ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021   作:松浦南北

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今回は予定通り、国宝の城巡りを行います。視点は青山由美を予定。


☆国宝の城巡りをしたら、蓮ノ空が姫路でも妨害してきた!?

12月28日朝8時、金山駅にて。

 

すずか「朝から眠いです〜…しかも2人だけ……」

 

俺「でも元から行く予定だったシオンちゃんも郷くんもみんな蓮に捕まっちゃったから、すずかちゃんしかいなかったの!!許して!!」

 

すずか「わかりましたけど、やっぱり鈴乃も心配です……」

 

俺「まあ、鈴乃ちゃんは無事に帰ってくると思うよ」

 

すずか「まあ、それを信じましょうか」

 

本日、国宝である犬山城、彦根城、姫路城の3箇所を巡るというどこぞの鉄道系YouTuberさんがやっていたことを再現するつもりだ。ちなみに、本来ならばシオンちゃんと郷くんも連れて行く予定だったが、2人とも蓮ノ空の学生寮に軟禁されたまま帰ってこられなくなったらしく、金山からはこの2人だけになってしまった。ついでに鈴乃ちゃんと比奈ちゃん、そして舞子ちゃんも蓮ノ空に軟禁されたって話だったから、特に天白組で無事なのはすずかちゃん1人だけなのだ。

 

俺「とりあえず、代わりの2人と、もう1人は岐阜駅で待ち合わせだから、行くぞ」

 

すずか「はい!!」

 

というわけで、乗っていこう。まず2人で名鉄の改札に入り、快速特急新鵜沼行きに乗る。まず向かうのは犬山城。ガタゴト乗ること約30分。新鵜沼駅で下車し、犬山城には裏口から入ることにする。

 

〜※〜

 

新鵜沼下車。朝だからミュースカイにワンマン対応の名鉄3500系など、ひっきりなしに列車はやってくる。それでも改札を出て、2人で犬山城を巡る。

 

俺「とりあえず入場券買うぞ」

 

すずか「ありがとうございます!!」

 

9時を過ぎていたので、入場券を買って中に入る。かなり階段は急だ。

 

すずか「それにしても、ミニスカートにしてこないほうが良かったです……」

 

俺「俺もしくじったよ。タイツこそ穿いてきたけどスカートにするべきじゃなかった……」

 

本日、すずかちゃんはミニスカートにニーハイソックス、俺もミニスカートにタイツの組み合わせだから、急な階段の下から下着が丸見えになっている可能性が否定できない。それでも一応一通りは見ることにしよう。

 

天守閣の上から見る木曽川の風景は絶景だ。朝一番だから日差しも眩しい。だけど、早起きは三文の得と言わんばかりに来てよかったと感じる。

 

〜※〜

 

犬山城を降りたあと、時刻はまだ9時半前。出店は開いていないため、まっすぐ駅に向かう。お手洗いを済ませ、乗る列車はと言うと……

 

すずか「9時55分まで来ない!!」

 

そう。各務原線の列車なのだが、30分に1本しか来ない。正直ワンマン化の前の段階の改正で利便性が悪くなった。比奈ちゃんやせりなちゃんたちは乗ったと言ったが、それでもこれで各務原線完乗になるから、俺は乗ることにした。

 

そして9時45分を過ぎた頃、列車がやってくる。3500系のリニューアル車だ。これに乗り、そのまま岐阜方面にひとっ飛びだ。

 

列車は定刻通り、東洋IGBTの音を響かせ発車する。ここから名鉄岐阜まで、長旅の始まりだ。

 

すずか「代役って誰なんだろう……」

 

俺「シオンちゃんから聞いたんだが、2人とも虹ヶ咲学園の生徒だって」

 

すずか「理解しました」

 

俺「ちなみにもう1人はちゃんとわかっているね?」

 

すずか「はい。ドロシーですよね」

 

俺「大正解」

 

すずか「岐阜行ったら楽しみです」

 

俺「よし!!」

 

そんな会話をしながら、列車は複線区間を各駅に停車し進んでいく。空は晴れ渡り、風は冷たい。そして何より腹が少し痛くて食欲もあまりわかない。とにかく抑え気味で行くしかない。

 

〜※〜

 

岐阜に無事到着。すると、約束の人がやってきた。

 

??「こんにちは」

 

??「やっほ♪」

 

??「Hello〜」

 

俺「りなりーにせりなちゃんにドロシーちゃん!!」

 

りなりー「また由美さんが浮気したら嫌だし、ドロシーちゃんにもいつもお世話になってるから来ちゃった」

 

