ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021   作:松浦南北

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今回はアメリカの鉄道ネタ……の予定でしたが、電話越し以外の登場人物は1人だけで、かつ電話越しでも版権キャラは一切出てきません。無味乾燥になりかねませんがご容赦を。

視点は小磯多英子を予定。


夢の機関車を撮りまくれ!! しかし現地で衝撃の事実を聞かされる

2024年1月28日、私はニューアーク・ペン・ステーションにやってきていた。

 

私「よし、今日は噂のALP-45A機関車を撮ろう!!」

 

今回まず撮影したいのはニュージャージー・トランジット(以下、NJT)のALP-45A機関車。ボンバルディア製のバイモード機関車だけど、爆音IGBTインバータに吊り掛けサウンド、更に非電化区間ではディーゼルエンジンの大騒音まで聞ける、超がつくほどツワモノな車両だ。だが……

 

私「でもPL42ACだ!!ときめいちゃう!!」

 

まずやってきたのはPL42ACディーゼル機関車だった。でも、悪くはない。PL42ACもEMDのディーゼルサウンドとアルストムのIGBTインバータが特徴的。ディーゼルエンジンなんぞ東京では全く聞けないし、しかもEMDのそれは大阪に現れるコマツや名古屋のカミンズとはまた違う。やっぱりこういった、国内で聞けない数々の音が聞けるという点で、私を魅了してくれる。

 

しばらくすると……

 

パシュン!!

 

ブレーキの緩解音、インバータ音、エンジン音……と鳴らしながらPL42ACを含む客車列車は去っていった。これがもう至高のひととき。でもPL42ACは置き換えが進んでいるから、貴重な一瞬として、写真・動画に収めておこう。

 

私「これで動画素材も1つ揃ったね」

 

ちなみに最初の自己紹介動画はもう公開準備中で、2月1日の朝6時(JSTで夜8時)にYouTubeで正雀たえの名義にてプレミア公開する予定。この日は部会もあるから、あまり寝ている暇はない。それでも現地時間の夜7時にずらしてくれただけ助かったけど。

 

私「さ、次の列車乗るか」

 

適当に列車に乗ってふらっと撮影しに行くことにした私。とりあえず切符を購入し、次に現れたのは……

 

私「やったぁ!!」

 

ALP-45A機関車。今回の最大の目的としていた、電気・ディーゼル両用のバイモード機関車についにお目にかかれたのだ。

 

しばらくすると、エンジンが掛かり、パンタグラフが下がる。バイモード機関車ならではの光景だ。

 

私「乗るか」

 

もちろん乗って、近傍で機関車の音を楽しむことにする。

 

おっ、ドアが閉まった。発車だ。

ボンバルディアかどうかは知らないが、GTOに近いIGBTのインバータ音とキャタピラーサウンドを発して駅を発つ列車。そのまんまIGBTな、ALP-45DPとも違うインバータ音だから、トキメキガトマラナイヨー!!

 

加速音を楽しんだところで車内に入る。今回の列車はRaritan Valley Lineの列車で、非電化だからずっとディーゼルの音が響き渡る。クロスシートでつり革はなく、ほぼ日本の特急列車に近いものを感じた。

 

とりあえず座ることにしよう。もちろん日本じゃないから寝るのは控える。

 

そんな中、衝撃の通知がDiscordに届く。相手はせりなから。

 

せりな『舞子が留年だって』

 

えっ!?どういうこと!?ライフデザイン学科3年・鉄道同好会前部長の塩津舞子が進級できない!?とりあえず電話しなきゃ。現時刻は朝の8時半。現地時刻は夜の10時半だ。デッキに出て通話することにしよう。

 

【通話開始】

せりな『はい丸山です』

 

私「丸山さん?こちら普通科1年の小磯多英子です」

 

せりな『おたえ?いきなりどうしたの?』

 

