白い部屋の最高傑作、ボーダーにて   作:齏琥梦

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なんとランキングにこの作品が載っているではないか!
めっちゃ伸びてると思ったら…!

本当に感謝しかないです。
期待に添えるように頑張ります。



…と言いながら0時間に合いませんでしたw


B級ランク戦ROUND2 VS諏訪隊、那須隊①

『皆さんこんにちは。B級ランク戦ROUND2昼の部、実況を務めます。風間隊の三上です。解説席には、二宮隊の犬飼先輩と東隊、東さんをお招きしています。』

 

『『どうぞよろしく。』』

 

『ROUND2は諏訪隊、柿崎隊、那須隊の三つ巴対決になります。解説のお二方はどのような試合展開になると思いますか?』

 

『数的有利で言うと柿崎隊ですね。最近4人部隊になりましたから。』

 

三上の質問に東が答えた。

 

『ですがそこまで差はないと思いますよ。火力は柿崎隊、射程で言えば狙撃手のいる那須隊、近距離で言えば諏訪隊でしょう。』

 

『俺個人で言えば全体的に中距離戦闘が得意な部隊だから熱い撃ち合いが見れそうで楽しみかな。』

 

犬飼が答えた。

 

『確かに…那須隊には射手の那須隊長が、諏訪隊は銃手2人、柿崎隊は銃手の巴隊員と万能手が3人ですね。』

 

『だから那須隊はどこで戦っても有利は変わらない。普通のマップを選ぶんじゃないですかね。』

 

『そうですね。さて、ステージはどこに選ばれるのでしょうか。』

 

 

 

 

 

 

 

柿崎隊作戦室

 

「どこのマップが選ばれるかは分からないが、いつも通りで行く。合流を優先して火力で押し切る。」

 

「了解です。」

 

「1対1でも点を取れる、諏訪さん、那須、熊谷、笹森には注意しろ。」

 

「狙撃手の茜ちゃんの射線にも気を付けてね〜。」

 

「綾瀬川先輩、今日もイーグレットを?」

 

照屋が綾瀬川に尋ねた。

 

「まあ入れるだけ入れておくよ。…あんまり期待しないでくださいね?」

 

「分かってる。それにイーグレットは牽制でも使えるだろ。」

 

「まあそうですね。」

 

「勢いこのまま勝つぞ…!」

 

「「「おお!」」」

 

「…おー…。」

 

 

 

 

 

──

 

那須隊作戦室

 

「マップはどこを選んでも変わらなそうね…戦いやすい市街地Aでいきましょう。」

 

那須隊隊長、那須(なす) (れい)はマップを市街地Aに決める。

 

「うちだけ狙撃手がいるわ。茜ちゃんは早めに高台を取るように動いてね。」

 

「わっかりましたー!」

 

日浦は元気に返事をした。

 

「でも、ROUND1では綾瀬川がイーグレットを使ってたじゃない?」

 

「綾瀬川くんはそこまでイーグレットのポイントが高くないみたい。ネタが割れてるこの試合では効果は薄いから使ってこないんじゃないかしら?…でもまあ、2人とも射線には注意してね。小夜ちゃんはサポートお願いね?」

 

「分かりました。」

 

 

 

 

──

 

諏訪隊作戦室

 

「市街地Aか、まあ妥当だなァ。」

 

諏訪(すわ) 洸太郎(こうたろう)は煙草を加えたまま話す。

 

「まあいつも通り行くか…。」

 

 

 

 

 

 

 

──

 

『さあ、那須隊によりステージが選択されました…「市街地A」!ステージは、「市街地A」です!犬飼先輩、マップの説明をお願いします!』

 

『えー?市街地Aの説明なんていらないでしょ。うーんまあでも初めての人のために簡単に。一番普通のマップですね。建物が並んだ市街地って感じ。高い建物もあるから狙撃もし易い、開けた場所もある。少ないけど屋内戦もあるんじゃないかな?』

 

『なるほど…さて、それでは各隊転送スタートです!なお転送位置はランダムです!

