次の日の昼
「それじゃあそろそろ行ってくるわ。あと呼ぶまで待っててくれ。ユフィ行くか。」
「うん。皆さんいってきます。」
「「「「「いってらっしゃい」」」」」
デュオとユフィは魔王城に向かった。
魔王城に着いてそのまま入って行こうとすると、兵士に止められた。
「おい止まれ。ガキ共を来ていいとこではない。」
「えー。じゃあアジュカ様かサーゼクス様にあわしてほしいんだけどな。デュオ・サルガタナスが来たと言ってもらったら大丈夫だと思うけどね。」
「サルガタナスだと?生きていたのか?ちょっと待っていろ。」
するとその兵士は別の兵士と話をして戻って来た。
「それでサルガタナスという証拠はあるのか?」
「……うーん?……無いな。とりあえずアジュカ様が俺の顔を視たら大丈夫だと思うけど。」
そしたら別の兵士が来た。
「アジュカ様がお会いにならそうだ。だからついてこい。」
「了解。」
しばらくついていくと扉の前で止まった。
「ここにアジュカ様がいる。失礼のないように。」
「はい。」
そしたらデュオは扉を叩いた。
こんこん
「入りたまえ。」
「失礼します。」
扉を開けて入った。
「お久しぶりです。アジュカ様。デュオ・サルガタナスです。」
「はじめまして、ユフィ・ルキフグスです。」
「久しぶりだね、デュオ君。それとユフィさんはじめまして、アジュカ・ベルゼブブだ。それにしてもデュオ君は何年ぶりだろうね。」
「……そうですね、4,5年ぶりぐらいと思います。それとやっぱりアジュカ様と呼んだほうがいいのですか?」
「まあプライベートなら前の呼び方でもいいんだがね。それにしても何故今ごろ出てきたのかな?助かったのならすぐに来てくれたら良かったのに。」
「まあいろいろありましてね。でもそろそろいいかなと思いましてね。それとちょっと調べものとお願いがありまして……ね。」
「?まああんな事件があったから大変だっただろうね。それじゃあ先に調べものを聞こうか?」
「えーっとそれは、もしかしたら知っているかも知れないですけど……俺はあの事件の被害者の子供たちを探しています。そのうちの六人以外は見つけたのですが、残りの六人の情報が無いかなと思いましてね。」
「……まああの事件の被害者の子供たちを集めているっていう噂は聞いた事があるが……まさかデュオ君だったとわね。それとはっきりとはしてないが、六人の子供たちがはぐれ悪魔たちを討伐しているっていう噂があるんだけど。でも人数と居場所、目的まではわからないんだ。」
「……そうですか。」
「デュオ君ちょっと聞くが、見つけてどうするんだい?」
「まあできれば眷属になってもらいたいですね。」
「……そうか。それじゃあ今君のところにいる子は眷属にするつもりなんだね?」
「?つもりではなくもうなってますよ。」
「っ!どうやってだい?君はまだ悪魔の駒はもっていないだろ?」
「ああそれは、お父さんが俺の為に置いてくれていたんだ。だからそれを使って眷属にしている。」
「……そうだったのか。そういえば君のお父さんに渡していたが、まさか使わずに置いておくとはね。それじゃあお願いはなんだね?」
「お願いというか頼みというかわからないんだけど……幾つか良いですか?」
「まあ聞くだけ聞いてできることならしよう。」
「ありがとうございます。それでは一つ目は、変異の駒を5つそれはできれば全種類の駒でお願いします。二つ目は、俺がサルガタナス家の跡取りとしてレーティング・ゲームに出るようにしてほしい。これは成熟してからでもかまわない。三つ目は、S級はぐれ悪魔の黒歌のはぐれを取り消して欲しい。訳は後で言います。四つ目は、学校に通いたい。最後に一緒に暮らして天使を認めて欲しい。これはできれば見つからないように隠蔽と見つかった後の保護をお願いします。これぐらいです。」
「……それじゃ答えるよ。一つ目と三つ目と5つ目は、今すぐにはちょっと無理だ。だから二つ目と四つ目は、すぐにできるよ。それで無理な理由はね、一つ目のことは特例になるからいろいろしなくてはいけない。先に5つ目は、その天使のことは天界の許可がいるからだ。それでは三つ目の理由を聞こうか?」
