西暦2043年 6月10日 午前11時20分
~商店街の路地裏~
≪ザァァァーーー!!!!≫←雨が降る音
???「……」
住宅街から少し離れた所にある商店街の路地裏で体育座りしながら暗い顔をしている少女が居た。名前は"立花 響"。薄橙色のショートヘアと黄色の目をして灰色のフードパーカーと青のショートパンツを着用している。響は何故この場所に居るかと言うと今から1ヵ月に遡る。
西暦2043年 5月10日 午前8時30分
~響が通う中学校~
響「……」ガラガラ…←教室の扉を開ける音。
教室に入った響は自分の席に向かうと机の上に新聞が広げられていた。記事の内容は昨日開催されたツインボーカルユニット"ツヴァイウイング"のライブ中に起きた事故について書かれていた。すると1人の女子生徒が怒りの表情で響の席に向かい机の上を強く叩いた。
女子生徒a「なんでサッカー部キャプテンの先輩が死んで…何も取り柄のないアンタが生き残ったのよ!!」
響「……」
その日から響は各教室の生徒達から罵詈雑言と誹謗中傷と数々な虐めを浴びせられる事になってしまった。授業終わりの10分休憩中にトイレに行き中へ入っていると上からバケツの水を掛けられびしょびしょにされ、濡らされた状態で教室から戻る時に周りの同級生から「クスクス」と笑われ、教室に戻ると鞄の皮に傷を付けられ、中に入れてあった教科書とノートが落書きや読めないくらいズタズタに引き裂かれたり、更衣室のロッカーに入れてあった体操着もハサミとかで切られたりした。響はこれらの事を通りかかった教師に相談するが全く話しを聞いて貰えずこう言われてしまった。
教師「お前が起こした事だろう?私は知らん。」
響「っ…!」
教師はその言葉を言うと職員室に入っていき響は暗い顔になると教室に戻り次の授業を受け続けた。そして放課後…響は1人のまま学校を出て、歩道を歩き、歩道橋の階段へ上がり橋を渡り向こうの階段を下りようとした瞬間誰かに背中を押された。
響「っ!?」
誰かに背中を強く押された響は階段から転落し硬い床に頭がぶつかり身体が動かなくなり意識を失った。ちなみに響を階段から突き落とした犯人はコイツだ。
女子生徒a「ざまぁみなさい…先輩を殺した殺人鬼が。」
響「……」
身体が動かなくなった響の姿を見た女子生徒aは笑いながら彼女にもう一発蹴りを入れて階段を降りて去っていった。
響「…うぅ。」
しかし身体が動かなくなった響に異変が起きる。手が微かに動き、目蓋を開けると目が白く発光し、全身に灰色の模様が浮かびあがった。
響「私…生きてる?」
鉄板みたいな硬い床から立ち上がった響はボロボロの鞄を持って階段を降りて自宅に続く道へ歩いていった。
~住宅街・立花家・玄関~
響「ただいま…」
響の母「お帰り……!?」
洗面所から洗濯籠を持った響の母はボロボロの姿で帰ってきた娘の響を姿を見て洗濯籠を置いて慌てて近づいた。
響の母「響、一体学校で何があったの!?」
響「ちょっと…ね。」
響の母「ちょっとじゃないでしょ!こんなにボロボロにされてクラスメイトや同級生に虐められたんでしょ!?」
響「大丈夫…平気だよこのくらい。」
響は靴を脱いで暗い顔のまま2階へ上がり自分の部屋に入っていった。
~立花家・響の部屋~
響はドアの鍵を閉めて鞄をベッドに置くとカーペットの上に体育座りして頭を腕に乗せると目から涙が一滴一滴零れた。
響「私は…ただ生き残っただけなのに…何でこんな目に遭わなきゃいけないの。」
