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三雲VS犬飼の戦闘は屋内に移り、柿崎隊と空閑を撒いた辻、東隊の小荒井、奥寺が介入。
そしてボーダー最初の狙撃手にして、元A級1位部隊を率いた東春秋により、三雲は早々に緊急脱出となる。
『三雲隊長緊急脱出!乱戦は東隊が先制!』
それにより建物内の戦闘は東隊VS二宮隊となった。
そしてそこに、玉狛第二の大砲、雨取のアイビスが炸裂する。
しかし、得点にはならず、雨取は居場所を知られる事となった。
『千佳!逃げろ!緊急脱出するんだ!』
位置のバレた狙撃手は浮いた駒。
犬飼、辻の動きを察して、三雲は作戦室から雨取に逃げるように指示を出す。
『りょ、了解…!』
(緊急脱出…!)
しかし何も起こらない。
「?!」
『あっと!雨取隊員自発的に緊急脱出?!しかし、60m圏内には東隊長と綾瀬川隊員が!』
『西に逃げろ!千佳!空閑がカバーに入る!』
「悪いね、てるやせんぱい。急用だ。」
照屋、巴と交戦していた空閑はグラスホッパーを展開し、雨取の元に駆ける。
「虎太郎!」
「了解!追います!」
巴も空閑を追うようにグラスホッパーを展開した。
そして空閑はグラスホッパーの勢いそのまま、雨取を追う犬飼に切り掛る。
ギンッ!
「!」
しかしそれは辻に阻まれる。
「辻ちゃんナイス!」
後ろからは空閑を追う、巴も接近している。
「…」
空閑は後ろからの巴の弧月を避けながら、グラスホッパーを起動。
それは雨取の足元に現れ、雨取を前に弾く。
「ハハッ!面白い。」
しかし、それは時間稼ぎにしかならない。
『千佳ちゃん!』
『犬飼先輩!』
玉狛第二のオペレーター宇佐美と、二宮隊オペレーター氷見の声は同時だった。
その声の直後雨取は目撃する。
民家の塀を切り裂きながら、横薙ぎに迫る、弧月の切っ先を。
「…え…?」
そのまま雨取の視界は上下に割れた。
「ハハッまじか。…これはウザイ。」
弧月は雨取の直線上にいた、犬飼諸共切り裂いた。
雨取、犬飼はそのまま緊急脱出。
得点を挙げたのは、柿崎隊の綾瀬川だった。
───
『で、出た!綾瀬川隊員の伸びる旋空…!』
『上手くかっ攫ってたわね。さすが清澄くん。バッグワームしたまま壁越しの旋空なんて誰が避けれるのよ…?』
『柿崎隊が一気に2ポイント獲得…!』
『しかも、戦場には柿崎隊が3人、東隊が揃った。次は空閑と辻が食われるぞ。』
───
「くそ。やられた。」
空閑はそう言って、こちらに歩いてくる怪物に目を向ける。
「…チッ。」
綾瀬川は舌打ちをする。
綾瀬川の視界の端には、バッグワームを羽織った二宮が映っていた。
そのままトリオンキューブを分割。
柿崎隊と空閑にアステロイドが襲いかかる。
「文香先輩…!」
虎太郎が照屋を守るように前に立ち、シールドでアステロイドを受ける。
しかし、高いトリオンから放たれるアステロイドは巴のシールドを砕き、巴を蜂の巣にする。
巴はそのまま緊急脱出。
二宮隊が得点を挙げた。
辻はそのまま、綾瀬川に切り掛る。
空閑もそれに合わせて、綾瀬川目掛けて駆けた。
辻の弧月を綾瀬川が、空閑のスコーピオンを照屋が受け止める。
「…これは…オレの相手は二宮隊か。」
「空閑くんと東隊は私と隊長が。」
「ああ。」
その言葉に、照屋は綾瀬川から距離をとるように駆ける。
それを東隊の小荒井、奥寺が追い、空閑もそれに続いた。
───
『乱戦から戦場はさらに分断!東隊VS空閑隊員VS照屋隊員、そして綾瀬川隊員は二宮隊と交戦!』
『グラスホッパーがない照屋ちゃんが不利に見えるけど…照屋ちゃんは柿崎くんの方に走ってるわね。しかもこのままいくと合流地点…東さんの位置からは狙えない…宇井ちゃんね。』
『綾瀬川は二宮隊と構える気らしい。』
───
踏ん張りどころだな…。
オレはそう言って弧月を構える。
「倒すよ…綾瀬川。」
辻もそう言って弧月を持ち直す。
「2対1は卑怯だろ。」
「これは
…チーム戦だからね!」
そう言って辻はオレに切りかかる。
それを弧月で受け、鍔迫り合いをする。
「いいのか?お前が邪魔で二宮さんは撃てないぞ?」
