アングロアラブ ウマ娘になる   作:ヒブナ

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第73話 試練

1ミスターシービー中央

2オオルリドライセン姫路

3ノイエジーリアン名古屋

4ゼークドライス中央

5ネロトレイナー中央

6ミドハトカフェ浦和

7メジロライアン中央

8ホクトリーゲルグ門別

9ナンノヒカリ金沢

10ニシノアウドムラ中央

11アラビアントレノ福山

12タツハアーチェリー中央

13メイショウガディ中央

14シンボリマルモン中央
 

 

「隣、良いですか?」

 

 出走表を見ていた俺に声をかけたのは、サカキだった。

 

「サカキか、久しぶりだな、良いぞ」

「ありがとう、失礼しますね」

 

 俺が隣をトントンとやると、サカキはそちらに座る。

 

「ミスターシービー…勿論、お前もトレーニングをサポートしたんだろう?」

「はい、シービー先輩の最終調整には、かなり苦労しましたけど、ルドルフ会長やマルゼンスキー先輩の力も借りて、何とか」

「…形は違えど、やっぱりお前もアラのライバルの一人だな」

「はい、これは、シービー先輩とアラちゃんとの戦いですけど、私とアラちゃんとの戦いでもあるんです」

 

 サカキはそう言い、ターフに目をやる。アラたちはパドックでの紹介が終わり、ゲートの方へと向かっていた。

 

 相手は三冠ウマ娘とサカキ、そして、ベテラントレーナーの伊勢さん…

 

 これは試練だ。

 

 だが、負けるわけにはいかない。ここで勝ち、決勝への切符を手に入れる。

 

 

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「アラビアントレノ、キミとは、ずーっと前から、レースをしたいと思っていたんだ。よろしくね」

「こちらこそ、よろしくお願いします」

 

 ミスターシービーは、私と握手をする。

 

「…伝わってくるよ、キミの勝ちたいって気持ち、でも、勝つのはアタシ達…全力で行かせてもらうよ」

 

 ミスターシービーは、手を振って自分のゲートの方へと歩いていった。

 

 …握手をしたときに、ビリビリと感じた。これが、ミスターシービー、これが、三冠ウマ娘…

 

『AUチャンピオンカップ、準決勝、いよいよ始まります。ここで勝てば、決勝の舞台へと駒を進めることができます』

『ウマ娘達も、気が十分に乗っているようです。これは名勝負の予感がしますね』

『各ウマ娘、ゲートイン完了、発走準備が整いました。AUチャンピオンカップ、準決勝…今…』

 

 ガッコン!

 

『スタートしました!各ウマ娘、良好なスタートを切った、シンボリマルモン、今回も期待通りの好スタート、先頭を目指します。続きましてはノイエジーリアン、更にはナンノヒカリ、ネロトレイナーも続きます。先行争いはこの四人』

『逃げが決まりにくいとされているこのコースで、面白い賭けに出ましたね』

『先頭4人、2バ身3バ身と離してゆく、そして、内寄りを行くのはオオルリドライセンとタツハアーチェリー、それを見るように、ニシノアウドムラ、その後方にミドハトカフェとメジロライアン、少し後ろ、外からはゼークドライス、そしてアラビアントレノ、1バ身離れ、ホクトリーゲルグ、外からはミスターシービー、1バ身差、しんがりはメイショウガディ』

 

 予想通り、ミスターシービーは私の後ろについた。でも、スペシャルウィークの時みたいに、近くはない。 

 

 じゃあ、追込で来るんだろうか?

