投稿致します。
何時ぶりだろう…。
下から撃ち出されたバイパーに合わせて弾道を変え、空中で相殺させる。
私が後手に回るのは。
出水くんとの個人ランク戦ぶりだろうか。
私のバイパーはリアルタイムで弾道を引くから、対策の対策など容易だった。
撃ち合いでなら、B級において、二宮さんの次に自信があったから。
だからこんな体験初めてだった。
B級ランク戦で初めて…私が動かされてる。
初めての胸の高揚に那須は静かに笑みを浮かべた。
「いいわ。とことん付き合うわ、綾瀬川くん。」
『那須隊長と綾瀬川隊員によるバイパーの撃ち合い激化!解説のお2人はどっちが勝つと思いますか?』
『うーん、って言うか綾瀬川くんのバイパーの個人ポイント5000って嘘でしょ。まあ使ってなかっただけかもしれないけど那須ちゃんを押せるくらい弾道設定できるのに5000は少なすぎるよ。マスタークラスあってもいいんじゃない?』
『綾瀬川は主に弧月とアステロイド、状況に合わせてハウンドとメテオラを使っていたはず。バイパーをこれだけ使いこなせるのは予想外ですね。リアルタイムで弾道を引けるのはボーダーにおいて太刀川隊の出水、そして那須に次ぐ3人目。どっちが勝ってもおかしくはないでしょう。』
『くまちゃん、少し距離を詰めましょう。これ以上この距離で撃ち合っても現状は変わらないわ。』
『分かった。』
那須はバイパーを撃ち出すと同時に、ビルの屋上から飛び降りた。
『先輩!那須さんがそっちに向かってるよ。』
宇井からの通信が入る。
『ああ、今見えた。』
「照屋、2人が来るぞ。熊谷を捌きながら那須の相手をするのは流石にしんどい。熊谷の相手はお前に任せるぞ。」
「…分かりました。」
『綾瀬川先輩、ザキさん達の方、諏訪隊が揃っちゃった。那須隊を何とか撒いてこっちに来れない?』
『…そうか。那須隊をそっちに連れて行っていいなら行ける。4人合流すりゃ何とかなるだろ。』
『分かった。』
「照屋、那須隊は隊長達の方に連れていこう。まあ熊谷か、狙撃手あたりをついでに落とせればいいけどな。」
「分かりました。」
綾瀬川はバイパーのフルアタックから、フルガードに切り替えると、柿崎達のいる方角に走り出す。
『宇井、狙撃手が怖い。射線の通らない道表示できるか?』
『りょーかいっ!』
『この展開は…諏訪隊サイドの不利を考えて、那須隊を引き連れて合流しようと言う考えか!』
『そうでしょうね。距離がある分ガードに徹すれば難しくはないでしょう。』
『日浦ちゃんの場所が分からないから上手く射線の通らない道通ってるし確定だろうね。柿崎さんと虎太郎くん2人じゃ諏訪隊3人の相手はしんどいだろうしね。』
『そして那須隊もその意図に気付いてかさらに追撃。熊谷隊員は別ルートで先回りする動きを見せました!』
シールドで那須のバイパーを受けつつ、射線の通らない道を走る。
『先輩、熊谷さんがレーダーから消えました。』
『ああ、先回りしてるだろうな。あっちは狙撃手がいる以上オレたちが射線が通らない道を通るって分かってるだろ。…そこで1つ照屋と宇井に提案があるんだが…。』
『『はい?』』
『くまちゃん、私がそっちに誘導するわ。奇襲で崩して。』
『分かった。』
するとレーダーに動きが。
『!、茜ちゃん、もうすぐ2人が射線に入るわ!』
『うえぇ?!わ、分かりました!』
日浦はマークされた場所にすぐさまライトニングを向ける。
『射線よりも近道を優先したか…!』
熊谷はすぐに引き返す。
『茜ちゃん、今…!』
『はいっ!』
スコープに捉えた綾瀬川にライトニングの凶弾が放たれた。
ギィン!!
