幕間アンケートはifの綾瀬川VSボーダーが人気ですね。
ifなので本当に本編には関係ない話なんですが…。
『千佳ちゃん!シールド!!』
諏訪隊のエース銃手、榎沢一華が雨取の前に到着する数秒前。
玉狛のオペレーター、宇佐美は叫ぶように雨取にシールドを促した。
雨取はその言葉の通り、シールドをフルガードで展開。
その直後に、雨取のシールドに榎沢のハウンドが着弾した。
「あれ?1人?あたしの勘的に2人だと思ったんだけどなー。」
そう言いながら榎沢はトリオンキューブを分割。
雨取へハウンドを放つ。
──
『ここで戦場に動きが!諏訪隊銃手、榎沢隊員の立体超速攻。雨取隊員を捉えた。』
『おいおい、この吹雪の中グラスホッパーで飛んできたのかよ…?どんな体幹してやがんだ…?』
米屋は冷や汗を浮かべる。
『こりゃチカ子がやべえな。』
──
榎沢の放ったハウンドは雨取のシールドに弾かれる。
「ハハッ。堅いねー。」
榎沢はさらにトリオンキューブを生成。
「…メテオラ。」
分割無し。
丸ごと1発のメテオラが雨取を襲う。
『千佳!!』
雨取はシールドで受けつつ飛び退く。
飛び退いた先には、トリオンキューブを従えた榎沢が接近していた。
「…エスクード。」
「っ…?!」
榎沢の眼前に突如現れた大きな盾。
榎沢は急停止するとエスクードに足をかけ、飛び退いた。
「やっぱり2人いた。」
雨取の窮地を救ったのは玉狛のルーキー、ヒュースだった。
──
『雨取隊員の大ピンチ、駆けつけたのは謎のルーキー、ヒュースたいいーん!』
実況の国近は興奮気味にそう言った。
『来たな、ルーキー。』
『トリガー情報も分かってないんだよね?エスクードなんて珍しいトリガー使ってるね。』
国近が米屋に尋ねる。
『辻ちゃん曰く弧月使いらしいッスけど。』
『ふーん、じゃあ攻撃手?』
国近が米屋に尋ねる。
『それは…
…まだ分からないッスね。』
──
ヒュースと榎沢が向かい合う。
「ハウンド!」
しかし、開戦の狼煙を上げたのは雨取だった。
雨取の頭上に巨大な黒いトリオンキューブが現れる。
「でっか。…でもそんな遅い弾であたしに追いつけんの?この吹雪じゃ視線誘導も難しいでしょ?」
榎沢はグラスホッパーを複数展開し、放たれた鉛弾ハウンドをスピードで躱す。
全ての弾を避け切り、榎沢は急転換。
「…っと…!」
榎沢は何かを察知し、上体を仰け反らせる。
榎沢のツインテールの先端が数本散らばる。
「ふーん、攻撃手だったか。」
ヒュースが振るったのは弧月。
榎沢はグラスホッパーで距離をとる。
「ハウンド!」
そしてもう一度雨取の鉛弾ハウンドが分割される。
「うわ、めんどくさ…。いいなぁ…トリオン多くってさぁ…!!」
榎沢はそう言いながらハウンドをグラスホッパーで千切る。
「…」
榎沢が着地した瞬間、ヒュースが弧月で切り込む。
榎沢は後ろに飛び退こうと地面を蹴る。
「っ?!」
その背後。
そこには榎沢の逃げ道を塞ぐように、エスクードが展開されていた。
「…っぶな。」
「!」
ヒュースが振り抜こうとした弧月は、榎沢の足に柄を抑えられていた。
「残念。」
榎沢は小悪魔のように笑う。
「…いいや。」
「!…はぁ?」
榎沢の視線の先。
そこには榎沢のものより大きなトリオンキューブが。
「うわ、キューブでか…。やってられないんですけど…!」
榎沢はシールドを構えながら、ヒュースの弧月の柄を踏み台にバク転。
ヒュースのエスクードの陰に身を潜めた。
──
『雨取隊員とヒュース隊員の連携攻撃炸裂ー!』
『トリオンでけぇな、あの新人。』
『こんなに攻めあぐねてる榎沢は珍しいッスね。』
米屋はどこか楽しそうに解説をする。
『チカ子のトリオンがやべえのはみんな知ってるが…あのルーキーがここまでトリオンが多いのは榎沢も予想外だろーな。』
『榎沢のトリオンもめちゃくちゃ多いはずなんスけど…この2人の前じゃ霞みますね〜。…ま、でも榎沢はまだ…
…獲物を抜いてない。』
米屋はそう言って目を細めた。
──
『一華、大丈夫?』
諏訪隊オペレーター、小佐野瑠衣が榎沢に尋ねる。
『つつみんか日佐人なら行けるよ!』
『うーん、じゃあつつみんさんは諏訪さんと合流で。日佐人くんこっち来てよ。』
『了解!すぐに向かう!』
笹森は通信を切るとバッグワームを着け走り出す。
榎沢は雨取の鉛弾ハウンドをグラスホッパーで避けながら、ハンドガンを触る。
それを見たヒュースは発砲を警戒し、シールドを展開した。
「…ふーん。」
