デュオ達は人間界の家に転移された。
「ねーねー。ルナ姉ちゃんお父さんとお母さん帰ってくるよね?」
デュオは不安だった。
「大丈夫よ。すぐに戻って来るからね。」
ルナマリアはデュオに心配させないようにしたが、ルナマリア達も不安でいっぱいだった。
するとカリナが
「デュオ大丈夫だよ。お父さんとお母さんは戻ってくるから、それまでこのお家を探検しう。」
と言ってデュオの手を掴んで走り出した。
ちなみにデュオ達はこの家に来るのははじめてだった。
だからカリナはちょっとでも不安をまぎらわそうとした。
残されたルナマリア達も一緒に探検することにした。
そして日が沈んできた。するとデュオが
「ユウカお姉ちゃん、お腹すいたよ。」
「そうだね。でもお父さんとお母さんが帰って来ないし、私達も料理したことないしなあー。」
「まあとりあえずキッチンに行こうよ。もしかしたらすぐに食べれる物があるかもしれないし。」
とエクセレンが提案した。
そしてデュオ達はキッチンへ行き何かないか探した。
冷蔵庫を開けるとそれなりに食材が入っていたが、それは調理しなくては食べれない物ばかりだった。
その中でそのまま食べれる物は果物ぐらいだった。
デュオ達はその果物を食べる事にした。
でも果物もあまり数がなかったが、デュオ達はまだ小さかったからそれだけでたりた。
そして食べ終わると皆でテレビを見ながら親の帰りを待っていたが、全員寝てしまった。
次の日の朝、一番に起きたのはデュオだった。
そして皆を起こした。でも親の姿は見当たらなかった。
「エクセレンお姉ちゃん、お父さんとお母さんはまだ帰ってこないの?」
「多分事件を解決して、それの処理をしていて遅くなっているんだと思うよ。だからもうちょっとしたら帰ってくるよ。」
「大丈夫だから、とりあえず朝ごはん食べよ?」
「……うん。わかった。」
「ちょっと待って。昨日果物を全部食べたから何を食べるの?」
とカリナが言うとユウカナリアは
「それじゃあ、料理しようよ。」
「でも私達は料理したことないよ。それにお母さんが包丁は危ないから持っちゃあダメだって言ってたよ。」
「それじゃあ包丁を使わない料理をしよう。」
「例えば?」
「卵焼きとかサラダとか……あと何があったかな?」
「じゃあとりあえず卵焼きとサラダを作ろう。」
「じゃあ私は卵焼きを作る。」
とユウカナリアが言うとルナマリアが
「ちょっと待って。じゃんけんで決めよう。」
「いいわね。」
「デュオはどうする?」
「僕はテレビ見てる。」
「わかったわ。」
「それじゃあ」
「「「「「じゃんけん……ぽん」」」」」
じゃんけんの結果
ルナマリアとユウカナリアとエクセレンは卵焼き
クレアとカリナはサラダ
になった。そして料理が出来たが、サラダは普通に出来ていた。問題は卵焼きだった。
「ルナお姉ちゃん、これは?」
「卵焼きよ。多少焦げちゃったけど食べれるよ。」
「わかった。」
と言ってデュオが箸をのばしたのはサラダだった。
「もぐもぐ。うん美味しいよクレアお姉ちゃんとカリナお姉ちゃん。」
「「そうよかった。」」
とクレアとカリナはホッとした。
するとルナマリアとユウカナリアとエクセレンは
「「「デュオこっちも食べて」」」
「……うーん。…………パクっ。……もぐもぐ…ジャリ……ルナお姉ちゃん、何か入ってる。」
「っ!多分それは……卵の殻だと思う。ごめんなさい」
「……別に謝らなくてもいいよ。はじめて作ったんでしょ。なら失敗してもおかしくないよ。……でも今度からは気を付けてね。」
「ごめんねーデュオ。今度からは気を付けるから。」
「さあそれじゃあ皆、食べよう。卵の殻に気を付けて。」
とエクセレンが言った。すると皆は食べ始めた。
そしてご飯を食べ終わると、皆でテレビを見た。
でも親は帰って来ないからエクセレンが
「ちょっと冥界まで見に行く?」
「えっ。行ってもいいの?」
「これだけ遅いから、こっちから行きましょ。」
「わーい。やっとお父さんとお母さんに会える。」
「それじゃあちょっと待ってね。準備をするから。」
とエクセレンは言うと魔方陣を展開し始めた。
そして
「よし出来た。皆、魔方陣に入って。……それじゃあ行くよ。」
すると魔方陣が光はじめて、光がやむと冥界の家についた。
だが親は見当たらなかった。
「あれ?お父さんとお母さんはどこ?」
