ちょっと今回の話はルール的にアリかナシかわからないですw
調べても分からなくて…。
ナシだったら修正するかもです。
『こ、これは!辻隊員、幻踊?!』
『今までは使ってなかったな。』
『あら?もっと清澄くんを見たかったんだけど…ここまでかしら?』
『…』
───
「…いくらなんでも…しつこいんじゃない?綾瀬川。」
辻は冷や汗を浮かべながらそう言う。
辻の放った幻踊弧月。
それは綾瀬川のトリオン供給機関に向かって曲がった。
胸に刺さり、トリオン供給機関を貫く…
…その前に綾瀬川は素手で弧月を掴み、強引に軌道を逸らした。
───警告、トリオン漏出甚大。
無機質な声が綾瀬川の中に響く。
「…チッ…!」
「二宮さん!俺ごとやってください!」
「させるか。」
綾瀬川は掴んでいた辻の弧月を乱暴に離すと辻に弧月を振るう。
それを辻は後ろに飛び退いて躱そうとする。
しかし、足はスコーピオンでその場に縫いとめられていた。
(モールクロー…!)
「くそ…!」
辻のトリオン体はそのまま両断される。
辻の緊急脱出と同時に、二宮のハウンドが綾瀬川に降り注ぐ。
綾瀬川はグラスホッパーを複数展開。
シールドを張りながらハウンドを躱す。
───
二宮隊作戦室
緊急脱出用のベッドから辻は勢いよく起き上がる。
「…」
もっと曲げていれば綾瀬川のトリオン供給機関に届いていたかもしれない。
最後のモールクローも綾瀬川がよく使う手。
勝ったと思って油断した。
「…くそ!」
辻は急いで作戦室に戻る。
『すいません、二宮さん。』
『…謝るな。
…お前の勝ちだ。辻。』
───
空中でハウンドから逃げ切った綾瀬川。
そのまま空中で抜刀の構えを取る。
「旋空弧月。」
キィと甲高い音で二宮に迫る弧月。
しかし、それは二宮の首に届く前に、音を立てて崩れる。
「…」
「お前の負けだ。綾瀬川。」
───トリオン漏出過多、緊急脱出。
緊急脱出を告げる音が響いた。
そのまま、光の道筋を残し、綾瀬川は今シーズン初の緊急脱出となった。
───
「よっしゃ!清澄くん撃破だよ!辻ちゃん!」
そう言って犬飼は辻に視線を向ける。
「…はい…!」
辻は嬉しそうにガッツポーズを作る。
「ちょっと。まだ試合終わってないよ。」
氷見は2人にジト目でそう言った。
『問題ない。辻、お前はお前の仕事をこなした。…見事だった。
…あとは俺に任せろ。』
───
『あと一歩及ばず!辻隊員を落とすも、綾瀬川隊員もトリオン漏出過多で緊急脱出!なお、得点は一番大きなダメージを与えた辻隊員の得点となります!』
『最後に点を取るのはさすがだな。』
『でも清澄くんが緊急脱出するなんてね。』
『そして二宮隊長はその場からハウンドをもう一方の戦場に放ちました!』
───
「清澄が負けた…?」
東隊、空閑の攻撃を捌きながら、柿崎は目を見開く。
「…」
照屋は弧月を構え直す。
「…それなら私が点を取ります。」
そう言って照屋は東隊、空閑目掛けて駆けた。
そんな戦場に無数のハウンドが降り注いだ。
───
柿崎隊作戦室
緊急脱出するつもりなど無かった。
だからといって本気を出す気も無かったが、勝つつもりで戦っていたのは事実だ。
あの状況からの幻踊弧月は効果的なのは分かっていたし、今考えれば防げる一手だった。
それを抜かり、辻の幻踊弧月を食らったのは他でもない、油断だった。
辻はそんな手を使ってこないだろうと。
オレの嫌いな決めつけで、二宮さんの弾に意識を逸らした。
言うまでもなく演算ミスだ。
「…」
綾瀬川はゆっくりと起き上がる。
ヴィザより強い近界民は期待できない?