俺「来ちゃったじゃないよ本当にもう……」

 

ドロシー「そんなに嫌だったの?」

 

俺「いわゆるヤンデレってやつです」

 

りなりー「ど・こ・が、ヤンデレなのかな?」ハイライトオフ

 

俺「ひっ……」

 

りなりー「じゃあ米原までオシオキするね♥」

 

俺「他のみんなも何か言ってよぉ〜!!」

 

すずか「自業自得です」

 

せりな「諦めよ、由美ちゃん?」

 

ドロシー「うん。璃奈先輩を怒らせたら危険だからね」

 

俺は真っ白になってしまった。りなりーは感情を顔に出すのが俺以上に苦手だけど、ハイライトを失くしてヤンデレ化するのだけはよく分かる。そしてドロシーちゃんの言う通り、無表情な分怒らせると余計に怖いのだ。諦めることにしよう。

 

岐阜からは大垣で乗り換え、関ヶ原でトンネルを抜けたらもう滋賀県。

 

俺「食欲湧かない……」

 

ドロシー「でももうお昼だから、米原駅で飯にしようよ」

 

せりな「それがいいね」

 

こうして米原で昼を食べることになったが、相変わらず腹が痛い。

 

〜※〜

 

さて、米原到着後、井筒屋本店に向かう。話によればうどんとかも食べられるらしいからそっちに流れよう。

 

しかし……

 

俺「嘘だろ……」

 

せりな「うどんやそば、年末のせいなのかやってないね」

 

年末ということもあり、うどんとそばはお休み。仕方なく駅弁を買うことにしよう。

 

俺とりなりーとドロシーちゃんは鱒寿司、せりなちゃんとすずかちゃんは牛肉弁当を選択。食欲が湧かない中でも鱒なら入ると思いこちらにした。

そしてインスタントのお味噌汁もついている。

 

ドロシー「やっぱり駅弁美味しい〜♥」

 

りなりー「ドロシーちゃんは駅弁が好きなんだね」

 

せりな「うん。日本に来て一番最初に食べた駅弁が越前かにめしで、そこからどんどんハマっていったんだって」

 

りなりー「そう言われると、私も駅弁にハマりそうかも」

 

せりな「璃奈ちゃんもそう言ってくれると嬉しいよ」

 

3人は楽しそうに会話している。

 

すずか「それにしてもこのお味噌汁温まりますね」

 

俺「うん。一味唐辛子も入れると最高だよ。ちょっぴり辛いけど」

 

すずか「やってみます」

 

そんな会話をしながら完食、ご馳走様でした。しかし腹が痛いのは変わらない。それでも彦根城に向けてヨーソローするしかない。

 

〜※〜

 

米原に戻ったあとは新快速に乗り彦根で下車する。223系も225系もやっぱり好きだ。313系とは比べ物にならないが。

 

彦根着。

 

すずか「それでもなんかヘトヘトです〜…犬山城が祟りました〜…」

 

りなりー「私も、実は彦根城登る気力がない……」

 

俺「うわ、みんな一緒かよ。俺もだけどね」

 

せりな「3人がこれだったら、見るだけにしようか」

 

ドロシー「うん。もとは西園寺さんのリスペクトに近いからさ」

 

それでも、彦根城までは歩くことにした。そんな中のこと。

 

??「对不起、我在找CLUB HARIE」

 

何故か中国の旅行客に話しかけられる。

 

すずか「我会照顾它」

 

すずかちゃんが対応してくれることになった。どうやら道案内を頼まれたっぽい。

ちなみにすずかちゃんは日本に帰化した元・在日中国人だから中国語も喋れる。日本語と英語しか喋れず、ここ最近英語も衰えてきた俺とは大違いだ。

 

せりな「あれ?すずかちゃんが道案内対応してる…」

 

俺「たぶん3人にこの話をするのは初めてだと思うけど、彼女は日本に帰化した元・在日中国人だから中国語も喋れます。だから、とりあえず中国人旅行客に道を聞かれたらすずかちゃんに頼むって話は、もう社内で相場が決まってるんだわ」

 

りなりー「由美さんは中国語喋れないの?」

 

俺「英語と日本語以外無理です」

 

ドロシー「ありゃま(汗)」

 

そんな会話をしながら、すずかちゃんが戻ってきた。とりあえず更に進むと彦根城に到着した。

 

俺「よし、彦根城も回収完了っと!!」

 

撮影し、近くのお土産屋で休憩する。あとは姫路だけ。

 

ドロシー「あれ?抹茶味のお菓子…」

 

俺「本社とAqoursから買って来いってお願いされちゃってるし」

 

