白い部屋の最高傑作、ボーダーにて   作:齏琥梦

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とーこーしやす。


ROUND4を終えて

『ここで決着!最終スコア7対4対2対0!B級1位はやはり強い!大量得点を挙げ、ROUND4を制したのは柿崎隊!』

 

 

 

 

柿崎隊

 

 

柿崎 0P

照屋 2P

巴 0P

綾瀬川 3P

生存点+2P

 

合計 7P

 

 

二宮隊

 

 

二宮 3P

犬飼 0P

辻 1P

 

合計4P

 

 

玉狛第二

 

 

三雲 0P

空閑 0P

雨取 0P

 

合計 0P

 

 

東隊

 

 

東 2P

奥寺 0P

小荒井 0P

 

合計 2P

 

 

 

 

『今回のランク戦はマップ中央で乱戦が繰り広げられ、かなり混沌としていたというイメージです。解説のお二方に総評を頂いてもよろしいでしょうか?』

 

『今回の試合は伏兵の辻を除けば、各隊エースが得点を挙げている。場を掻き乱し、二宮の得点機会を作った二宮隊、陽動の末、東さんに点を取らせた東隊、柿崎隊も、綾瀬川が二宮隊との戦闘に集中出来たのは、空閑と東隊を照屋、柿崎の2人が抑えていたからだ。』

 

『となると、三雲隊長と雨取隊員が何も出来ずに落とされたことが玉狛の敗因に繋がる…ということでしょうか?』

 

『落ちたことをどうこう言うつもりは無い。

 

 

 

…落とされて学んでいくのがランク戦の意義だ。』

 

───

 

玉狛第二作戦室

 

 

『隊長としての務めを果たせ。』

 

 

風間のその言葉が深く突き刺さる。

 

 

そして三雲は何かを決心したように立ち上がった。

 

 

 

───

 

柿崎隊作戦室

 

『落とされて学んでいくのがランク戦の意義だ。』

 

 

「…」

 

実際の戦場ならオレは今ここにはいないのだろう。

 

だが、ここはボーダー。

 

首を切られても、胴を裂かれても、緊急脱出するのみ。

 

 

 

生温いと思っていたが、なかなかどうしてよく出来ている。

 

 

 

「あ、おつかれー、文香、ザキさん。」

 

 

そんなことを考えていると、柿崎と文香が戻ってきた。

 

 

「おう。」

 

「4戦目も7得点!この調子で頑張りましょう!」

 

虎太郎は嬉しそうにそう言った。

 

 

「半信半疑だぜ…まさか二宮さんを落とせるなんてな…珍しく緊急脱出したと思ったら、まさか最初からオペレーターをやるつもりだったのか?」

 

柿崎はオレに尋ねる。

 

 

「まさか。…オレも緊急脱出するつもりは無かったですよ。辻の幻踊を見抜けなかったオレの演算ミスだ。負けに学ぶ…とは言っても負けてやる気はありませんよ。…言ったでしょ…自分の尻拭いは自分でする。」

 

 

オレのその言葉に柿崎は息を飲む。

 

「…て言うか…清澄先輩がオペできるなら私もう要らなかったり…アハハ…。」

 

真登華が複雑そうな表情でそう言った。

 

「馬鹿言うな。オペは本職じゃない。」

 

そう言って真登華の頭を軽く叩いたあと、頭に手を乗せる。

 

「それに…二宮さんとの戦闘に東さんが介入出来なかったのはお前が射線管理をしっかりしてたからだ。…オレはもうお前に射線管理で勝てる気がしない。自分を卑下するのは師匠のオレに失礼だぞ?…これからも頼む。」

 

「あ、う…は、はい…。」

 

真登華は照れくさそうに笑うとそう頷いた。

 

 

 

 

「これに懲りたらもう少し真面目にやったらどうですか?」

 

文香がジト目でオレに話しかける。

 

「何を言ってる。オレはいつだって…「そう言うのいいですから。」」

 

文香にそう突っぱねられる。

 

「…そうだな。…まずはインプットからだ。ログでも見るさ。」

 

「だったらそろそろやってあげたらどうです?いつも何かと理由つけて断ってるじゃないですか。…清澄先輩が断るといつも私のところにランク戦申し込んでくるんですから、あの人。」

 

その言葉に誰だと思いつつも、すぐに心当たりを見つける。

 

 

 

 

 

「…そうだな。次誘われたら引き受けることにする。」

 

 

 

───

 

『意外だったのは柿崎くんと照屋ちゃんの連携ね。二宮くんが負けたのは面白かったけど、まさか負けるとは思わなかったわ。』

 

『…二宮の弾を見切ったようにガードしていた。最後の東さんの狙撃もだ。東さんは宇井の射線管理の可能性もあるが…二宮の弾を見切ったのは宇井とは考えにくい。置き弾も的確に見切っていた。

 

 

…そんな芸当ができるのはあの男しかいない。』

 

───

 

二宮隊作戦室

 

「ちっ…。」

 

二宮は足を組んで舌打ちをする。

 

「やっぱりタダじゃ落ちませんねー、あの天才。」

 

「…綾瀬川だけでは無い、それを実行に移せる照屋と柿崎…特に柿崎だ。照屋と組んだ時の奴の援護は最早ボーダートップクラスだ。」

 

そう言って二宮は立ち上がる。

 

「綾瀬川もだ。今回は初見殺しで上手くいった。だが次回同じ手は通じないだろう。」

 

「じゃ、どーします?」

 

犬飼が二宮に尋ねた。

 

