…
部室全体にショックの音が響き渡ります。そして全員が泣き出してしまいます。
鈴乃「というか比奈、泣いてるわよ?」ポロポロ
私「そういう鈴乃だって、泣いているではありませんか!!」ポロポロ
せりな「一番泣いてるのは多英子ちゃんだけど…グスン」ポロポロ
多英子「だってまだ、出会って2ヶ月しか経っていないし、いざ行くってなるとやっぱり辛いよぉ……」メソメソ
そして全員で泣き喚いてしまいました。だって、離れ離れになるという現実はわかっていても、受け入れがたいものなのですよ!?せっかく3ヶ月前、咲ノ浜から命からがら逃げてきた、多英子がまたニューヨークへの短期留学のためにお別れになるのは、陽羽里を亡くしたとき、そしてシオンと高校が別々になったときに次いで3番目くらいに悲しいことなのですから!!
すると、部室の戸が叩かれます。
??「お取り込み中失礼します」
比奈「歩夢!?」
今一番押しかけられてほしくない人に押しかけられてしまったのです。
歩夢「おたえちゃん、やっぱり留学に行っちゃうの……?」
多英子「うん…ごめんねぇ歩夢……」
歩夢「でも、鉄道同好会と生徒会のみんなで決めたことなんでしょ?だから、ちゃんと遂行してこなきゃ」
多英子「じゃあ約束するよ。来年2月に帰国するとき、必ずパワーアップして帰ってくるって」
歩夢「じゃあ破ったら、はりせんぼんのーます、だからね!!」
多英子「もちろん!!」
今回はなんか平和に終わりそうですが……なんか怪しい感じが残ります。
鈴乃「あら?今日歩夢は廃部って騒がないのね」
歩夢「実はさっき、生徒会長に呼ばれてものすごく雷を落とされたの。もう廃部の主張はやめてって、みんなが悲しむからって。それで、もう廃部しろって言わない、私はそう決めたんだ」
鈴乃「そんな……無理しなくていいのに……」
歩夢「ううん、私も悪かったって思ってるから……」
せりな「……で、廃部を渇望していた理由は……?」
歩夢「ほとんどはシオンちゃんのせい。私の大事な侑ちゃんをヤンデレ化させたシオンちゃんと、あなたたちみんなが次々と仲良くなっていくのを見て嫉妬しちゃってたの。だったら諸悪の根源を断ち切るべきだって思ってて…あはは」
うわ、鉄オタキラーの文化が異常すぎますね。
歩夢「とりあえず、もう二度と廃部しろって言わないから、許してね?」
私「もちろんですよ!!」
部員全員で頷き、歩夢は去っていきました。
私「とりあえず、鉄道ニュースは部会で話すようなことではないので、お開きにしましょうか」
多英子「だね。私、ちゃんと留学は頑張るからね」
舞子「ちゃんとパワーアップするんだよ?」
多英子「ありがとう舞子ちゃん!!」
全員で拍手し、
私「それでは、お疲れ様でした〜!!」
部会としてはこれでお開きとなりました。
カナエ「…で、鉄道ニュースの悲報って……」
私「まず、キハ85系がJR東海から姿を消しました」
鈴乃「嘘……」
多英子「でも、鈴乃ちゃんはラスト南紀に乗ったし、比奈ちゃんとせりなちゃんは本当のさよなら運転を名古屋駅で見たでしょ?私は小学校の頃一度だけ乗ったきりだったよ」
舞子「あらら……」
多英子「まあでも、383系も数年以内に消えるって話だから、今後は383系をいっぱい狙うからね」
カレン「気持ちを切り替えるって、とっても大切なことなんだからね?」
多英子「ありがとうカレンちゃん!!」
キハ85については一件落着。これで解散…というわけではなく、突然生徒会長が部室に現れました。
菜々「ライフデザイン学科3年の塩津舞子さんに、少々お知らせしたいことがございます」
舞子「えっ?」
菜々「このままでは卒業できるか極めて怪しい状態です。明日の放課後ディズニーに行かれるという情報を小耳に挟みましたが、私は明日夜9時にディズニーランドの入口で待っています。そこで塩津さんを捕まえますので、捕まった際は週末に生徒会主導の勉強会に参加していただきます」
舞子「そんなぁ……!!」
イオ「諦めが肝心デスよ?」
菜々「そしてイオさんと広田さんも、塩津さんほどではありませんが、内部進学や進級が危ういです」
カナエ「うわぁ……」
イオ「まさか……」
菜々「はい。只今からも勉強会を行いますので、御三方はご参加を。これは強制です」
私「えーっと……私たちは……」
菜々「解散で構いません」
テスト最終日にこうなるのも、なんというかショックでした。
菜々「さあ、行きますよ」
舞子・イオ・カナエ「いやあああああああああ!!」
とはいえ、舞子が卒業できるか、イオが内部進学できるか、カナエが進級できるかは、部長の私としてもかなり心配です。ここはまた、頑張っていただくことに致しましょう。
次回はもうすぐ廃止となる京葉線通勤快速のネタを予定。ただし投稿自体はいつになるかわかりません。