「……うう…」
みんなが寝静まり、日を越した頃。呆れ返るほど平和な国のプププランドの自称大王のデデデ大王は、夢にうなされていた。デデデ大王は目が覚め、目を開く。
「大王様…大丈夫ですか?とてもうなされていたようですが…」
城の監視の仕事をしていた青いバンダナをつけた、バンダナワドルディはデデデ大王の様子を見ていた。
心配そうにデデデ大王を見つめる。
「……夢を見たんだ……ナイトメアの時に見たものと同じような、未来を予知する夢…
このプププランドに、侵略者が来る」
「えッ!?」
デデデ大王の言葉にバンダナワドルディは驚く。
前にも、デデデ大王は予知夢を見たことがある。『ナイトメア』という『夢の泉』というプププランドのはずれにある泉で、人々が夢を見ることができる泉から生まれ、プププランドの住民たちに悪夢を見せて苦しめようとしていた悪夢の化身の予知夢を見たことがあった。
この予知夢を見たことによって、住民達に被害が行かないように、ナイトメアを『スターロッド』という夢の泉の源であるものを取り力を失わせることで、夢が見れなくなる代わりに、ナイトメアを封印することが出来た。
そして何者かに勝手にナイトメアを復活させないために7つにバラバラにして自分の部下達に守っておくようにしたのだ。
まあ、結局のところ、カービィが全て解決してくれたのだが………
その事件をきっかけに時々ではあるが、デデデ大王はプププランドに迫る危険を予知夢として見れることができるようになったのだ。デデデ大王の全ての予知は外れたことはなかったので、信憑性は高い。
「ど、どんな奴が……」
「わからねぇ…だが、今すぐ体制を整えろ
いつでも敵襲が来てもいいようにな
行くぞバンダナ!」
「は、はいッ!」
そして30分後……
デデデ大王達は、メタナイトや部下などのプププランドの戦力達を集めた。
「今までの経験から、そろそろ来るはずだが…」
愛用しているハンマーを構えながら呟くデデデ大王。
「そういえば、カービィさんがいませんね…このことを聞いたら飛び出してきそうですけど…」
「確かにおかしいな…昨日の朝にワープスターに乗っていたのは見かけたが…それからは見ていない」
各々が襲撃に備えている。
すると、夜の微かな光を覆う闇が現れた。その闇の中から真っ赤な瞳がギロリとデデデ大王達を見る。
プププランドにダークマター族が侵入してきた。
かつてカービィが倒したダークマター族の親玉、ゼロが復活したのだ。
再び復讐をするべく、このポップスターへ訪れたのだろう
「お前らッ!体制を整えろーーッ」
デデデ大王、バンダナワドルディ、メタナイト、その他のプププランドの戦力達がダークマター族に対抗する気マンマンだ。
「ここにはもうあの忌々しいピンク玉はいない…この星を支配できる確率は高くなった」
「な、なんだって!カービィに何をしたんだ!!」
ゼロの言葉を聞いて、空に浮かぶゼロを睨みつけ、バンダナワドルディは言う
「ピンク玉には異世界に行ってもらった…二度とこの世界には帰ってこれないだろう…」
ゼロが発した言葉に、誰もが絶望した。
今まで共に沢山の苦難を乗り越えてきた能天気で食いしん坊であのカービィが帰ってこない、と。
「何を言ってやがるッ!仮に異世界に行ったとしても、あのふざけた能天気馬鹿野郎は何事もなかったかのように帰ってくるぜッ!
でなくとも、俺様が必ず見つけ出してやるッ!!!」
デデデ大王は希望を捨てなかった。その目は青く光り輝いていた。
力強く拳を握りしめて、ゼロに向けて突き出した。
その様子を目の当たりにして、みんなはハッとする。
「だからなんだというのだ…あのピンク玉がいない今!
貴様らは無力なのだからなあッ!」
メタナイトはそんな様子のゼロに仮面の下で不敵な笑みをこぼした
スゥゥとメタナイトの持つ宝剣ギャラクシアを鞘から抜いた。
「無力ではない…彼頼みばかりだと思っているようだが…
今度は我々がそなたらダークマター族を倒して見せようッ!!」
そしてカチャという鞘と宝剣ギャラクシアの掠れる音が合図となり、メタナイト達は戦闘を開始した。
「ああいいだろう…かかってこいッ!貴様らを一匹残らず叩きのめしてやるッ」
ダークマター族もメタナイト達が動き出すのと同じくらいのタイミングで飛び出してきた。
そして、どんどんと戦闘は激しくなっていく___
前回のあらすじ。カービィ達はスタンド使いを倒し、シンガポールへと漂流した!
「きさま!ゴミをすてたな!罰金!500Sドルを課する!
我がシンガポールではゴミをすてると罰金を課す法律があるのだッ!わかったね!」
警察官の男が、ポルナレフの足元を指差して注意をする。
「ぽよえ?」
カービィはポルナレフの周りを見ても、ゴミが見当たらず頭にクエスチョンマークを浮かべた。
「プ」
何かに気がついた様子のアヴドゥルが小さく噴き出した。
「おれには!自分の荷物のほかには!
