白い部屋の最高傑作、ボーダーにて   作:齏琥梦

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B級ランク戦ROUND4 柿崎隊VS二宮隊VS玉狛第二VS東隊②

三雲VS犬飼の戦闘は屋内に移り、柿崎隊と空閑を撒いた辻、東隊の小荒井、奥寺が介入。

 

 

そしてボーダー最初の狙撃手にして、元A級1位部隊を率いた東春秋により、三雲は早々に緊急脱出となる。

 

 

 

『三雲隊長緊急脱出!乱戦は東隊が先制!』

 

 

それにより建物内の戦闘は東隊VS二宮隊となった。

 

 

 

 

そしてそこに、玉狛第二の大砲、雨取のアイビスが炸裂する。

しかし、得点にはならず、雨取は居場所を知られる事となった。

 

 

 

『千佳!逃げろ!緊急脱出するんだ!』

 

位置のバレた狙撃手は浮いた駒。

犬飼、辻の動きを察して、三雲は作戦室から雨取に逃げるように指示を出す。

 

『りょ、了解…!』

(緊急脱出…!)

 

しかし何も起こらない。

 

「?!」

 

 

『あっと!雨取隊員自発的に緊急脱出?!しかし、60m圏内には東隊長と綾瀬川隊員が!』

 

 

 

『西に逃げろ!千佳!空閑がカバーに入る!』

 

 

 

「悪いね、てるやせんぱい。急用だ。」

 

 

照屋、巴と交戦していた空閑はグラスホッパーを展開し、雨取の元に駆ける。

 

「虎太郎!」

 

「了解!追います!」

 

巴も空閑を追うようにグラスホッパーを展開した。

 

そして空閑はグラスホッパーの勢いそのまま、雨取を追う犬飼に切り掛る。

 

 

 

ギンッ!

 

 

「!」

 

しかしそれは辻に阻まれる。

 

「辻ちゃんナイス!」

 

後ろからは空閑を追う、巴も接近している。

 

「…」

 

空閑は後ろからの巴の弧月を避けながら、グラスホッパーを起動。

それは雨取の足元に現れ、雨取を前に弾く。

 

「ハハッ!面白い。」

 

しかし、それは時間稼ぎにしかならない。

 

 

『千佳ちゃん!』

 

『犬飼先輩!』

 

 

玉狛第二のオペレーター宇佐美と、二宮隊オペレーター氷見の声は同時だった。

 

 

その声の直後雨取は目撃する。

民家の塀を切り裂きながら、横薙ぎに迫る、弧月の切っ先を。

 

 

「…え…?」

 

そのまま雨取の視界は上下に割れた。

 

 

「ハハッまじか。…これはウザイ。」

 

 

 

弧月は雨取の直線上にいた、犬飼諸共切り裂いた。

 

雨取、犬飼はそのまま緊急脱出。

 

 

得点を挙げたのは、柿崎隊の綾瀬川だった。

 

 

───

 

『で、出た!綾瀬川隊員の伸びる旋空…!』

 

『上手くかっ攫ってたわね。さすが清澄くん。バッグワームしたまま壁越しの旋空なんて誰が避けれるのよ…?』

 

『柿崎隊が一気に2ポイント獲得…!』

 

『しかも、戦場には柿崎隊が3人、東隊が揃った。次は空閑と辻が食われるぞ。』

 

───

 

「くそ。やられた。」

 

空閑はそう言って、こちらに歩いてくる怪物に目を向ける。

 

「…チッ。」

 

綾瀬川は舌打ちをする。

 

綾瀬川の視界の端には、バッグワームを羽織った二宮が映っていた。

 

 

そのままトリオンキューブを分割。

柿崎隊と空閑にアステロイドが襲いかかる。

 

 

「文香先輩…!」

 

虎太郎が照屋を守るように前に立ち、シールドでアステロイドを受ける。

 

しかし、高いトリオンから放たれるアステロイドは巴のシールドを砕き、巴を蜂の巣にする。

 

巴はそのまま緊急脱出。

二宮隊が得点を挙げた。

 

 

辻はそのまま、綾瀬川に切り掛る。

空閑もそれに合わせて、綾瀬川目掛けて駆けた。

 

 

辻の弧月を綾瀬川が、空閑のスコーピオンを照屋が受け止める。

 

「…これは…オレの相手は二宮隊か。」

 

「空閑くんと東隊は私と隊長が。」

 

「ああ。」

 

その言葉に、照屋は綾瀬川から距離をとるように駆ける。

それを東隊の小荒井、奥寺が追い、空閑もそれに続いた。

 

 

───

 

『乱戦から戦場はさらに分断!東隊VS空閑隊員VS照屋隊員、そして綾瀬川隊員は二宮隊と交戦!』

 

『グラスホッパーがない照屋ちゃんが不利に見えるけど…照屋ちゃんは柿崎くんの方に走ってるわね。しかもこのままいくと合流地点…東さんの位置からは狙えない…宇井ちゃんね。』

 

『綾瀬川は二宮隊と構える気らしい。』

 

───

 

踏ん張りどころだな…。

 

オレはそう言って弧月を構える。

 

「倒すよ…綾瀬川。」

 

辻もそう言って弧月を持ち直す。

 

「2対1は卑怯だろ。」

 

「これは

 

…チーム戦だからね!」

 

そう言って辻はオレに切りかかる。

それを弧月で受け、鍔迫り合いをする。

 

