ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
6月某日、僕は広島のウイング団の基地、もとい中部高速鉄道グループの山陽中央電鉄本社に遊びに来ていた。最初の方は楽しくがやがややれていたが、きよっぴーが妊婦健診に行き、のぶにゃん、みおぴょん、あっきーも仕事に行ってしまったため、ぼたんちゃんと2人きりになってしまった。
その時、悲劇は起きた。
ぼたん「なあシオン」
僕「どうしたのぼたんちゃん?」
ぼたん「お金渡すから俺のためにパン買ってきてくれねえか?」
僕「…いいけど?」
とりあえず買いに行こう。さすが、本社のある紙屋町周辺は便利だ。しかし、この際に買ったパンで悲劇を生むとは…。
〜※〜
買って戻ってからのこと。買ったのはメロンパン2つに、コロッケパン、そしてソーセージパンだ。
僕「よし、4個買ってきたよ。お金は返します」
ぼたん「じゃあ2個もらうぜ…あれ?」
僕「えっ、いけなかった?」
ぼたん「焼きそばパンがないじゃん、どうしてくれるんだよこれ(憤怒)」
僕「ごめんなさい…」
ぼたん「パン買ってこいと言ったら焼きそばパンって相場が決まっているんだよ。それに…」
僕「それに?」
ぼたん「俺は焼きそばパンが大好きなの!!」
僕「本当に申し訳ありません…」
謝っても無駄だが、ひたすら謝るしかない。しかし、その後さらなる悲劇が襲う。
ぼたん「…もういい」
するとぼたんちゃん、携帯を取り出す。終わったぞこれ。
ぼたん「東京のメイに電話させてもらうから」
僕「それはやめてよ!!米女メイちゃんでしょ!?」
ぼたん「うん。俺に焼きそばパンを買ってきてくれなかったから電話させてもらう」
僕「嫌だよそんなの!!それしたらまたメイちゃんに嫌われちゃうよ!!」
ぼたん「関係ねえよそんなん。嫌われたっていいじゃん。買ってきてくれなかったんだったら」
僕「勘弁してよ」
ぼたん「すまんがこれはプライド的に許せねぇから」
僕「え」
ぼたん「もういいから」
僕は土下座することにした。
ぼたん「跪いて額と両手を床につけられても…」
その時だった。
メイ「おーいぼたんとシオン遊びに来たぞー…って、シオンが土下座しているんだけどどういうことだよ!!」
ぼたん「シオンの野郎、俺の大好きな焼きそばパンを買ってきてくれなかったからお前に電話しようとしていたところで」
メイ「それは良くねえよ。流石にシオンでも敵役の好みはわからんだろ?」
僕「うん」
メイ「ほら。流石に今回のはぼたんの方に非がある。私はあとで由美先輩の方に電話しておくからな」
ぼたん「それだけは許して…お慈悲をー!!」
メイ「慈悲はない!!」
ぼたん「鬼ー!!」
メイ「それはそうと、シオンは鈴乃さんとすずかを知らないか?」
僕「2人とも宿題が終わらないとかほざいていたからあのまま放置してきました☆」
メイ「…わかった。由美先輩への連絡はなしにする」
ぼたん「助かるよメイ」
メイ「その代わり、私の大事な大事な鈴乃さんに会えないんだから、2人揃ってお仕置きだ。由美先輩や四季からはもう許可も出ているし、フルボッコにさせてもらうよ」ハイライトオフ
僕・ぼたん「いやああああああ!!」
ここ最近まともなオチを見たことないんだけど、この世界どうなってんのこれ!?
次回は歩夢単独遠征で一発行きます。