Ωの鎧を纏った戦士【木場 勇治】装者の世界へ   作:トゥエンティー

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作者『読者の方々お待たせ致しました。第2話の完成です…それではどうぞ。』

※2022年 6月22日に一部文章を訂正、付け加えました。


Episode-02 鏡の装者とΩの戦士

~市街地から離れた工場区・建物の屋上~

 

神獣鏡(小日向 未来)「って…何これー!?」

 

少女「お姉ちゃん…カッコいい!!」

 

神獣鏡(小日向 未来)「ぇ…そう?」

 

神獣鏡(小日向 未来)は少女にカッコいいと言われ(ほお)を少し赤らめると30匹のカエルノイズ、ヒューマノイドノイズは2人にどんどん近づく。

 

神獣鏡(小日向 未来)「はっ!掴まって!」

 

神獣鏡(小日向 未来)は少女を(かか)えてジャンプし地上へ飛び降りた。

 

少女「いやぁぁぁ!!」

 

神獣鏡(小日向 未来)「っう!」

 

神獣鏡(小日向 未来)と少女は地上に衝突しそうになると両脚部に備わるホバーユニットの火が噴射し着地の衝撃を和らげた。

 

神獣鏡(小日向 未来)「今のは…?」

 

少女「お姉ちゃん!上、上!」

 

神獣鏡(小日向 未来)「上?」

 

神獣鏡(小日向 未来)はビルを見上げると屋上に居た30匹のカエルノイズ、ヒューマノイドノイズが3匹ずつ飛び降りてきた。

 

カエルノイズ×30「!!」

 

ヒューマノイドノイズ×30「!!」

 

神獣鏡(小日向 未来)「あわわわわ!!?」

 

神獣鏡(小日向 未来)は少女を落とさないようにしっかり押さえて全力で走り出した。地上に降りた3匹のカエルノイズ、ヒューマノイドノイズは逃げ出した2人を探す。

 

神獣鏡(小日向 未来)「(逃げきれた…かな?)」

 

神獣鏡(小日向 未来)は足を止めて後ろを振り返ると屋上から飛び降りてきた30匹のカエルノイズ、ヒューマノイドノイズの追撃は来なかった。

 

神獣鏡(小日向 未来)「ふぅ…」

 

神獣鏡(小日向 未来)はため息を吐き安心する表情になると前方にある建物から別のカエルノイズ、ヒューマノイドノイズがすり抜けるように現れる…その数は建物の屋上に居た数と同じ30匹。

 

神獣鏡(小日向 未来)「嘘!?」

 

カエルノイズ×30「!!」

 

ヒューマノイドノイズ×30「!!」

 

少女「お姉ちゃん…(ブルブル)

 

神獣鏡(小日向 未来)「っ…」

 

神獣鏡(小日向 未来)は一歩下がって後ろから全速で逃げようとしたが後方から屋上から飛び降りてきた30匹のカエルノイズ、ヒューマノイドノイズが現れ包囲されてしまった。

 

神獣鏡(小日向 未来)「囲まれた!?」

 

カエルノイズ×30(前側)「!!」

 

ヒューマノイドノイズ×30(前側)「!!」

 

カエルノイズ×30((うしろ)側)「!!」

 

ヒューマノイドノイズ×30((うしろ)側)「!!」

 

各60匹のカエルノイズ、ヒューマノイドノイズは神獣鏡(小日向 未来)と少女を囲むと5匹ずつジャンプし飛び掛かった。

 

神獣鏡(小日向 未来)&少女「っ!!」

 

すると上空から10本の剣が降ってきて神獣鏡(小日向 未来)と少女に飛び掛かった前側の5匹と(うしろ)側の5匹のカエルノイズ、ヒューマノイドノイズの肉体を貫通して灰化した。

 

カエルノイズ×55「!?」

 

ヒューマノイドノイズ×55「!?」

 

神獣鏡(小日向 未来)&少女「ぇ…?」

 

地面に突き刺さった10本の剣はぐらぐらと動きながら抜け出し浮遊すると神獣鏡(小日向 未来)と少女の後ろの暗い場所から歩いてくる1人の戦士の下へ向かい背部左右のウイングパーツの中に収容された。

 

神獣鏡(小日向 未来)「あれは…?」

 

