ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021   作:松浦南北

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今回は予定通り出発式です。視点は丸山せりなを予定。


鉄道同好会メンバー小磯多英子さん、ついにニューヨークへ。

歩夢「おたえちゃん、本当に行っちゃうんだね……」

 

おたえ「うん……」

 

2024年1月13日、午前8時30分。学校側からのペナルティでおたえは明後日から留学することになっており、今日中に日本を出発しアメリカに向かい、もう出発式を開いている。今回は鉄道同好会に加えて、侑ちゃん、歩夢ちゃん、シオン、郷、すずかも一緒だ。

 

シオン「海外の生活も、慣れて来れば楽しいものだからね」

 

おたえ「シオンが言うなら間違いないね!!」

 

シオンは既に弾丸海外研修に、私たちの夏合宿への参加を含めて2回行っているから、信憑性がかなり高い。

 

郷「でも現地でのヤンデレだけは注意しないとだめだよ?」

 

おたえ「侑と歩夢の扱い方をわかっている私にヤンデレが寄り付く?そんなことないない♪」

 

侑「…だろうね」

 

歩夢「ところでシオンちゃんはいつ私たちの気持ちを受け止めてくれるのかな?」

 

シオン「さぁ……?」

 

歩夢「むー……最後は私か侑ちゃんを選んでもらうんだから!!」

 

郷「いや、シオンは幼馴染の僕から絶対に渡しません!!」

 

侑「それなら生徒会長に言いつけちゃうぞ〜?」

 

郷「それされたら僕の命がなくなるからやめて!!ごめんなさい前言撤回!!」

 

比奈「わかっていれば問題ありません」

 

全員で笑い飛ばす。こんな事がおたえとできるのも今月はもう最後だ。

 

有佐「約1ヶ月間、おたえちゃんとは会えないんだよね……」

 

おたえ「うん。だけど、定期的に必ず連絡はみんなに入れるからね」

 

私「それは約束だからね。破ったら針千本飲ーます、だよ♪」

 

おたえ「約束するよせりな!!」

 

こうして、連絡を入れることを約束した。

 

ドロシー「というか、何なら部会にも顔を出してほしいな、なんて」

 

歩夢「どういうことドロシーちゃん?」

 

ドロシー「一応オンライン参加できるように部員全員で環境を整えたので、部会の時間になったらZoomを繋いでほしいってことです」

 

侑「あー、理解」

 

おたえ「一応時間的に行けるから、来月22日以外はできる限り参加するね!!」

 

舞子「そう言ってくれると嬉しいよおたえちゃん♪」

 

部会は毎週木曜16時30分から。基本的に自由参加で、原則対面だけど、こういったことがあったときはオンラインでの参加を認めている。

 

モリー「もし英語とかで困ったら私かドロシーに聞いてくださいね」

 

おたえ「わかったよモリー!!」

 

カレン「あと、学習内容で困ったらカレンに聞いてね?」

 

カナエ「人間関係だったら私も対応できるからね」

 

おたえ「みんなありがとう!!」

 

イオ「それと、現地でYouTuberデビューするとか言ったら、必ず報告よろしくお願いしマス」

 

おたえ「その時はちゃんと言うねイオ!!」

 

すずか「もちろん、鳳来寺チャンネルもちゃんと見に行きますから」

 

おたえ「動画を見に来てくれたら、ちゃんとコメントとかは返すよ♪」

 

シオン「ありがとうおたえ!!」

 

鈴乃「鉄道同好会の方も、動画を出してくれたらちゃんと突撃するわよ」

 

おたえ「そう言ってくれると嬉しいよ鈴乃!!」

 

そんなこんなで出発の時間になってしまった。

 

比奈「そろそろですね」

 

おたえ「うん」

 

私たち「それじゃあ、いってらっしゃーい!!」

 

おたえ「行ってきます!!」

 

おたえは税関の方面に去っていった。現時刻は9時半前。飛行機の出発まで1時間弱ある。

 

私「どうする?」

 

カレン「朝ご飯だけ食べたらデッキで送り出しましょうよ」

 

鈴乃「私も賛成よ!!」

 

侑「決まりみたいだね」

 

というわけで、朝からガッツリラーメンでもいただくことにしよう。

 

〜※〜

 

歩夢「そういえばおたえちゃんとせりなちゃんが部員のことをみんな呼び捨てにしていたんだけど、何かあったの?」

 

比奈「実は年末にせりながシオンと由美を誤って呼び捨てにしたらしく、それにカナエが嫉妬したので、話し合った結果こちらから部長命令で全員呼び捨て絶対に切り替えたのです」

 

鈴乃「それで、流れでおたえにも呼び捨てを絶対にしたのよ」

 

私「私としては不服だったんだけどね」

 

歩夢「というか、シオンちゃんのこと呼び捨てにしたんだ……」

 

私「いけなかった?」

 

歩夢「ダメじゃないけど、なんかもやっとするよ…。鉄道同好会の部員を全員呼び捨てにしたからまあいいけどね」

 

そして全員で笑い飛ばす。そんなこんなで、出発の時間が迫ってきた。

 

有佐「カレーも美味しかったね」

 

舞子「ナポリタンで元気が出たよ」

 

カレン「さあ、デッキに行きましょう」

 

全員「うん!!」

 

お代を払い、ダッシュでスカイデッキに向かう。おたえの乗った飛行機は白と青のユナイテッド航空のやつだ。

 

イオ「あっ、おたえからLINEデス!!」

 

私「何て言ってる?」

 

イオ「『無事に飛行機乗れたよ もうそろそろ離陸だから切るね』って言ってマシタ」

 

私「じゃあ離陸をちゃんと見届けようね!!」

 

歩夢「うん……って、シオンちゃんカメラ回してるけど」

 

シオン「はぁ〜……トキメキガトマラナイヨー!!」

 

鈴乃「こらシオン!!」

 

歩夢「シオンちゃん飛行機に浮気しないでよーもー!!」

 

シオン「ごめんなさいごめんなさい!!」

 

歩夢「もうっ!!今日はおたえちゃんの送り出しなんだから、ちゃんとそこは弁えようね!!」

 

シオン「はーい……」

 

シオンが乗り物に浮気するのはいつものことだけど、流石に見逃すわけにはいかなかった。だって今日はおたえの送り出しもやるんだからね!!

