ダブルデートの前日の夜デュオはリアスに連絡した。
「今大丈夫 か?」
「ええ。どうしたのこんな時間に?」
「えーっと、今この街で堕天使が何か企んでいるんだ。それで兵藤一誠が狙われている。堕天使はイッセーが神器を持っているから殺す見たいだから……助けてやってくれ。」
「ッ!……でもそれならデュオが助ければいいんじゃあないの?」
「まあ確かにそうなんだが、俺は一番接触して一応警告だけはしたけど堕天使がそれで引き下がるとは思えない。それで俺が近くにいたら行動しないと思う。それくらい警戒されているからな。」
「……わかったわ。堕天使は何人いるの?それでいつぐらい狙ってきそう?」
「多分明日だ。相手は4人だ。まあイッセーのことは眷属にしてもいいぞ。あいつは鍛えれば戦力になるぞ……ただ沢山迷惑 がかかると思う。」
「……そう。それじゃあ何でベアトリーチェ達が眷属にしないの?」
「ん?それは単純に変態だからな。噂は知っているだろ?だからまあ……生理的にうけつけないみたいだ。でもそれさえなければあいつはいいやつだぞ。それに仲間想いだしな。」
「……えーっと、ベアトリーチェ達が生理的にうけつけないやつを私に押し付けるの?それに秋人君が眷属にしたらいいんじゃあ?」
「……秋人は俺の全く知らないやつらで眷属を集めるつもりみたいだ。それに友達を眷属にしたくないみたいだ。まあ押し付けるのは悪いと思っているが、あいつを守るためだからな。」
「……そう。まあ最悪そうするわ。で要件はそれだけ?」
「ああそれだけだ。それとさっき堕天使の総督とアジュカさん経由で連絡して、その堕天使達のことを聞いたらそいつらが勝手にやっているだけだから対応は任せてくれるらしい。」
「ッ!手際がいいのね。まあ助かるわ。それでそいつらはどうするの?」
「うーん?アジュカさんは好きにすれば良いって言っていたけど……俺はちょっと堕天使のリーダーに用があるから、そいつだけは捕縛して欲しい。他のやつらはまかせる。」
「ん?堕天使に用?」
「まあそこまで大事な用でもないけどな。ただ昔ちょっとあってな、だからみすみす殺すのはしのびないんだ。まあそういうことだ。」
「……わかったわ。」
「すまんな。その代わりいい情報をやるよ。堕天使達はこの街にシスターを呼んでそいつから神器を抜き取るみたいだ。その神器は聖母の微笑だ。これは悪魔でも治療できるから眷属にしたらいいかもな。」
「ッ!回復役は戦いで重要よね。わかったわ。考えておくわ。確かにいい情報ね、ありがとう。」
「それじゃあそろそろきるか?俺はこのあとちょっと用事があるから。」
「……そう。もうちょっと話たかったけど用があるなら仕方ないわね。それじゃあおやすみデュオ。」
「ああおやすみリアス。あ、最後にイッセーは赤龍帝だ。」
と言ってデュオは通信をきった。
その後リアスから通信がきたが、デュオは出なかった。
翌日10時
イッセーたちと待ち合わせ場所にデュオとセルシアは向かった。ちなみに腕を組んでだ。そこにはイッセーと夕麻が話ながら待っていた。
「よっ!すまん、待ったか?」
「ん?そこまでは待っていないぞ。それに時間はギリギリそうだしな。」
イッセーがどことなくいつもと違う感じだった。そしてデュオはイッセーに近づきボソッと呟いた。
「どうした?緊張していてのか?それとももうちょっと二人きりが良かったか?まあ心配しなくてもできるだけ二人きりにしてやる。」
「ちょっ、それはありがたいが……でも見えるとこにいてくれよ?」
「まあ近くにいて呼べばすぐ行けるとこにいるよ。それじゃあイッセー……初デートいきますか?」
「ああ。」
そしてデュオとイッセーは二人の方を見て
「さあ行くか。」
と言ってデートが始まった。
デュオとセルシアは腕を組んで歩いていた。イッセーと夕麻はただ横に並んで歩いていた。
イッセーはデュオ達を見てせめて手を繋ぎたいと思い夕麻の手をチラチラみていた。ちなみにイッセーと
夕麻 が 前を歩きデュオ達が後を追う感じだから、デュオ達はイッセーの行動を見て微笑んでいた。
まず一行が向かったのは映画館だった。
イッセー達とデュオ達は少し離れたところでみていた。
そして見終わると昼食をとることになった。
向かった場所はデュオの行き付けの喫茶店だった。
イッセーは自分の知っている所でいい場所は知らなかったのでデュオに任せたのだ。
その喫茶店は雰囲気は落ち着いていて雰囲気にあったBGMが流れていて読書をする人かデートする人でいっぱいだった。
デュオを先頭に喫茶店に入った。
カラン
「いらっしゃいませってデュオ君じゃあないか。」
「マスター四人なんですがあいてますか?」
「ああ大丈夫だよ。そっち側があいているよ。」