その戦士はギリシャ文字で24番目(最後)の文字である「Ω」を刻んだ黒と金の鎧兜と腰にローブを纏い後頭部から背部の装置にケーブルが繋がれてる仮面ライダーオーガだった。

 

オーガ(???)「……」

 

オーガ(???)は無言のまま各55匹のカエルノイズとヒューマノイドノイズに向かって歩いていきベルト右側に装備している(さや)に納めてある冥界の剣=Ω(オーガ)ストランザー(短剣)を抜刀してΩ(オーガ)フォンに挿入されてるミッションメモリーを取り出し柄のスロットにセットした。

 

Ω(オーガ)ストランザー(短剣)「Ready…

 

低くくぐもった電子音声が鳴るとΩ(オーガ)ストランザーの刀身が伸びて長剣モードに変化した。

 

オーガ(???)「ソードビット…射出。」

 

オーガ(???)はそう言うと背部左右のウイングパーツが展開し中から10基のソードビットが出現、一斉に射出し円みたいに回転し中心に金色の粒子をチャージさせる。

 

カエルノイズ×55「!!」

 

ヒューマノイドノイズ×55「!!」

 

各55匹のカエルノイズ、ヒューマノイドノイズはターゲットを神獣鏡(小日向 未来)と少女からオーガ(???)に変えて襲い始めた。

 

オーガ(???)「そこの2人、危ないから離れるんだ!」

 

神獣鏡(小日向 未来)「あ…はい!」

 

神獣鏡(小日向 未来)は建物の隙間に移動しオーガ(???)は2人が隠れたのを確認するとΩ(オーガ)ストランザー(長剣)の柄を斜めに向けてΩ(オーガ)フォンを開いてENTERを押した。

 

Ω(オーガ)フォン「Exceed charge…

 

低くくぐもった電子音声が鳴るとΩ(オーガ)ドライバーの両サイドが発光し右サイドからエネルギーが流れ右上半身→Ω(オーガ)ストランザー(銃剣)の柄部分のスロットにセットされてるミッションメモリーまで行き渡ると銃口にエネルギーの粒子がフルに溜まった。

 

オーガ(???)「発射!」

 

オーガ(???)Ω(オーガ)ストランザー(銃剣)の銃口を進撃してくる各55匹のカエルノイズ、ヒューマノイドノイズに向けて柄のトリガーを押すと銃口から細長いレーザーが照射し前面に展開しているソードビットが形成したリングの粒子に命中すると細かったレーザーが太いレーザーに変化した。

 

神獣鏡(小日向 未来)「うわっ!?」

 

カエルノイズ×55「!!?」

 

ヒューマノイドノイズ×55「!!?」

 

各55匹のカエルノイズ、ヒューマノイドノイズは10基のソードビットが形成したリングの粒子とΩ(オーガ)ストランザー(長剣)の銃口から発射された細長いレーザーを合わさった太いレーザーに呑み込まれ跡形も無く消滅した。

 

オーガ(???)「ノイズの消滅を確認…もう出てきても良いぞ2人共。」

 

神獣鏡(小日向 未来)「び…ビックリした…」

 

オーガ(???)「大丈夫だったか君達。」

 

神獣鏡(小日向 未来)「はい…貴方は?」

 

オーガ(木場 勇治)「木場 勇治(ゆうじ)…またの名を仮面ライダーオーガだ。」

 

神獣鏡(小日向 未来)「木場さん…助けてくれてありがとうございました。」

 

オーガ(木場 勇治)「礼はいらないよ…SMART(スマート) BRAIN(ブレイン) RIDERS (ライダーズ)のエリートとして当然の事をしたまでだ。」

 

神獣鏡(小日向 未来)SMART(スマート) BRAIN(ブレイン) RIDERS (ライダーズ)?」

 

オーガ(木場 勇治)SMART(スマート) BRAIN(ブレイン) RIDERS (ライダーズ)…略して"SBR"は政府機関の特異災害対策機動部と同様に人間を襲って身体を炭に変える特異災害…ノイズを倒すために結成、活動している武装組織だ。」

 

神獣鏡(小日向 未来)「な…なるほど。」

 

オーガ(木場 勇治)「そろそろ対策機動部の人達がここにやってくる…君はその()と一緒に安全な場所まで逃げるんだ。」

 

神獣鏡(小日向 未来)「わ…分かりました。」

 