 

 

 

 

 

 

 

…転送完了!ステージは「市街地A」天気は晴れ、時間帯は昼、B級ランク戦ROUND2スタートです!』

 

 

 

 

──

転送位置は小さな公園の真ん中だった。

オレはレーダーを見る。

運がいい。

照屋が近かった。

 

『隊長、綾瀬川先輩が近いです。こっちで合流してから2人で向かいます。』

 

『分かった、俺と虎太郎もそこまで遠くない。文香と清澄は1人のうちはバッグワームをしておけ。』

 

『『了解。』』

 

オレはバッグワームを付けると、照屋の元に走り出した。

 

 

 

 

『まずは那須隊、日浦隊員と柿崎隊の綾瀬川隊員、照屋隊員がバッグワームを装着!日浦隊員は高台を、柿崎隊の2人は合流しようという考えか!』

 

『柿崎隊は転送位置が良いですね。このまま行けばすぐに合流出来そうです。』

 

『でも、諏訪隊も合流は簡単そうだね。那須隊は日浦ちゃんだけ遠いけど狙撃手だから高台さえ取れちゃえば問題ないしね。那須ちゃんと熊谷ちゃんもそこまで離れてない。これは個人でってよりはチームでの撃ち合いが見れそうだね。』

 

 

 

 

 

 

「待たせたな、照屋。一応射線が通らない道を通って遠回りになった。」

 

「いえ、問題ないです。」

 

『隊長、綾瀬川先輩と合流出来ました。』

 

『分かった。ならすぐこっちに来てくれ。諏訪隊が近づいてきてる。』

 

『『了解。』』

 

 

 

 

『どの隊も2人以上揃いましたね。この動きは諏訪隊が柿崎隊の柿崎隊長と巴隊員に仕掛けますね。』

 

『ま、4人揃ったらしんどいだろーから先に削っとこうってとこかな。』

 

『那須隊も高い位置取りましたね。今回はどの隊も転送位置が良かったという感じですね。』

 

 

 

 

「いきましょう、綾瀬川先輩。」

 

「…ああ。」

 

綾瀬川と照屋の2人は、柿崎達の所へ走り出す。

 

『文香、綾瀬川先輩、那須隊が高い位置取った!攻撃来るかも!』

 

その言葉に少し離れた一際大きな建物を見ると、そこにはトリオンキューブを構えた那須が立っており、それを守るように熊谷が立っていた。

 

「来るな…照屋。」

 

「はい。」

 

那須が弾を撃ち出す。

ログで見た、バイパーでの広範囲のフルアタック。隊員の間では鳥籠と呼ばれる戦法だ。

 

2人は背中合わせシールドで全範囲を守る。

そしてシールドにバイパーの雨が降り注いだ。

 

 

 

 

『ここで那須隊長のバイパーが柿崎隊の照屋隊員と綾瀬川隊員を襲う!』

 

『那須隊は早い段階で合流と高い位置を取りましたね。これは有利に試合を運べると思います。那須の鳥籠はそう簡単には攻略できませんからね。』

 

 

 

『隊長、那須隊に見つかりました。射線を切りながら少し遠回りしていきます。』

 

『分かった、気をつけろよ!』

 

『はい。』

 

 

 

 

 

『一方の諏訪隊サイド、堤隊員と笹森隊員が合流。諏訪隊長も柿崎隊長の逆サイドから接近!』

 

 

 

「来るぞ、虎太郎。」

 

「はい!」

 

曲がり角から飛び出した堤がマシンガンを乱射。巴が防ぎつつ、柿崎もアステロイドを乱射、撃ち合いが始まった。

 

『隊長、反対側から諏訪さんが来てる!』

 

「分かった!虎太郎、少し開けた場所に出るぞ。挟まれたら不利だ。」

 

「了解です。」

 

諏訪が合流する前に2人は、少し先の空き地に向けて走り出す。

 

 

『両サイドで戦闘が始まった!』

 

『どちらも柿崎隊が少し不利ですね。諏訪隊は3人揃いそうですし那須隊は高台を取っていますから。』

 

『ではこのまま柿崎隊を全滅させてから諏訪隊VS那須隊になる…という事でしょうか。』

 

『それはどうでしょう。綾瀬川は昨日まで射手ですからね。』

 

 

 

 