なぁーんにも見えねーけどーーっ
ゴミってどれか…おしえてもらえませんかね!」
「え!?」
「どこにゴミがおちてんのよォ!あんた!」
「ぽよっ!」
「ええっ!!
これはあんたの荷物!?し、失礼した」
ポルナレフは警察官の首に腕を回して言うと、警察官は驚いた。
みんなはそんな様子に笑った。
ここでようやく、カービィはポルナレフが地面に置いた荷物が、警察官にゴミと勘違いされていたのだと気づいた。
「キャハハハハ」
「ぽよ?あん?」
ポルナレフの後ろには、恐らく先ほどのやりとりを見て笑っているアンがいた。
「なんだ?あのガキ
まだくっついてくるぜ」
「おい おやじさんに会いに行くんじゃあないのか?」
「おれたちにくっついてないで早く行けばぁ」
「ぽよ!あん、あぶない!ぽよ!」
「フン5日後おち合うんだよ!どこ歩こうがあたいのかってだろ
てめーらのさしずはいらねーよ」
少々不遜な態度をとるアン。その目線は承太郎の方へ向いていた。
カービィはアンの危険を考えていた。それと少し、自身の故郷であるプププランドが恋しくなった。
「あの子われわれといると危険だぞ」
「しかしお金がないんじゃあないのかな」
「しょうがないホテル代を面倒みてやるか」
そんなこんなでホテルに泊まることになった
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そしてカービィはポルナレフと同室になった。
「ぽるなれふー!ぱゆぅ!」
「おいやめろカービィ!髪が崩れるじゃあねーか!」
カービィは指定された号室に歩く途中、ポルナレフの頭によじ登ってみた。
本人曰く、あの髪型がどうなっているのかが知りたかったらしい。そんなカービィを掴んで胸の辺りで抱えなおした。
「(クッションみてーな弾力だな…)」
「ぽよおっ!」
抱きかかえている最中、ポルナレフはカービィのもちもち触感を少し堪能していた。
カービィはくすぐったくて思わず笑った。
バタムと部屋に入る。
浴室などを覗いたりしてみるが、特に変わったものはなく、普通のホテルの部屋だ。
一つ気になったのは、ベッドサイドテーブルに置かれている不気味な人形だ。
カービィは最近、スタンドの気配を感知できるようになってきている。
なんとも言えない違和感を感じる時、それはスタンド使いが近くにいる時だ。
つまり…………
ポルナレフがカチャーンと部屋の鍵をベッドサイドテーブルに投げたタイミングでカービィは話しかける。
「ぽるなれふ、ぽよ、ぱーや!ぽよよーい、ぱやあ!(ポルナレフ!この部屋にスタンド使いがいるかもしれない!)」
「ああ…わかっている
でて来い!」
冷蔵庫から顔を覗かせた男は、顔中に傷だらけで髪の毛が長く、結われていた。
「なかなか鋭い殺気をしているな…ひとつ名乗っておきな………
このポルナレフとカービィに殺される前にな…」
「ぽよ!」
「俺の名は呪いのデーボ…
スタンドは「悪魔のカード」の暗示…
呪いにふりまわされ精神状態の悪化!不吉なる墜落の道!を意味する
なぜおれが冷蔵庫の中にいることがわかった?」
「てめー頭脳がまぬけか?
冷蔵庫の中身を全部外に出して…
かたずけてねーぜ!」
2人はスタンドを出して攻撃準備をする。
カービィはその隙に、デーボが入っていた冷蔵庫を吸い込んだ
「『エボニーデビル』!」
「『アイス』!」
「『シルバー……
チャリオッツ』!」
カービィは冷蔵庫を吸い込んだことで冷気を操るアイスの能力を手に入れた。
そしてデーボに向けて冷気を放つ。
ポルナレフもチャリオッツでデーボに攻撃する。
デーボは片足が凍り、左目と舌などから出血した。
「つ
ついにやったな…カービィにポルナレフ!グヒヒヒヒ!
よくも!おのれポルナレフ…おのれカービィ…こんなんしやがって……ウヘヘへへ
痛ぇぇ〜〜よぉ〜〜〜っ
とってぇぇもォ痛えよォおおおおおおおおおハハハハハハハハーーーッ
ウハハウハハハハッ!!」
目や舌に穴を開けられ、足が凍っていて痛みを感じているはずなのになぜか笑っている。その様子に異常だと思う。
とりあえずカービィはデーボを凍らせた。
「……」
「とりあえず黙ってもらうよ
ポルナレフ!コイツを切り刻んでくれ!」
「あ…ああ!わかったぜ!
チャリオッツ!五月雨突き!ソラソラソラ!」
ポルナレフはおかしなポーズを取ってチャリオッツで凍ったデーボをバラバラにした
-----デーボ…再起不能-----
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「助かったぜカービィ
お前がいなかったら相手が何かしでかすかもしれなかったからな」
「べ、別にキミのためじゃあないんだからね!」
カービィはどうやらアイスをコピーするとツンデレになるようだ