そろそろ投稿ペース戻さないとなぁ…。
『南沢隊員のピンチに生駒隊のメンバーが集結!隠岐隊員を入れて4対1!圧倒的不利なこの状況、綾瀬川隊員は2本目の弧月を抜きました!』
『綾瀬川の二刀流か。…前シーズンのROUND3でちょっとやってたな。でもそれ以降じゃ個人ランク戦でも見たことねえ気がする。』
そう言って出水は顎に手を当て、笑みを浮かべる。
『…突拍子も無いことして…。生駒さんの剣術に勝てるんですか?』
木虎が尋ねる。
『…さあな。でもまあ…あいつは右左両手で弧月が使える。単純計算すりゃ…
…2倍だろ。』
──
『海!あんま詰めんなや!片足だけやろ?』
『了解っす!』
綾瀬川と鍔迫り合いしていた南沢がグラスホッパーで後ろに飛び退いた。
「旋空弧月。」
そこに生駒の旋空が放たれる。
綾瀬川は飛び上がり避ける。
『浮いたで、水上!』
「了解。アステ…ロイド!」
「…ハウンドか。」
「バレてるやん。」
水上のアステロイド改め、ハウンドは綾瀬川を追うように進路を変える。
綾瀬川は右手の弧月でそれを叩き落とす。
『隠岐!』
『りょーかい。』
遠くで戦場を見ていた隠岐は、飛び上がった綾瀬川の頭に照準を合わせる。
『清澄先輩、そこから45度。絶好の狙撃ポイントだよ。』
『助かる。』
綾瀬川は宇井の指定した位置に視線を向ける。
『!、アカン!アカンっすわ。きよぽんと目合いました。』
隠岐の放ったライトニング。
綾瀬川は首を動かし、最小限の動きで避ける。
『海!畳み掛けぇや!隙作ったら終わりやで!』
『了解ッス!』
着地した綾瀬川に、南沢がグラスホッパーで組み付く。
「片足でよくやるな。」
綾瀬川は南沢の弧月を受けながら、視線を南沢の足に落とした。
「っ…?!」
南沢は足への攻撃を警戒し、視線を落とす。
「ハズレだ。」
「!、やべ。」
綾瀬川の左手で持っていた弧月の光が消える。
そして、綾瀬川の右手の側面からスコーピオンが飛び出した
それは、南沢がの弧月を持っていた腕を切り飛ばす。
「1点目。」
「旋空弧月。」
南沢に弧月を振り下ろす前に、綾瀬川目掛けて旋空が放たれる。
南沢の頭上スレスレを通り抜けたそれは、綾瀬川に牙を剥く。
「ちっ…。」
綾瀬川は2本の弧月を重ね、後ろに飛びのきながら受ける。
「させるわけないやろ。」
ゴーグルの奥。
生駒の目がギラつく。
「4人もいるんだ。
…ハンデ下さいよ。」
そう言って綾瀬川は目を細める。
そして再び、綾瀬川と生駒の弧月がぶつかった。
──
『生駒隊の連撃炸裂!綾瀬川隊員、防戦一方か!』
『つってもあれで生き残ってるのがおかしいけどなー。』
出水は頭をかく。
『流石の回避能力ですね。』
木虎は少し悔しそうにそう言った。
『あいつの回避能力は相変わらずだが…やべえのは隠岐の位置見抜いて指示出したオペ…宇井ちゃんだろ。』
出水はそう言って目を細めた。
『現場とオペじゃ比較になんねーかもしれねえが…射線管理だけでいや全オペレーターどころか…綾瀬川以上じゃねえか?』
『!、おっと!ここでマップ東にも動きがあった!犬飼隊員と辻隊員が柿崎隊を急襲!』
『まずいな、二宮さんも来てる。』
──
「うお、迎撃態勢は十分って感じだね。」
柿崎隊の元にたどり着いた犬飼と辻。
そこには無数のエスクードが。
そして2人待ち構える様に照屋が立っていた。
右手に弧月。
左手にハンドガン。
臨戦態勢で照屋は目を細める。
「!、巴くんがいない。
…!、犬飼先輩!」
「どわっと!!」
横から飛び出した巴が振り下ろした弧月を、犬飼は既で避けると、アサルトライフルの銃口を向ける。
巴はグラスホッパーに足をかけると、シールドを構えながら飛び退いた。
「すいません、仕損じました。」
そう言って巴は照屋の隣に立つ。
「問題ないわ。でも、二宮さんが来る前にどちらか…出来れば両方落としたいわね。」
そう言う照屋だが、そう上手くは行かないことは分かっている。
どちらも元A級。
マスターランクの猛者だ。
「相性的に私が辻先輩の相手をするのが良いけれど…そうさせてはくれなそうね。」
目の前の辻は明らかに巴狙いだった。
『俺と文香で犬飼をやる。虎太郎は辻を引き付けてくれ。』
『了解です。』
その言葉と同時に、巴はバッグワームを羽織り、グラスホッパーで戦場から離脱する。
「!、辻ちゃん。」
『…誘われてますね。でも、このまま巴くんに潜まれると面倒です。』
『だよねー、奇襲も警戒しなきゃ行けなくなる。…これはめんどい。辻ちゃんが照屋ちゃんとやる?』
その問いに答えたのは隊長である二宮だった。
『バカを言うな。辻は巴を追え。犬飼は俺が到着するまで時間を稼げ。死ぬなよ、やれるな?』
『辻、了解。』
『はあ、しんど。やっぱそうなりますよね。…犬飼了解。』
──
『マップ東の柿崎隊VS二宮隊の戦闘は2手に分かれました!』
『まあ辻ちゃんは照屋ちゃんとは相性わりぃからなー。妥当っちゃ妥当だが…犬飼先輩の負担はでかくなる。』