響は部屋の中で泣き続けそれ以来自宅から一歩も出ず学校に行かなくなってしまった。しかし彼女の災難はこれだけでは終わらなかった。2日目の朝…響の母が外に出てみたら立花家の周りに罵詈雑言が書かれた用紙がいっぱい貼られており午後4時くらいになると響のクラスメイトの連中が台所の窓近くにやってきて小石を窓ガラスに向かって投げ割ると「や~い人殺し!」と言って去った事。3日目の昼…響は親友にして唯一の陽だまりの"小日向未来"にスマホのメールで「助けて…」と送信するがいつまで経っても未来からの返事が返ってこなかった。4日目の朝…立花家の父=立花洸がこの最悪な環境にとうとう耐えられなくなり荷物を纏めて義祖母と妻と娘を置いて家から出ていこうとしたが妻に「考え直して。」と玄関のドアを塞いだが洸は「どけ!」と暴力を振るい家から飛び出してしまった。5、6日目の朝…響は以前よりも悪化しており布団の中で錯乱し始め午後4時になるといつもの罵詈雑言が始まった。
響「(もう…やめて。)」
両手の人差し指で耳を塞ぐ響は息を荒けながらなんとか踏ん張った。そして7日目の午後4時になると響は部屋のカーテンをちょっとだけ開けて門の前を見てみると響のクラスメイトの3人がやって来て塀のところに赤のカラースプレーで落書きをし始めた。
女子生徒c「この家で落書きするの最高じゃない?」
女子生徒d「本当にね!」
女子生徒e「じゃあ…この小石をあの部屋の窓に投げちゃお~」
女子生徒c&d「やっちゃえ~♪」
女子生徒eは小石を響がいる部屋の窓ガラスに向かって投げるとガラスが割れ破片が飛び散り一部分が近くに居た響の腕に傷を付け小石はカーペットの上に転がった。
響「もう…限界だ。」
響は部屋のドアに掛けている鍵を開けて廊下を出ると階段を降りて玄関のドアを開けると3人のクラスメイトと対峙する。
女子生徒c「あれ…まだ生きてたんだ人殺しちゃん。」
女子生徒d「あっごめん~手が滑った!」
女子生徒dは響にバケツの水を被せてびしょ濡れにさせると睨みながら近づいてくる響に腹をめり込むくらいのパンチを食らわせた。
女子生徒d「がはっ!?」
女子生徒e「なっ…テメェ!!」
女子生徒eはどこからか持ってきたか分からない鉄パイプを握って響の後頭部を殴ったが怯みはしなかった。
女子生徒e「…あれ?」
響「……」
女子生徒e「この!この!何でくたばらないんだよ!」
鉄パイプを響の全身に叩きつける女子生徒eだが響は後ろを振り返らずに片手で鉄パイプを握ると使い物にならないくらいグシャグシャにして遠くへ投げた。
女子生徒c「え?」←何が起きたか分からない顔をしている。
女子生徒d「へ?」←何が起きたか分からない顔をしている。
女子生徒e「は?」←何が起きたか分からない顔をしている。
響「調子に乗るなよ…クズ共。」
とうとう堪忍袋の緒が切れた響は全身から灰色の模様が浮かびあがらせた。
女子生徒c&d&e「!?」
灰色の模様を浮かばせた響は身体が白く光りだし人間の姿から怪物に姿を変えた。見た目を説明するとまず身長が190cm高くなり頭部は龍を思わせる形状になって胴体に1つの目蓋がある鎧、両腕と両脚に何十個の目があり両手は口があった。この怪物の名前は…"カースオルフェノク"。
女子生徒c「い…いやあぁぁぁ!!?」
女子生徒d「何なのよコイツ!?」
女子生徒e「逃げろーー!!?」
3人のクラスメイトは響が変異した"カースオルフェノク"の姿を見て逃げ出した。
カース「逃がさない。」
カースは右手を広げると光の粒子が集まり異様な形をした杖=カースケインを召喚し持ち手を握ると逃げ出した3人のクラスメイトを追いかけていった。
~住宅街から離れた公園~
女子生徒c&d&e「はぁはぁ…」
女子生徒c「何なのよ…何なのよアイツは!ブルブル…」
女子生徒d「急に化け物に変わって怖かったよ…ブルブル…」
女子生徒e「怯えんじゃねぇよ!こんな事ぐらいで…ブルブル…」
女子生徒d「そういうアンタだって震えてるじゃない!ブルブル…」
女子生徒c「そうだよ!ブルブル…」
女子生徒e「うるさい!!」
カース「み~つけた…」