「どうかな…俺ごと撃つかも。」
オレの両サイド。
弾が通り抜ける。
東さんがいる以上合成弾は無いな…。
ハウンドか。
オレは辻の弧月を弾くと、辻を蹴り飛ばす。
そのまま、フルガードでハウンドを受ける。
「足癖…悪いんじゃない…?」
そう言って辻は弧月を突き出す。
それを弧月で受け流す。
攻めにくいな。
二宮さんじゃなくて辻主体で攻め来るのか。
───
『氷見、射線は?』
二宮は氷見に通信を入れる。
『問題ありません。壁抜きには注意してください。』
『ふん。東さんは2度も博打はやらない。』
そう言って二宮はトリオンキューブを2つ構え、フルアタック。
「!」
無数に分割されたハウンドは綾瀬川を閉じ込めるように、綾瀬川の周りに降り注いだ。
ROUND4数日前
「綾瀬川のサイドエフェクトによる回避能力…恐るべき能力だ。だが根幹は情報処理にある。」
二宮は犬飼、辻、氷見にそう話す。
「だから俺は数重視の弾を綾瀬川に
「当てないように…ですか?」
「そうだ。奴は当たる弾は避けてくる。そりゃそうだ。当たるんだからな。だが当たらない弾を無数に撃てばどうだ?そして前衛では辻が綾瀬川の弧月を捌く。俺と犬飼は弾の檻で奴を閉じ込める。奴は迂闊に回避出来ない。辻が落ちても俺たちは檻を縮めるだけ。…俺と犬飼が綾瀬川に優っている部分…それはトリオンだ。
…使えるものは使う。だが…
…フィニッシャーはお前だ…
…辻。」
───
完璧万能手、綾瀬川清澄。
辻は初めて剣を交えた時から、敵わない。
そう感じていた。
自分を上回る技術。
得意の援護も恐らく綾瀬川には敵わない。
旋空の鋭さも長さも。
何一つ綾瀬川に剣で勝る部分は無かった。
個人ランク戦では何度も負け、ポイントを取られた。
それでも毎日綾瀬川のログを見続け、癖や弱点を探した。
前シーズンのROUND8の敗北からほぼ毎日だ。
(ここは横薙ぎ…。)
綾瀬川はそれを受け止める。
(表情は変わらないけど…二宮さんの弾にかなり意識を散らされてる。)
突きの弧月を受け流す。
(受けに回ってるのは多分…俺が落ちれば弾の雨に削られるのが分かってるからだ。俺が近接している以上フルガードで無理やり抜けることは無い、サブの弾トリガーも逆に隙を作るだけ。
…絶好のシチュエーションだ。)
辻は内心で笑みを浮かべる。
(ただこの場所に縫い止めるための時間稼ぎ…そう思ってるんでしょ?綾瀬川。)
規則的な動きで辻は綾瀬川に弧月を振るう。
左、右、上、左、右斜め下。
規則的な動きで弧月を振る辻。
今度は斜め上も追加して、綾瀬川の弧月と切り合う。
『辻、まだだ。ギリギリまで弾の檻を縮める。それまで持ち堪えろ。やれるな?』
『辻、了解。』
───
読めないな。
オレは辻との弧月の応酬の刹那、二宮に視線を向ける。
弾は幾度も分割され、オレを閉じ込めている。
だがそれだけだ。
縮まってきてはいるがオレに当てる気は無いらしい。
このままオレの情報選択から二宮さんの弾の情報を消させて、弾で不意打ち…ってところか?
オレは辻の弧月を受けながら思考を巡らせる。
辻もここに縫い止めるのが目的なのか、さっきから規則的な攻撃ばかりだ。
次は右だろ?
右から横薙ぎに迫る弧月を弧月で受け止める。
…多少の被弾は仕方ないか。
そろそろ弾もギリギリまで寄ってきた。
次のトリオンキューブ分割の隙に、弾の檻を抜ける。
そう考えた時だった。
辻は弧月を後ろに引くと、オレに突きを繰り出した。
「…チッ…」
このタイミングか。
オレは辻の突きを弧月で受け流すべく、弧月を立て、辻の弧月の側面を叩く。
そしてくるであろう、二宮の奇襲に意識を向けた。
「…かかったな。天才。」
「幻踊弧月。」
「!」
横に流したはずの辻の弧月。
それは大きく形を変え、曲がると、オレの胸に突き刺さった。
各キャラからの印象&各キャラへの印象
辻新之助→友人。ランク戦仲間。敵わない。
辻新之助←友人。ランク戦仲間。援護能力をリスペクト。
あ
と
が
ぎ
な
に
か
け
ば
い
い
?
感想、評価等お待ちしております!
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。