白い部屋の最高傑作、ボーダーにて   作:齏琥梦

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遅くなっちった。
ごめんなさいm(._.)m


B級ランク戦ROUND5 諏訪隊VS弓場隊VS荒船隊②

『大胆不敵!MAPの斜面を一気に駆け上がった榎沢隊員、荒船隊の半崎隊員と穂刈隊員を瞬く間に撃ち抜き、諏訪隊が2点獲得!』

 

武富が興奮気味にそう言った。

 

『諏訪さん達をいい感じに囮にしたねー。』

 

『…目立ちすぎじゃないですか?』

 

──

 

「!」

 

榎沢は勘で察知し、背中に集中シールドを展開する。

直後、集中シールドがイーグレットを弾いた。

 

「ありゃ…!」

 

榎沢の視界の先。

イーグレットを携えた外岡が、榎沢から逃げるように建物から飛び降りた。

 

「…ハウンド。」

 

榎沢はポケットに手を入れたまま、キューブを分割。

外岡目掛けてハウンドを放つと、グラスホッパーを展開。

外岡を追った。

 

 

『弓場さん、榎沢釣れました。』

 

『…ああ。助かるぜ、トノ。』

 

──

 

榎沢が外岡を追い始めた直後。

MAP東にいた、堤がMAP西の諏訪、笹森を視界に捉える。

 

「!、堤!!」

 

「っ?!」

 

直後、背後からの弾幕。

堤は咄嗟のシールドを張るが、数箇所射抜かれ、トリオンが吹き出し、片腕を失う。

そこにはバッグワームを羽織り、リボルバーを構えた弓場が。

横には帯島も控えていた。

 

「チッ、ヤロォ…!」

 

すぐさま臨戦態勢。

諏訪はショットガン2丁を構え、笹森はカメレオンで姿を消した。

 

『笹森先輩は自分が引き受けるッス!』

 

帯島はトリオンキューブを生成。

レーダーを頼りに、笹森にハウンドを撃ち出す。

 

笹森はシールドで受けながら姿を現す。

 

──

 

『ここで弓場隊が諏訪隊を急襲!堤隊員が大きく削られたか!』

 

『弓場さん強気に出たねー。堤さんが削られてるとはいえ、帯島ちゃんは笹森くんの相手だろうから2対1。トノくんはガン逃げ中だから援護も入れないでしょ。』

 

犬飼はそう言って顎に手を当てた。

 

『…外岡先輩も逃げ切れなそうですね。』

 

黒江は不機嫌そうにそう言った。

 

 

──

 

グラスホッパーによる高機動。

外岡を射程に捉えた、榎沢の早撃ちが炸裂する。

 

「ありゃ、ヤバ…。」

 

外岡は足をいぬかれ、その場に転ぶ。

その隙を逃す榎沢では無く、左手でもう片方のホルスターに手を添え、フルアタックの構えを取る。

それを察して外岡はシールドを張りながら、ライトニングを生成。

ダメ元で榎沢にライトニングを向けた。

 

 

…その直後、榎沢目掛けて、旋空が放たれる。

 

「…っと。」

 

榎沢は体を仰け反らせ、避けるとそのままバク転。

後ろに飛び退くと、外岡にハンドガンを発砲。

しかし、それは外岡のシールドと、突然現れたシールドに防がれる。

そして外岡はライトニングを発砲。

榎沢は首を動かして避けると、再び発砲。

しかし、再び外岡のフルガード、そしてもう1枚のシールドに防がれる。

 

「ちぇ、めんどくさ。」

 

「ありゃ…。」

 

そして、後ろからバッグワームを羽織り現れた荒船に、外岡のトリオン体は切り裂かれた。

 

「悪ぃが1点貰うぜ。」

 

「別にいいけど返してもらうよ?」

 

そう言って榎沢は拳銃を2丁、荒船に向ける。

 

──

 

『ここで外岡隊員緊急脱出!荒船隊長が榎沢隊員から横取り、1点獲得!』

 

『上手く持ってったね、荒船。』

 

『でも、弧月だけじゃ榎沢先輩には勝てないですよね?』

 

黒江が犬飼に尋ねる。

 

『まあ榎沢ちゃんは射程と火力が上がった弓場さんみたいなもんだからね…。並の攻撃手じゃキツイかな…。』

 

──

 

「ほらほらー、逃げてばっかじゃ勝てないぞー?」

 

榎沢は走りながら、逃げる荒船にフルアタック。

荒船はバッグワームを解除し、フルガードで榎沢の射撃を受ける。

 

「時間切れまで粘る気?」

 

「ハッ!…まさか。

 

 

…ぶった斬るに決まってんだろ。」

 

 

荒船は曲がり角で急旋回。

弧月を抜いて、榎沢に切り掛る。

 

 

「見え透いた奇襲だね。言っとくけど、攻撃手の間合いでもあたしの方が強いよ?」

 

 

榎沢はしゃがみこんでよけると、地面に手を付き、そのまま手を軸に荒船の胸を蹴り飛ばす。

そしてハンドガンを発砲。

 