 

 ……そう来るとは、考えにくい。ここはスパイラルカーブで、ウマ娘がバラけやすいから。バラけたウマ娘を避けるのは、リスクが高すぎる。

 

 相手の思考が読めない、あの感じは、ペルセウス会長とそっくりだ……すごくいいい人で頼りになるけど、何を考えているのか分からない時もある………そういう人は敵に回すと、かなりの強敵になる。

 

 

=============================

 

 

「ミスターシービー…アラにつかず離れず…か…」

「今回、追込は使いません、シービー先輩は、大型タイプのウマ娘、スパイラルカーブでバラける対戦相手の皆さんを避けるには、リスクが大きすぎます。かと言って、アラちゃんに引っ付きすぎるのもリスクが大きいです。スペシャルウィークさんと対戦した時……アラちゃんは後ろを見なかった。アレをまた、使ってくると思いましたから」

 

 サカキムルマンスクは、アラビアントレノが予選で用いた策を見抜いていた。それ故、今回の位置につく作戦を、ミスターシービーと共に立てていたのである。

 

「そこまでバレてんのかよ…なら、アラの予選の上がり3ハロンのタイムの秘密も…」

「流石に、そこまでは分かりませんよ、でも、対処法は考えてます」

 

 サカキムルマンスクは、ウインクをして、第3コーナーに入ろうとするウマ娘達に目をやったのだった。

 

 

────────────────────

 

 

『各ウマ娘、第3コーナーへ、シンボリマルモンを先頭として、やや縦長気味の展開』

 

(アラビアントレノ、やっぱり、後ろを見ずに、集中力を高めてるね、末脚に余力を残せるように……でもね、そんなことしなくても)

 

 ミスターシービーは、口角を上げる。

 

(アタシが、自分から姿を見せてあげるよ)

 

『ここでミスターシービー、少しペースアップ!?』

『面白い策ですね、吉と出るか、はたまた凶と出るか』

 

 

(……ミスターシービー…!外から?)

 

 ミスターシービーは、スピードを上げ、アラビアントレノの視界に無理矢理映り込む。

 

(ここでもう、前に出る気…?)

 

(よし…まあ…こんなものかな)

 

(下がった…!?)

 

 アラビアントレノは、ミスターシービーの動きに疑問を抱く。彼女は外から抜くわけではなく、急に控えたのだ。

 

『第3コーナーから第4コーナーへ!』

『一度目のスパイラルカーブです、バラけ具合は控えめとなりますが、ここでポジションがずれるウマ娘も出てくるかもしれません』  

 

(そう、ここはスパイラルカーブ、皆バラける…だから…こうする!!)

 

『ミスターシービー、再びペースを上げた!!』  

 

 ミスターシービーは、ウマ娘達がスパイラルカーブでバラけたことでできる隙間を使い、今度は内からアラビアントレノを追い立てる。 

 

(今度は内から…!?)

 

(感謝するよ、ミスター・トレーナー、もしキミのあの言葉が無かったら、この戦術は、思いつかなかったんだからね)

 

 ミスターシービーは、アラビアントレノのメンタルを削りつつ、慈鳥とのやり取りを思い出していた。

 

 

────────────────────

 

 

 一方、観客席では慈鳥がミスターシービーの動きを注視していたところだった。

 

『第3コーナーから第4コーナーへ!』

『一度目のスパイラルカーブです、バラけ具合は控えめとなりますが、ここでポジションがずれるウマ娘も出てくるかもしれません』 

 

「…慈鳥トレーナー、シービー先輩が、今回のレースの戦術を考えついたきっかけって分かりますか?」

「……?」

「最初のプレ大会、タマモクロス先輩とアラちゃんが走った時のやり取り…それを思い出したんです」

「やり取り…?」

 

『ミスターシービー、再びペースを上げた!!』

 

(何っ…!?アレだとバラけたウマ娘にぶつかるぞ)

 

 レースの状況を見て、慈鳥はそう分析する、しかし、サカキムルマンスクは、その思考を遮るように続ける。

 

「他のウマ娘が出来ないことができることによって、ワンランク速いレベルの走りができる…慈鳥トレーナーが、シービー先輩に言ったことです。」

「……!」

 

 慈鳥は、ミスターシービーとのやり取りを思い出し、目を丸くする。

 