『第二波くるよ!文香!先輩!』

 

那須のバイパーが2人を襲う。

 

「…照屋、ガード任せるぞ。」

 

そう言いながら俺は両手にトリオンキューブを生成する。

 

「那須先輩と撃ち合う気ですか?相手はバイパーですよ?」

 

「前に言ったろ。バイパーも使えるって。…バイパー。」

 

那須のバイパー目掛けてこちらもバイパーを撃ち出す。

それは綺麗に全弾射抜き、空中で光る。

 

 

 

 

 

 

「!、くまちゃん。あっちもバイパーを撃ってきたわ。」

 

「綾瀬川ね…。ちっ…あいつ情報が少ないのよ…。やっぱりバイパーも使えたのね。」

 

那須の言葉に熊谷は悪態を吐いた。

 

「バイパーの撃ち合いで負ける訳には行かないわ。」

 

そう言って那須はさらにバイパーを生成して撃ち出した。

 

 

 

 

『那須隊サイドはバイパーでの撃ち合いになりました!綾瀬川隊員と那須隊長のバイパーがぶつかる!』

 

『でもまあ那須ちゃん有利でしょ。なんたってB級最強のバイパー使いなんだから。』

 

『と、言うと?』

 

『バイパーは通常打つ前に弾道を設定して撃ちます。ですが那須隊長の場合はリアルタイムで弾道を設定しているので状況によって弾道を変えることができますから。』

 

『なるほど。』

 

『綾瀬川の手には余ると思いますよ。現に綾瀬川は那須のバイパーを近くまで引き付けてから落としています。那須が自分が有利なのはもう分かっているはず。弾数を増やされればきついと思います。』

 

 

 

 

 

展開は実況の言う通りになり、那須は先程以上のバイパーを放った。

 

「ちっ…」

 

綾瀬川は舌打ちしながらフルガードに切り替えた。

 

「時間差で撃ってきてますね。このままじゃ削り落とされる。」

 

「…はぁ…」

 

綾瀬川は少し考えた後、ため息を吐いた。

 

「照屋、もう一度ガード任せるぞ。」

 

「でも撃ち合いじゃ…」

 

「まあ任せとけ。

 

 

…これでもオレは古参の射手だぞ?」

 

 

 

 

 

「このまま削り落とすわ。くまちゃんはバッグワームで近付いて。」

 

「分かった。」

 

「…バイパー…!」

 

那須は今日最多の弾を柿崎隊の2人目掛けて放った。

 

 

するとそれと同時に柿崎隊サイドから弾が打ち上がったのだ。

 

 

 

「!、くまちゃん!」

 

熊谷はすぐに引き返すと、那須にシールドを張った。

 

「何を考えているの?撃ち合いなら私の方が有利よ。」

 

那須はリアルタイムでバイパーの弾道を引ける。

綾瀬川のバイパーを躱すようにすぐさま弾道を引いた。

 

 

 

 

それに合わせて、綾瀬川のバイパーも曲がる。

バイパーは空中でぶつかり、相殺された。

 

 

 

『!、これは…!!』

 

『驚きましたね…これはまさか…』

 

『飛んだ隠し球…いや、隠し弾だね。』

 

 

 

 

「まさか綾瀬川先輩、リアルタイムでバイパーを…?」

 

「言っておくがあっちの隊長程曲げれないからな?あんまり期待するなよ。」

 

そう言ってさらにトリオンキューブを9×9×9の立方体に分割させる。

 

「バイパー。」

 

無機質な瞳は、空に上がる那須のバイパーを完全に見切っていた。




ROUND2、綾瀬川のトリガー編成

メイン:バイパー、弧月、イーグレット、シールド
サブ:バイパー、メテオラ、バッグワーム、シールド



ROUND1の編成をB級ランク戦ROUND1③のあとがきに追加しておきました。
もし良かったら見てみてください。


感想、評価等よろしくお願い致します。

幕間何読みたいんじゃワレェ!

  • 誰かの独白。多分榎沢か三輪。
  • 掲示板形式のやつ。(作者無知)
  • 日常小話。
  • if(綾瀬川VSボーダー)
  • 住民税高すぎ。
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