「チッ…!」

 

荒船は片腕でそれを受けながら、後ろに飛び衝撃を逃がすと、シールドで榎沢の弾を受ける。

 

 

「前回は逃げられたからさ。叩き潰すって決めてるんだよね。」

 

榎沢はもう片方のハンドガンに手をかけ、フルアタックの構えを取る。

 

「…」

 

荒船はバッグワームを生成。

それを羽織る事無く、榎沢に投げる。

 

「っと、ぶな!」

 

「チイッ…!」

 

バッグワームを両断しながら放たれた旋空。

榎沢は勘でそれをよける。

 

「いいね…!一方的じゃつまんないしっ!」

 

距離を詰めた荒船は榎沢に絶え間なく弧月を振り下ろす。

榎沢はヒラヒラとそれをよける。

 

「っ…お前といい綾瀬川といい…嫌になるぜ、全く…。」

 

荒船は余裕そうに弧月を避ける榎沢を見て、苦笑いを浮かべる。

天才銃手、榎沢一華。

入隊して半年と経たず、頭角を現したまさに天才。

大抵の攻撃手では相手にならない程の火力。

そして、奇襲の通じない超直感。

 

自分が勝てないのは目に見えていた。

 

だが、そんなの諦める理由にはならない。

 

 

「またー?」

 

再び投げられたバッグワーム。

荒船は後ろに飛び退いた。

 

今度は、榎沢がそれを利用し、荒船に飛びかかる。

 

「!、あれ?」

 

バッグワームが消え、榎沢の視界に映った荒船。

 

荒船は笑みを浮かべながら、アサルトライフルをこちらに向けていた。

 

 

──

 

『アサルトライフル?!』

 

武富が声を上げた。

 

『…ハハッ、これは予想外。…でも…

 

 

 

 

 

…ちょっと遅いかな。』

 

──

 

荒船はアサルトライフルに指をかける。

 

「撃ち合いで勝とうなんて、100年早いんじゃない?」

 

荒船の瞬く間。

榎沢はハンドガンを抜いて、荒船のアサルトライフルの銃口を撃ち抜いた。

 

「っ?!」

 

アサルトライフルは暴発。

荒船の右手を奪う。

 

「アイデアは面白いけどね。」

 

そう言って榎沢は荒船を蹴り飛ばすと、榎沢の背後に生成されていた、トリオンキューブが光り輝いた。

 

「ヤロォ…!」

 

そう言って荒船は悔しそうに笑みを浮かべ、トリオンの嵐に包まれた。

 

──

 

『荒船隊長もここで緊急脱出!諏訪隊が3点目を獲得!』

 

『荒船の銃手トリガーか。楽しみになる負け方だったねー。』

 

犬飼はそう言って笑った。

 

『荒船も本格的に完璧万能手目指し始めたってことかな?』

 

『そしてもう一方の戦場でも動きがあった!堤隊員がトリオン漏出過多で緊急脱出!笹森隊員と帯島隊員も相討ちとなり緊急脱出!弓場隊、諏訪隊両隊が得点をあげた!』

 

──

 

『諏訪さーん、死んでるー?』

 

『生きてるわ馬鹿!とっとと来やがれ!』

 

堤が落ちたことにより、諏訪は弓場の早撃ちの前に防戦一方となる。

 

「っ…やべぇ…!」

 

弓場の早撃ちにより、諏訪の片腕がショットガンごと撃ち落とされた。

 

『ちょっとー?あたしが60m入るまでに死なないでよー?』

 

『うるせェ!』

 

諏訪はフルガードに切り替える。

 

「…」

 

弓場はそれを見るや否や、ハンドガンのマガジンを切り替える。

 

「っ…おいおい…。」

 

「…悪ぃな、諏訪さん。逃げ切りはさせてやれねェ。」

 

弓場が放ったのはバイパー。

それを防ぐために、広がったシールドを、弓場のアステロイドが撃ち砕いた。

 

 

──

 

『諏訪隊長も逃げきれず!弓場隊VS諏訪隊、MAP西での攻防は弓場隊が制する形となった!そして残ったのはボーダー屈指の銃手2人!』

 

『おお、見たかった形!』

 

犬飼は少し興奮気味に声を上げた。

 

『犬飼先輩はどっちが勝つと思いますか?』

 

黒江が犬飼に尋ねた。

 

『うーん、ハウンドがある分射程は榎沢ちゃんだし、火力も榎沢ちゃんが圧倒的だよね…。』

 

『じゃあ榎沢先輩予想ですか?』

 

黒江が尋ねる。

 

『…でも、早撃ちで言えば弓場さんに分があるね。それに弓場さんって1対1だとめちゃくちゃ勝負強いから。…分からないかな。』

 

──

 

「…」

 

「…」

 

家屋の屋根に立つ榎沢。

榎沢はポケットに手を入れたまま、トリオンキューブを分割する。

 