「多分まだ魔王城にいるんじゃあないのかな。」
「きっとそうだね。」
「それじゃあデュオテレビでも見て待っていましょう。」
とクレアが言ったテレビの電源をつけた。
そこでは事件の事をしていた。
その内容に皆は驚愕した。
「えっ。嘘でしょ。お父さんとお母さんが死んだ。」
「嘘でしょ。」
「嘘よ。」
「「「……」」」
クレアとカリナとエクセレンは言葉を失った
するとデュオが
「嘘だぁぁぁー。」
と叫んだ瞬間、デュオから膨大な魔力が沸き上がった。
するとデュオの眼の色が蒼と碧に変わった。
そしてデュオは
「うわー。なんだこれ?変な映像が見える。嫌だー。こんなの見たくない。」
と叫んだ。
ルナマリア達はどうすればいいか分からなかった。
だがエクセレンはデュオを抱きしめた。
「大丈夫よ。私達がついているからね。」
「そ、そうだよ。私達がついてるよ。だから落ち着いて。」
とカリナは言うと
「何か変な映像が見えて……それはお父さんとお母さんが戦っいて、相手を倒したけどお父さん達は倒れた。でもしばらくたってもお父さん達は起きないの。そしたら何人か来て、その人達がお父さん達をつれてい行くよ。お姉ちゃん、止めて。もうこんなの見たくない。」
「デュオ大丈夫だから。大丈夫だから。」
と言ってエクセレンは頭を撫でた。
するとデュオはエクセレンを見ると
「エクセレンお姉ちゃんの過去みたいのがみえるよ」
「えっ。何で?」
「わからない。でもルナお姉ちゃんをみると、エクセレンお姉ちゃんみたいに過去がみえるよ?しかもルナお姉ちゃんの想いも聴こえるよ。」
「えっ。じゃああんまり見ないで欲しいかな。」
「もしかしたらその眼が原因かもね。」
そしてデュオは家を見回した。すると
「あれ?お父さんが何か書いてる。それでチェスの駒が入ったアタッシュケースに入れた。それをお父さん達の寝室に持っていっちゃった。もしかしたらそれをみたら何か書いてるかも。」
と言ってデュオは寝室に向かった。そしてアタッシュケースを見つけた。その中に手紙があった。
手紙にはデュオへと書いてあった。
内容はこの手紙を見ているということはお父さん達は死んでいると言うこと。ルナマリア達は前四大魔王と神であることと、サルガタナス家は千里眼が使えて瞬間移動ができることと、 チェスの駒のことだ。
そしてこれからは姉弟で協力して暮らせと言うこと。
あとできれば冥界で暮らさず人間界ですごせということはだ。
ただ修行をしてルナマリア達を守ってやれだった。
その手紙を読んだ後、手紙の内容をルナマリア達に話した。
するとデュオは
「それじゃあ皆、必要な物を持って人間界に行こう。
でも人間界では修行出来ないから、修行は冥界でしよう。」
「わかったわ。」
皆は自分の荷物をまとめた。
「とりあえず忘れ物はないわね。それじゃあ出発するわよ。」
と言うと魔方陣で人間界の家へ行った。
問題は山積みだった。
とりあえず大きな問題はデュオが千里眼を使いこなせず、いろいろ過去を見たりしていたことと、料理のことだ。
そしてその料理をする事になった。
料理をするのはデュオ以外の者だ。
するとデュオは
「皆、失敗してもいいけど怪我だけはしないでね。」
と言ってテレビを見た。
そして料理に取りかかった。出来上がった料理は焼き魚だった。
できばえは、多少焦げたりしていたが見た目は悪くなかった。味はちょっと辛かった。
「ちょっと辛いけど食べれるよ。」
と皆を気遣った。
そしてご飯も食べ終わり寝ることにした。
次の日デュオは目を覚ました。だが千里眼は発動したままだった。
だから使いこなせるように修行する事にした。
冥界で修行する日々が続いた。
しばらくたったある日デュオは一人で修行していた。
そして魔物と戦っていたら一人の少女が現れた。
するとその少女はデュオの援護をし始めた。
魔物を倒したあと、デュオは少女を見た。
「どうもありがとう。おかげで早く倒せたよ。僕はデュオ・サルガタナス」
「私はシャーリー・サタンよ。何でこんなとこで魔物と戦っているの?」
「っ!ごめんなさい。先に謝っておくよ。僕は今、力が暴走状態で見た人の過去がわかるんだ。だからその力を使いこなせるようにするためだ。それで君は?」
「君じゃあない。さっき名乗ったでしょ。シャーリーっていう立派な名前があるんだけど。わかった?」
