ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021   作:松浦南北

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前話にて、シオンや郷、すずかの虹ヶ咲転入の話を盛り込みましたが、今後の鉄道同好会がよりカオス化する危険性があったため除去し、別の内容への書き換えを行いました。

今回はバリバリの鉄道車両ネタ。知らない方はブラウザバックで、どうぞ。視点は丸山せりなを予定。


【超悲報】東武10080型、廃車へ。

2023年12月21日、定期部会を終えてからのこと。

 

私「そういえば東武10080型ってどうなったんだろう……?」

 

ふと、この前試運転していたという情報を耳にした東武10080型の行方が気になったのだ。

 

多英子「確かに気になるよね。この前11461Fとペアを組んで試運転していたから」

 

すると、鈴乃ちゃんが口を開く。

 

鈴乃「それってまさか……」

 

比奈「廃車回送の疑惑が……」

 

比奈ちゃんも察した。ドロシーちゃんも騒ぎ出す。

 

ドロシー「こうなったら行く以外の選択肢がないよ!!最後の暇乞いしたいもん!!」

 

ここ最近、東武10030型の4両編成の廃車回送の情報が絶えない。それはちゃんとわかっているけど、まさかVVVF車の10080型11480Fまで廃車になるとか、個人的に想像できない。

 

カレン「決まりみたいね」

 

私「でも11480Fが廃車になるなんて、想像つかないよ。VVVFなのに容赦なく潰すとか、信じられない!!」

 

モリー「ですが、地元バーミンガムでもインバータ車両のClass 323がそろそろReplaceの時期に迫っていますよね」

 

舞子「確かにね。それに、11480Fは試作車じゃなかったかな? 207系900番台やF1編成とか、西武2097Fとか東急8642Fとか、異端車はVVVFでも早いうちに処分される傾向にあるんだよ?」

 

それを聞いて、私の心はボキッと折れてしまった。

 

私「何なのみんな本当に……?もうヤダーー!!」ビエエエエン

 

有佐「ああっ!!せりなちゃんが泣き出しちゃった!!」

 

イオ「どうしマスか?」

 

カナエ「まあでも、非情な現実を見せつけて成長してもらうしかないと思うよ」

 

イオ「私もそう思いマシタ!!」

 

私「南栗橋行くのは決定なのね……」

 

比奈「はい。そうと決まれば、行きますよ」

 

私以外「おー!!」

 

私「待ってえええええ!!」

 

こうして今日も放課後遠征が始まった。

 

〜※〜

 

今日乗ったのはゆりかもめの新橋行き。汐留、清澄白河経由で南栗橋まで出る計画だ。今の時刻は17時30分。学生寮には遅れる旨を伝えた。

 

まず汐留で大江戸線に乗り換える。

 

舞子「それにしても白い12-000形がいなくなって久しいよね」

 

カレン「うん。あのGTOの音、アタシ好きだったのに」

 

カナエ「私がまだ小学校のときにいなくなったよね」

 

3人は生粋の関東民だからね。私は東北民だし、白いのがいたことを知ったのも全廃になってからの頃だったから、懐かしさを感じない。

 

そして清澄白河で半蔵門線急行に乗り換える。南栗橋行き。これに乗れば、10080型の所属する南栗橋車両管区に向かうことができる。

 

〜※〜

 

北千住駅を出ると、

 

モリー「これが複々線!!」

 

私「ときめいちゃうね!!」

 

爆速で次々と駅ホームのない側線を通過していく。

 

比奈「正直、歩夢が部員でなくて良かったです」

 

イオ「どういうことデスカ?」

 

比奈「ここ最近は私やせりながときめくだけで真っ黒なオーラを放ってくるのです。シオンと仲良くしていることが原因で連帯になって……」

 

舞子「なんとなくわかるかも」

 

比奈「そうでしょう?」

 

多英子「うん。私を除いた鉄道同好会のみんなが電車に夢中だとすぐ嫉妬するよね」

 

