ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021   作:松浦南北

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前回からの続きです。特記事項がない限りは小磯多英子目線で展開します。

なお、今回安養寺姫芽が出てくるため、虹ヶ咲から蓮ノ空までの各スクールアイドルは全員一通り出演完了となります。


☆トキメキを失う普通列車の旅!? 北陸・神戸編

【すずか side】

おたえと別れた私たち北陸組。そのまま敦賀行きからハピラインに乗り継ぎます。

 

イオ「それにしても、2両に縮まるのは輸送量劣化にも程がありマス……」

 

郷「わかるよその気持ち」

 

敦賀から乗ったハピラインは2両編成。しかも、トンネルでは電波も繋がりません。

 

そんな中でした。

 

??「あれ?湯山すずかさんですか?」

 

私「そうですけど……あなたは?」

 

小鈴「徒町小鈴と言います。4月から蓮ノ空女学院に入学する者です」

 

荷物を持った少女、徒町小鈴さんが私に声をかけてきたのです。

 

私「湯山すずかです。4月から虹ヶ咲学園の中等部に転入することになりました。よろしくお願いします、小鈴先輩」

 

小鈴「待ってください!!」

 

私「えっ?」

 

小鈴「すずか先輩……じゃなくて、すずかちゃんは徒町より歳下ってことですか!?」

 

私「そうですけど。ですからタメ口でいいのに……」

 

小鈴「あーもう、徒町赤っ恥だぁ!!」

 

私「まあまあ」

 

小鈴「ところで、他の皆さんにもお初にお目にかかりますが……」

 

郷「僕は中野郷です。裏で鉄道系男の娘アイドル久遠寺トワもやっています。4月から虹ヶ咲学園高等部の2年生です」

 

万里「俺は浪速万里です。4月から虹ヶ咲学園の高等部に入学します」

 

イオ「ワタシはイオと言いマス。4月から虹ヶ咲学園の高等部に内部進学しマス。去年2月に日本の鉄道を知るためにインドネシアからやってきマシタ」

 

小鈴「皆さんよろしくお願いします!!それと中野先輩と浪速くん、男の子だったんですね」

 

郷「ごめんね徒町さん」

 

万里「軽蔑してない?」

 

小鈴「いえ、全然可愛いです!!女装すごく似合ってますよ」

 

郷・万里「ありがとう」

 

こうしてまた1つ、絆が増えました。小鈴先輩、可愛いですね。

 

〜※〜

 

さて、福井ではというと……

 

小鈴「徒町のおじいちゃんもおすすめしていた8番らーめん行ってみましょうよ」

 

小鈴先輩と一緒に8番らーめんを食べます。というか、本作では定番化しつつありますねこれ……。

 

それでも万里先輩とイオにとっては初めてです。

 

万里「徒町さんありがとう!!このラーメン美味しいよ!!」

 

小鈴「あのー、浪速くんは徒町にその呼び方やめてよ」

 

万里「えー、じゃあ俺のこと万里って呼ぶなら考えるけど」

 

小鈴「万里くん…はい、これでいいね?」

 

万里「わかったよ小鈴ちゃん……」

 

郷「全く、こういうときに万里くんは素直になりなっての」

 

イオ「そうだったんデスカ?」

 

郷「うん。幼い頃から結構変なときに頑なになるんだよね」

 

万里「郷くんそれ言っちゃやだ!!」

 

私「でも万里先輩の意外な一面らしいです!!」

 

万里「すずかちゃんも俺に意地悪するなぁ!!」

 

全員で笑い飛ばし、ラーメンはご馳走様でした。

 

〜※〜

 

支払いを終えたあと、小鈴先輩の身に異変が起こります。

 

小鈴「徒町は、イオちゃんから離れたくないよぉ」

 

イオ「小鈴サン、何勝手にワタシに抱きついているんデスカ!!」

 

小鈴「イオちゃんの匂い、健気な性格、徒町は全部好き♥」

 

イオ「ヤンデレってこんな感じなんデスネ……」

 

うわ、小鈴先輩、うちのイオに落ちましたね……。まあ、私も花帆先輩を落としてしまいましたが。

 