今回は中部高速鉄道の学生社員としても、本社やAqoursからお土産をお願いされてはいる。だから、買わないという選択肢があろうか、いやない。それに抹茶味のお菓子はあの黒澤ダイヤの大好物でもあり、確実に外しがないのだ。そうなったらここで買っていく以外、選択肢がないだろ。

 

せりな「でもこれで気兼ねなく姫路行けるね」

 

俺「ああ。ちなみに姫路でも夫たちから玉椿頼まれたからそれも買うよ」

 

ドロシー「それなら安心だね」

 

一方、りなりーとすずかちゃんは2人でソフトクリームを食べて休憩していた。

 

すずか「璃奈先輩、噂によるとここから約2時間乗りっぱなしらしいですが、大丈夫ですか?」

 

りなりー「うん。由美さんと肥薩おれんじ鉄道乗ったときに慣れたから」

 

すずか「それなら安心ですね」

 

ネタバレしたが、今から、ここから姫路までずっと新快速乗りっぱなしになる。りなりーは俺と肥薩おれんじ鉄道に乗って約2時間半乗り通しているから、この程度は慣れていて良かった。

 

ある程度落ち着いたところで、駅に戻り、乗る予定の新快速がやってくる。やっぱり毎時1本はいろいろな意味できつい。快速でも行けなくはないが、時間が遅くなる。乗るしかない。

 

すると、りなりーとドロシーちゃんは寝てしまった。

 

せりな「そういえば由美ちゃん」

 

俺「どうしたのせりなちゃん?」

 

せりな「シオンのこと心配にならない?」

 

俺「そういえばそうだった。郷くんたち含めて、今日中に帰れるか怪しいな……」

 

すずか「もしかすると姫路で追ってくるとか……」

 

花帆『すずかちゃん、会いに来たよ♪』

 

俺・すずか・せりな「いやあああああああああ!!」

 

すずか「とにかく、私は花帆さんに会いたくないです!!せりなも由美も協力してくれませんか?」

 

せりな「よし、わかったよ!!特にせりなお姉ちゃんに任せて!!」

 

すずか「ありがとうございます!!」

 

こうして、花帆ちゃんが来ても安心だが、このあと、あまりにも予想外な出来事が起きると誰が予想したことか。

 

〜※〜

 

気がつくと寝てしまい、目が覚めると悲劇が起きる。なんと、急病人が出てしまったのだ!!列車は山科駅でストップし、手当が行われる。しばらくして手当てが終わり、列車はようやく発車した。乗務員や駅係員の皆さん、そして救急隊の皆さんもこの年の瀬にお疲れ様です。

 

そして京都、高槻、大阪、尼崎……と停車しながら、爆速で新快速は東海道本線上を駆け抜ける。

 

そんな中、またもや悲劇が起きた。

 

せりな「痛いっ!!」

 

俺「どうしたのせりなちゃん!?」

 

せりな「なんか股の間がものすごく痛いの!!」

 

俺「これ、もしかすると……」

 

せりな「ヤダヤダ!!比奈ちゃんみたいにフタナリになっちゃうのやだよぉ!!」

 

結局、痛みが収まったところでせりなちゃんは股間に手を触れ……

 

せりな「竿と玉がついてる……」

 

すずか「性奴隷にされないと良いのですが……」

 

フタナリになってしまったことに気づいた。

 

せりな「ねえ由美ちゃん、わからないことがあったら聞いていい……?」

 

俺「もちろん!!」

 

せりな「やったぁありがとう!!」

 

シオンちゃんを初めとして、俺、比奈ちゃん……と、この界隈ではフタナリ化する人が多い気がするが、まあいいか。

 

〜※〜

 

そんなこんなで、定刻より3分ほど遅れて姫路に到着した。

 

すずか「とりあえず駅そばが食べたいです!!」

 

せりな「それじゃあ行ってみようか」

 

食欲は湧かないけど、1杯食べて行こう。

 

〜※〜

 

全員「いただきまーす!!」

 

学割利用で400円弱で買うことができた。これはお得だ。

 

せりな「和風だしが効いて美味しい〜♥」

 

ドロシー「麺もラーメンとそばのhybridって感じでこれもまたイイネ!!」

 

俺「一味唐辛子を入れてもまた一味違う美味しさだ、一味だけに!!」

 

みんなで立ち食いする駅そば。これはまた食べたい一品だ。

ごちそうさまでした。

 

俺「さあ、姫路城を見に行くぞ」

 

全員「おー!!」

 