放たれた、弾は集中シールドで弾かれた。
『!、那須先輩!防がれました!』
『誘われたか…!』
『茜ちゃん!すぐに移動して!』
『は、はいぃ…!』
『先輩、弾道予測です…!!』
『ああ、助かる。』
そう言って綾瀬川は走りながらイーグレットを構えた。
そしてマークされた建物に走りながらノールックで射撃。
『…か、肩に命中!?し、しばらく狙撃はないかと…!』
『そうか、当たったか。』
走りながら淡々と話す。
『宇井、一番近いルートを表示してくれ。』
『わ、分かりました…。』
『こ、ここで綾瀬川隊員のイーグレットが炸裂?!日浦隊員の肩に直撃。右腕のトリオン伝達系が切断か。これにより正確な狙撃は厳しくなった!』
『アハハハ…何今の。東さん出来る?』
犬飼は苦笑いで東に尋ねた。
『…流石にスコープ覗かずにノールックで当てるのは無理だ。…おそらくイーグレットを弾速に全振りで当たればいいなで撃ったんでしょう。狙って撃ったのなら落としているはずですから。』
『なるほど、ですがこれで射線の有利が無くなった那須隊。熊谷隊員もすぐに追いますがこのペースだと守りに徹すれば合流は確実でしょう!』
「ふぅ…どうにか当たったな。照屋、熊谷がどこから出てくるか分からん。警戒頼むぞ。オレはどうにかバイパーを捌く。」
「…今のも…偶然ですか?」
走りながら照屋が尋ねる。
「当然だろ。オレは当てるつもりで撃ってない。」
「…」
「バイパーが来るぞ、構えろ。」
『茜ちゃん、大丈夫?』
『な、何とか…!でも正確な狙撃は出来なそうです。』
『くっ…ここでイーグレットか…!私も全力で追いかけてるけどこのペースだと無理そうね。』
『分かったわ。出し惜しみもしてられないわね。』
那須は走りながらトリオンキューブを2つ作り出す。
「
「先輩、バイパー、来ます!」
そう言って照屋はシールドを展開する。
綾瀬川は少し視線を後ろにやる。
「…いや、この前の射撃との時間差が妙だ。それに弾速も遅い。」
「!…合成弾!」
2人はすぐさまその場に止まると、シールドを固定モードで地面から生成。
どうにかトマホークを受け切る。
『ここで那須隊長の合成弾が炸裂!綾瀬川隊員と照屋隊員、シールド固定でどうにか受け切った!』
『那須が合成弾使うのは珍しいですね。隠し球でしょうか。』
『て言うかなんで綾瀬川くんと照屋ちゃんは分かったの?』
『バイパーとメテオラの合成弾、トマホークはバイパーに比べて少し遅いんです。それが分かっていれば見極めることは可能です。あとはまあ…バイパーの連続射撃とのタイムラグでしょうか。合成弾を作るのは出水でもない限り時間が掛かりますから。』
『なるほど〜。』
東は画面を見ながら少し考え込む。
(とは言えこの戦闘の中それを見極めるのは至難の業だ。照屋か…いや、元射手の綾瀬川…か。さっきのイーグレット狙撃と言いバイパーのリアルタイムでの弾道操作…。)
『中々興味深いですね…綾瀬川隊員。』
『?』
『ここで足を止めたのが効いたか、熊谷隊員が2人を捉えました!弧月で照屋隊員に切り掛る!』
「ちっ…照屋、熊谷の相手、任せるぞ。どうにか隙を作る。」
「分かり…ました…!」
熊谷の猛攻を弧月で受止めながらそう返した。
まずはさっきの合成弾を撃たせないことが先決か。
オレは那須目掛けてバイパーを放った。
那須もそれに応じて、バイパーを放つ。
ここからは駆け引きだな。
どちらが相手の弾を如何に上手く動かすか。
弾と弾が交錯する。
空中で相殺して眩い光に包まれる。
その間に那須も少し離れた高台を取り、向かい合う形になった。
「驚いたわ。自慢じゃないけど私のバイパーと撃ち合う人がいるなんて思わなかった。」
「…まあ…古参だからな。」
「綾瀬川くん。下の名前は?」
「…清澄。」
「そう、綾瀬川清澄君…覚えたわ。…でも悪いけどこの勝負、負ける訳には行かない。」
トリオンキューブが那須を囲むように円を描いた。
「勘弁してくれ。本職じゃないんだぞ…?」
そう言いながらオレもトリオンキューブを生成する。
そして今一度2人のバイパーはぶつかり合った。
各キャラへの印象&各キャラからの印象
那須玲←出水に次ぐ弾バカ2号。まじで勘弁してください。
那須玲→全力で撃ち合いができる相手。名前覚えたかんな。
東春秋→興味。
主人公に何かしらサイドエフェクトが欲しいななんて寝る前に考えてたら、あっ、綾小路にちなんで強化Tレックスで良くね?とか考えてた。
多分私は疲れてる。
感想、評価等よろしくお願いします!
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。