ラブライブ!シリーズ Linked by Trains since 2021 作:松浦南北
7月某日、新宿に豊川ひなたさん、もとい豊川稲荷さんというYouTuberによるピアノでのゲリラ演奏がやってきていたから、かのんちゃんと一緒に行くことにした。この人のピアノ演奏は超特上級って話だったから私も聴いてみたかったんだ♪
ということでいざ行ってみると、本当にうっとりしそうな曲が流れていた。
【♪『線路は続くよどこまでも 猪谷駅Ver.』♪】
やっぱり癒やされるなぁ。
かのん「でもなんとなく怪しいなぁ…」
私「かのんちゃんどういうこと?」
かのん「なんでもないよちーちゃん」
私が見る分には、ひなたさんは黒髪ポニーテールで、青い眼鏡をかけた清楚なお姉さんというイメージ。だけどかのんちゃんは心当たりのありそうな目でひなたさんを見つめていた。
私は気づかないまま、次の曲に進む。
【♪SOUND BANK『澄み切った風を感じるポップ/フュージョン』♪】
この曲もやっぱり癒やされるけど、無理やり振り付け考えろと言われると無理かなぁ。
かのん「いや絶対これあの人でしょ。スピーカーから伴奏流しながらこんな曲を上手に弾くのはあの天白の鉄道オタクに違いないよ」
まさかかのんちゃんが言っているのはシオンちゃんじゃないよね?ひなたさんはそんな気がしそうでしないんだけど。
ということで曲が終わり、他のお客さんが去ったあと、声をかけてみることにしよう。
かのん「あの…、ひなたさんでしょうか?」
ひなた「そうですが…もしかして…澁谷かのんさん?」
かのん「はい。素敵な演奏ありがとうございました」
ひなた「いえいえ、それほどでも」
かのん「ところでひなたさん、もしかして…」
ひなた「え、何のことでしょうか?私は鳳来寺シオンとは関係ないのですが?」
かのん「嘘をつかないでください。その黄緑色の瞳に、黒髪のポニーテール、四角く切り揃えたもみあげ。青眼鏡でも黒いヘアゴムでも、鳳来寺シオンさんであることに変わりはないんですから!!」
ひなた「ひっ…」
かのん「さあ、観念して認めてください!!」
ひなた「…バレたか」
するとひなたさんは眼鏡を取る。
ひなた→シオン「もうっ!!どうして見破っちゃうのさ!!バレたの2人目だよこれ!!」
えっ!?やっぱりシオンちゃんだったんだ!!
かのん「じゃあどうして別の名義を使っていたの?」
シオン「完全に防犯の観点からかな。鉄道系のチャンネルが最近炎上してばかりだから、ピアノだけ別のチャンネルでやることにしたの」
というか、別名義を使っている時点で、私は嫉妬しちゃう。
私「ふーん…シオンちゃん、私たちに黙って、別の名義を使ってピアノ演奏用のチャンネル開設したんだぁ…」
シオン「ちーちゃんそのハイライトのない目をやめてよ!!」
私「私、今ものすごく嫉妬しているの。わかるよね?」
シオン「それはそうだけど…」
私「じゃあ、シオンちゃんとして何か1曲弾いてくれたら許してあげるよ」
かのん「とりあえずギターは持っているんだけどね」
シオン「…僕が弾かないという選択肢はないんだね」
かのん「もちろん♪できれば一緒に演奏してくれると嬉しいな♪」
ということで1曲弾かせることにしよう。
【♪押尾コータロー『A Wonderful Day』♪】
まずシオンちゃんがこの曲を知っている時点で驚きだが、かのんちゃんがそれに合わせて弾き出すのも驚き。
そうしたらまた人が集ってしまった。
〜※〜
途中でブレイクダンスを入れたくなったが、そこは我慢。だけど拍手一杯で最後は締めることができた。
かのん「ところでこれからどうするの?」
シオン「適当にぼちぼち名古屋に帰ろうかなと」
帰るなんて言われたら、あの手を使ってでも止めるしかない。
私「えっ…帰っちゃうの…?」
シオン「だってまだ課題が…」
ガシッ!!
私はシオンちゃんの腕を掴んで話さない。
私「どうして帰ろうとするの!?こんなにも寂しくなるのに!!どうして!!」
シオン「ひっ…」
かのん「じゃあシオンちゃん、観念して今日一日は一緒にいようね♥」
シオン「いやあああああああああ!!」
どれだけ嫌がっても容赦しないんだから♪それくらいシオンちゃんが大好きだってこと、ちゃんと分からせてあげるよ♪
次回もこのネタになります。あとすみれ、愛、恋、夏美、そしていつものメンバーと書かなきゃ。