女子生徒達「!!?」←背筋がビビる。
3人のクラスメイトは草むらの方に振り返ると草むらからカースが飛び出して3人をビビらせ壁際まで追い詰めるとカースケインを構える。
カース「死ぬ覚悟は出来たか?」
女子生徒c「ち…違うの!私はこの2人に脅されて協力させられてただけなの!私は悪くないの!」
女子生徒e「なっ…アンタ自分だけ助かるつもり!?」
女子生徒d「この裏切り者!」
カース「黙れ…」
カースは自分だけ助かろうとする女子生徒cの胸ぐらを左手で掴むと右手に持っているカースケインの先端の棘を女子生徒cの心臓を突き刺した。
女子生徒c「うぐっ!?」
カースケインの先端にある棘から流れるオルフェノクエネルギーを女子生徒cの心臓に注入すると青い炎と共に消滅しカースは女子生徒cを地面に叩きつけると身体が灰になって消え制服とスカートだけが残った。
女子生徒e「いやあぁぁぁ!?!?」
女子生徒eは別の出入口から逃げようとしたがカースに先回りされ首根っこを掴まれるとへし折られ植え込みの中へ放り込んだ。
女子生徒d「ヒィィ…ごめんなさい!ごめんなさい!二度とこんな馬鹿な事はしないから許して!」
カース「私を1週間虐めといて簡単に許せると思うなよ…」
女子生徒d「それは…うぐっ!?」←首を掴まれる。
カース「私はこの1週間…アンタらクズ共からうけた罵詈雑言、誹謗中傷、数々な虐めを耐え続けた…けどアンタらクズ共のせいで私はこんな姿に変わって、父さんは母さんに暴力を振るって家から出ていったんだ!」
カースはカースケインに付いてる先端の棘を女子生徒dの心臓の手前に止める。
女子生徒d「や…やめて!!」
カース「消えろぉぉぉ!!!」
女子生徒d「いやーー!!!!」
カースは右手に持っているカースケインの棘を女子生徒dの心臓を突き刺しオルフェノクエネルギーの注入すると心臓は消滅し女子生徒eと同じように身体が灰化し制服とスカートだけが残った。
カース「……」
カースは人間の姿に戻ると公園から出て自宅に帰り自分の部屋に入ると布団の中へ入り仮眠をとり晩御飯の残り物を食べてシャワーを浴びて寝間着に着替えると再び眠った。
~午前9時00分~
響「朝…か。」
朝9時くらいに目を覚ました響は寝間着を脱ぎ私服に着替えて靴を履き玄関を出ると彼女が通う中学校へ向かった。
~響が通う中学校~
響はこの中学校で何をするかというと1週間前に彼女を散々な目に遭わせたクラスメイトと同級生達を葬るためだった。まず自分の正体を隠すために塀の裏でカースオルフェノクに変異し学校の裏口から侵入し教室の扉を勢いよく開けるとその場に居た担任の先生と27人のクラスメイトが大きな声で騒ぎ始めた。カースは右手を広げて粒子を集めるとカースケインを召喚し担任の先生と27人のクラスメイトを次々と惨殺した。騒ぎに気づいた隣の先生はその教室に文句を言いに入るとカースによって殺され隣のクラスの同級生達も1人残らず殺したのだった。
カース「これで私は本当の殺人鬼になっちゃったな。でもこれは私を散々虐めてきた罰だ…ふふふはははははは!!!」
カースは教室の窓から脱出し自宅へ帰っていった。騒ぎに駆けつけてやって来た他の先生は2年生の教室の惨状を見て唖然とした。
男教師A「おい…何が起きたんだ?」
男教師B「わ…分かりません。」
女教師A「何で生徒達が…」
~立花家・響の部屋~
カース「……」
自分の部屋に戻ってきたカースは人間の姿に戻ると毛布を身体に巻き付けて寝転ぶと目を閉じ仮眠を取った。そして響が起こした殺人事件は警察署でも捜査しようにも色々と原因不明だらけで打ち切りになった。中学校に通ってたクラスメイトと同級生の親族は非難轟々の声があがった。学校の運営側は数々の責任を取り最終的に辞職、閉校する形で事件は幕を閉じたのだった。
ザーーーーーーー!!!!
