白い部屋の最高傑作、ボーダーにて   作:齏琥梦

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まあ早めに投稿出来た方ではないでしょうかw


B級ランク戦ROUND2 二宮隊VS影浦隊VS諏訪隊③

『ここで影浦隊長が緊急脱出。…笹森くんも…ね。』

 

影浦の緊急脱出を知らせつつ、月見は目を細める。

 

『事故…かな?』

 

来馬は苦笑いを浮かべる。

 

『事故じゃねえだろ。明らかにわざと巻き込みやがった。…カゲ相手にはいいやり方かもしれねえが…

 

 

…褒められたやり方じゃねえな。』

 

──

 

『オイ…榎沢テメェ…どう言うつもりだ?』

 

『え?あー…ごめん、うっかり巻き込んじゃった。』

 

諏訪の問いに詫びれる様子もなく、榎沢はそう言う。

 

『テメ…『待ってください諏訪さん。』』

 

青筋を浮かべた諏訪を止めたのは既に緊急脱出した笹森だった。

 

『俺は結果的に緊急脱出しました。でも…影浦先輩相手にはいいやり方だったと思います…!今は…ランク戦に集中してください…!』

 

作戦室で笹森は俯きながらそう絞り出す。

 

『日佐人…チッ…わーったよ。お前がそれでいいなら今は何も言わねえよ。

 

 

…だが覚えとけよ榎沢…そんなやり方で勝てるほどランク戦は甘くねえぞ?』

 

『…』

 

 

──

 

「うわ…榎沢さん日佐人くんごとやっちゃったよ…?」

 

観戦席でそう呟くのはB級1位柿崎隊オペレーターの宇井真登華。

 

「…事故…じゃないよね?清澄先輩。」

 

「なんとも言えないな。誤射…と言われればそれまでだ。」

 

宇井の問いに答えたのは同じく柿崎隊完璧万能手、綾瀬川清澄だった。

 

「まあ影浦先輩相手だったらいいやり方…なのかな?アハハ…。」

 

宇井は苦笑いで頬をかく。

 

「…悪くないんじゃないか?…ぶっちゃけカゲさんの回避能力はあーいうやり方をやらざるをえないほど手強い。それに…取られる点も減るからな。」

 

「え…?清澄先輩も榎沢さんのやり方に賛成なの?」

 

「…あくまで手段の1つに過ぎないな。真似するつもりはない。」

 

「そっか…ちょっと安心。…清澄先輩表情筋死んでるから本気なのか冗談なのか分かんないや。」

 

「お前最近ちょっとキツいよな…。」

 

「気の所為じゃない?…でも清澄先輩もあんなやり方されたら厳しいんじゃない?」

 

「…それはないな…

 

 

 

あんなやり方しかできない時点でオレの敵じゃあない。」

 

 

 

 

 

綾瀬川は冷えきった無機質な目を細めて、モニター映る榎沢を見た。

 

「…中位の方を見に行かないか?」

 

そう言って綾瀬川は立ち上がる。

 

「え?最後まで見てかないの?」

 

「この後の展開は読めるさ。

 

 

 

…榎沢じゃあの人には勝てない。」

 

そう言って綾瀬川は出口に向かって歩き出した。

 

「あっ、待ってくださいよー。」

 

 

宇井を待ちつつ、綾瀬川はモニターに視線を向ける。

 

 

 

 

「本当に…

 

 

 

 

…お里が知れるな。」

 

 

──

 

(そんなやり方で勝てるほどランク戦は甘くねえぞ?)

 

諏訪の言葉を思い出す。

 

「あー…うるさいなぁ…。ねえ、あたしの何がいけなかったと思う?あなたの隊長さん相手ならいい作戦だと思うんだけどなー?」

 

榎沢はハンドガンを向けながら北添に尋ねる。

 

「えぇ…?僕に聞くの?」

 

北添はそう返しつつ、榎沢にアサルトライフルを向ける。

 

「うん。」

 

そう言いながら榎沢はハンドガンを早撃ち。

北添のアサルトライフルの銃口に刺さり、アサルトライフルは暴発。

北添の腕を吹き飛ばした。

 

「っ…ま、まあカゲ相手にはいいんじゃない?…チームワークとか絆そう言う問題じゃないの…?ちょ、答えてあげてるんだから撃たないで…!」

 

利き手を失った北添は、シールドで榎沢の弾を受けながら、そう返した。

 

「チーム…ね。」

 

榎沢はそう呟いた後、グラスホッパーを展開。

北添との距離を詰めると、鳩尾に蹴りを入れる。

 

 

 

 

 

「…くっだらない。」

 

 

 

 

そう言って、高火力の早撃ちを繰り出す。

虚をつかれた北添はシールドも間に合わず、トリオン体を撃ち抜かれた。

 

 

 

「みーんな道具に過ぎないのに…。

 

…そうだよね?綾瀬川センパイ…。」

 

 

──

 

『北添隊員もここで脱落…。影浦隊は後絵馬くんだけになったわね。』

 

『二宮隊は犬飼くんが、諏訪隊は笹森くんが落ちてるけど…エースを失った影浦隊はかなりしんどいね。』

 

『残った諏訪隊は絵馬くんを取りに行く動きかしら?』

 

モニター見て月見が太刀川に尋ねる。

 

『絵馬は最初に撃ってるからな。大体の位置は割れてるだろ。だがこれは…』

 

──

 

「!」

 

合流した諏訪、堤の2人をまとめて両断するように旋空が放たれる。

 

「っ…ぶねぇ…。お出ましだぜ、堤。」

 

諏訪、堤は現れた刺客にショットガンを向ける。

 

「辻1人か?」

 