神獣鏡(小日向 未来)オーガ(木場 勇治)の言われたとおり少女を抱えながら安全地帯へ走って逃げていった。その直後、Ω(オーガ)ドライバーのトランスフォルダーにセットされてるΩ(オーガ)フォンの着信音が鳴り出した。

 

Ω(オーガ)フォン「♪~♪」

 

オーガ(木場 勇治)「また出たのか?」

 

オーガ(木場 勇治)Ω(オーガ)ドライバーのトランスフォルダーにセットされてるΩ(オーガ)フォンを抜き取って開くと着信先は本部からだった。

 

オーガ(木場 勇治)「こちら木場……分かった直ぐに本部へ帰還する。(ピッ)」

 

オーガ(木場 勇治)は右側のコールボタンを押して通話を切るとΩ(オーガ)フォンを折り畳みΩ(オーガ)ドライバーに戻し右腕に装備しているワイヤーアンカーの鉤爪を上に向けて射出し上空10mで浮遊待機しているジェットスライガーのシート左隣側にあるフックに引っ掛けてワイヤーが高速に巻かれて上昇した。

 

オーガ(木場 勇治)「(このエリアは二課の人達が何とかしてくれるだろう。)」

 

オーガ(木場 勇治)は浮遊待機しているジェットスライガーにたどり着くとシートに座り両手で操縦(かん)を握り右へ回すと右側にあるスラスターユニットに火が噴射して後方のスラスターユニットも火が噴射してそのまま本部へ向かった。

 

~市街地から離れた工場区・出入口~

 

???「あの、温かい物どうぞ。」

 

この人の名前は"友里(ともさと) あおい"。ノイズを対抗するために設立された組織…特異災害対策機動部二課に所属している女性オペレーターである。

 

未来(みく)「あ…ありがとうございます。」

 

少女「ママ!」

 

少女の母「良かった…無事だったのね。」

 

二課オペレーター(女)「それではこの同意書に目を通した後サインをしていただけますでしょうか。本件は国家特別機密事項に該当(がいとう)するため情報漏洩(ろうえい)の防止という観点から貴女の言動及び言論の発信には今後一部の制限が加えられる事になります。特に外国政府への通謀(つうぼう)が確認されますと政治犯として起訴(きそ)され場合によっては…」

 

未来(みく)「じゃあ…私もそろそろ。」

 

未来(みく)は帰ろうとしたが(かなで)(つばさ)に左右から10人の黒服男性が出てきて未来(みく)を包囲した。

 

未来(みく)「あれ?」

 

(かなで)「悪い…アンタをこのまま帰す訳にはいかなくなった。」

 

未来(みく)「どうしてですか!?」

 

(つばさ)「特異災害対策機動部二課まで同行してもらいます。」

 

(かなで)(つばさ)はそう言うと黒服男性の1人が未来(みく)に近づき両手首に厚さが凄い手錠を掛け拘束する。

 

未来(みく)「えっ!?」

 

黒服男性a「すみませんね…貴女の身柄を拘束させて頂きます。」

 

黒服男性b&c&d「こちらへどうぞ。」

 

3人の黒服男性は未来(みく)が逃げられないようにしっかり押さえ黒いゼダンに乗せると特異災害対策機動部二課まで連行された。

 

未来(みく)「(な…なんでぇぇぇぇ!!!??)」

 

SMART(スマート) BRAIN(ブレイン)本社・最上階の廊下~

 

少女「お姉ちゃん…ここ怖いよ。」

 

(ひびき)「大丈夫…ここの職員と社長はとても優しい人だから怖くないよ。」

 

(ひびき)と右手に繋いでる少女は真っ直ぐ進んでいくと社長室と書かれたプレートが貼られた扉前に到着し右手で軽くノックする。

 

(ひびき)「社長、SMART(スマート) BRAIN(ブレイン) RIDERS(ライダーズ)所属の立花ですけど今お時間よろしいでしょうか?」

 

SB社長「入りたまえ。」

 

(ひびき)はドアノブを回し扉を開けて右手に繋いでる少女と一緒に社長室の中へ入った。

 

(ひびき)「失礼します。」

 

SB社長「おや…立花さんその()をどうしたんですか?」

 

(ひびき)「実はこの()…」

 

(ひびき)はノイズが出現した市街地北区に居た少女について説明した。

 