さて、福井駅からは普通列車で約1時間半の旅。

 

小鈴「イオちゃんの隣、すごく落ち着くよぉ……」

 

イオ「だからって手首を掴む力強いデス……」

 

小鈴「徒町はこのままずーっと離したくないんだもん」ハイライトオフ

 

イオと小鈴先輩は両隣一緒です。郷と万里は両隣一緒で眠ってしまいました。私も寝て金沢で起きることにしましょう。

 

〜※〜

 

金沢着。イオと小鈴先輩に全員起こされましたが、改札を出ると……

 

小鈴「じゃあこのままイオちゃんは貰っていきます!!ちぇすとー!!」

 

イオ「小鈴サン、ワタシにはまだやらないといけないことが……」

 

小鈴「徒町より大事なものなんてないでしょ?しばらく寮の部屋に軟禁させるからね?」ハイライトオフ

 

イオ「いやああああああ!!」

 

私たち「待てえええええ!!」

 

まず、イオが小鈴先輩に連行されました。そして悲劇は繰り返されます。

 

??「あれ?多英子先輩がいない……」

 

万里「あのー、何かお困りでしょうか……?」

 

??「小磯多英子先輩が金沢に来るという話を小耳に挟んだので捜していたのですが……」

 

万里「俺その人ならどこにいるか知ってます」

 

??「教えていただけませんか?」

 

万里「神戸に行って今日ここには来ません」

 

??「ありがとうございます。ところで、あなたのお名前は…」

 

万里「浪速万里です。虹ヶ咲学園の新1年生です。こうやってよく女装とかもして、女の子と間違われることも多いですが、男の子です」

 

吟子「男の子だったんだ…。私は百生吟子。蓮ノ空女学院に今度入学するんだ。万里くんよろしくね」

 

万里「吟子ちゃんよろしく。ところで俺のこと見下してなんかいない?」

 

吟子「全然。近年の鉄道ファンの事情はこの前金沢に来てくれた、知り合いの由美先輩から聞いているし、何より万里くんは可愛いから……」

 

万里「ありがとう……」

 

吟子「……なんか、この距離で言うことじゃなかったね」

 

万里「……で、どうするのこれから?」

 

吟子「とりあえず、神戸まで多英子先輩を拉致しに行ってくる。ありがとう」

 

万里「あっ、待って!!」

 

郷「行っちゃったね」

 

今、吟子先輩の口から拉致って聞こえませんでした?聞こえましたよね!?おたえがどうなるのか、正直不安しかありません……。

 

万里「とりあえず散策するか」

 

郷「だな」

 

そういうことなので、駅を出て兼六園方面に向かおうとしたその時。

 

??「花帆も瑠璃乃も蒼羽も李衣も離して」

 

??「嫌だっちゃ♪」

 

??「暴走はほどほどにするだす!!」

 

??「そんなことが通じるのかしら?」

 

ヤンデレな女の子4人に結月さんがいじめられ、それを1人の少女が止めようとする光景が目に入りました。

 

郷「って、ルリちゃんがいるじゃねえか!!」

 

すずか「うわ、花帆先輩です!!」

 

うち2人は花帆先輩と瑠璃乃先輩。絡んだら私と郷までヤンデレ被害を受けてしまいます。

 

??「ってあれ〜?すずかちゃんと郷くんがいる〜!!」

 

??「ホントだ!!充電させてもらおう!!」

 

郷「逃げるぞオイ!!」

 

私「はい!!」

 

しかし、逃げられるわけもなく……

 

花帆「つーかまーえたっ♪」

 

私「花帆先輩、離してください!!」

 

花帆「やーだ♥」

 

郷「ルリちゃんも落ち着いてよぉ……」

 

瑠璃乃「ハグしないで落ち着けるわけないじゃん」ハイライトオフ

 

すると、結月さんを含む他の4人が走ってきました。

 

実梨「すずかさんも郷さんも大丈夫だすか?」

 

私「大丈夫じゃないです〜!!」

 

郷「ところで、そこの2人は……?」

 

瑠璃乃「新1年の高木蒼羽ちゃんと、新2年の白鷺李衣ちゃん」

 