現れたのは二宮隊攻撃手、辻新之助。

ボーダーでも特に援護寄りの攻撃手…

 

 

…のはずだった。

 

 

『二宮さん、諏訪隊を捉えました。

 

…戦闘開始します。』

 

目を細めた辻に、諏訪、堤はショットガンの引き金を引く。

 

「…」

 

低く、そして斜めに。

辻は堤の懐に切り込む。

 

「!」

 

堤の腕が、ショットガンごと落とされる。

 

「堤!ヤロォ…!」

 

諏訪のフルアタック。

辻はシールドで受けつつ、受けきれない散弾を弧月で弾く。

 

 

 

『諏訪さん!』

 

 

小佐野の通信が、その男の到着を知らせる。

 

 

「…サラマンダー。」

 

 

そして降り注ぐトリオンの嵐。

 

「やべえ…!来やがった…!」

 

個人総合2位にして、NO.1射手、二宮匡貴。

射手の王が諏訪隊の前に立ちはだかった。

 

 

 

…だが、今回の敵は二宮ではなかった。

 

 

 

「新戦術を試すぞ。援護する。諏訪隊を蹴散らせ。」

 

「…了解。」

 

 

 

 

辻新之助

 

弧月 9784

 

 

 

 

ボーダートップクラスの弧月使い、綾瀬川清澄のランク戦仲間にして好敵手である辻。

綾瀬川に揉まれつつも辻は、着実に経験を重ね腕を上げた。

今の辻は、B級トップクラスのサポーター改め、トップクラスの攻撃手。

 

その立ち振る舞いは、さながら王を護る騎士の様だった。

 

B級2位部隊の伏兵は、王の援護を受けて諏訪隊に牙を剥く。

 

 

──

 

『二宮くんが援護…?!』

 

解説の来馬は思わず声を上げる。

 

『辻くんが主体で攻撃するみたいね。』

 

『立ち振る舞いっつーか、さっきの堤への切り込み…腕を上げやがったな…辻のやつ。』

 

 

──

 

「ハウンド。」

 

「っ…!」

 

二宮の高火力のハウンドが諏訪、堤に降り注ぐ。

 

それを諏訪、堤はシールドで受けるが、その弾幕を抜けるように、辻が切り込む。

諏訪は、ショットガンを盾にして、弧月を受ける。

 

「オイオイ…冗談きついぜ…。前までは二宮のガードに徹してた癖によ…。」

 

「俺は攻撃手なので。」

 

辻は再び距離を取る。

そして今度は二宮の弾幕が襲いかかる。

 

「クソが…!」

 

諏訪、堤はシールドを構える。

 

だがその視界の端。

弧月を構える辻が映る。

 

二宮隊の新スタイル、二宮の弾幕、辻の旋空弧月による超攻撃。

 

 

二宮の弾幕で、シールドを誘ったところに、辻の鋭い旋空が放たれる。

 

 

奇しくも、二宮隊をB級2位へと突き落とした、綾瀬川のスタイルに似たものだった。

 

 

だが、二宮の高トリオンによる弾幕は躱すという選択すら取らせない。

もはや動くことすらままならない弾幕に、堤は為す術なく辻の旋空に両断された。

 

「諏訪さん、あと頼みます…!」

 

堤は死に際、二宮目掛けてフルアタック。

二宮は姿を見せない絵馬を警戒してか、サブのシールドを残す為、弾幕を止めてシールドを張る。

 

弾幕の止んだ刹那、諏訪は辻にショットガンを向けた。

 

「悪ぃな、一緒に死んでもらうぜ…!」

 

だが、それを甘んじて受けるほど、B級のエリート攻撃手は甘くない。

 

辻はシールドで受けつつ下がり、旋空の構えを取る。

 

 

その刹那、諏訪のトリオン体は、遠くからの砲撃に貫かれた。

 

「がっ…?!」

 

「ちっ…。」

 

二宮はトリオンキューブを四角錐に、4つに分割。

 

「メテオラ。」

 

砲撃の放たれたビルに放つ。

 

 

──

 

「っ…!」

 

放たれた爆撃に、諏訪を落とした張本人、絵馬ユズルは顔を覆う。

 

 

「おー、いい腕だねー。さすがB級上位。」

 

 

パチパチと可愛らしく手を叩き絵馬に話しかけたのは先程影浦、北添を葬った、榎沢だった。

 

「でも残念。逆転劇はここでお終いみたいだね。」

 

榎沢はにっこりと笑みを浮かべ、絵馬にアサルトライフルを向ける。

 

「お疲れー。」

 

そして乱射。

絵馬もここで緊急脱出となり、影浦隊は榎沢の手により全滅となった。

 

 

そして榎沢はグラスホッパーを展開。

ラストバトルへと向かうべく飛び立った。

 




辻(え?女の子と戦うの…?…詰んだ。)

絵馬(横取りの絵馬とか言われてそう…。)

綾瀬川(辻めっちゃ強くなってんじゃん!最後まで見てけば良かった!)


各キャラからの印象&各キャラへの印象(榎沢)
諏訪洸太郎→ヤロォ…
北添尋→ヤバすぎる銃手。
二宮匡貴→警戒。
影浦雅人→イカれてる。
絵馬ユズル→イカれてる。


諏訪洸太郎←うるさいなぁ。
北添尋←デカい。
二宮匡貴←ポケインスーツの人。
影浦雅人←ボサギザ。
絵馬ユズル←チビ。


感想、評価等お待ちしております。

幕間何読みたいんじゃワレェ!

  • 誰かの独白。多分榎沢か三輪。
  • 掲示板形式のやつ。(作者無知)
  • 日常小話。
  • if(綾瀬川VSボーダー)
  • 住民税高すぎ。
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