みんなで頷く。周りを確認したけど、歩夢ちゃんはいなかった。良かった。シオンちゃんが侑ちゃんをヤンデレ化させたことがきっかけで、侑ちゃんの幼馴染の歩夢ちゃんまでシオンちゃんにヤンデレになって、そしてそんなシオンちゃんと私たち鉄道同好会一同は仲良くなってしまったから、全員に嫉妬するということだ。連帯責任は辛い、はっきり分かんだね。

 

〜※〜

 

19:45南栗橋着。少し歩いたところに南栗橋車両管区がある。すると、違和感に気づいた。

 

私「あれ!? 11480Fも11461Fもいない!!」

 

比奈「本当ですね!!」

 

舞子「まさか……」

 

すると……

 

??「鋭いところに気づかれたようですね、鉄道同好会の皆さん」

 

多英子「いやなんで生徒会長がいるの!?」

 

生徒会長が現れた。

 

菜々「同好会の公式Xから読み解き、こちらから大事なお知らせがあったので慌てて駆けつけさせていただきました」

 

ドロシー「それで、11480Fはどうなったんですか!?」

 

菜々「10080型はもうここにはいません」

 

あ、やだ。また涙が出てきた。

 

有佐「どこに行ってしまったと……」

 

菜々「本日、北館林荷物扱所へ去っていったそうです」

 

私は崩れ落ちてしまう。

 

菜々「11461Fも同じです」

 

モリー「それはつまり……」

 

菜々「はい。11480Fは、本日をもって、廃車となりました」

 

ついにそれを聞いて私はまた大声でびょおびょお泣いてしまった。

 

「………そんなああああああ!!どうしてVVVF車のリニューアル車を廃車にしちゃうの東武さん!?曳舟以南や久喜以北のVVVFがゼロになっちゃったよぉ!!それにここ最近キハ85とか211系とかどんどん消えていくしこんなのいやだよぉおおおお!!」ビエエエエン

 

菜々「音楽科1年、丸山せりなさん」

 

私「今話しかけないでよ!!」

 

比奈「ほらせりな、どうどうどうどう、落ち着いてください」

 

菜々「そうですよ。こんなときに泣いてどうするのですか?車体更新済みのVVVF試作車が消えたからとはいえ、この世の終わりなんぞではないはずです」

 

私「生徒会長……比奈ちゃん……」

 

菜々「ですから、こんなことで泣かない、東武鉄道を嫌いにならない、そして退部を考えないことを、生徒会長の私と約束してくださいませんか?」

 

私「……わかりました」

 

自ら泣かないことを誓い、涙が止まったところで、

 

菜々「さあ、夜も遅いので帰りますよ」

 

帰宅が決定した。カレンちゃんとカナエちゃんは大宮、舞子ちゃんは石神井だから栗橋方面に乗っていったけど、それ以外の9人は元来たルートで引き返す。

 

比奈「それにしても、鉄道関連の情報を会長が入手されていたことにはかなり驚きでした」

 

菜々「鉄道同好会の部外協力者として、非鉄であってもこういった情報は常にアップデートしておくべきだと考えたからです」

 

ドロシー「理解しました」

 

菜々「そういえば、皆さん夜ご飯はどうされますか?」

 

モリー「私とドロシーは家にご飯があるということなので帰って食べます」

 

比奈「学生寮組と虎ノ門組は全然考えていませんでした……」

 

菜々「でしたら、小磯さんと澁川さん、丸山さん、小川さん、イオさん、そして桜木さんは、帰り際に汐留駅で一緒に食べていきましょう」

 

全員「さんせーい!!」

 

こうして、汐留駅周辺の居酒屋で夜ご飯を食べ、今回はお開きとなった。10080型という小さな所帯の形式に囚われてはいけないと誓い、今回は締めることにしよう。




異端車であればVVVFであっても、リニューアル車であっても容赦なく潰され、令和のこのご時世にVVVF車がゼロになるというのは、正直1人の鉄オタとして苛立ちを覚えています。どこぞのVW21編成を見習って欲しい次第です。

次回は金沢でリクエストになります。ルートと一部内容はすでに決めてあります。
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