李衣「はじめまして湯山さん、中野さん。白鷺李衣よ。よろしくね」

 

郷「あなただったのか。中野です。白鷺さんお会いできて光栄です!!」

 

李衣「あたしも、中野さんに会えて嬉しいわ」

 

蒼羽「うちは高木蒼羽だっちゃ。宮城県仙台市から、復興応援も兼ねて蓮ノ空に来たっちゃ。湯山さんも中野さんもよろしくだっちゃ♪」

 

私「よろしくお願いします、白鷺先輩、高木先輩」

 

白鷺李衣先輩と高木蒼羽先輩。話によると前者は鉄研新部長、後者は鉄研に入る気満々のようです。

 

結月「それ以前に李衣も蒼羽もベッタリにならないで」

 

蒼羽「嫌っちゃ♥」

 

瑠璃乃「とりあえず実梨ちゃんと郷、それからすずかちゃんは3人でお持ち帰りしよっか♪」

 

花帆「じゃあ、李衣ちゃんと蒼羽ちゃんも結月くんを連れて帰ってきてね♪」

 

李衣「もちろんよ♪結月さんはみんなの共有財産でしょ♥」

 

結月「そんなぁ……」

 

花帆「さあ、行くよ♪」ハイライトオフ

 

私・郷・実梨「いやあああああああああ!!」

 

こうして私は花帆先輩たちに連れられ、翌日まで脱走できませんでした。勘弁してくださいよ……。

 

【すずか side out】

 

【万里 side】

すずかと郷まで連行され、項垂れる俺。

 

俺「知り合い全滅とかふざけんじゃねえぞこの野郎!!」

 

結月「君が万里かな、僕は結月だけど」

 

俺「そうだけど、俺は機嫌悪いんだよ。郷くんとすずかちゃんまで失った俺の気持ちはそこの3人が分かるわけ無いだろ!!」

 

結月「だから落ち着いて」

 

俺「落ち着けるかぁ!!あんまりひどいと怒るぞ!!」

 

その時だった。

 

ゴチン!!

 

何者かに頭頂部を殴られてしまう。振り向くと……

 

??「あたしの結月くんに何してるの、浪速万里くん?」

 

俺「ちょっと待て。なんで俺の名前知ってるんだよ?」

 

??「鳳来寺さんの動画いつも見てたからね」

 

俺「うわ、不覚だ……とりあえず結月くんに関してはごめんなさい……」

 

姫芽「わかっていれば大丈夫。ちなみにあたしは安養寺姫芽。4月から蓮ノ空女学院に通うんだ」

 

俺「姫芽ちゃんよろしく」

 

姫芽「そういうわけだから、結月くんは、李衣先輩と蒼羽ちゃんとあたしでもらっていく。だから二度と喧嘩売らないって約束してくれる?」

 

俺「わかりました……」

 

李衣「やれやれね……」

 

蒼羽「名古屋も変わった人が多いっちゃ……」

 

姫芽「ついでに万里くんのことももらってくねー♥」ハイライトオフ

 

俺「コラ!!何する気だ!!」

 

姫芽「万里くんのことも、あたしは大好きだから貰っていくの♪」

 

俺「ふざけんな!!俺はそうやって心ズタボロな人を振り回す、今の姫芽ちゃんのことが、大っ嫌いだ!!」

 

大嫌いで逃れられると思ったその時はもう遅かった。

 

姫芽「……は?」

 

俺「ひっ……」

 

姫芽「生意気な男は、わからせるしかないよね」ハイライトオフ

 

俺「終わった……」

 

姫芽「李衣先輩、蒼羽ちゃん、このまま2人を連れ出しましょう」

 

李衣「そうね」

 

蒼羽「さ、行くっちゃ♪」

 

俺・結月「嫌だよおおおおおお!!」

 

こうして俺と結月くんもゲームオーバーとなり、蓮ノ空の寮に軟禁されてしまった。先が思いやられるなぁ……。

 

【万里 side out】

 

泉「ちょうど見かけたから遊びに来たわよ、多英子さん♪」

 

私「泉ちゃんこんにちは」

 