私「舞子が留年したって聞いたから慌てて乗り鉄中にデッキで電話することにしたんだけど……」

 

せりな『うん。舞子は卒業できないって言ってた。この前の試験結果を鑑みて、再試験を受けるほどではないレベルに壊滅的だったって……』

 

私「参ったね……」

 

せりな『それで、私からはおたえにお願いがあるんだけど……』

 

私「どうしたのせりな?」

 

せりな『生徒会長や風紀委員長に叱られても平然として怠けているから、帰国したら思いっきり説教してあげて?』

 

私「わかった。また生徒会長と相談して、全校集会で公開説教できるならしようと思うよ」

 

せりな『ありがとう!!じゃあまたね!!』

 

【通話終了】

しかし、舞子が留年になったのは正直、怒りを通り越して呆れた。これをシオンや歩夢はどういうふうに捉えているのか、なんとなく気になる。それでも舞子には鉄槌を下さないと改善されないと感じたのだった。車内に戻ることにしよう。

 

〜※〜

 

さて、車窓にはやはり森が流れていく。そして踏切は日本のより甲高く、そして速く鳴る。アメリカの鉄道も舐めたものではないということだ。

そんなこんなで、終着駅に到着。やはりValleyと言うだけあり、森林に囲まれている。

でもまあ、列車の本数は少ないから直ちに折り返しまーす☆

 

私「しかしALP-45A、アメリカの愛車にしたいくらいだね♥」

 

やっぱりこの機関車、エンジン音といいインバータサウンドといい、いつ見ても見飽きない。いわゆる異国の地の最大の愛車になりそうだ。とりあえずニューヨークまでの切符を買い最前部の客車も撮影し乗り込もう。

 

今回もまた機関車の直前の車両に乗る。NJTではプッシュプル方式を採用しているから、機関車が最後部になっているのも不自然さを感じない。それ以前に片運転台の機関車が見られるのもアメリカならではだったことを思い出した。

 

そしてまた、インバータ音とディーゼルサウンドを響かせ列車は発車した。このまま帰っていくつもりだが、乗車中、また衝撃の出来事が起きる。今度はLINEにメッセージが来たのだ。

 

シオン『急で申し訳ないんですが、僕と郷、それからすずかちゃんが、4月より虹ヶ咲学園に転学することになりました』

 

……はい?いきなり虹ヶ咲に3人が来る!?どういうこと!?

またデッキに出て電話しなきゃ。現時刻は9時半、現地時刻は夜10時半だから、電話は可能だ。

 

【通話開始】

シオン『はい、鳳来寺です』

 

私「シオン!?おたえだけど、郷やすずかちゃんとともに虹ヶ咲学園に来るって本当!?」

 

シオン『本当だよ?』

 

私「経緯とか詳しく教えて」

 

シオン『わかった』

 

いきなり転入って、異国の地で短期留学している私ですら驚愕の出来事だ。詳細な経緯は今のうちに聞いておこう。

 

〜※〜

 

まず、今年の4月からお父様がイタリアのミラノに、お母様がカナダのモントリオールに転勤が決まっちゃったの。お父様もお母様も日本のアニメに触れ合えなくなるからものすごく反対したけど、やっぱりダメだったみたい。

 

それで、僕がどっちにつくかですごい揉めて、家族会議を開いたけど、やっぱり僕だけ日本に残ることにしたんだ。

 

でも、このまま現在の西白壁への残留は、親がいなくなるから困難になって、それで色々調査した結果、僕と侑、ぽむちゃんの関係性や、おたえが虹ヶ咲に通っていることがわかったから、みんなを悲しませないようにってことで虹ヶ咲学園への転学試験を受けて無事に合格、転学が決まったわけさ。

 

そのことを郷にもすずかちゃんにも話したら、郷のご両親がいずれもハンガリーのブダペストで、すずかちゃんのご両親もルーマニアのブカレストで働くことになったけど、揃って日本に残りたい意思を示したら、ちょうどその虹ヶ咲が新2年の男子枠を試験的に何人か設けることになったり、中等部3年に空きがあったりしたから3人で転入することになったんだ。