「いいのか?お前が邪魔で二宮さんは撃てないぞ?」

 

「どうかな…俺ごと撃つかも。」

 

オレの両サイド。

弾が通り抜ける。

 

 

東さんがいる以上合成弾は無いな…。

ハウンドか。

 

オレは辻の弧月を弾くと、辻を蹴り飛ばす。

そのまま、フルガードでハウンドを受ける。

 

 

「足癖…悪いんじゃない…?」

 

そう言って辻は弧月を突き出す。

それを弧月で受け流す。

 

攻めにくいな。

二宮さんじゃなくて辻主体で攻め来るのか。

 

 

───

 

『氷見、射線は?』

 

二宮は氷見に通信を入れる。

 

『問題ありません。壁抜きには注意してください。』

 

『ふん。東さんは2度も博打はやらない。』

 

そう言って二宮はトリオンキューブを2つ構え、フルアタック。

 

 

 

「!」

 

 

無数に分割されたハウンドは綾瀬川を閉じ込めるように、綾瀬川の周りに降り注いだ。

 

 

 

 

 

ROUND4数日前

 

 

「綾瀬川のサイドエフェクトによる回避能力…恐るべき能力だ。だが根幹は情報処理にある。」

 

二宮は犬飼、辻、氷見にそう話す。

 

「だから俺は数重視の弾を綾瀬川に当てないように(・・・・・・・)に撃つ。」

 

「当てないように…ですか?」

 

「そうだ。奴は当たる弾は避けてくる。そりゃそうだ。当たるんだからな。だが当たらない弾を無数に撃てばどうだ?そして前衛では辻が綾瀬川の弧月を捌く。俺と犬飼は弾の檻で奴を閉じ込める。奴は迂闊に回避出来ない。辻が落ちても俺たちは檻を縮めるだけ。…俺と犬飼が綾瀬川に優っている部分…それはトリオンだ。

 

 

…使えるものは使う。だが…

 

 

 

…フィニッシャーはお前だ…

 

 

 

…辻。」

 

 

───

 

完璧万能手、綾瀬川清澄。

 

辻は初めて剣を交えた時から、敵わない。

 

そう感じていた。

 

自分を上回る技術。

得意の援護も恐らく綾瀬川には敵わない。

旋空の鋭さも長さも。

何一つ綾瀬川に剣で勝る部分は無かった。

 

個人ランク戦では何度も負け、ポイントを取られた。

 

 

それでも毎日綾瀬川のログを見続け、癖や弱点を探した。

 

前シーズンのROUND8の敗北からほぼ毎日だ。

 

(ここは横薙ぎ…。)

 

綾瀬川はそれを受け止める。

 

(表情は変わらないけど…二宮さんの弾にかなり意識を散らされてる。)

 

突きの弧月を受け流す。

 

(受けに回ってるのは多分…俺が落ちれば弾の雨に削られるのが分かってるからだ。俺が近接している以上フルガードで無理やり抜けることは無い、サブの弾トリガーも逆に隙を作るだけ。

 

 

…絶好のシチュエーションだ。)

 

辻は内心で笑みを浮かべる。

 

(ただこの場所に縫い止めるための時間稼ぎ…そう思ってるんでしょ?綾瀬川。)

 

規則的な動きで辻は綾瀬川に弧月を振るう。

 

左、右、上、左、右斜め下。

 

規則的な動きで弧月を振る辻。

 

今度は斜め上も追加して、綾瀬川の弧月と切り合う。

 

『辻、まだだ。ギリギリまで弾の檻を縮める。それまで持ち堪えろ。やれるな?』

 

『辻、了解。』

 

───

 

読めないな。

 

オレは辻との弧月の応酬の刹那、二宮に視線を向ける。

弾は幾度も分割され、オレを閉じ込めている。

だがそれだけだ。

縮まってきてはいるがオレに当てる気は無いらしい。

 

このままオレの情報選択から二宮さんの弾の情報を消させて、弾で不意打ち…ってところか?

 

オレは辻の弧月を受けながら思考を巡らせる。

辻もここに縫い止めるのが目的なのか、さっきから規則的な攻撃ばかりだ。

 

次は右だろ?

 

 

右から横薙ぎに迫る弧月を弧月で受け止める。

 

 

…多少の被弾は仕方ないか。

 

そろそろ弾もギリギリまで寄ってきた。

 

次のトリオンキューブ分割の隙に、弾の檻を抜ける。

 

 

そう考えた時だった。

 

 

辻は弧月を後ろに引くと、オレに突きを繰り出した。

 

 

「…チッ…」

 

 

このタイミングか。

 

オレは辻の突きを弧月で受け流すべく、弧月を立て、辻の弧月の側面を叩く。

 

そしてくるであろう、二宮の奇襲に意識を向けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「…かかったな。天才。」

 

 

 

 

 

 

 

「幻踊弧月。」

 

 

 

 

「!」

 

横に流したはずの辻の弧月。

 

それは大きく形を変え、曲がると、オレの胸に突き刺さった。




各キャラからの印象&各キャラへの印象

辻新之助→友人。ランク戦仲間。敵わない。

辻新之助←友人。ランク戦仲間。援護能力をリスペクト。

















感想、評価等お待ちしております!

幕間何読みたいんじゃワレェ!

  • 誰かの独白。多分榎沢か三輪。
  • 掲示板形式のやつ。(作者無知)
  • 日常小話。
  • if(綾瀬川VSボーダー)
  • 住民税高すぎ。
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