↑大雨が降る音
響「(私が殺人を起こしてから3週間が過ぎた…私は自分の部屋にある机の引き出しからメモ用紙を取り出し母とお婆ちゃん宛の書き置きを残して「出かけてくる」と言ったまま家に帰らなかった。そして私の親友…"未来"は結局どうなったのか家を捜索すると中は完全にスッカラカンになっていた。どうやら私が1週間部屋に引き籠っている間にどこかへ引っ越したんだ。私はあの娘にも裏切られんたんだ。)」
???「ニャーオ。」
響「…?」
響は塀の上を見上げると橙色のカッパを着て背中に大きなアタッシュケースを背負っている1匹の黒猫が居た。
黒猫「ニャーオ。」
黒猫は塀の上から飛び降りて響に近づき背中を見せると大きなアタッシュケースを縛っているコードのロックが解除され大きなアタッシュケースは地面に落ちた。
響「猫ちゃん…コレ何なの?」
黒猫「ニャーオ。」
黒猫はもう1回塀の上に向かってジャンプしどこかへ去っていった。
響「行っちゃった…それにしてもコレは一体何だろう。」
響は黒猫が運んできた「SMART BRAIN」という会社のロゴが貼られた大きなアタッシュケースの両端に付いているロックを外して蓋を開けて中身を見てみるとまず取り扱い説明書が入っていて左のくぼみに回転開閉式の携帯電話、下真ん中のくぼみにデジタルカメラ、上真ん中のくぼみにベルト、右のくぼみに双眼鏡、蓋のくぼみに大きな銃剣が入っていた。
響「何に使うんだろう…」
響は取り扱い説明書が入ったビニールを開封し説明書のページを捲っていくとそれぞれのくぼみに入ってる武器の取り付け方、使い方、注意点などが書かれていた。
響「えっと…「まずはベルトの左側のホルダーにデジタルカメラ、右側のホルスターに銃剣、後ろ側の穴に双眼鏡を図面通りに取り付けてください。」ふむふむ。」
響は取り扱い説明書に描かれた図面通りにベルトの左と右と後ろに武器を取り付けると次のページを開く。
響「えっと…次は「ベルトを腰に装着し○フォンを縦90°に開き下側のテンキーに「?」「?」「?」の3桁を入力しENTERを押してください。」ふむふむ。」
響は説明書に書かれてる文字通りに自身の腰にベルトを装着し○フォンを縦90°に開いてテンキー=「?」「?」「?」を入力してENTERを押した。
≪STANDING BY≫
低くくぐもった電子音声が鳴ると鼓動音みたいな待機音が鳴りだした。
響「「待機音が鳴ったら○フォンを閉じて○ドライバー中央にあるトランスフォルダーにセットし左90°に倒してください。」こうかな…」
響は○フォンを閉じて○ドライバーの中央部分にあるトランスフォルダーにセットし左90°に倒した。
≪COMPLETE≫
低くくぐもった電子音声が鳴ると○ドライバーの両サイドから2本で橙色のフォトンブラッド流動経路=○○○ストリームが出現した。
響「え…えぇ!?」
ドライバーの両サイドから出現した黄色のフォトンブラッド=ダブルストリームは響の身体に包み込み橙色に発光すると響は変身した。
???「うっ…一体何が起きたの?」
立花は自分の手と脚を見て頭を触ると何か纏っていると感じて近くに置いてあったヒビが入った鏡に自分の姿を写し出した。
???「(もしかして私…変身しちゃった!?」
ヴゥーーーーー!!!!
↑拡声器から発する警報音
???「!?」
オペレーター(声)「日本政府、特異災害対策機動部よりお知らせします。先ほど特別避難警報が発令されました。速やかに最寄りのシェルターまたは退避所へ避難してください。」
???「ノイズがここに来るのか…だったら私がこの力でやっつけてやる。」
立花は空になった大きなアタッシュケースを持って建物の屋根に大きくジャンプし別々の家の屋根を駆けながらノイズが現れたポイントへ向かった。
~特異災害対策機動部ニ課・司令室~
二課オペレーター(女)「反応を絞りこみました!位置特定。」
弦十郎「奏、翼、ノイズの出現位置を把握した。すぐに対処に「つ…司令!」どうした!」
二課オペレーター(男)「ノイズの出現ポイントに未知の生体反応を確認!」
弦十郎「なんだとぉ!?」
~住宅街から離れた道路~
カエルノイズ×50「!!」
オタマジャクシノイズ×50「!!」
ヒューマノイドノイズ×50「!!」
カイザ「(見つけた…私の人生を狂わせた異物"ノイズ"。オマエ達だけは許さない…私が全部破壊してやる!!)」
カイザはカイザフォンに挿入されてるミッションメモリーと右腰のホルスターに収納されてる銃剣とカイザフォンを取り出しスロット部分にセットした。
≪READY≫
カイザブレイガンから黄色のフォトンブレードが出現し50匹のカエルノイズ、オタマジャクシノイズ、ヒューマノイドノイズは各1匹ずつカイザに突撃しダイブしようとすると肉体がフォトンブレードにより切断され灰となって消滅する。