SB社長「なるほど…その()の両親はノイズから逃がすために犠牲になったと。」

 

(ひびき)「はい。」

 

SB社長「可哀想に…まだ5歳の娘を残してあの世に()ってしまわれるとは。」

 

(ひびき)「そこでお願いがあります…このままこの()(うち)で引き取っても(よろ)しいでしょうか?」

 

少女「!」

 

SB社長「気持ちは分かりますが…貴女は月から金曜まで学校があるのでしょう?」

 

(ひびき)「それは分かっています…でもこのままこの()を野放しする事は私には出来ません。」

 

少女「お姉ちゃん…」

 

SB社長「貴女がそこまで決意が固い方とは思っていませんでした。良いでしょう…ただししっかり面倒を見てくださいね。」

 

(ひびき)「ありがとうございます…それじゃ行こうか。」

 

少女「うん!」

 

(ひびき)は少女の左手を優しく握りながら社長室から退室した。

 

SB社長「立花さんは変わりましたね…2年前に起きたライブ事件後に刻まれた忌々(いまいま)しい記憶を我が社の力で全て消去したとはいえあそこまで穏やかな性格になるとは。」

 

~私立リディアン音楽院・門前~

 

未来(みく)「どうして…学園に?」

 

(つばさ)「着いてくれば分かるわ。」

 

(かなで)「さぁさぁ進んだ進んだ。」

 

未来(みく)「お…押さないでください。」

 

未来(みく)(かなで)に背中を押され先頭を歩く(つばさ)と黒服男性aに着いていく。向かった先は職員がいつも居る中央(とう)だった。

 

未来(みく)「ここって…先生達がいる中央(とう)ですよね?」

 

(かなで)「そうだ…知ってると思うがこの先にあるエレベーターを使って地下へ降りる。」

 

未来(みく)「(学園に地下ってあったんだ…)」

 

少しずつ歩いていくとエレベーターの扉前に到着し黒服男性aはエレベーターのスイッチを押すと扉が左右に開きあとの3人も中へ入った。

 

未来(みく)「普通のエレベーターですね…」

 

(かなで)「そう思うだろ?だけど違うんだな…」

 

黒服男性aは右ポケットからスマホを取り出し画面側を台座の画面に(かざ)すと"ピロン"という音が鳴りエレベーターの扉が閉じると内側から隔壁を閉じた。

 

黒服男性a「さ…危ないから掴まってください。」

 

未来(みく)「危ないって?」

 

黒服男性aは未来(みく)の両手を優しく手すりに掴ませた瞬間"ドゴン"と大きな音が鳴りエレベーターは遊園地にあるアトラクションの1つ"フリーフォール"みたいなスピードで急降下した。

 

未来(みく)どわあぁぁぁぁ!!!??

 

(かなで)&(つばさ)&黒服男性a「!!?」

 

未来(みく)の大きな叫び声が黒服男性aと(かなで)(つばさ)の耳に鳴り響いて3人は両手の人差し指で両耳を押える。

 

未来(みく)「あっ…ごめんなさい!!」

 

そしてエレベーターは最下層に到着し扉が開いて黒服男性aと(かなで)(つばさ)未来(みく)はエレベーターから出ると二課の人達がクラッカーを上に向けて…

 

パン!パン!パン!
パン!パン!パン!

パン!パン!パン!

パン!パン!パン!
パン!パン!パン!

↑クラッカーの音

 

弦十郎(げんじゅうろう)「ようこそ!人類守護の(とりで)、特異災害対策機動部二課へ!」

 

未来(みく)「え?」

 

(つばさ)「(叔父(おじ)様…)」←目を(つむ)る。

 

(かなで)「(旦那…)」←呆れた顔をしている。

 

黒服男性a「ははは…」

 

了子(りょうこ)「さあさあ笑って笑って!お近づきの(しるし)にツーショット写真。」

 

未来(みく)「えぇ…嫌ですよ!手錠をしたまま写真を撮るなんて絶対悲しい思い出として残っちゃいます!」

 

了子(りょうこ)「あら残念。」

 

未来(みく)「それに…どうして初めて会う皆さんが私の名前を知ってるんですか?」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「我々二課の前身は大戦時に設立された特務機関なのでね。調査などお手の物なのさ。」

 

了子(りょうこ)「はいコレ!」←学校の(かばん)を見せる。

 