「……黒歌は妹を守る為にああすることしか出来なかったんだ。黒歌の元主は黒歌の妹を死の危険にさらそうとしたんです。黒歌はもちろん普通に止めようとしたけど止まらずに無理やりさそうとしたから黒歌は……やってしまったんです。でもはぐれになってしまって結局は妹を守れずに悔やんでいました。そこで出逢って話を聞いて眷属にしました。だから今ははぐれではなく俺の大事な眷属ですから、どうかはぐれを取り消してください。」
「……そうだったのか。デュオ君の眷属になったのならはぐれを取り消さないとな。でも大丈夫なのかい?」
「それは、大丈夫です。けど妹に何かあったら暴れると思いますが俺が止めます。」
「たぶんそれは大丈夫だと思うよ。一応情愛の深いグレモリー家にいるからね。」
「そうですか。それと実は一つ目と5つ目のお願いは姉さん達を守る為なんです。後で他の魔王様達を集めてもらったら俺の家族と眷属を紹介しようと思っています。たぶん姉さん達を見たらビックリすると思います。だからこそ変異の駒が必要なんです。」
「……そうか。それじゃあ皆を集めようか。」
するとアジュカはどこかに連絡した。
「まあちょっとしたら来ると思うよ。それまで何があったか話してほしいな。」
「まあいいですよ。ああそれと俺はどんな学校に行くんですか?」
「それはね、サーゼクスとセラフォールの妹が行っている学校に通わそうと思っているよ。ちなみにデュオ君は何歳になったんだい?」
「俺はもうちょっとで八歳だ。あと俺の眷属は黒歌以外も八歳だ。」
「そうか。じゃあサーゼクス達の妹は一つ上だな。でももうちょっとしたら人間界の学校に通うそうだけどね。それと一応、保護者がいるんだけどどうする?まあ書類上だけだけどね。」
「それじゃあアジュカさんでいいんじゃあないですか?」
「うーん。まあ良いよ。デュオ君のお父さんには世話になったしね。」
「それと俺も人間界の学校に通えますか?」
「まあできるけど、先にこっちの学校でいろいろ学んでからだね。」
「そうですか。」
すると魔方陣が現れた。そこから男女二人ずつ出てきた。
「やあ来たよアジュカ。待ったかい?」
「アジュカちゃんきたよー」
「きたよー」
「アジュカ様遅くなりました。」
「ああ大丈夫だ。それでこっちが」
「どうもお久しぶりです。それとはじめまして、デュオ・サルガタナスです。」
「はじめまして、ユフィ・ルキフグスです。」
「デュオ君は久しぶりだね。はじめまして、ユフィ・ルキフグスさん。私はサーゼクス・ルシファーだ。」
「私はセラフォルー・レヴィアタンだよ。レヴィアたんってよんでね。」
「ファルビウム・アスモデウスだよ。よろしく。」
「私はグレイフィア・ルキフグスです。サーゼクス様のメイドをしています。それにしてもユフィあなた大丈夫だったのね。」
「あの事件の後危ないところをデュオさんが助けてもらったんです。グレイフィアお姉ちゃん。」
「デュオ様ユフィを助けていただいてありがとうございます。私は従姉妹になります。」
「そうだったんですか。それじゃあそろそろ皆を呼びます。ユフィもし良かったらグレイフィアさんとお話してくれば良いよ。」
デュオは魔方陣を展開さした。するとデュオの家族と眷属が出てきた。そして眷属が先に挨拶した。
次に家族が挨拶した。
「次に紹介するのは俺の姉さん達です。」
「はじめまして、ルナマリア・サルガタナスです。」
「私はユウカナリアです。はじめまして。」
「はじめまして、クレア・サルガタナスです。」
「カリナ・サルガタナスです。よろしく。」
「はじめまして、私はエクセレン・サルガタナスです。以後お見知り置きを。」
するとデュオが
「多分聞きたい事が沢山あると思います。お父さんから聞いているから、わかっているけど……知り合いに似ていると。でも全くの別人だよ。だからこそアジュカさん、さっきの件はお願いします。」
「それにしてもよく似ているね。雰囲気や容姿と魔力の性質がね。本当に別人かい?だけど君のお父さんには聞かされてないからね。それとアジュカさっきの件とは何かね?」
サーゼクスが尋ねた。先に答えたのはデュオだ。
「まあ疑うと思っていました。ですけどその知り合いは先の大戦で亡くなったんですよね?それに姉さん達は9年前に産まれたんだ。これは事実だ。そしていろいろあってお父さん達が預かることになったそうだよ。だから俺が産まれた時から姉さん達なんだ。それにお父さんは疑いをはらせないしやっかいごとに子供を巻き込みたくなかったんだと思います。」