「…傍らから見ると、“フラフラ走っている”、“コースがブレている”、“仕掛けを躊躇している”、“コースの特徴が分かってない”…色々と思うところがある走りだと思います。でも、あの走りは、そんなのじゃない。あんな動きですが、シービー先輩は、遠心力やコースの傾斜を考慮して、脚部の負担を極力軽くしているんです。あれは…シービー先輩にしか、出来ない走りです。」

 

 サカキムルマンスクは、自信を持ってそう言った。

   

 

────────────────────

 

『レースは一度目のスタンド前へ、先頭シンボリマルモン、それに続きノイエジーリアン、リードは4バ身、ナンノヒカリ、ネロトレイナーは下がりました。1バ身差、内寄りを行くのはオオルリドライセン、タツハアーチェリーはスパイラルカーブで少し外側に、半バ身後方、ミドハトカフェ、その外回って、ニシノアウドムラ、いやメジロライアン、少し後ろ、外からはゼークドライス、そしてアラビアントレノ、ミスターシービーと続き、1バ身離れ、ホクトリーゲルグしんがりは変わらずメイショウガディ』

 

(予選はこれで上手く行ってたから…あまりにも予想外でっ…)

 

 アラビアントレノは、ミスターシービーの行動に、かなりメンタルをすり減らしていた。いつ襲いかかるか分からない恐怖、そして、シンボリルドルフをも打ち破った実力から来るプレッシャーは、メンタルの強い彼女とて、到底無視できるものでは無かったのである。

 

(……多分、前半であれをやって来たってことは、後半十分なスタミナを残せる確信があるからって事だ。なら、それを削り取るしかない。でも…このままじゃ、先に私が潰される。)

 

 アラビアントレノは、次の一手を打とうとする、しかし…

 

(多分、アラビアントレノは立て直しを図るはず、ならその傷を、コーナーで拡げに行こう)

 

 ミスターシービーもまた、次の一手を用意していたのである。

 

(ここのコーナーは、スパイラルカーブと通常の2つ、当然、ウマ娘はバラけるスパイラルカーブを警戒する。アタシだってそうだ…そこを突く)

 

『各ウマ娘、第一コーナーへ、すぐ降りてすぐ登るという起伏が、ウマ娘達を待ち受けています』

『冷静なレース運びが求められていますね』

 

(…燃えてきた)

 

 ミスターシービーから、白いオーラが発せられる。

 

(1コーナーの下りがが終わって、上りが始まる、つまり、走り方を変えなくちゃならないところ…今…!!)

 

 シュン!!

 

『何ッ…!?ミスターシービー!ミスターシービー!ミスターシービーがなんとここでアラビアントレノの前に!』

『一瞬、思考を止めてしまうぐらいの、鮮やかな動きでしたね』

 

(……!!)

 

 ミスターシービーは、下り坂の終わり、つまり、スピードによって、どんなウマ娘でも少し膨らんでしまう隙間を縫い、アラビアントレノの前に出たのである。

 

 

────────────────────

 

 

「流石ね、ビーちゃん」

 

 伊勢はアラビアントレノを鮮やかに抜いたミスターシービーを見て、そう呟く。そして、さほど遠くない所で、目を見開いている慈鳥の方を向いた。

 

(がっかりすることは無いわ、決して、貴方達が下手っていうわけじゃない、それどころか、実戦経験の差から考えれば……貴方達は凄いわ、突出した才能を持ってる事に、疑う余地は無いもの)

 

 ここの時点で、アラビアントレノを抜き、位置を前にしておけば、彼女のメンタルの傷口を更に広げるだけでなく、ウマ娘達のスパートによりその牙を剥くスパイラルカーブの対策になる。それ故、ここで位置を上げておくことは、重要な意味を持っていた。

 

 

(…………何をすれば良いのか…全く…分からない…)

 

 アラビアントレノは、メンタル立て直しができる直前の奇襲、更には圧倒的なテクニックを見せつけられたことにより、思考停止の状態に陥っていた。

 

(ダメだ……走りが…)