未来(みく)「それって…私の(かばん)じゃないですか!?何が調査などお手の物ですかー!!」

 

(かなで)「はぁ…緒川さんそろそろ手錠を外してやってくれ。」

 

慎次(しんじ)「はい…w」

 

慎次(しんじ)未来(みく)に近づくと彼女の両手首に付けている手錠のロックを外して自由にさせる。

 

未来(みく)「ありがとうございます…」

 

慎次(しんじ)「いえ…こちらこそ失礼しました。」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「では改めて自己紹介だ。俺は風鳴(かざなり) 弦十郎(げんじゅうろう)…ここの責任者をしている!」

 

了子(りょうこ)「そして私は出来る女と評判の櫻井(さくらい) 了子(りょうこ)。よろしくね♪」

 

未来(みく)「よ…よろしくお願いします。」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「君をここに呼んだのは他でも無い。協力を要請したい事があるのだ。」

 

未来(みく)「協力って……あ。」

 

未来(みく)は工場エリアにある建物の屋上で30匹のカエルノイズ、ヒューマノイドノイズに襲われそうになった直後に起きた出来事を思い出す。

 


 

~工場区にある建物・屋上~

 

未来(みく)(回想)「Rei shen shou jing rei zizzl(鏡に映る、光も闇も何もかも)

 

神獣鏡(小日向 未来)(回想)「今のは…?」

 

神獣鏡(小日向 未来)(回想)「あわわわ!!?」

 


 

未来(みく)「教えてください…アレは一体何なんですか?」

 

了子(りょうこ)「うん…貴女の質問に答える為にも2つばかりお願いがあるの。」

 

未来(みく)「お願い…ですか?」

 

了子(りょうこ)「そっ、最初の1つは今日の起こった事は誰にも内緒、そしてもう1つは…取りあえず脱いでもらいましょうか?」

 

未来(みく)「な…ななな!!?!?」

 

未来(みく)は背筋が凍ると逃げようとしたが了子(りょうこ)に直ぐ捕まりそのままメディカルルームへ強制連行されたのだった。

 

未来(みく)「誰か助けてー!!?」

 

(かなで)「大丈夫なのか…?」

 

弦十郎(げんじゅうろう)了子(りょうこ)君ならあの()が身に纏うシンフォギアは何なのか分かるだろう。」

 

(つばさ)「……」

 

SMART(スマート) BRAIN(ブレイン)タワーマンション・立花家~

 

(ひびき)「ただいま~」

 

(ひびき)ママ「お帰り~」

 

(ひびき)「ちょっとここで待ってて。」

 

少女「うん。」

 

(ひびき)「母さん…ちょっと大事な話しがあるんだけど。」

 

(ひびき)ママ「何?」

 

(ひびき)は後ろに振り返り「入ってきて」と言うと保護した少女がリビングに入ってくる。

 

(ひびき)ママ「あら…その()は?」

 

(ひびき)美音(みね)ちゃん自己紹介。」

 

美音(みね)「は…初めまして美音(みね)です。」

 

(ひびき)ママ「ど…どうも。」

 

(ひびき)「母さんお願いがあるの…美音(みね)ちゃんを(うち)で引き取りたいのだけど。」

 

(ひびき)ママ「理由を聞いてもいい?」

 

(ひびき)美音(みね)を引き取りたい理由を始めから話すと(ひびき)ママは辛そうな表情に変わる。

 

(ひびき)ママ「じゃあ…美音(みね)ちゃんの両親は美音(みね)ちゃんをノイズから逃がすために犠牲になっちゃったの?」

 

(ひびき)「うん…美音(みね)ちゃんをこのまま見捨てる事は私には出来ない…だからお願い母さん。」

 

(ひびき)ママ「良いに決まってるじゃない。家族は多い方が楽しいからね。」

 

(ひびき)「ありがとう…良かったね。」

 

美音(みね)「うん!」

 

こうして立花家に1人の義妹が出来て母と(ひびき)とお婆ちゃんを合わせて4人家族となった。

 

~翌朝~

 

SMART(スマート) BRAIN(ブレイン)ハイスクール・門前~

 

女子高生「おはよう~(ひびき)。」

 

(ひびき)「あっ"沙耶(さや)"おはよう。」

 

沙耶(さや)「今日は数学の小テストあるけど勉強してきた?」

 

