善人だけど信用されない転生者 作:いちじく
背高い人並みな体格。糸目。髪はふんわりなマッシュ?
それと、主人公の単純な気持ちは()の中に現れるよ。
『はぁー』
寝転がり、暇だなぁと鼻をほじる。我、釈迦。神の一種である。
実際には仕事は背後に山積み。仕事ややることがある時ほど何か暇と感じてしまう。これ、あると思います。
身体を起こし、少し伸びをする。
『そろそろ仕事するかぁ』
我の仕事は転生管理。輪廻転生を管理、と言っても基本仕事はただ振り分けをするだけなのだけど。
『お?』
仕事中我、一人の男に目が止まる。この男…。
『詐欺師とかやってそうなタチだなぁ、履歴見てみよ』
履歴…いわゆる人間の本質的なところ、この本質を評価したのは別の神だからよく知らないけど。
我、驚いた。この男の本質はお人好し、平和主義者とある。それにこの人間…久方ぶりの
『うむ、いいかもしれぬな。仕事以上の働きをしてみるとしますか』
我の仕事は基本、転生者の振り分け。他にも一つ仕事がある。
それは、世界を救う事である。
そこのキミ、ナンダコイツとか思うことなかれ。
さて、世界を変える素質があるか、話すことも大事であるな?
パチンと指を鳴らし、不思議な煙とともに内側より人影が現れる。
…しかし、実際みると本当に詐欺師などが向いていそうな容姿だ。
「ここは…どk『天界』」
そんなありきたりな質問神やってると何回も聞くよ。
こちらに気づいたようで、ペコリと礼をする。とても綺麗に。
「これは、ありがとうございます。失礼ながら名前を聞いても?」
『我、釈迦。所謂神という存在だ』
神と聞いた瞬間片膝を突き、顔を下げている。まるで何か啓示を受ける信徒のよう。
驚く声一つもあげず、素早く行動に移しているこの男…。しかも一つ一つの行動が綺麗に行っている。
早く事が済むのなら良いか…。
『頭をあげても良いぞ。我から願いがあり貴公をよんだのだからね』
「…長いというのは、なんでしょうか」
話が早いのは助かるね。もしかしてコイツも
『大方、予想はついていると思うけど、ある世界がピンチなんだ。その世界は動物のような生物がいたり、人間以外の知的生命体も存在している。それで、ピンチって言うのは人間と他知的生命体やら動物似の生き物も仲が悪いんだ。いっぱい死んじゃって、コッチもてんてこまいでね』
久しぶりにいっぱい話したな。一呼吸置くとしよう。
『そんな争いに満ちた世界を、キミに救ってほしい』
「わかりました」
???????
返事早すぎない? まだ説明足りてないよ? 半分騙してる勢いだよ?
え、もしかして望んでた? この展開。あー、我、心読めるようになりたい…。
で、でも、行くなら話が早い。スムーズに進むだろう。
『だけど、あっちの世界じゃそっちじゃないものがある。そんな世界じゃ長生きどころか問題解決も出来ないだろう? だから神の力の一部をあげる』
「何から何まで…。感謝します」(本当に感謝してる)
何か、本当に感謝してるかわからないとこが気味わるいなぁ。
『それじゃ、選んでよ』
またパチンと指を鳴らし、あたりに紙が散らばる。紙にはいろいろな神力についての詳細が書かれている。
紙を何枚か拾い上げ、何枚も吟味している。そこは悩むんだね。良かった。即決されたら怖いし。
「決まりました」
『早いね? 普通なら結構ここで時間かかるんだけど』
ま、早く済むなら儲け物だね。
『それじゃ、あっちの世界に送る』
男の足元に円が現れ、青白く光出す。
『ところでキミ、名前聞いてなかったよね。名前は?』
「私は…」
「
『そう。がんばってね』
蓮楽、ハスラ、ハスラー…ってね。
それは、そっちじゃ苦労が積もりそうだねぇ。
今、一人の男の転生が完了した。
『さて、ハスラのことも気になるし。転生者見れるテレビ見よ!』
ハスラー…詐欺師、ペテン師