架空カードゲーム世界に転生したが周りとの温度差についていけそうにない 作:嘯風弄月
turn2
太陽
メモリー23→20 手札1→4
場3 太陽の騎兵隊
パワー1300(-1300) ブレイク1
太陽の巫女フローレンス
パワー250(-250) ブレイク1
太陽の騎士ソル
パワー700(-700) ブレイク3(-3)
スペル、ハーフディメンションの効果でこのターンが終了するまでは互いの場のカードはパワーブレイク共に半分になる。それはこれから出すカードにも適用される効果だ。故にこのターン決め切るのは難しいな…
今いるウォーリアーはこのターン破壊するとして、あいつが2枚目のウォーリアーを引く事を警戒すべきか。守備を固めておいて次の俺のターンで決める。
「俺のターン、3枚ドロー!」
「4枚引かねえのか、どうした」
「いいや、この4枚あれば次のお前の攻撃は防げるってだけさ。俺のカンがそういってる!」
「言うじゃねぇか。いいぜ、やってみな!」
「ああ、遠慮なくいくぜ!スペル戦線復帰を発動!パラディンを場に出すぜ!更に手札から太陽の弓兵部隊を召喚!」
【戦線復帰】
スペル リベンジ
ロストゾーンにあるカード1枚をフィールドに出す
【太陽の弓兵部隊】
光属性 アタッカー
パワー2500 ブレイク1
このカードの攻撃はディフェンダーでガード出来ない。
「召喚されたパラディン、弓兵部隊のパワー半減する。しかし太陽のカードが増えたから騎兵隊はパワーが、ソルはブレイクが上がる」
太陽のパラディン
パワー1600(-1600)
太陽の弓兵部隊
パワー1250(-1250)
太陽の騎兵隊
パワー1600(-1600)
太陽の騎士ソル
ブレイク4(-4)
「太陽の弓兵部隊でウォーリアーに攻撃!」
太陽の弓兵部隊
パワー1250
↓
BAKUCHIウォーリアー
パワー500
ウォーリアーの素のパワーはかなり低い。倒す事に関しては何も問題がない。ドンでガードしてくる可能性も考慮して弓兵部隊で攻撃をしたが、そのまま受け入れた…?
「あーあ、やられちまったか。まあしょうがねぇ」
それどころか、さほど気にしていない?もう1枚握っているのか、それともファットマンで場を一掃する事を狙っているのか…?いまいち読みにくいな…
「続けていくぜ!ブレイク1騎兵隊、ブレイク1フローレンス、ブレイク4ソルでブレイク!」
「騎兵隊の攻撃はドンでガードさせてもらおうか!そら、サイコロのお時間だ!」
そう言い2つのサイコロを投げる。当たり前のように6、5と高い数字を出してきた。
太陽の騎兵隊
パワー1600
↓
BAKUCHIドン
パワー1800
上昇値は1100、ハーフディメンションの効果で半減されるがそれでも1800のパワーになる。僅差で足りず、騎兵隊はロストゾーンに送られる。
だが残りのフローレンス、ソルの攻撃はそのまま通る事になる。あいつのメモリーは18、手札はファットマンのみ。正直ブレイク1食うだけでも厳しい状況だろう。
「へっへっ、さあブレイクしてこいよ。そのまま受けてやる」
「そこまでお望みなら遠慮なくいくぜ」
俺は何かを見落としているのか…どうしてあいつは余裕でいられる?いや、だがこの選択に問題はないはずだ。カード達を、俺自身を信じろ。俺がこのバトルで負けるなんてないからな。
赤城
メモリー18→13
「俺はターンを終了する、この時ハーフディメンションの効果は切れる」
turn3
赤城
メモリー13→10手札1→4
場2 BAKUCHIドン
パワー2500
BAKUCHIケリー
パワー1500
「俺のターン、3枚ドロー!今この瞬間俺は最も強いぞ!」
「…何が言いたい?」
「ああ、ファットマンは使わないでやる。安心しろよ。今この状態、このメモリーが俺にとってのベスト!ここまで追い込まれる事はそうそうないが、この状態の勝率は100%なんだぜ!」
あいつの場にはケリーとドンだけ。手札にあるファットマンも使わないと宣言した。手札に関しては4、メモリーは10… メモリーが10か!