弓場はそれを見据えると、シールドを展開しながら、榎沢目掛けて駆けた。

 

「メテオラ。」

 

弓場目掛けて放たれたメテオラ。

 

その爆風を、シールドに包まれた弓場が抜けてくる。

 

「へえ…。ハウンド。」

 

さらに分割。

今度は多角的なハウンドで攻める。

 

しかし、弓場は巧みにシールドを動かしながらそれを受ける。

 

 

『距離30!』

 

藤丸の通信が響く。

 

 

 

 

『距離25!』

 

 

この通信は小佐野。

弓場は、榎沢の射程に入った。

 

榎沢はポケットから手を抜くと、ホルスターのハンドガンを弾く。

 

──

 

『ここ…だね。ここを弓場さんが耐え抜いて射程に入れば弓場さん有利だ。』

 

犬飼が目を細めながらそう呟いた。

 

──

 

「っラァ…!」

 

 

 

『抜けた!距離20…!』

 

 

「うわ、すっごい!!」

 

榎沢は思わず声を上げる。

 

弓場の間合い。

ホルスターから拳銃を抜いた弓場のアステロイドが榎沢を襲う。

 

シールドが間に合わず、弓場の弾は榎沢の頬を掠める。

 

「…」

 

榎沢はシールドで弓場の弾を受けながら、グラスホッパーを複数展開する。

 

「逃がすかよォ...!」

 

「逃げないよ。」

 

「!」

 

榎沢はグラスホッパーに足を駆けて、シールドを構えたまま飛び上がる。

弓場は弾道をあげて、榎沢を追うが、グラスホッパーで縦横無尽に飛び回る榎沢を追いきれなくなってくる。

 

「チッ…!」

 

弓場はもう片方の拳銃を抜き、フルアタックを仕掛ける。

 

「っと…!ほんっとに早いね…!」

 

榎沢のツインテールの片方が射抜かれ散る。

 

「あたしのチャームポイントなんですけど?」

 

榎沢は弓場の弾を避けながらグラスホッパーで空を駆け、トリオンキューブを分割する。

 

「メテオラ。」

 

「!…チッ!藤丸!」

 

地面を穿ったメテオラ。

爆風に視界を遮られた弓場は手で顔を被いながら、藤丸に通信入れる。

そして視覚支援を頼りに、こちらに迫る榎沢に拳銃を向けた。

 

榎沢もこちらに拳銃を向け、アステロイド同士の撃ち合いとなる。

 

 

距離は15m。

有利なのは依然、弓場であった。

 

「っと、あ。」

 

榎沢のハンドガンが射抜かれ、ハンドガンは暴発。

榎沢の右手を奪った。

 

榎沢はシールドを張ったまま棒立ち。

 

 

好機と見た弓場はフルアタックに切り替え、畳み掛ける。

 

「っ…!」

 

榎沢はシールドを構えながら、後ろに飛び退いて弓場の射程から出ようとする。

 

「言ったはずだぜ、逃がさねぇってよ!」

 

「すごいね弓場さん。早撃ちなら勝てないや。」

 

榎沢と距離を詰めた弓場。

そしてトドメを刺すべく、榎沢に拳銃を2丁向けた。

 

 

 

 

その瞬間、上からの射撃に、両腕を落とされる。

 

 

「!?」

 

弓場は視線を上にあげる。

 

「チッ、フルガードじゃねえのかよ…。」

 

「あたしトリオン高いからねー。使えるものは使うよ。

 

 

…あたしの才能だもん。」

 

「ハッ、違いねェ。」

 

そのまま、上からの弾幕にトリオン供給器官ごと撃ち抜かれた。

 

 

──

 

『ここで試合終了…!銃手対決を制したのは榎沢隊員!7対3対1!B級ランク戦ROUND5、中位昼の部を制したのは諏訪隊!』

 

諏訪隊

 

 

諏訪 0P

堤 0P

笹森 1P

榎沢 4P

生存点+2P

 

合計 7P

 

 

 

弓場隊

 

 

弓場 2P

外岡 0P

帯島 1P

 

合計 3P

 

 

荒船隊

 

 

荒船 1P

穂刈 0P

半崎 0P

 

合計 1P

 




各キャラからの印象&各キャラへの印象(榎沢)

荒船哲次→天才銃手。
弓場拓磨→強い。自分以上の銃手。

荒船哲次←帽子。銃手トリガー教えたげよっか?
弓場拓磨←グラサン。強い。早撃ちの腕まじか。


荒船さんは多分アサルトライフルを使う銃手になる予想で、荒船さんの銃手トリガーを解禁してしまいました。
原作と矛盾が出てきそうだったら修正するかもです。
ゾエさんか犬飼が師匠になりそう。
多分ゾエさん。

感想、評価等お待ちしております。

幕間何読みたいんじゃワレェ!

  • 誰かの独白。多分榎沢か三輪。
  • 掲示板形式のやつ。(作者無知)
  • 日常小話。
  • if(綾瀬川VSボーダー)
  • 住民税高すぎ。
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