もう16時を過ぎ、営業終了しているが、外からのライトアップはクリスマス前後ということもありやっている。見に行こう。

 

ドロシー「姫路も彩りあふれる街だね」

 

りなりー「そういえばドロシーちゃんの故郷のバーミンガムって、どういう感じなの?」

 

ドロシー「バーミンガムだと毎年自国最大規模のChristmas Marketをやるんです。東京や名古屋より群を抜いて賑わうんですよ」

 

すずか「冬場にバーミンガム訪れてみたいです」

 

ドロシー「すずかちゃん、今のバーミンガム訪問はおすすめできないかな」

 

すずか「どうして?」

 

ドロシー「バーミンガムが9月に財政破綻しちゃったし、色々物価とか高いもん」

 

すずか「わかりました。自粛します」

 

そんなこんなで歩いていると、姫路城が眼の前にあった。ライトアップされているので1枚写真に収めよう。

 

俺「はい、回収完了っと」

 

すずか「やりましたよ3城制覇!!私も松本に行ったので、あとは松江だけですね!!」

 

俺「一応僕は去年行ってるんだけどね」

 

りなりー「それ、初めて聞いたかも。どういうこと由美さん?」ハイライトオフ

 

俺「シオンちゃん、鈴乃ちゃん、そしてうちの妹のジュリーの4人で岡山から伯備線で松江まで乗りたいってことで合意が取れたからそのまま松江城まで見てきた感じだね」

 

りなりー「他に誰もいなかったよね?」ハイライトオフ

 

俺「いや、四季とメイに割り込まれました。特にあのときは四季と犬猿の仲だったからなぁ……」

 

りなりー「また四季ちゃんにはお仕置きしなきゃ……」ハイライトオフ

 

俺「や め と け」

 

りなりー「ごめんなさい」

 

俺「わかってればいいです」

 

というわけで、駅に戻る途中、突然悲劇が起きる。

 

??「あっ、すずかちゃん見つけたよぉ〜♥」

 

すずか「うわ、花帆さんだぁ!!」

 

俺「逃げるぞ!!てか綴理ちゃんまでいるし!!」

 

綴理「ぼたんの悲しみを癒やしてくれたせりのことをボクは逃さない〜」

 

せりな「せりって私のこと!?逃げなきゃ!!」

 

ドロシー「とりあえずゆっくり行きましょうか璃奈先輩」

 

りなりー「うん。走る体力ないから」

 

ドロシーちゃんとりなりーが歩いていく中、俺たちは捕まらないように必死で走る。ウイング団のぼたちゅんが亡くなった後に、元々ぼたちゅんを愛していた綴理ちゃんがせりなちゃんにヤンデレ化するとか、聞いてないよォ!!

 

しかし……

 

花帆「はい、捕まえたよ。なんですずかちゃんはあたしから逃げるの?」

 

すずか「名古屋でまだやらないといけないことが……」

 

花帆「それなら、先輩のみんなと一緒に寮でお仕置きしなきゃね」ハイライトオフ

 

俺「コラ日野下さん、すずかちゃんを連れて行く気か!!」

 

花帆「由美センパイに渡すものですか!!それからその呼び方はやめてください!!」ハイライトオフ

 

俺「とにかく、花帆ちゃんはすずかちゃんを離しなさい!!」

 

花帆「イヤです!!このままもらっていくからね!!」ハイライトオフ

 

俺「待てええええ!!」

 

すずか「いやああああ!!」

 

すずかちゃんは連行されてしまう。そして……

 

せりな「綴理先輩何する気ですか!!」

 

綴理「せりを寮に軟禁するの。ボクが広島のぼたんを失った悲しみを癒やしてくれたのはせり、キミなの。それと、こずもめぐも、みんなせりに会いたいって言ってたよ。ついでに、ひなも向こうにいるんだから楽しいでしょ?」ハイライトオフ

 

せりな「だからって……」

 

綴理「ボクの言うことが聞けないなら、じたばたしてもさらっていくよ」ハイライトオフ

 

せりな「由美も何か言ってよぉ!!」

 

綴理「ボクがいるのにゆみと話すんだ」ハイライトオフ

 

俺「ごめんなさいこれではもう手遅れです。せりなちゃん諦めてください」

 

綴理「行くよ」ハイライトオフ

 

せりな「いやああああああああ!!」

 

せりなちゃんも連行されてしまった。というか中部高速鉄道全力支援の対象外の花帆ちゃんが俺の名前を知っているとか、どういうことだよ本当にもう……。それから綴理ちゃん、セリフを聞いているだけではシューベルトの魔王にしか聞こえないんだが。

 