由美「和華ちゃんも一緒だね」

 

和華「由美ちゃんもこんにちは」

 

助っ人に現れたのは咲ノ浜の旧友、堺泉ちゃんと長堀和華ちゃん。

 

和華「ところでこっちの子は……?」

 

私「この子は天王寺璃奈ちゃん。虹ヶ咲の新1年生だよ」

 

璃奈「はじめまして。天王寺璃奈です。感情を顔に出すのが苦手で、無愛想に見えるかもしれないけど、よろしくね」

 

和華「璃奈ちゃん可愛い♥」

 

璃奈「和華さん恥ずかしいよぉ……」

 

和華「ごめんごめん」

 

とりあえず2人の自己紹介を済ませ、本題に入ろう。

 

私「ところで、この近辺で美味しいレストランとかあったら教えて」

 

泉「少々お高いけれど、いいところあるわよ」

 

私「本当?」

 

和華「じゃあ行こうか」

 

私「ありがとう!!」

 

そう言ってやってきたのは阪急百貨店の最上階のイタリアンレストラン。バカ高いイメージのある百貨店においてデザート付きで1800円のリゾットランチは比較的安い。

 

由美「美味しい〜!!」

 

食欲のない由美でも美味しく食べている。ここにして正解だった気がする。

 

ご馳走様でした。実際、自分も今日はそれほど食欲がわかず、丁度良かった。

 

由美「しかしお茶切らしたなぁ……」

 

和華「じゃあドンキで買う?」

 

由美「うん!!ありがとう!!」

 

食後はドン・キホーテに寄る。由美に限らず、璃奈ちゃんたちもお茶を切らしたから。もちろん高いものは買うわけがない。安物ペット1 - 2本だけ。

 

購入後は……

 

由美「そういえば俺、阪急の神戸線乗ったことないや」

 

泉「じゃあ阪急で神戸まで行きましょうよ」

 

全員「賛成ー!!」

 

阪急京都線と神戸線を乗り継ぎ、神戸まで1時間強の長旅。しかし、やってきたのは……

 

璃奈「オールロング……」

 

1300系。体調が万全でないときくらい、転クロに乗りたかったが、そうともいかないのだ。

 

由美「でも10分も待てないから乗るか……」

 

私「うん……」

 

発車後しばらくして、やけに寒気を感じた。まるで北陸の方から怪しい風が吹き込んできたかのように。

 

私「…なんか寒気がしたんだけど」

 

璃奈「熱はどうだろう…」

 

璃奈ちゃんは私の額に手を当てる。

 

璃奈「ないっぽい」

 

私「でも、何というか北の方からヤンデレが追ってくるような感じがするの…」

 

泉「せりなさんではないわよね?」

 

私「せりなともまた違う雰囲気がするんだ…」

 

由美「なんか恐ろしい展開しか見えないぞ…」

 

由美はなんとなくでもわかってくれている。みんなも少し震え上がり気味だ。

 

そんなこんなで列車は進み、十三駅に到着。

 

由美「あっ、噂の7325F+8311Fの編成じゃないか」

 

璃奈「由美さんまた浮気…」

 

由美「ごめんて」

 

対岸にはこの前リニューアルされたばかりの7235Fおよび8311Fのペアだった。7955には運転台が完全になくなっている。いつ見てもやっぱり慣れない。一方、由美に対して璃奈ちゃんは浮気扱いするのだ。これから私も同じ目に遭いそうな気がしたのは気のせい…?

 

さて、十三駅からは1000系に乗る。特急新開地行き。乗るのは神戸三宮までだが、何というか速い。

 

十三を出るとこの前せりなと由美が乗ってきた今津線に接続する西宮北口、その次は甲陽線と接続する夙川。そして岡本に停車後、神戸三宮まで停車しない。

 

由美「神戸線、速すぎ…」

 

和華「まあ、梅田から三宮まで16駅しかないからね」

 

由美「理解」

 

由美も流石に驚き呆れている。近鉄名古屋線でも44駅あるから、それに比べたらずっと少ないもん。

 

~※~

 

神戸三宮着。璃奈ちゃんと泉ちゃんがお手洗いに行っていたその時だった。

 