(ひびき)「半分くらいはやってきたけど自信が無いんだよね…沙耶(さや)は?」

 

沙耶(さや)「私はちゃんとやってきたよ。せめて70点は採らないといけないから。」

 

(ひびき)沙耶(さや)は真面目だな~」

 

(ひびき)沙耶(さや)は喋りながら校舎へ入り上靴に履き替えて教室へ向かい午前の部(国語→科学→歴史→数学)を受けて→沙耶(さや)と一緒に昼食(弁当)を食べて→午後の部(英語→体育)も受けて→体操着から制服に着替えて→終礼を行い、終わると柔道着が入った(かばん)を持って柔道部の部室になっている道場へ向かった。

 

SMART(スマート) BRAIN(ブレイン)ハイスクール・柔道場~

 

(ひびき)「お待たせ~」

 

柔道部部員c「やっと来たか!」

 

柔道部部員d「遅いぞ~」

 

(ひびき)「ごめんごめん先生の話しがやたら長くて遅くなっちゃったよ。」

 

柔道部部員a「よしさっさと始めるぜ!」

 

(ひびき)「うん!」

 

30分後…

 

柔道部部員a「うおぉぉぉ!!」

 

(ひびき)「それっ!」

 

(ひびき)は柔道部部員aの腕を掴み一本背負い投げを繰り出しダウンさせる。

 

柔道部部員a「がはっ!?」

 

(ひびき)「ふぅ…」

 

柔道部部員b「(ひびき)…アンタ中々やるわね。」

 

(ひびき)「ありがとう。」

 

柔道部部員c「あとで私と対戦してよ。」

 

(ひびき)「良いよ。」

 

柔道部部員b「それにしてもどうしたらそこまで強くなれるの?」

 

(ひびき)「土日の毎朝6時に1時間のランニング、正午に腕立て伏せと腹筋とスクワットを50回くらいやって夜にフロントブリッジとヒップリフトとレッグランジなどをしてるからな?」

 

柔道部部員c「意外と頑張ってるんだな(ひびき)は…やっててキツくないのか?」

 

(ひびき)「そういう皆はトレーニングやってるの?」

 

柔道部部員d「俺は少なくとも朝、昼、夕方に腕立て伏せと腹筋とスクワットの30回ずつやってるぞ。」

 

柔道部部員a「おい、(ひびき)!もう1回勝負だ!」

 

(ひびき)「はぁ…もう4回目なのにまだやるの?」

 

柔道部部員a「俺はこんな結果を残したくないんだ!」

 

柔道部部員e「アンタはいい加減に休め、次は私が相手だよ(ひびき)。」

 

(ひびき)「望むところだよ。」

 

柔道部部員a「くっ…」

 

(ひびき)と柔道部部員eはマットの上を踏み互いに構えて動き出した。勝負の結果…2分まで部員eが優勢だったが30秒くらいで(ひびき)は腰車で反撃し勝利した。

 

西暦2043年 4月11日 午後4時30分

 

~私立リディアン音楽院・2年A組~

 

創世(くりよ)「ヒナ、今日出された宿題何だけどこれから(りょう)の部屋で一緒にやらない?」

 

未来(みく)「ごめん…今日は別の用事があるの。」

 

創世(くりよ)「用事があるなら仕方ないか…分かったじゃあまた明日。」

 

未来(みく)「うん…またね。」

 

創世(くりよ)弓美(ゆみ)詩織(しおり)を連れて教室を出て他の生徒も次々と退室し残ったのは未来(みく)だけになった。すると教室の扉が開き二課に所属している(つばさ)が入ってきた。

 

(つばさ)「重要参考人として再度本部まで同行してもらいます。」

 

未来(みく)「はい…」

 

(つばさ)未来(みく)の両手首に手錠を掛けて教室を出ると中央(とう)に向かいエレベーターで二課本部へ降りた。

 

~特異災害対策機動部二課・会議室~

 

了子(りょうこ)「それでは未来(みく)ちゃんが昨日受けたメディカルチェックの結果を発表するわね。」

 

未来(みく)「(昨日の身体検査…強制的だったから怖かったな…(汗))」

 

了子(りょうこ)「まず身体の方なんだけど初体験による負荷が少しだけ残ってるものの他の異常はほぼ見られませんでした。」

 