榎沢のトリオンはボーダーでもトップクラスの数値であるが、雨取、ヒュースには及ばない。
榎沢のハンドガンは、威力にあまりトリオンを割り振っていないため、ヒュースのトリオン量であればシールドで防ぐのは容易いだろう。
それでもヒュースが榎沢のハンドガンを警戒するのは一重にその弾速だろう。
弓場隊隊長、弓場拓磨との一騎打ちの後、榎沢はランク戦ブースに入り浸り、自らの戦闘スタイルを確立した。
トリオンを弾速に大きく割り振り、その分射程を減らした。
それは奇しくも自分の中で榎沢がライバルであると決めた二宮、弓場の戦闘スタイルを大きく取り入れたもの。
トリオンキューブによるハウンドに、ハンドガンを交えた超変則
そして最大射程22mの早撃ちであった。
そこにグラスホッパーによる高速機動、体術による崩しが加わる。
ログにてその戦闘スタイルを見たヒュースは榎沢のハンドガンを分かりやすく警戒していた。
「そんなに見たいなら見せてあげないとね?」
雨取がトリオンキューブを分割するタイミング。
榎沢はハンドガンを弾くように抜いた。
榎沢の早撃ちの技術は弓場には僅かに及ばない。
しかし、それは弓場の倍近いトリオン量を、弾速に大きく割り振ることで補っている。
「っ?!」
ヒュースは咄嗟にエスクードを展開。
展開した刹那、エスクードは蜂の巣になり、原型を失う。
「ハウンド!!」
雨取は鉛弾ハウンドを放つ。
「つまり無防備ってことでしょ?」
吹雪が視界を遮る中を、榎沢はものともせず高速機動。
もちろん戦闘経験の浅い雨取は、吹雪という事もあり、その高速機動を捉えきれない。
「チカ!」
榎沢はハウンドを避けながら空中で身体を反転し、雨取にハンドガンを放つ。
「チッ…!!」
雨取を庇ったヒュースの肩が抉られる。
「ほらほらー、まだまだいくよ?2対1なんだからしっかりしてよね?」
諏訪隊エース銃手、榎沢一華。
綾瀬川清澄に次ぐホワイトルームの怪物が玉狛に牙を剥いた。
──
『榎沢隊員と玉狛が激戦を繰り広げる中、その戦闘を中心にどんどん人が集まって来たぞー。北からは影浦隊長が、西からは王子隊の3人、北東では玉狛の三雲隊長と空閑隊員が合流ー。諏訪さんと堤隊員も合流を目指しているかー。』
『地味にユズルもいい位置とったな。吹雪の中じゃ当てにくいとはいえユズルの腕なら十分脅威になる。』
NO.1狙撃手、当真勇はそう言って笑みを浮かべながら、顎に手を当てた。
『ゾエさんも遠くからカゲさんの援護ですかね。』
『おっと、ここで交戦か。榎沢隊員の援護に走っていた諏訪隊笹森隊員と、先行していた王子隊樫尾隊員が衝突ー。』
──
『ごめん、榎沢。戦闘になった…!』
笹森は通信で榎沢に謝る。
『いや、ナイス日佐人くん。茶々入れられる方がめんどくさかったから。』
諏訪隊笹森VS王子隊樫尾
──
『そして北でも戦闘開始かな?これは…』
──
「よォ…空閑ァ…。会いたかったぜ?」
「あっ、かげうらせんぱい。」
「暇してんだろ?俺と遊んでけや。」
獰猛な笑みを浮かべ、影浦隊隊長影浦雅人は玉狛のエース空閑遊真へと歩み寄る。
「空閑。」
「ダイジョーブ。用があるのはおれみたいだ。オサムはチカのとこ行っていいよ。サシでやりたいし。」
そう言って空閑も獰猛な笑みを浮かべる。
影浦隊影浦VS玉狛第二空閑
榎沢一華トリガーセット
榎沢一華トリガーセット
メイン:アステロイド(ハンドガン)、ハウンド、グラスホッパー、シールド
サブ:アステロイド(ハンドガン)、メテオラ、バッグワーム、シールド
戦闘スタイルは本編にて説明した通りです。まとめると、ハウンドにハンドガンを交えた超変則フルアタックと弓場ちゃん並みの早撃ちの駆け引き、グラスホッパーの高速起動、体術による崩し、合成弾もあーるよ!
…です。
盛りすぎ。
何この化け物。
各キャラからの印象&各キャラへの印象(榎沢)
雨取千佳→怖い。
ヒュース→厄介。
米屋陽介→銃バカ。攻めあぐねてるやんの。
二宮匡貴→不本意ながら弟子。好敵手。生意気。
弓場拓磨→好敵手と書いてダチ。
雨取千佳←トリオン多くてウザイ。
ヒュース←トリオン多くてウザイ。
米屋陽介←槍バカ先輩。
二宮匡貴←スタイリッシュポケインスーツ。師匠。好敵手。おもろい。
弓場拓磨←好敵手。パウンドケーキご馳走してもらった。
感想評価等お待ちしております。
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。