 

 それにより、走りから覇気が消えていく。

  

 その時である。

 

(『堂々と振る舞うんだ』)

 

 アラビアントレノの最初の師である、クォーターホースの声が、彼女の頭に浮かんだ。

 

(そうだ…気持ちで負けてたら、打開策だって浮かんでこない)

 

 彼女が最初にサラブレッドに対面した時にしたこと、それは、堂々と振る舞う──つまりは、気持ちで負けないということである。

 

(スタミナは…まだ、余裕がある。…領域があるから足音じゃプレッシャーをかけにくい、なら…ギリギリまで近づいて、気配を示すしかない)

 

 アラビアントレノは削れたメンタルを立て直し、反撃の準備をした。

 

 

『各ウマ娘、第2コーナーを抜けて向正面へ、先頭変わらず、シンボリマルモン、1バ身差で、ノイエジーリアン少し脚をためているか、リードは3バ身、ナンノヒカリ、ネロトレイナー、詰めてきたのはオオルリドライセンとタツハアーチェリー、その後方にミドハトカフェ、メジロライアンは外から、並ぶようにミスターシービー、ニシノアウドムラ、ゼークドライス、アラビアントレノ、ホクトリーゲルグ、そしてメイショウガディ』

『段々と固まってきましたね、残りはおよそ1000m、各ウマ娘はどのように動くのでしょうか?』

 

(今…!!)

 

『ここでアラビアントレノ、ロングスパートに入ったぞ!』

 

(立て直すなんて…やっぱりキミは、面白い…!!)

 

『ミスターシービーもペースアップ!!』

 

 ミスターシービーは、勝負を心から楽しんでいた。

 

(やっぱり…乗ってきた、つまり、この人も、まだまだ余力を残してあるってことだ)

 

 アラビアントレノは、ミスターシービーの性格を利用していた、しかし、同時に相手も余力を残しているから乗って来たのだと理解していた。

 

(リスクはあるけど、やるしかない)

 

『各ウマ娘、向正面を向け第三コーナーへ!先頭から殿までは、7バ身の差があるぞ!』

 

(……こうすれば…!!)

 

 アラビアントレノは、ミスターシービーの真後ろについたまま、ペースを上げていく。

 

(今逃げたら、バラけるところでバランスを崩す、勢いを弱めたら、追突するし、しなかったとしても勝てない…なら…アタシはこれを続けるしかない)

 

 ミスターシービーは、今の状態…すなわち、アラビアントレノを後ろにつけたままの走りを余儀なくされたのだった。

 

『各ウマ娘、第4コーナーへ!徐々にペースアップ!コーナー終わりの最初に駆け抜けるのは誰になるのか?』

 

「くっ…!?」

「無理ー!!」

「ダメだっ!?」

 

 アラビアントレノとミスターシービー、この二人が連なったままペースを上げたことにより、それに置いていかれまいとしてペースを上げたウマ娘達、そして、その殆どは、レース前に立てていた作戦よりもスピードが速いものであった。

 

 結果、殆どのウマ娘が、スパイラルカーブの遠心力により、通るはずだったラインを乱していった。

 

(オオルリドライセンがズレた…今だ!!)

(……ッ!!)

 

 アラビアントレノ、自分の前を走っていたオオルリドライセンが外に追いやられた瞬間、ミスターシービーの後ろを抜けて、そこに入り込んだ。

 

『ここでミスターシービーとアラビアントレノが横並びに!第4コーナーを抜けていく、先頭、シンボリマルモン未だ維持しているが、ミスターシービーとアラビアントレノとの差が後わずか!メジロライアン、ホクトリーゲルグもなんとか追いすがる!』

 

(…荒れた内で…でも…負けるかぁ!!)

 

 荒た内側で消耗した脚に鞭を打ち、ミスターシービーは踏み込み、シンボリマルモンを追い越す。

 

(ここで…!!)