??「多英子じゃないか」

 

私「ミア先輩!?」

 

まさかのミア先輩が現れた。

 

ミア「いや、今日神戸公演だったから立ち寄ったら多英子がいたなって」

 

私「奇遇ですね…」

 

ミア「とりあえず、多英子には忠告があってね」

 

多英子「What?一体何が…?」

 

ミア「Do you remember Nancy?」

 

えっ、ナンシー…嫌な予感が…。

 

私「Well, is she the student who is yandere to me?」

 

ミア「Of course. それで、そのナンシーが…」

 

ゴクリ

 

ミア「来月日本に留学するらしい」

 

あの子が留学してきたら鉄オタライフ全滅じゃん…。

 

私「終わった…」

 

ミア「とにかく、アイツに粛清されないように1か月間、なんとか逃げ切ってくれ。代わりに捕まったらボクにcallしろ」

 

私「わかりました」

 

ミア先輩が忠告してきた以上、気を抜いたら危険だ…。

 

ミア「さて、今日は和華をもらって行こうかな」

 

和華「ちょっと、ミア先輩!?」

 

由美「なんでだよ、てかやめときなさい」

 

ミア「Don't stop me now, Yumi. だって和華の話、せりなあたりからいっぱい聞いているし、活動の様子とか見ていて一目ぼれしてさ」

 

私「コラ!!恋愛に対してはneutralじゃなかったんですか!?」

 

ミア「Shut up! とにかく、ボクは明日まで神戸にいるし、和華のこともっと知りたいんだ!!」ハイライトオフ

 

和華「放してください~!!」

 

ミア「さ、和華、行くぞ」ハイライトオフ

 

和華・私・由美「待ってえええええええ!!」

 

ミア先輩は和華ちゃんを連れて去っていった。

 

泉「あれ?和華がいなくなってる…」

 

由美「さっき1人のヤンデレな女の子に連れ出されました」

 

璃奈「咲ノ浜も楽じゃないのか…」

 

いや、璃奈ちゃんブーメラン飛ばしすぎ。

 

泉「とりあえず、中華街とハーバーランドに行ってみましょうよ」

 

由美「せやな」

 

泉「あ、似非関西弁はできる限り出さないでね?」

 

由美「ごめんなさい…」

 

そんなわけなので、南京町経由でハーバーランドに抜けよう。

 

~※~

 

南京町は咲ノ浜にいた時代から変わらない。そんな中のこと。

 

由美「あっ、雨が降ってきたぞ」

 

泉「しまった!!傘持ってないわ!!」

 

由美「俺の貸すから。その代わり俺はウィンドブレーカーで濡れていく」

 

璃奈「風邪をひいても知らないよ?」

 

雨が降ってきたので、傘やウィンドブレーカーで何とか全員対処した。

 

私「もうハーバーランドに行った方がいいかも」

 

璃奈「うん。私も潮風に吹かれてみたいから」

 

そういうわけで、特に何も食べずハーバーランドに流れる私たちであった。

 

~※~

 

ハーバーランドにはストリートピアノがあった。

 

私「じゃあ弾いてみるね」

 

泉「多英子さんのピアノ楽しみね」

 

【♪柏木広樹 feat. 小磯多英子『+3+4 Steps! -ピアノ Ver.-』♪】

 

私が選んだのはこの曲。留学先で聞いてハマった柏木先生のもう1つの曲をお披露目した。原曲はお台場の夜にしっくりくるような曲調だけどね。

 

泉「……ここまで癒されるピアノは初めてよ」

 

璃奈「咲ノ浜の音楽科にもそんな人はいなかったんだ」

 

泉「ええ」

 

由美「そういえば、泉ちゃんって、もしかして……」

 

泉「実は私、咲ノ浜の新生徒会長なの。多英子さんが虹ヶ咲で努力している話を聞いて、前会長の死後に立候補したらあっさり通っちゃったのよ」

 

由美「いい?とにかく無理だけは絶対にしちゃダメだよ?」

 

泉「もちろんよ!!」

 

3人が笑い飛ばし、一方私は最後まで弾ききったら拍手喝采だった。その瞬間、寒気がした。

 