「……そうか。」
「さっきの件の事はサーゼクス達と決めていいかい?」
「いいですよ。でもエクセレン姉さんは何があっても天界に渡しませんよ。俺は姉さん達の為ならなんでもしますからね。」
「……それはどっちでの意味だい?」
「どっちとは?」
「いい意味か悪い意味かだよ?」
「そりゃあ、両方だよ。もし何かをすれば姉さん達が無事でいられるならしますし、姉さん達に何かあったら俺は戦争でもするつもりです。だからそうならないことを祈っていますよ。もちろん眷属もです。」
「っ!その考えは止めて欲しい。」
とサーゼクスが言うとエクセレンがデュオの頬っぺたをつねった。
「こら!デュオそんな悪いことをしてはいけません。」
「痛いよエクセレン姉さん。それはわかっているよ。ただそれぐらいしそうだと思うだけだ。それぐらい姉さん達や眷属が大切なんだ。だからそうならないように忠告しているんだよ。」
「……そう。そこまで言ってくれるのは嬉しいけど、悪いことをしたら『めっ!』だよ。」
「わかっているよ。エクセレン姉さんは怒らすと敵わないからな。そういうことだからアジュカさんさっきの件をお願いします。姉さん達は俺のだっていうことにしたいんだ。」
「まあいい返事ができるようにはするよ。サーゼクス後でいろいろ決めなくてはいけないよ。それにしてもエクセレンさんは天界に戻る気はないのかい?」
「はい。私には天界に居場所はありません。それに私の居場所はこの皆の所だけですから。まあ私は悪魔さん達には攻撃しませんから。」
「そうかい。でも天界に連絡してもいいのかい?もしかしたら天界に連れて行かれるかもしれないよ?」
「まあ連絡すれば可能性はありますね。でも私は天使だから悪魔だからというしがらみには、囚われたくありません。私は愛するもの達と一緒にいます。まあ 会うぐらいなら別に大丈夫ですけど。」
「……そう。もしかしたら天界のトップが来るかもしれないけど、いいのかい?」
「はい。誰がきても私は変わりません。」
「あっそういえば、姉さん達は街に行ったりしても大丈夫ですか?姉さん達は買い物をするのは人間界だけだったのでこっちでも買い物ができないかなと思ったんですけど?」
「うーん。今はまだ止めといた方が良いと思うよ。」
「……そうですか。姉さん達はまだ自由になれないんですね。それじゃあそろそろ帰ります。」
「そうかい。もう帰るのかい?」
「はい。俺自身は昨日まである人のもとで修行していてね、まだ疲れていますので。また来たときはいろんな話をしましょう。それと俺達は基本的に人間界で生活しています。修行中だけはこっちで生活しますが。それでこれが連絡先と家の場所です。いつでも来てください。できるだけ歓迎しますから。」
とデュオは一枚の紙を渡した。
「こっちこそいつでも来てくれ。」
「今度妹を紹介しよう。」
「あー私もソーナちゃんを紹介したい。」
「ぐーぐー。」
「はい。それでは失礼します。」
と言って魔方陣を展開し帰った。
がグレイフィアと話混んでいたユフィだけ取り残された。
「あっ皆置いていかないでー。ぐすっ。」
と涙目になった時再び魔方陣が現れた
そこからデュオが出てきた。
「ごめんユフィ。グレイフィアさんと話混んでいたの忘れてた。」
「ぐすっ。ひどいよー。ウエーン」
「ごめん、ごめんさて今度こそ帰るぞ。」
「うん。」
その光景をアジュカ達は暖かい目で見ていた。
「お騒がせをしました。それでは今度こそ失礼します。」
と言うと帰って行った。
「なんか微笑ましい光景だったね。」
「そうだね。まあ皆良い子そうだったから良かっよ。」
「可愛いかったねー」
「ぐーぐー」
「子供もいいですね。サーゼクス様」
「それじゃあデュオ君の用件を話そう。」
とアジュカ達の会議は始まった。
一方のデュオ達は家につくと
「ユフィごめんってば。そろそろ泣き止んでくれ。なんでもいうこと聞くから。」
「ぐすっ。本当に?ぐすっ。」
「ああ任せろ。でもできる範囲でだぞ。」
「うん。でもいまは良いや。覚えておいてよ。」
「了解。それじゃあ俺はちょっと疲れたから寝るわ。ご飯になったら起こしてな。」
と言ってデュオは寝た。