 

 しかし、アラビアントレノも負けてはいない、耳を絞り、音を断ってシンボリマルモンを抜き去る。

 

『勝負は最後のストレート!先頭争いはアラビアントレノとミスターシービー、お互いに譲らない!!』

 

((絶対に……勝つ!!))

 

『二人がほぼ同時にゴールイン!!』

 

 ミスターシービーとアラビアントレノは、ほぼ同時にゴールインした、どちらが体勢有利かも分からない、接戦のゴールであった。

 

 

=============================

 

 

 掲示板には、判定の文字が映し出されている。

 

 ミスターシービーの方を見る、彼女はメジロライアンに肩を借り、何とか立っていた。

 

 この場にいる全員が、結果が出るのを待っている。静まり返った会場、私の耳に入って来るのは、未だに静まらない鼓動の音。

 

『判定が出ました!!』

 

 私の目に飛び込んできたのは、11の文字。

 

 それと同時に、歓声が巻き起こる。

 

『アラビアントレノ!アラビアントレノが勝利しました、三冠ウマ娘を破り、決勝への切符を手に入れました!!』

 

 ミスターシービーに…勝った…私が…私が…

 

「…アタシ、負けちゃったか…」

 

 掲示板を見つめたままの私の後ろから、ミスターシービーの声が聞こえる。私は振り返る。

 

「キミは……本当に…つよ…」

「限界を超えた走りをやったんです。ムリしないでください」

 

 ミスターシービーは、喋ろうとするものの、メジロライアンに止められ、いったん呼吸を整える。

 

「…完敗だよ…」

「えっ…」

「結果はああなったけど、アタシは今こんな状態、でも、キミはフラフラにはなってない…多分、スパイラルカーブですごく消耗して…アタシは最後の最後で、自分の気付かないうちに、力尽きてたんだと思う」

「……」

「アラビアントレノ」

「…決勝、頑張ってきてね、アタシを打ち負かしたんだ。きっと、どんな相手とも、戦えるはずだから……」

 

 ミスターシービーは、私にそう言うと、メジロライアンに控室まで支えて欲しいと頼み、先に降りていった。私もそうしようとしたものの…

 

「サカキと顔を合わせてあげて」

 

 と言われ、私は一人で、控室までの道を歩いた。

 

 

────────────────────

 

 控室に入ると、サカキが待ってくれていた。トレーナーはまだ居なかった、多分、決勝のコースが伝えられているからだろう。

 

「サカキ…」

「アラちゃん……おめでとう」

「ありがとう」

「また…アラちゃんに負けちゃった」

「……」

「……でも、私は諦めない、アラちゃん達が、こんなに頑張ってるのに、悔しがってばかりじゃ、いられないから…私は、私のやり方で、これからもアラちゃん達ライバルに挑むよ、だから…」

「…分かってる、私もサカキのライバルに相応しいウマ娘だってことを証明するよ、決勝で…!!」

 

 私がそうサカキに誓うのと同時に、トレーナーは戻ってきた、しかも、かなり険しい顔をして。

 

「…慈鳥とトレーナー?」

「どうしたの…?」

「決勝のメンバーとコースを聞いてきた。まず…決勝には、ミークが出る」

 

 トレーナーは、そう言った。しかし、表情は険しいままだ。

 

「コースは、コースはどこでやるんですか?」

 

 サカキがそう言うと、トレーナーは深呼吸した。

 

「アラ、サカキ、決勝のコースは…中山の…」

 

 それを聞いた瞬間、私の頭に浮かんできたのは、有記念が行われる2500mだった。だけど、その考えは、一瞬でかき消された。

 

「“4000m”だ」

 

「…えっ…」

「…4000……メートル…?」

 

 最終決戦の舞台は、前代未聞のステージ、試練の場である事に、間違いはない。

 

 

 





お読みいただきありがとうございます。

新たにお気に入り登録、評価をしていただいた方々、ありがとうございますm(_ _)m  

次回、決勝戦となります。分割しようと思っていますので、よろしくお願い致します。

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