「決まっている。初見殺ししか通用しないというのなら何度でも策を練るだけだ。…想像よりもB級1位の壁は高い。今まで以上に働いてもらうぞ、犬飼、辻、氷見。」

 

「「「了解。」」」

 

───

 

『さて、これにてROUND4全ての試合が終了。順位は以下の通りとなりました。』

 

 

1位 柿崎隊 38P

2位 二宮隊 31P

3位 影浦隊 27P

4位 生駒隊 23P

5位 王子隊 21P

6位 鈴鳴第一 21P

7位 東隊 20P

8位 諏訪隊 20P

9位 玉狛第二 19P

10位 弓場隊 17P

11位 漆間隊 13P

12位 荒船隊 13P

13位 香取隊 12P

14位 那須隊 12P

 

 

 

『玉狛第二は中位、9位にランクダウン、柿崎隊、二宮隊、東隊は変動なしと言う結果になりました。』

 

『柿崎隊は独走状態ね。この調子じゃ来シーズンはAに来そう。楽しみだわ。』

 

 

───

 

諏訪隊作戦室

 

「えー!うち上位入りじゃないのー?!」

 

榎沢が駄々をこねるようにそう言った。

 

「仕方ねえだろ。鈴鳴が新戦術で生存点込みで8点も取りやがったんだ。つーかおめーが最後ドジらなきゃ2点取ってたかもしれねえだろーが。」

 

「うわ、瑠衣ちゃん聞いた?諏訪さん1点も取ってないのにあたしの所為ににしてきたよ?」

 

「諏訪さんサイテー。」

 

「あたし頑張って3点も取ったのに…!」

 

榎沢はわざとらしく泣き真似をすると、小佐野に抱きつく。

 

「あーあ、一華泣いちゃったよ?諏訪さん。謝れ〜。」

 

「そーだそーだ。」

 

「るせえ!…別に責めるつもりはねえよ。次で上位に入りゃいいだけだろーが。…再戦は直ぐなんだからよ。」

 

 

ROUND5中位昼の部

 

諏訪隊VS弓場隊VS荒船隊

 

 

「ん。次で上位入りだね。」

 

「んじゃ、今日はその前祝いに飯でも行くか。」

 

「いいですね。」

 

「久しぶりじゃないですか?」

 

「諏訪さーん、私肉〜。」

 

堤、笹森に続いて、小佐野がそう言って後ろに続く。

 

 

 

「オラ、テメーもだ、榎沢。食いたいもんねえのか?」

 

「…あたしもいいの?」

 

「…あ…?」

 

諏訪は顔を顰める。

 

「何言ってんの?一華。エースは一杯食べないと!諏訪さんの奢りだから好きなだけ食べていいんだぞー?」

 

そう言って小佐野は榎沢に近付き、頭を撫でる。

 

「そうだぞ、榎沢。諏訪さんの奢りだ。」

 

「諏訪さんの奢りだよ?榎沢。」

 

小佐野に続いて堤と笹森もそう続いた。

 

 

「お前らな…。」

 

 

「…あたしもお肉がいい。」

 

「んじゃ焼肉でも行くか。あんま食い過ぎんじゃねーぞ?オメーら。」

 

「やったー!ほら、行くよー、一華。」

 

 

 

 

「…ん。」

 

 

 

 

 

 

 

───

 

ROUND4翌日。

 

ボーダー本部会議室

 

そこで行われていたのは近々、新たに近界からの攻撃があるというエネドラの証言を元にした会議だった。

 

会議室には城戸、忍田、沢村の他に他県でのスカウト旅に出ている草壁隊、片桐隊、防衛任務中の加古隊を除いたA級部隊の隊長、そしてボーダーが誇る知将、東春秋、未来視のサイドエフェクトを持つ、実力派エリート迅悠一と言う錚々たるメンバーが揃っていた。

 

会議は進み、攻めてくるのは、「ガロプラ」か、「ロドクルーン」と言うアフトクラトルの従属国である可能性が高い。

今回の防衛作戦は大規模侵攻の爪痕を考慮して、市民には秘密裏に行い、B級以上の必要最低限のメンバーで行うことが決まった。

防衛任務、ランク戦は平常運転となる。

そして、東の口添えにより、天羽も防衛に加わる事となる。

 

 

そんな会議室にカツンと廊下を打つ、音が近付く。

 

 

 

 

「そして、今回の防衛の指揮だが…」

 

 

城戸のその言葉と同時に、会議室のドアが開く。

 

 

「遅れて申し訳ございません。何分足が不自由なもので。

 

 

…今回の防衛作戦の指揮を執らせていただきます。唐沢有栖と申します。初めましての方も多いでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

…ふふっ、以後、お見知り置きを。」

 




各キャラからの印象&各キャラへの印象

綾瀬川
風間蒼也→底が見えない。化け物。
宇井真登華→頼れすぎる先輩。頭撫でてくれた…!
二宮匡貴→ボーダートップの万能手。

風間蒼也←小さい人。
宇井真登華←替えのきかない駒。顔赤いよ?
二宮匡貴←次は落とす。


榎沢
諏訪洸太郎→生意気なエース。
小佐野瑠衣→エース。妹分。

諏訪洸太郎←隊長。いい人。話してて楽しい。
小佐野瑠衣←飴くれる。面白い人。



諏訪隊と玉狛なぁ…何時ぶつけようかなw

ガロプラ編はおそらくオリジナルになる可能性高しです。



感想、評価等お待ちしております。

幕間何読みたいんじゃワレェ!

  • 誰かの独白。多分榎沢か三輪。
  • 掲示板形式のやつ。(作者無知)
  • 日常小話。
  • if(綾瀬川VSボーダー)
  • 住民税高すぎ。
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