『犬飼隊員がピンチということでしょうか?』
武富が出水に尋ねた。
『いや、ピンチって訳でもねえな。ザキさんの要塞…エスクードの弱点はなんだと思う?』
『?、消費トリオンが多いのと…動かせない…でしょうか?』
木虎がそう答える。
『そうだ、動かせねえ。だからこの状況で犬飼先輩がとるべき最善の策は…』
──
「じゃ、逃げるね。照屋ちゃん。」
犬飼はアサルトライフルを構えたまま照屋、柿崎から距離をとった。
「まともに戦うわけないでしょ。勝てる気しないし。」
「隊長!」
「ああ!」
照屋、柿崎はすぐさま犬飼の後を追う。
──
『ここで犬飼隊員が戦場から離脱!柿崎隊の2人が後を追う!』
『ま、そうなるわな。俺でもそうする。機動力なら照屋ちゃんの方が上だろうが…犬飼先輩はガードに徹して粘れば…
…逃げた先には絶対的なエースがいるって寸法だ。』
──
『ザキさん!文香!』
走っていた照屋と柿崎に宇井が待ったをかけた。
「ちっ…お出ましかよ…。」
柿崎、照屋が見上げた上空に無数の弾幕が映る。
柿崎はすぐさまエスクードを展開。
レイガストを構えた。
降り注ぐ弾幕を照屋を庇う様に柿崎が受け切る。
「いやー、助かりました。」
犬飼は飄々とそう言いながら、ナイトのように王の隣に立った。
「上出来だ。このまま蹴散らすぞ。」
「りょーかい。」
射手の王、二宮匡貴が柿崎隊の前に降臨した。
──
『ここで二宮隊長が柿崎隊の前に立ち塞がった!』
『やっぱこうなったかー。ROUND4じゃザキさんと照屋ちゃんの連携で二宮さんに勝ってるが…ありゃ綾瀬川のオペありきだ。それに今回は犬飼先輩もいる。二宮隊が有利だろうな。』
出水はそう見解する。
『二宮隊長の参戦で大ピンチ!柿崎隊、どう切り抜けるか…!』
──
『清澄先輩、二宮隊と交戦になっちゃった!こっち来れそう?』
『虎太郎は?』
『辻先輩を引き付けてくれてる。』
『なるほど。』
生駒の弧月を弧月で、水上の弾をシールドで受けながら綾瀬川は内部通話でそう返した。
『了解した。…すぐに向かう。
…ってことなんで…死なないでくださいよ、隊長、文香。』
『無茶言いやがるぜ…。
…ああ。』
『了解!』
「…」
生駒の弧月を受けながら、綾瀬川は息を大きく吸い、目を閉じる。
そしてゆっくりと開けられる目。
明らかに雰囲気の変わった綾瀬川に生駒は冷や汗を浮かべ、笑みを浮かべた。
「野暮用だ。」
「!」
綾瀬川は鍔迫り合いをしていた生駒の腹を蹴り、距離をとる。
「逃がさせへんで!俺と遊んでこうや。」
背中見せた綾瀬川を追いながら生駒は好戦的な笑みを浮かべた。
──
「柿崎隊がB級最強…?ハッ、そりゃねえだろ。綾瀬川が居なきゃ上位にもなれないんじゃねえの?」
これはロビーで他の隊員が話していた事だった。
「分かる。特に隊長の柿崎さん。前シーズンのROUND2から得点なしだろ?いくら援護に特化したとは言えB級1位の隊長で無得点って…恥かしくないのかね。」
分かってる。
俺がB級1位に入れるのは清澄、文香、虎太郎、真登華のおかげだ。
分かってる。
隊長だって本当は清澄がやるべきだ。
俺みたいに優柔不断じゃない。
戦況を見抜く慧眼と判断力。
太刀川さんにも勝ち越す程の弧月の腕。
非の打ち所の無い、まさにボーダー最強の傑物。
そんな奴が俺の隊にいる。
「あーあ、うちにも綾瀬川先輩みたいなエースが運良く入ってこないかなー。」
「おいおい、そう言う事は本人の前で言うんじゃねえよ。」
そう言って俺はチョップを落とす。
「か、柿崎さん?!」
「ま、言いたいことは分かるけどよ…
…こんなんでも一応隊長なんだよ。」
「え、えっと…その…。」
「ま、要するに…
…うちは清澄だけじゃねえ。ROUND6、楽しみにしとけ。」
──
柿崎と照屋に降り注いだサラマンダー。
その中からシールドを固定した照屋とエスクード、そしてレイガストとシールドに守られた柿崎が。
「申し訳無いですけど清澄が着くまで時間稼ぎさせてもらいますよ。」
「出来ると思っているのか?」
そう言って二宮はトリオンキューブを分割する。
「出来ますよ。こう見えて俺は…
…古参なんで。」
そう言ってB級1位の隊長は白い歯を見せて大胆に吠えて見せた。
柿崎隊ROUND6トリガー構成
柿崎国治
メイン:レイガスト、スラスター、エスクード、シールド
サブ:レイガスト、ハウンド(アサルトライフル)、バッグワーム、シールド
照屋文香
メイン:弧月、旋空、メテオラ、シールド
サブ:スコーピオン、メテオラ(ハンドガン)、バッグワーム、シールド
巴虎太郎
メイン:アステロイド(ハンドガン)、弧月、グラスホッパー、シールド
サブ:ハウンド(ハンドガン)、グラスホッパー、バッグワーム、シールド
感想、評価等お待ちしております。
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。