未来(みく)「ほぼ…ですか。」

 

了子(りょうこ)「そうね…貴女が聞きたいのはこんな事じゃないわよね。」

 

未来(みく)「教えてください…私がノイズに襲われそうになった時に起こったあの力の事を。」

 

了子(りょうこ)「良いわ…じゃあ未来(みく)ちゃんコレに覚えはあるかしら?」

 

了子(りょうこ)は白衣の右ポケットから赤い宝石を付けたネックレスを取り出した。

 

(つばさ)櫻井(さくらい)女史…それって!」

 

(かなで)「ギアのペンダントじゃねーか!?」

 

未来(みく)「?」

 

了子(りょうこ)「そう、未来(みく)ちゃんをレントゲンした時に制服のポケットから発見された物よ。」

 

(つばさ)「どうしてそんな物が…」

 

了子(りょうこ)未来(みく)ちゃん教えてくれるかしら…このギアペンダントをどこで手に入れたの?」

 

未来(みく)「そのペンダントは私の誕生日に父さんが知人が経営している宝石店で買ってくれた物です。」

 

了子(りょうこ)「そう…」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「何か問題があるのか?」

 

了子(りょうこ)未来(みく)ちゃんの身体検査の後…このギアペンダントの出自について調べたのだけど全く持って不明なのよ…」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「不明だと?」

 

了子(りょうこ)「えぇ…あらゆる手を尽くして解析してみたけど全てエラー表示で返ってきて流石の私でもお手上げになるくらいのレベルなの。」

 

(かなで)了子(りょうこ)さんでも解析出来ないなんて…」

 

了子(りょうこ)「とりあえずコレは貴女に返しておくわね未来(みく)ちゃん。」

 

未来(みく)「あ…はい。」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「それにしても驚いたな…(つばさ)(かなで)の他にシンフォギアを纏える者が居たとは。」

 

未来(みく)「あのシンフォギアって?」

 

弦十郎(げんじゅうろう)(かなで)(つばさ)見せてやってくれ。」

 

(つばさ)「はい…」

 

(かなで)「あぁ…」

 

(かなで)は制服の中から未来(みく)と同じ赤い宝石を付けたネックレスを取り出した。

 

未来(みく)「あれ…私と同じネックレス?」

 

了子(りょうこ)「見た目は確かに同じに見えるけど中身は全くの別物よ。(つばさ)ちゃんが持ってるのは第1号聖遺物"(アメノ)羽々斬(ハバキリ)"で(かなで)ちゃんが持ってるのは第3号聖遺物"ガングニール"よ。」

 

未来(みく)「聖遺物?」

 

了子(りょうこ)「聖遺物というのは世界各地の伝承に登場する現代では製造不可能な異端技術の結晶の事。多くは遺跡から発掘されるんだけど経年による破損が(いちじる)くって(かつ)ての力をそのまま秘めた物は本当に希少なの。」

 

未来(みく)「はぁ。」

 

了子(りょうこ)「聖遺物の欠片にほんの少し残った力を増幅して解き放つ唯一の鍵が特定振幅の波動なの。」

 

未来(みく)「特定振幅の波動…」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「つまりは歌。歌の力によって聖遺物は起動するのだ。」

 

未来(みく)「歌…そうだあの時このペンダントが強く光った時に頭の中から歌が浮かんできたんです。」

 

了子(りょうこ)「歌の力で活性化した聖遺物を一度エネルギーに還元し鎧の形で再構成した物が(かなで)ちゃんと(つばさ)ちゃんや未来(みく)ちゃんが身に纏うアンチノイズプロテクター…"シンフォギア"なの。」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「聖遺物を起動させシンフォギアを纏い歌を歌える(わず)かな人間を我々は適合者と呼んでいる。それが(かなで)(つばさ)であり君であるのだ。」

 

了子(りょうこ)「どう?貴女に目覚めた力について少しは理解してもらえたかしら?質問はどしどし受け付けるわよ。」

 

未来(みく)「あの…」

 

了子(りょうこ)「どうぞ未来(みく)ちゃん。」

 

未来(みく)「この力の事…やっぱり誰かに話しちゃいけないのでしょうか?」

 

了子(りょうこ)「もちろんそれはダメよ…未来(みく)ちゃんがシンフォギアの力を持っている事を何者かに知られた場合…家族、友人、周りの人間に危害が及んで命に関わる危険すらあるの。」