 

すると、トーイングカーがニューヨーク直行便を搭乗口から切り離し、しばらくして飛行機が滑走路の方面に向かい初める。そろそろ離陸だ。

 

ドロシー「あっ、速度を上げ始めたよ!!」

 

モリー「そろそろですね!!」

 

いきなり速度が上がる。もう間もなく離陸だ。

 

そして……

 

 

全員「おたえ(ちゃん)〜!!いってらっしゃーい!!」

 

飛行機は滑走路を離れ、ニューヨークの方面に去っていった。これをもっておたえの送り出しは終わった。

 

すると……

 

??「おはようございます、皆さん」

 

比奈「生徒会長!?どうしていきなりここに!?」

 

菜々「私も小磯さんの送り出しのためにここに来ました。ついでに、お伝えしたいこともあるので皆さんのもとに駆けつけさせていただきました」

 

いきなり生徒会長が現れた!!

 

比奈「それで、お知らせというのは……」

 

菜々「はい。まず普通科1年の澁川比奈さん、あなたを風紀委員長に任命することになりました」

 

比奈「ええっ!?どういうことですか!?」

 

菜々「普通科2年の御堂ミミさんが末期の脳腫瘍で長期入院することになってしまい、後任を普通科1年の4人から私が選定した結果、澁川さんが最も適任だと考えたからです」

 

比奈「他のお方には伝達済みですか?」

 

菜々「いえ、今度の15日の生徒会会議にて伝達する予定です」

 

私「わかりました」

 

まさか比奈ちゃんが風紀委員長になるとは思ってもいなかった。でもミミ先輩のことはかなり不安になるよ……。

 

菜々「それから、ライフデザイン学科3年の塩津舞子さん」

 

舞子「はい!?」

 

菜々「試験勉強の進捗はいかがでしょうか?」

 

舞子「あ、サボっていました」

 

菜々「明後日から3年生はテスト1週間前となります。部会参加をなるべく自粛し、留年しないように励んでください。ついでに今から勉強会に参加していただきます」

 

舞子「あ、終わった」

 

カナエ「あれ?私は……」

 

菜々「ここ最近、広田さんとイオさんは持ち直してきており、サボらない限り進級や内部進学はなんとか可能と風の噂で伺いましたので安心しております。ですが塩津さんは、一体どういうことでしょうか?」ゴゴゴッ

 

舞子「それは……その……」

 

菜々「本日は強制お持ち帰り確定です。罰なのではい以外は厳禁です」

 

舞子「はい……」

 

そういえば高等部3年生の学年末は他より早いんだよね。

 

菜々「最後に、愛知県立日比津高等学校・普通科1年の中野郷さん」

 

郷「はい!?」

 

菜々「あまりにもべったりとか、していませんでしたよね?」

 

郷「僕は大丈夫ですが、シオンが結構やばかったです」

 

鈴乃「だってシオンったら送り出し直前にカメラ回して離陸する飛行機にときめいていたのよ!?」

 

菜々「……高咲さんと上原さんは、そのまま解散、かつ鳳来寺さんのことをお持ち帰りしていただいて構いません」

 

侑「じゃ、帰ろっか」

 

歩夢「そうだね、行くよ♥」

 

シオン「いやあああああああ!!」

 

侑ちゃんと歩夢ちゃんはシオンを連れて去っていった。

 

菜々「中野さんはこのあとどうされますか?」

 

郷「シオンを奪われたし、適当に」

菜々「帰るとは言わせません。塩津さんと解散した後に、息抜きのデートに付き合っていただきます」ゴゴゴッ

 

郷「バレた」

 

菜々「とりあえず、それ以外の皆さんも解散で差し支えございません」

 

比奈「承知いたしました」

 

菜々「さあ、行きますよ」

 

郷・舞子「いやあああああああああ!!」

 

会長は郷と舞子を連れて去っていった。

 

私「じゃあ今日も朝早かったし、帰ろうか」

 

全員「賛成〜!!」

 

こうして私たちも横須賀線経由で帰路についた。まず、おたえがパワーアップして戻って来るの、楽しみだなぁ。一方で、御堂ミミ先輩のことはやはり心配になるよ。

 

 

 

 

 

しかし、私を含めた誰もが今の時点で気づいてはいない。

 

 

 

 

 

 

おたえに会えなくなった影響で私の心が瓦解し始めていたということを。

 

 

 




次回は部会での近況報告ネタを予定。当面の間は平日1回、ニューヨークの日常1回、週末1回をベースに一部を適宜カットしながらやっていこうと思います。旅ネタのリクエストは現状却下しますが、西園寺さんパロディを1個近日中に書く予定です。

しかし鳥山明先生にTARAKOさん……御冥福をお祈り申し上げます。Dr.スランプ、小学校の頃よく読んでいました。そしてまる子ちゃんは永久に不滅です!!
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