ROUND4が始まる前に考えていたことを思い出す。
それ以前に、近界の敵でもない辻に負けたのはオレだ。
「…面白いな、ボーダー…。」
辻はただオレに負け続けていた訳ではなかった。
この一手のための伏線とも呼べる堅実な弧月をオレに見せつけていたのかもしれない。
負けに学ぶのがランク戦…か。
…だが、負けてやる気は無い。
自分の尻拭いは自分でする。
オレは立ち上がり、作戦室に戻る。
「あ、お疲れ様です、清澄先輩。あれは仕方ないですよ、清澄先輩だってたまには「ちょっと退いてくれるか?虎太郎。」」
そう言ってオレは虎太郎を押し退かすと、真登華のパソコンの前に立つ。
「清澄先輩…?」
オレは真登華が付けていたマイクを外す。
「え?わっ、ちょ、清澄先輩?!」
「…真登華。
…ちょっとそこ代われ。」
「…はい?」
───
一方、戦場では無数に降り注いだハウンドにより、東隊の2人は為す術なく緊急脱出。
空閑は削られ満身創痍、その状態で、こちらによって来た二宮に切り掛るも、ノーガードになった所を東に狙撃され、緊急脱出となった。
残ったのは、東、二宮、柿崎、照屋だった。
『隊長、文香。綾瀬川です。』
『!、清澄?おま、なんで?真登華は?』
『話は後だ。自分の尻拭いはする。…オレの指示通り動いてもらいます。…まず、東さんは無視でいいです。この状況なら二宮さんがいる以上撃って来ない。特に柿崎さんと文香は2枚抜きができる状況でも無い限り狙いませんし、真登華が射線管理はしてくれてる。…二宮さんが動きますよ、構えてください。』
「「!」」
二宮はトリオンキューブを分割。
『数重視ですね。文香がいる以上近付けさせない気でしょう。
…尤も、全部見切れますけど。』
『!』
柿崎、照屋の視界に、二宮の弾の弾道予測が表示される。
『もう二宮隊には1点もやらない。二宮さんは文香と柿崎さんで落としてください。』
『おま、無茶言うなよ…。』
表示された弾道予測にエスクードとレイガスト、照屋はシールドを展開する。
『出来ますよ。
…その為にオレがいる。』
───
『さて、試合もいよいよ終盤!玉狛第二は全滅、東隊長は逃げ切りの形になるか、試合の命運は柿崎隊VS二宮隊長に委ねられた!』
『ラストバトルね。人数は2対1で柿崎隊が勝ってるけど…清澄くんがいないんじゃちょっとね。』
───
「…」
二宮の放つハウンドの応酬。
それを放たれるより先に、柿崎、照屋の視界に映し出される弾道予測により、全てをシールド、レイガスト、エスクードで受ける。
「ちっ…。」
二宮は舌打ちをする。
おそらくボーダートップクラスの守備力だろうと。
柿崎を見てそう考える。
東がいる以上、フルアタックでのゴリ押しは得策じゃない。
そして何より…
ガードが的確すぎる。まるで軌道を読んでいるように防がれる。
かと言って威力重視の弾を撃てば、照屋に接近される恐れがある。
エスクードが邪魔だな…。
(それならエスクードごと吹き飛ばすだけだ。)
『…って二宮さんは考えるはずだ。次、二宮さんが6発にトリオンキューブを割ればそれはメテオラです。』
『…分かった、信じるぜ、清澄。』
二宮のアステロイドをエスクードとレイガストで受ける。
そして二宮はトリオンキューブを分割。
6発だった。
『ビンゴ。今です、柿崎さん。』
「おう、エスクード!」
柿崎の足を伝い、エスクードは二宮を囲うように展開される。
「!…ちっ…!」
(読まれた…?)