あいつが狙っている勝ち方はヒストリア史上最も難しいとされている勝ち方。特殊勝利というものだ。
「その顔、ティンと来たようだな。スペル、ファイブ・オブ・ア・カインド発動!」
【ファイブ・オブ・ア・カインド】
自身のメモリーが10枚以下の時発動可能。自身のフィールドのカードを全てロストに送る。メモリーの上から4枚ロストに送りカードを1枚ドローする、引いたカードが「ファイブ・オブ・ア・カインド」であった場合、このバトルに勝利する。
「さあやってみっか!ちなみに俺のメモリーには3枚、このカードが入っている。1枚ロストにいっちまったみたいだがな。だが問題はねえ、これで勝負が決まるからな」
とんでもないものを狙ってやがった…!そもそも使う人間なんて見たことないぞ!存在を失念しちまった…
「は、てめぇ生粋のギャンブル狂いかよ」
「ああ、そうさ!どいつもこいつも似たようなつまんねぇセージしかいねぇ。メモリーも似たり寄ったりだ。だが俺はこのカテゴリに出会った!一目惚れだよ、今までどうしようもなく退屈だったバトルが!1つ1つのドローや駆け引きが!!俺の人生に息吹を、高揚感を与えてくれた!!!」
「頭ぶっ飛んだ野郎だぜ…」
「くっくっ、最高の褒め言葉だな。それじゃあ4枚送るぜ」
そうして上から4枚ゆっくりとめくりロストゾーンに送る。メモリーは残り6枚、この中に1枚同じカードが入っている。
「お前、全然動揺しねぇな!」
「ああ、俺はこないって知ってるからな」
「へ、俺はこいつがくるって知ってるぜ!」
ああ、何も問題ないんだ。俺にはわかる、"絶対にこない"って。
「ドロー!…なに?」
「言ったろ、こないって。今度はお前が動揺する番だな」
「初めてだ…これを外すなんて…」
「さあどうする、ターン終了か?」
「ふふ…ふははは!冗談抜かせ!まだ俺のギャンブルは終わってねぇ!これで終いにしてやる!スペル、ジャックポット!」
【ジャックポット】
このカードはメモリーが10枚以下の時に発動可能。手札を全て捨て、好きなサイコロの目を1つ宣言する。サイコロを3回振り、宣言した目が3回揃った場合このバトルに勝利する。
「俺が選択するのは6!絶対にお前を倒すぜ!1回目、6!2回目、6!俺はツイてる漢なんだよ!」
流れ作業の様にサイコロを振り、あっさりと2回連続で6を出す。
「どうだ、あと1回6を出せば俺の勝ちだぜ!だというのにお前は一切動揺しねぇ、何故だ?何故そこまで余裕でいられる!?」
「簡単な話だ。言ってるだろう、こないって。俺にはわかるんだよ」
「へへ…気に入ったぜお前。その肝っ玉大したもんだ。だからこそ、その顔を歪ませてやりたい!お前に敗北を味合わせるのはこの俺、赤城快斗だ!しっかり覚えとけ!」
「ああ、お前ほど奇想天外で面白いセージはいないぜ。俺の名前は日向太陽!お前の勝率に傷をつける最初の漢だ!」
「さあいくぜ!3回目!」
先ほどとは比べ物にならない気の入ったダイスロール。あいつの全てを込めたのだろう。コロコロと転がっていき上の面に来たのは真っ赤な丸、1だ。
「そんな…これも外すなんて…」
「この勝負、俺の勝ちだな。どうする?」
メモリー5、手札0で仕掛けた大勝負はどちらも大外れ。逆転は不可能と言っても過言ではない。
「ああ、俺の負けだ…完膚なきまでにやられたよ…だからこそ、次は絶対に勝つ!」
「ああ、受けて立つぜ!いつでもかかってきな!」
赤城は立ち上がると、こちらに来た。
「俺とお前は今日からダチでライバルだ!いいか、俺以外に負けるんじゃねぇぞ!」
「安心しろよ、お前にも負けない」
「へ、言いやがる…これ、やるよ。多分この4つに良いもん入ってる」
そう言い手渡してきたのは購買で売られていたパックだった。こいつもちゃっかりすげぇ事言いやがる…
「俺は他の奴らともやり合ってくる、次やる時はまじで覚悟しとけ!」
それだけ言うと他の相手を探しに行ってしまった。
『久しぶりに面白いやつとやり合えて満足出来たぜ!』
『そう、ならいいけど…変わってくれる?』
『ま、今日は気分がいいからな。変わってやるよ!』
『なんでそんなに君が偉そうなんだよ…』
そして互いが切り替わる。授業終了までもうちょっと時間があるな…隠れて他の人のバトルでも見てみるか…
感想評価等ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!
ちなみに私の紙のカードゲーム歴は長い順で遊戯王、ヴァンガード、デュエマ、vision、ポケカ、ウィクロス、ヴァイスです。
DCGだとヴァンガ、シャドバ、ゼノン、MTG、ウォーブレ、ピリゼロですね。
もっとも、少ししかやってないのもありますし、環境の変わり目なんかでやめたりしてますが…