「ありがとう。」
と言って席に向かった。
そして席につくとイッセーと夕麻はメニューを見た。
そこでデュオが
「この店はメニューに載ってない料理でも作ってくれるぞ。ただし変わった食材のやつはむりだが、メニューに載っている材料で作れるものならなんでも作ってくれるぞ。」
「へぇー、そうなんだ。」
そして皆料理を注文した。
そしてイッセーが
「それにしてもデュオはよくこんな店を知っているな?中学校からの付き合いだけで基本的にいつも一緒に遊んでいたのに?」
「ん?そりゃあ四六時中一緒にいたわけでないしな。それにこの店はこの街にきた時にいろいろまわっていて休憩で入ってコーヒーを飲んだわけだ。そんでそのコーヒーがうまかってそれからたびたび飲みにくるようになったんだ。」
「ふーん。でも何で俺達に教えてくれなかったんだ?」
「そりゃあ……こんなとこで騒いだら他の客に迷惑だろ?それに俺はここでは読書や考え事をする時に使うんだ。」
「ふーん。つーかデュオって読書したのか?もしかして読書って漫画か?」
「はぁ。それはお前達といたら集中できないし騒がしいなかで一人読書って雰囲気が悪くなるだろ?それと俺は小説を読むぞ。ちなみに小説は週一冊は読んでいるぞ。あといろいろ勉強もしているしな。」
「えっ、マジか!?本当にデュオは真面目でなんでもこなすよな?」
「そりゃあ俺は守るものがあるから、いろいろしなくてはいけない事が沢山あるからな。」
「ふーん。じゃあもう将来のことは考えているのか?」
「まあ考えてはいるが……でもせっかくのデートなんだしこんな話ばっかりも変だろ?」
「ッ!確かにそうだな。じゃあデュオとセルシアの馴れ初めは?」
「うーん?セルシア言ってもいいか?それともセルシアが言うか?」
「ううん、デュオが言って。」
「わかった。……えーっと、俺達が出会ったのは、五歳くらいの時だ。まあお互い家庭の事情でいろいろあって、仲良くなったんだ。」
「……すまん。何か事情があったんだな。」
「まあな。でも今があるからたいして気にしてないからな。それにセルシアは面倒見がよくていろいろ気遣ってくれるからありがたいんだ。」
するとセルシアは頬の赤くして
「わ、私はデュオの役にたてているのであればそれだけでも満足です。」
デュオはセルシアの頭を撫でながら
「健気でかわいいだろ?」
「はふぅ。」
とセルシアの耳まで赤くなった。
イッセーと夕麻はうらやましそうに見ていた。
すると料理が運ばれてきた。
それからは料理をたべながら談笑した。
そして食後のデザートやコーヒーを楽しんでいると、
デュオの携帯がなりデュオは電話を出るために外に出た。電話の相手はリアスだった。
「もしもし?」
「もしもし、何の用事だ?」
「えーっと、それは……何で堕天使と保護対象と一緒にいるの?しかもデートみたいに見えるし?」
「ん?言ってなかったか?今はダブルデート中だ。」
「えーっと、聞いてなかったと思うけど?」
「そうか。まあそういうことだ。それにもしかしたらイッセーは人間での最後の思い出になるかも知らないしな。」
「ッ!でも最後の思い出で彼女に殺されるって……残酷な感じがするのだけど?」
「まあそうだな。もしかしたらもう彼女なんて作らないかもしれないくらいのトラウマになるかもな。まあそうなれば俺が目を覚まさせるから気にするな。」
「……そう。それじゃあ私はできるだけ殺させないようにするわ。それと昨日最後にイッセー君が赤龍帝って言ってたけど……本当なの?」
「ああ。だけど眷属にするなら覚悟しておけよ?赤龍帝は力を集めやすいからな。まあできるだけは手助けするが、あまり手助けをもとめるなよ?リアス達はそれに慣れていかなくてはいけないし、手助けばっかりしているとお前達の為にもならないからな。」
「ッ!わかった。覚悟はしておくわ。でも何故私に言ったの?ソーナもいたのだし?」
「確かにソーナもいるが、多分リアスの方がイッセーを扱えると思ったからだ。それにソーナに赤龍帝がいると……多分レーティングゲームでリアスは勝てないだろうな。」
「ッ!それはどういう意味?」
「ソーナは眷属の能力を最大限に活かすから赤龍帝はただでさえ強いのに それに知恵がつくと、勝つのはしんどくなるだろうな。まあリアスも使いこなせると思うがソーナは予想外な使い方をするからな。」
「ッ!確かにそうね。まあイッセー君のことは任せて。」
「ありがとう。助かるよ。それじゃあそろそろ戻るわ。一応俺達は夕方に別れる予定だからそのあと頼むわ。」
「ええわかったわ。」
と電話をきり席に戻って冷めたコーヒーを飲んだ。
そして店を出て買い物をしたりゲームセンターに行った。
夕方になりイッセー達とは別れてデュオ達は家に帰った。