二宮は自滅を防ぐべく、メテオラを空に打ち上げた。
「文香!」
「了解!」
柿崎のエスクードに乗り、照屋は二宮との距離を一気に詰める。
『隊長、合図したらマークつけたとこにエスクード出してください。』
『は?ここって…』
『念の為です。』
エスクードで飛び上がった照屋は二宮を囲うエスクードに近づく。
「っ…!」
二宮はトリオンキューブを分割。
アステロイドで照屋を迎撃する。
しかし、それは柿崎により二宮を囲う用に展開されたエスクードに邪魔される。
そして、距離は20mを切る。
照屋の間合いだった。
「旋空弧月。」
「ちっ…。」
縦に放たれた旋空を二宮は横にスライドして躱すが、躱し切れず、足を切り裂かれる。
「!」
しかし照屋の周りには四角錐のトリオンキューブがばらまかれていた。
『だろうな。だからエスクードで二宮さんを狙える東さんの射線を切ったんだ。』
「スラスター、ON…!」
柿崎はスラスターで照屋の前に躍り出ると、勢いそのまま、シールドモードのレイガストを振り回し、二宮の置き弾を撃ち落とす。
「ちっ…!」
二宮は照屋目掛けてアステロイドを放つ。しかしそれは柿崎のシールド、レイガストに防がれる。
『チェックメイトだ。キングは取ったぞ。辻。』
そのまま、柿崎の背中で回転しながらスイッチした照屋の弧月により、二宮のトリオン体は切り裂かれた。
「ちっ…。」
光の道筋を残し、二宮は緊急脱出。
『今です、隊長。』
「!、あ、ああ。」
柿崎は合図と同時にエスクードを展開。
その直後に、照屋を狙ったアイビスが現れたエスクードに着弾した。
───
『まさかまさかの展開!柿崎隊長と照屋隊員の連携により、緊急脱出したのは二宮隊長!』
『あら意外。とんでもない連携ね。』
『予測したようにガードしていた。二宮が撃つ前に…だ。宇井のオペレートで出来る芸当とは思えない。…奴が見てるな…。』
『そして、最終局面!やはり介入してきた東隊長!しかしこれは…?』
『…これも奴の采配か…?どこまで見えているんだ?』
───
『文香、バッグワームだ。…隊長、逃がさないでくださいよ。』
『色々状況が理解出来ないが…分かった。文香、もう1回行ってこい。』
「了解!」
『柿崎さん、飛ばすなら少し南にしてください。弾道解析だと52mです。緊急脱出するために東さんは動きますよ。』
『南にか?』
『はい。まあ、あれです。
…勘ですよ。』
『わーったよ。』
柿崎のエスクードで、照屋は飛び上がる。
───
「おいおい、冗談だろ…?」
東は南に走りながら、自発的な緊急脱出をしようと試みる。
しかし、それは受理されず。
「!」
東の前に、先回りしたように照屋が降り立った。
「動いたつもりだったんだがな。」
「…私も半信半疑ですよ。本当に東さんがここに動いてるなんて思いませんでした。」
照屋は不貞腐れたようにそう言って弧月を抜く。
「見事だ。狙撃手がここまで寄られたら勝ち目がないな…。」
東は降参するように、持っていたライトニングを落とす。
そして、東も緊急脱出し、試合終了となった。
柿崎隊
柿崎 0P
照屋 2P
巴 0P
綾瀬川 3P
生存点+2P
合計 7P
二宮隊
二宮 3P
犬飼 0P
辻 1P
合計4P
玉狛第二
三雲 0P
空閑 0P
雨取 0P
合計 0P
東隊
東 2P
奥寺 0P
小荒井 0P
合計 2P
「ふう…こんなもんか…。」
綾瀬川はヘッドマイクを外し、立ち上がる。
「急に悪かったな、真登華。」
「い、いえ別に…。…え?清澄先輩、オペレーターも出来るの?」
「…休隊明けにちょっと教わったんだよ。」
「綾瀬川くんの指示ね…。やっぱりすごいわね、彼。
…何者なのかしら?」
短い期間だったが、自分に師事した弟子を思い浮かべて、三輪隊、オペレーター、月見蓮は小さく笑みを浮かべた。
各キャラからの印象&各キャラへの印象
辻新之助→1点ゴチです!
二宮匡貴→抜かったな。
宇井真登華→え?オペも出来んの?
月見蓮→弟子。
辻新之助←やられた。本当にすごい。
二宮匡貴←負けてやる気はないですよ。
宇井真登華←急にごめんね。
月見蓮←師事。
綾瀬川トリガーセット
メイン:弧月、旋空、グラスホッパー、シールド
サブ:スコーピオン、イーグレット、バッグワーム、シールド
途中からオペ代わるのってありなのかなw
情報提供待ってます。
ずっと引っ張ってきた綾瀬川と月見さんの関係は師弟関係でしたとさ。
て言っても機器操作くらいですけど。
感想、評価等お待ちしております。
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。