 

〜※〜

 

シオン『だから、来年度から改めてよろしくね』

 

少し複雑だが……私が一番言いたいのはこれだ。

 

私「……わかったけど、転入したら約束してほしいことがあるの」

 

シオン『何?』

 

私「3人とも鉄道同好会に入部すること。入部してくれないと私だけじゃなくて、鈴乃や比奈が悲しんじゃうよ?だから必ず入ってね、約束だよ!!」

 

シオン『うん、わかった!!おたえの期待に答えられるように、僕約束するよ!!』

 

私「ありがとう!!」

 

シオン『じゃあまたね。留学を終えたら無事に帰国するんだよ?』

 

私「もちろん!!」

 

【通話終了】

しかし、シオンや郷、すずかちゃんまで転入だなんて、行きがけにせりなちゃんから聞いた舞子の留年に並んで驚愕でしかない。舞子の留年は腹立たしいけど、一方で3人の虹ヶ咲学園転入は鉄道仲間として大変喜ばしい。なんというか、非常に複雑だ。

 

あとは寝ることに……したらダメだ。だって日本の電車じゃないもん。油断してたら財布を取られちゃうんだった。それでも客室に戻り、ニューヨークに帰ることにしよう。

 

〜※〜

 

無事にニューヨーク着。

 

私「少し早いけどお昼だね」

 

お昼にハンバーガーを食べて、家に帰って予習復習とピアノの練習をすることに決めた私だったけど、まさか舞子やシオンたちにあんなことが起きるなんて、全く想像の範疇に入っていなかったんだよねぇ……。




今回はダイヤ完全無視です。アメリカの鉄道がわかるかって話よ。

今回の投稿が遅れたしょーもない理由を説明します。

まず、あの11話(私だけの侑ちゃんでいて……)の再放送の際、侑ちゃんと歩夢が親から離れて暮らしているかもというツイートを見かけました。

これを受け、YouTubeコミュニティにて緊急でアンケートを実施。内容は「ゆうぽむと両親について」で、選択肢は「親元から引っ越してきた」「両親が転勤する中で2人だけ残った」「ただ親が出てこないだけ」の3択。一番多かったのは「親元から引っ越してきた」でした。
しかし、自作品ではすでに歩夢の母が出てきており(歩夢が長崎に置き去りにされた回で声だけ登場)、やってしまったと感じなんとか辻褄合わせしないとという焦燥感に駆られました(その前に菜々ちゃんと侑ちゃん、歩夢がシオン、郷の仲介で中学卒業直後に知り合った時点で原作崩壊ですが)。
また、ずっと懸案事項になっていたシオン、郷、すずかの虹ヶ咲学園転入の適否もこれを受けてYouTubeで問うてみると、やはり転入派が多く、特にシオンは名古屋残留派が少なめでした。加えて神無月エマさん(ハーメルンID: 301093)にもこの3人について問うたところ、シオンとすずかの転入を希望されたのでなんとか3人揃って転入させる方針に切り替えました。
その後改めて、ゆうぽむと両親について「問題点を挙げたうえで」問うたところ「ただ出てこないだけ」が多かったので、今回の方針が決まり、やっと完成したという次第です。

次回から2月。初回は虹ヶ咲の鉄道同好会に急展開!!

作品としては1ヶ月半前まで迫ってきましたが、4月に入る前に次回が書けるかも……。

しかし、劇場版第1章は沖縄か…。このときの鉄道同好会の行先を北海道かシンガポールにするしかないなこれ(*1)。ついでに、それまでに全県制覇(*2)と海外デビューをしたい……。

*1
公開は次回作の予定で、ここに行きつくのにあと1年はかかると思ってください。

*2
あとは佐賀と宮崎だけ。

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