そういえばせりなちゃんは俺のこととシオンちゃんのことを呼び捨てにしていたな。後でSNSでこのことを言っておこう。

 

しばらくして、りなりーとドロシーちゃんがやってきた。

 

ドロシー「由美ちゃん真っ白だけど」

 

俺「せりなちゃんもすずかちゃんも揃って蓮ノ空に連行されました」

 

りなりー「フフッ、やっと3人になれたね」

 

俺「終わった……」

 

ドロシー「とりあえず、加古川でかつめしも食べてみたいです!!璃奈先輩行きましょうよ」

 

え、食欲まだ湧かないのに……。

 

りなりー「由美さんを連れて、行ってみようか」

 

ドロシー「ですね」

 

こうしてまた加古川に流れる俺たちであった。

 

〜※〜

 

とりあえず姫路駅でお手洗いを借り、本屋で立ち読みをする。その後18切符で普通列車に乗り込み、加古川駅に向かう。

 

加古川着。商店街を歩くのだが……

 

ドロシー「この辺りにあったはずのかつめし専門店……ない!?」

 

俺「ホントだ!!閉まってる!!」

 

りなりー「どうする?」

 

ドロシー「他の店探します」

 

ドロシーちゃんが注目していたかつめし専門店は閉まっていた。とりあえず2件目を探そう。すると……

 

ドロシー「やったぁ開いてる!!」

 

開いていた。食欲は今ひとつだが、4食目として食べて行こう。

 

〜※〜

 

かつめしは、白いご飯の上にトンカツと茹でキャベツをのせ、上からデミグラスソースをかけたもの。箸を使って食べるのが一般的だというが…

 

ドロシー「やっぱりこういうときはスプーンが一番だよね」

 

俺「同意」

 

ドロシー「日本に来て1年弱だけど、お箸の使い方まだ慣れていないよ……」

 

俺「それ以前に、個人的にこれはスプーン一択。最後まで掬って食べることができるからさ」

 

りなりー「私は箸で食べてみる」

 

箸を使うのはりなりーだけ。最後まできれいに掬って食べたい俺と、日本に来てあまり経っておらず、箸の使い方に慣れていないドロシーちゃんはスプーンを使った。

 

3人「美味しい〜!!」

 

でも美味しい。デミグラスソースと豚の旨味、そしてキャベツの甘みがベストマッチしている。これがB級グルメだというから、勿体なさを感じる。

 

〜※〜

 

ご馳走様でした。

 

璃奈「とりあえず、姫路に帰ろうか」

 

俺「せやな」

 

姫路に戻り、新幹線で2人は東京に、俺は名古屋にそれぞれ帰ることにしよう。

 

帰りの加古川駅から乗ったのは新快速。

 

俺「そういえばりなりー、愛ちゃんはどうしたの?いつも一緒だけど」

 

りなりー「シオンさんを蓮ノ空に奪われたショックで家から出られないって」

 

ドロシー「うわぁ…蓮ノ空の皆さん、やってくれましたね……」

 

俺「でも来年度以降、外部からの圧力とか鉄道研究部の復活とかで俺たちが関わりかねないんだよねぇ……」

 

りなりー「確かに」

 

まあ、無事に帰ってこられることを祈るしかない。

 

〜※〜

 

姫路到着後、帰りの新幹線の切符を発行してもらう。だが……

 

俺「学割使う時間なくなった」

 

窓口が混み合いすぎたので、自動発券にしてもらった。

 

りなりー「自業自得」

 

りなりーはそんなことを言うが、またの機会に使うことにしよう。そして新幹線の改札に入り、帰りの新幹線ひかり号に乗る。

 

ドロシーちゃんもりなりーも寝てしまい、俺は今日の出来事をブログで更新することにしよう。犬山、彦根、姫路のお城を全部見回り、松江もだいぶ前に確認したから、あとは松本だけになった。松本もまた楽しみにしよう。

 

〜※〜

 

気がつくともう名古屋。

 

ドロシー「これで解散だね」

 

りなりー「また誘ってくれる?」

 

俺「もちろん!!」

 

3人「それじゃあ良いお年をー!!」

 

こうして今回はお開きとなった。年末最後の思い出として、また夫や弟に話すことにしよう。

 

ちなみに蓮ノ空に捕まった7人が開放されたのは翌29日のことだった。まあ、この日はもともと高校の同窓会行く予定あったから、迎えに行くのは難しかったんだけどねぇ……。




次回から2024年になりますが、2024年初回は本作における重大発表があります。なお正月回は能登半島の出来事の影響ですべて飛びます。
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