??「多英子先輩を見つけました♪」

 

私「えーっと……誰?」

 

吟子「私、百生吟子と言います。4月から蓮ノ空女学院に通うことになりました。多英子先輩に会えて光栄です」

 

私「というか、なんでここにいるの?目的をちゃんと知りたいのだけれど?」

 

ここは乙宗先輩構文で切り抜けることにしたが……

 

ガシッと腕を強く掴まれてしまう。

 

吟子「金沢に来てくれなかった罰を与えようと思いまして。こんなにも私は多英子先輩を愛しているのに、どうして……」ハイライトオフ

 

由美「だからって、吟子ちゃんは多英子ちゃんを連れ出すんじゃないよ!!」

 

吟子「由美先輩まで私の想いを踏みにじるんだ……。この前会うたときの恩を仇で返すつもりげんて……」

 

由美「変な方向に持って行ってかん!!」

 

もう耐えられない。だったらシオンの常套手段を私も使うしかないか……。

 

私「どうして離してくれないの!?私は、そうやって拉致しようとする吟子ちゃんのことが大嫌いだ!!」

 

璃奈「うわ、言っちゃダメじゃん」

 

吟子「どうしてそのような酷いことを……わかりました。寮に軟禁して、オシオキです。多英子先輩には私のことをいっぱいわかってもらいますから」ハイライトオフ

 

どす黒いオーラに負けた私は真っ白になった。

 

吟子「さ、行きますよ」

 

私「……」Ω\ζ°)チーン

 

こうして私は連行され、翌日まで軟禁されてしまったのだった。

 

ちなみにその後、由美と泉ちゃんたちは和田岬線に乗り、中華街で少し食べ歩きした後に新快速で名古屋に向かったとのこと。和田岬線、一度乗ったことはあるものの、207系になってからは乗ったことないもん……寂しいよ。




すずか目線だと、いつも敬語口調だから難しい……。

次回は本作最後の近鉄ネタの見込みです。

【高木蒼羽】
宮城県仙台市出身。蓮ノ空女学院に来年度より入学する。能登半島地震の復興応援も兼ねて蓮ノ空を採択した。

【水無月結月さんにヤンデレ化した一覧】
☆: オリキャラ ★: 後のLiella! □: 蓮ノ空のスクールアイドル
朝香果林
三船栞子(現状はヤンデレ脱却済み)
鐘嵐珠(現状はヤンデレ脱却済み)
中須かすみ
エマ・ヴェルデ
丸山せりな☆(夕霧綴理より狂愛被害、小磯多英子、鳳来寺シオンにも強く依存)
澁川比奈☆(鬼塚冬毬、乙宗梢より狂愛被害)
中川菜々(中野郷にも強く依存)
鬼塚夏美★(鳳来寺シオンにも強く依存)
鬼塚冬毬★(澁川比奈にも強く依存)
鳳来寺シオン☆(高咲侑、上原歩夢、桜坂しずく、宮下愛、澁谷かのん、嵐千砂都、平安名すみれ、葉月恋、鬼塚夏美、ウィーン・マルガレーテ、藤島慈、丸山せりなより狂愛被害)
上原歩夢(鳳来寺シオン、青山由美、澁川比奈、丸山せりなにも強く依存。侑とは甘々のため除外)
長堀和華☆
鶴見卯衣☆
今里夢未☆
四橋ハンナ☆
巽雪乃☆
堺泉☆
桜木鈴乃☆(桜小路きな子、米女メイ、村野さやかより狂愛被害)
塩津舞子☆(大賀美沙知より狂愛被害)
イオ☆(徒町小鈴より狂愛被害)
小磯多英子☆(丸山せりな、百生吟子より狂愛被害)
高木蒼羽☆New!!
白鷺李衣☆New!!
日野下花帆□(湯山すずかにも強く依存)New!!
大沢瑠璃乃□(中野郷にも強く依存)New!!
安養寺姫芽□(浪速万里にも強く依存)New!!

なお、ヤンデレは次回作でさらに増えます。結月さんは強く生きて。

本作完結まであと2話
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