「わ、わかりました。それでシャーリーはどうしてここに?」
「私はいろいろあって一人で暮らしていかないといけないから、こうして修行しながらはぐれ悪魔達を倒してお金を貰っている賞金稼ぎよ。」
「そうだったんだね。それとちょっとシャーリーの過去をみせてもらったよ。しかしシャーリーもあの事件の被害者だったなんてね。」
「っ!……それはあなたもあの事件の被害者と言うことなのね。」
「ああそうだ。一つ提案があるんだけど。」
「何?」
「これから一緒に暮らさないか?僕達の所へくれば、一人で動くよりかはいいと思うけど。」
「ちょっと待って。今あなたは達と言ったけど、一人じゃあないの?」
「ああ、僕はお姉ちゃん達と一緒に暮らしている。だからシャーリーも」
「……いや。家族と一緒にいるのに部外者が入ったらややこしくなる。」
「そんなことを言うなよ。僕はシャーリーが一人でいると心配なんだ。だから一緒にきてよ。」
「……本当に一緒に行ってもいいの?迷惑じゃあないの?」
「ああ、こい。それに迷惑と言われれば僕の眷属になればいい。そうすれば一緒にいても不思議じゃあない。」
「眷属?」
「ああ、僕は悪魔の駒を持っているからいつでもできるよ。」
「本当にいいの?もし私を眷属にしても後悔しない?」
「しない。僕はシャーリーが一人でいる方が後悔するよ。」
「……わかったわ。一緒に行ってあげる。あと眷属にしなさい。役にたってあげるわよ。」
「それじゃあ、これからはよろしく。シャーリー」
「よろしく。デュオ」
「よし!それじゃあ帰りますか。皆を紹介したいしな。」
「うん。わかったわ。ついていくわ。」
デュオとシャーリーは帰路についた。
「ところでシャーリーは何の駒がいいんだ?」
「わたしはどちらかというと、接近戦の方が得意よ。」
「わかった。それじゃあ兵士だな。」
「えっ。何で?騎士か戦車じゃあないの?」
「それはさっきどちらかというとって言ったから、遠距離戦つまり魔法が使えるってことだろ?」
「そうよ。魔法もそれなりに得意よ。」
「ならやっぱり兵士だ。それにさっきの援護は良かったからな。」
「……そう。そこまで言うなら仕方ないわね。」
「そろそろつくぞ。」
と家が見えてきた。
「ただいま」
「おじゃまします。」
「「「「「おかえり」」」」」
「ちょっと紹介したい子がいるんだけど。」
「もしかしてその子?」
「そうだよ。この子はシャーリー・サタンで僕達と同じで、あの事件の被害者なんだ。それで一人で修行していたらしいから連れてきた。」
「シャーリー・サタンです。よろしくお願いいたします。」
「そう。私達と一緒なのね。なら拒む必要もないわ。私はルナマリアよ」
「私はユウカナリア。よろしくねシャーリーちゃん。」
「私はクレアです。よろしく」
「私はカリナよ。これからはよろしくねシャーリーちゃん」
「私はエクセレンと申します。シャーリーさんこれからはよろしく。」
「ああ、あとシャーリーは僕の眷属になることになったから。」
「「「「「じゃあ私もして。」」」」」
「嫌だ。僕はお姉ちゃん達を眷属にしない。」
「何で?」
「それは……決めたから。」
「何を決めたの?」
「……それはシャーリーみたいな子が他にもいるんだよ。僕はその子達を眷属にしたい。だってその子達は家族がいなくて一人ぼっちなんだよ。だから僕はその子達との絆の意味をこめて眷属にしたいんだ。」
「そう。そこまで思ってたの。わかった。今は諦めるよ、けど駒が余ったら私達を眷属にしてね。」
「……うん。わかった。だから同じ境遇になった子が何人いるか、調べて欲しいんだけど。」
「わかったわ。それはお姉ちゃん達に任せなさい。」
「それと一ついいかな?」
「どうしたの?」
「ええーっと、これから僕の眷属が増えるでしょ。そしたらお金が必要だと思うんだけど、そこで提案があって。その提案ははぐれ悪魔達を倒してお金を貰おうよ。つまり賞金稼ぎをしようよ。」
「確かにそれもそうね。それは今度考えましょう。」
「いや、できれば早いうちから動いたほうがいいと思う。だってシャーリーがそうだったから、もしかしたら他の子もそうじゃあないなか?」
「シャーリーちゃんがそうだったんなら、可能性はあるわね。そしたらさっそく会議をしましょう。」
と言って会議が始まった。
そして会議の結果賞金稼ぎをする事になった。