ISインフィニット・ストラトス~brave of tempest~ 作:鷲見あづさ
今後も適当うpで行きます。
感想とかくれると嬉しいです。
「っとまぁ、こんな感じで」
「こんな感じってどんな感じよ」
IS学園に転校して初日。今日は始業式だけという事もあり放課後はうんざりする程質問を受けた。普通に答えているだけなのに泣いて教室を出ていく人もいた。そんなかんなで最期に残った人が出した質問。「なんで転校してきたか」に答えている最中だ。
「だから、ぱ、お父さんが転校しなさいって...」
これが事実であり、それ以上の理由は無いし、他にどう言えば良いのか。
「それは聞いたよ。その間の話があるでしょうが。ただでさえ筆記テスト歴代一位で抜けてきてるんだから、興味津々だよ?みんな」
そんなみんなも、もう帰っちゃってるんだけど...。
「だから、ここまで来る経緯を、さ。ね?」
経緯って、そりゃ詳しく言えば...。
「あれ?ここ...」
可笑しい。私が十年以上暮らしてきた家なのだ間違えるはずは無い。なのに...。
「私に家が…」
無い。売り家になっている訳でも無く、更地になっている訳でも無い。まるで初めから私の家など存在して居なかったのように。
「え、うっぁつ、うぁぁぁあぁぁあぇぁぁあぁあぁ」
気付いたら私は試験会場に居た。こんな事、話せる訳がない。地図に記されたはずの私の家は無く。気が動転してる間に試験会場にいたなんて...。
「…ってば。ねぇってば!轟さん!」
「!!」
「どうしたの?なんか考えこんじゃって?もしかして男?そうだよね~IS学園には男居ないもんね~。でも、ね。私達の学年には...って聞いてる!?」
「ごめん。聞いてなかった。というか、帰って良い?」
そろそろ帰らないと、今日の分が…。
「がく、出たよ。その毒舌。轟さんって、凄い毒舌だよね。さっきまで何人泣かせてるのよ?」
...私は思った事言ってただけなんだけど...。
「でも、さ。何か優しいよね。轟さん」
「…ありがとう」
この人はとても矛盾した事を言った気がするけれど...突っ込まないでおこう。この手のタイプは絡むと話が長くなる。
「それじゃあ、帰るから」
「帰るっつたって寮でしょうが」
「うん。まぁね」
「たく、私以外の子はあんたの事分かってる訳じゃないんだからもう少し優しくしなさいよ~」
何様だ!?こいつは?と喉まで出かかった言葉を押し込め。手を振って応対し帰る。こういうタイプの人間は苦手だ。
ジリジリジリ!ジリジリジリ!ジリジリジリ!
バン!
「ヤバい…」
短い針は8の字を優に回り9の字を指していた。いくら寮で学校が目の前とは言え、もう遅刻だ。まぁ、仕方ない。2限は10時から。そこまでコーヒーでも飲んでゆっくりと...
「轟ちゃーん!遅刻するよ~、起きろ~!」
インターホンを押さすドアを叩きそして大声で呼びかける。そしてこの声は…。
「蘭さん。なんですか?お隣まで響きますんで叩くの辞めて貰えます?」
「轟さん、私の名前を覚えててくれたの!感激~。じゃなくて、早く出るよ!遅刻しちゃうよ!」
そう言って、蘭さんは手を大きく振り走るマネをして見せる。
「残念ですけど、もう9時です。一限は始まってます。私はおろか、あなたも遅こ」
「今日の先生は何時も10分遅れてくるから大丈夫!」
…。似てる。昨日も思ったが、蘭さんは私の唯一心を許した彼女に似ている。
「それでも、髪も整えて居ませんし間に合いません。お先に行っていて下さい」
致し方ない。いくら私でも起きたてそのままで学校に行く気は起きない。せめて、顔を洗って...。
「大丈夫!」
「へ?」
蘭さんは自信満々な顔ではっきりと答え、私の部屋へ侵入してきた。あまりの行動に驚き変な声まで上げてしまった。そして、彼女は私に強引に制服を着かせ手を引っ張り教室に向かう。そこで彼女はこう言った。
「男子は一夏君しか居ないから」
「へ?」
私はまた変な声を出してしまった。だってISは女性しか...。
「間に合った!」
混乱している間に教室に着いてしまった。
「どういう事?」
はい。
今回は凄く短いです。
この話は蘭さん。
本名 七乃目 蘭(ななのめ らん)さんです。
はいオリキャラです。
このキャラを紹介する為だけの回です。
それと、まぁ他にもちょいちょいと布石ならなんやら、と。
マイペース更新ですが頑張りたいと思います。
気が向いたら読んでくれると嬉しいです。
誤字修正しました。6・27