カイザ「(すごい切断力…これさえあればノイズなんてもう怖くない。)」
カエルノイズ×49「!!」
オタマジャクシノイズ×49「!!」
ヒューマノイドノイズ×49「!!」
49匹のカエルノイズ、オタマジャクシノイズ、ヒューマノイドノイズは一斉にカイザを襲い始める。
カイザ「せいっ!はぁ!このっ!」
カイザは24×3=72匹のノイズをフォトンブレード、キック、パンチで消滅させ残り半分となった。
カエルノイズ×25「!!」
オタマジャクシノイズ×25「!!」
ヒューマノイドノイズ×25「!!」
75匹のノイズは1ヵ所に集まると肉体を合体させ5mぐらいある巨大ノイズに変化した。
カイザ「デカイな…あれで行ってみるか。」
カイザは銃剣のスロットにセットしているミッションメモリーを引き抜きフォトンブレードを消滅させると右腰のホルスターに収納し後ろ部分に取り付けている望遠鏡を外してスロット部分にミッションメモリーをセットする。
≪READY≫
低くくぐもった電子音声が鳴ると望遠鏡の一部分が前に展開し右脚の穴に取り付けるとカイザはカイザフォンを右斜め下にスライドしてENTERを押した。
≪EXCEED CHARGE≫
低くくぐもった電子音声が鳴るとカイザドライバーの両サイドが発光し右サイドからエネルギーが流れ右脚のフォトンブラッド流動経路→望遠鏡のスロットにセットされてるミッションメモリーまで行き渡った。
カイザ「はっ!!」
カイザは大きくジャンプし右脚を巨大ノイズに向けると双眼鏡のレンズ部分から三つ編み状のエネルギーが発射され巨大ノイズの頭上に当たると三角形に変化し身動きを取れなくした。
巨大ノイズ「!!?!?」
黄色のエネルギー体に自由を奪われた巨大ノイズは足掻こうとするが動きを封じられて行動が出来なかった。
カイザ「食らえぇぇ!!」
ゴルドスマッシュ
カイザは右脚を突きだし三角形に変わったエネルギーに飛び込むと巨大ノイズの肉体を突き破って風穴が開くとΧ字を浮かべて爆発し頭部から灰が流れて数秒で消滅した。
カイザ「や…やった。」
カイザは双眼鏡のスロット部分にセットされてるミッションメモリーを引き抜きカイザフォンに戻して望遠鏡の一部分を折り畳んで元の状態に戻すとベルト後ろ部分に装着した。
カイザ「さて…行くか。」
カイザは前の道を歩こうとすると後ろからバイクのエンジン音が聞こえてきた。
カイザ「?」
カイザは背後を振り返ると赤いバイクと青いバイクの2台に囲まれた。
カイザ「(何だ…この人達?)」
赤いバイクと青いバイクの2人組は頭に被っているヘルメットを取って顔を見せるとカイザは驚き怒りを見せる。
カイザ「(《ツヴァイウイング》…なんでここにいる!!?)」
バイクに乗って現れた2人組はカイザがよく知っている《ツヴァイウイング》のメンバーである天羽 奏と風鳴 翼だった。
奏「ちょっと良いか。」
カイザ「……」
奏「この場所に現れたノイズ達を倒したのはお前なのか?」
カイザ「……」
奏「答えてくれ。」
カイザ「そうだよ…私が1匹残らず灰に変えた。」
翼「…1ヶ月前の出来事もそうだけど貴方とあの男が変身するその姿から未知な力を感じるわね。」
カイザ「(あの男?よく分からないけど私以外にこの姿に変身する物を持ってるって事かな。)」
ブゥー…ブゥー
↑スマホの着信音
翼「ちょっと失礼…(ピッ)翼です。はい…分かりました。(ピッ)貴方…私達の本部まで来てもらえるかしら。」
カイザ「(なんでよく分からないヤツらのアジトまで行かなくちゃいけないんだ。)断る…」
カイザは逃げようとするが翼に左腕を掴まれる。
翼「逃がさないわ。」
カイザ「ちっ!」
カイザは銃剣の銃口を翼の右腹部に向けてトリガーを押そうとした。
奏「翼っ!」
天羽は風鳴を強く押し出すがカイザの右手に持ってる銃剣のトリガーが押されエネルギー弾が天羽の左肩にダメージをうけて地面に倒れた。
奏「っづ…」
翼「奏!?」
カイザ「ふん…」
カイザはその場から歩きだすといきなり足が動かなくなった。
カイザ「足が…動かない?」
カイザは足元を見てみると影のところに小刀が刺さっていた。
影縫い
翼「よくも奏に傷を付けたな!貴様だけは絶対に二課へ連れて帰る!」
風鳴は服の中から赤いペンダントを取り出し聖詠を唄おうとすると道路が大きく揺れだした。
カイザ「うわっ!」
翼「くっ!」
道路が大きく揺れだすとカイザの足の影に刺さってる小刀が外れ動けるようになると風鳴から大きく距離を取りそして道路が爆発した。
翼「ゲホッゲホッ…一体何が…」
砂煙が晴れるとカイザはこの場にもう居なかった。
翼「どこに行ったの!?」
~破棄された工場・内部~
???「ありがとう…助かった。」
謎のロボット「!!!」
CONTINUE TO PROLOGUE 05
(プロローグ05へ続く)