 

未来(みく)「命に関わる…」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「俺達が守りたいのは機密などではない人の命だ。その為にもこの力の事は隠し通してもらえないだろうか。」

 

了子(りょうこ)「貴女が持つペンダントの力はそれだけ大きな物だという事を分かってほしいの。」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「人類ではノイズに打ち勝てない。人の身でノイズに触れる事はすなわち炭となって崩れる事を意味する…そしてまたダメージを与える事も不可能だ。」

 

未来(みく)「……」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「たった1つの例外があるとすればそれはシンフォギアを身に纏った戦姫(せんき)だけ。日本政府特異災害対策機動部二課として改めて協力を要請(ようせい)したい。」

 

了子(りょうこ)未来(みく)ちゃん…貴女が持つシンフォギアの力を対ノイズ戦の為に役立ててみない?」

 

未来(みく)「私が皆のために役立てられるかは分かりませんが…頑張ります!」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「決まりだな…これからは宜しく頼む!」

 

未来(みく)「はい!」

 

⚠️WARNING⚠️WARNING⚠️WARNING⚠️

 

未来(みく)「!」

 

弦十郎(げんじゅうろう)「どうやら来たようだな。未来(みく)君…早速だが2人と共に現場へ向かってくれ。」

 

未来(みく)「分かりました!」

 

弦十郎(げんじゅうろう)(かなで)(つばさ)未来(みく)君の支援を頼む。」

 

(つばさ)「はい。」

 

(かなで)「分かった。」

 

(かなで)(つばさ)未来(みく)を連れて会議室から退室しエレベーターに乗ると地上へ上がりノイズの出現場所へ向かった。

 

~リディアン音楽院に繋がる道路~

 

二課オペレーター(アナウンス)「日本政府特異災害対策機動部よりお知らせします。先ほど特別避難警報が発令されました。速やかに最寄りのシェルターまたは避難所へと避難してください。」

 

カエルノイズ×100「!!」

 

オタマジャクシノイズ×100「!!」

 

ヒューマノイドノイズ×100「!!」

 

未来(みく)「(これがノイズ…)」

 

(かなで)「アンタは私達の戦いを見ててくれ。もし取り逃がしたノイズがいたら思いっきり右手で殴ってみるんだ。」

 

未来(みく)「分かりました。」

 

(かなで)「よし…(つばさ)行くぞ!」

 

(つばさ)「うん!」

 

(かなで)Croitzal ronzell gungnir zizzl(人と死しても、戦士と生きる)

 

(つばさ)Imyuteus amenohabakiri tron(羽撃きは鋭く、風切る如く)

 

未来(みく)Rei shen shou jing rei zizzl(鏡に映る、光も闇も何もかも)

 

(かなで)(つばさ)未来(みく)は聖詠を言い終えると光りに包まれ制服を分解させた。(かなで)は橙と白のインナー、両耳と両腕と両足の3箇所にプロテクターを装着した姿…"ガングニール"。翼は青と黒のインナー、両耳と両足の2箇所にプロテクターとブレードを装着された姿…"(アメノ)羽々斬(ハバキリ)"。未来(みく)は白と紫のインナー、頭部に2対の(つの)と両腕に薄い装甲、両足にゴツい装甲が装着された姿"神獣鏡(シェンショウジン)"を纏った。

 

ガングニール(天羽 奏)「よっしゃ行くぜ!」

 

ガングニール(天羽 奏)は両腕に装着されてるガントレットパーツを結合させ飛び出さすと馬上槍状の武器に変形し右手に持ち天羽々斬(風鳴 翼)は脚部から刀を取り出し合計300匹の群れに突撃した。

 

ガングニール(天羽 奏)&天羽々斬(風鳴 翼)「はあぁぁぁ!!」

 

Episode-03へ続く。




作者『今回のEpisode-02はパワーアップされた仮面ライダーオーガ、SMART BRAINの社長登場、RIDERSに所属している響が両親を失くした少女の引き取りなどを書いてみましたがいかがだったでしょうか?それでは次のEpisode-03を楽しみにしててください。』

※やっとオーガのフォトンブラッド=オメガストリームの金色に近い文字色が見つかりました。ずっと黄色だとカイザのフォトンブラッド=ダブルストリームの色と被っちゃいますからね…
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