白い部屋の最高傑作、ボーダーにて   作:齏琥梦

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投稿致します。
次で終わる模様。


B級ランク戦ROUND2 VS諏訪隊、那須隊③

『那須隊長と綾瀬川隊員の撃ち合いが激化する中、諏訪隊サイドにも動きがあった!巴隊員が笹森隊員により緊急脱出!諏訪隊1点獲得!』

 

『諏訪隊はまだ笹森が残っていますからね。諏訪隊と柿崎が撃ち合いになれば笹森のカメレオンには対応出来ないでしょう。これは柿崎隊長も時間の問題かもしれません。』

 

『うーん、これは柿崎隊しんどいね。那須隊に足止めされてる以上助けには行けないでしょ。』

 

 

(さて、隊長のピンチだぞ…次は何を見せてくれるんだ…?)

 

 

東はそう考えながら、無表情で那須と撃ち合っている綾瀬川に目をやった。

 

 

 

 

 

 

 

 

『綾瀬川先輩、このままじゃジリ貧です…!』

 

『そうだな。…分かった。宇井、すまないが照屋に狙撃手の射線が通らない道を表示してくれ。ここからだったら遠回りの必要もないだろう。』

 

『そうですけど…どうして?』

 

綾瀬川は1歩下がりながら話す。

 

『この2人はオレが相手する。照屋は先に隊長の所に向かってくれ。』

 

『『!』』

 

 

「そんな!無茶です先輩!」

 

照屋は内部通信ではなく、声を荒らげる。

 

「言ったろ?先にって。オレもどうにか巻いて行く。隊長と合流出来れば3対3対3になる。乱戦の方がまだ点が取りやすいだろ。」

 

「…分かりました。」

 

「…メテオラ…。」

 

 

 

 

 

 

 

バイパーじゃない…?!

 

 

綾瀬川が取り出したトリオンキューブは地面を大きく抉り、土埃を上げた。

 

 

 

『視覚支援…!』

 

 

それと同時に視覚支援が入り照屋は駆け出した!

 

『茜!照屋が抜ける!』

 

『了解ですっ!!』

 

日浦はすぐにライトニングを構え、撃ち出す。しかしそれは当たることなく、照屋は颯爽と脇道に入り込み射線を切った。

 

『ダメですっ!バッグワームもつけてて…見失いましたぁ…!』

 

「くそ…綾瀬川ぁ…!」

 

『小夜ちゃん…視覚支援を…!』

 

『了解です…!』

 

那須隊のオペレーター、志岐(しき) 小夜子(さよこ)により、那須隊の2人に視覚支援が入る。

 

 

ようやく見えるようになった熊谷の視線に飛び込んだのは弧月を抜刀する綾瀬川だった。

 

 

「っ!!!」

 

何とか対応して受ける。

すると何を思ったか綾瀬川はバッグワームを羽織ることなく取り出した。

 

「何を…」

 

それを熊谷目掛けて、投げて視界を塞ぐ。

 

「くそ…!」

 

それを切り裂く前にバッグワームは消え失せる。

土埃が晴れ、日光が眩しくなる。

 

 

『『視覚支援解除…!!』』

 

オペレーター2人の声が重なる。

 

 

 

 

 

熊谷の視界の下、足元で屈みながら弧月を構える綾瀬川が目に飛び込む。

 

「っ…!!」

 

すぐに弧月を構えて受けようとするが、綾瀬川の狙いは別にあった。

 

綾瀬川はそのまま弧月を振り抜き、熊谷の足を切断した。

 

 

「しまっ…た…!!」

 

そのまま熊谷はその場に崩れる。

 

「くまちゃん!!」

 

すぐさま那須から放たれたバイパー。

綾瀬川は前と後ろにシールドを張る。

 

ここまでの経過時間僅か数秒。

 

そのまま綾瀬川は飛び退くと熊谷をバイパーで狙う。

那須はそれを庇うようにシールドを張りながら前に出る。

 

 

『すまない宇井、また射線が通らない道を表示してくれるか?』

 

『了解ですっ…!』

 

 

 

「メテオラ。」

 

『視覚支援…!』

 

『助かる、後は大丈夫だ。隊長の援護を。』

 

 

 

 

「逃がさないわ…!バイパー…!!」

 

「…バイパー。」

 

那須から放たれたバイパーを狙わず、シールドを張りつつ、綾瀬川のバイパーは熊谷を狙っていた。

 

「っ…!」

 

両足を失い身動きの取れない熊谷はシールドだけでは受け切ることが出来ない。

それを察してか那須も弾道を変え、綾瀬川のバイパーを相殺した。

 

「玲!私はいいから綾瀬川を…!!」

 

「っ…!!」

 

 

曲がり角を曲がった綾瀬川を直ぐに追う。

 

『那須先輩気をつけて!綾瀬川先輩がレーダーから消えました!』

 

『っ…!』

 

「…玲、ごめん…油断した…。」

 

トリオン漏出過多…緊急脱出。

 

 

 

 

『ここでトリオン漏出過多で熊谷隊員緊急脱出!!なお、緊急脱出に至る一番大きなダメージを与えた隊員の点になる為熊谷隊員の緊急脱出は綾瀬川隊員の点になります!』

 

『上手いですね。盤面を良く見てる。』

 

『那須隊は熊谷ちゃんが落ちて那須ちゃんが攻め辛くなったね。相手が綾瀬川くんじゃ尚更ね。』

 

『面白いですね。曲がり角を曲がった直後のバッグワーム。瞬時にオペレーターに待ち伏せを警戒させました。』

 

『なるほど…そのためにバッグワームを…。』

 

『しかもちゃんと熊谷が自発的に緊急脱出できないよう熊谷が落ちるまで半径60mのギリギリで待ってるんですよね。オペレーターとの連携も上手く使ってますし何より相手のオペレーターの考えをよく読んでる。相当な曲者ですね、綾瀬川は。』

 

『一方の諏訪隊サイドにも動きが!先発で向かっていた照屋隊員が合流!堤隊員を削った!』

 

『綾瀬川くんも向かってるしこれは諏訪隊ちょっとまずいかな?それを追いかける形で那須ちゃんも向かってるし。これは乱戦になりそうだね。』

 

 

 

 

 

 

 

 

『文香…助かった…!』

 

2人で背中合わせになって諏訪隊の弾幕を受ける。

 

『まだ油断出来ませんよ。人数では負けてる上に綾瀬川先輩が那須先輩を連れてきます。』

 

『分かった。真登華、清澄はあとどれくらいで着きそうだ?』

 

『3分も…いや、2分もかからないと思う!綾瀬川先輩超足速い…!』

 

『…分かった!』

 

「凌ぎ切るぞ…文香!」

 

「了解…!!」

 

 

 

 

 

「くっそ…このまま粘られたらめんどくせぇなァ…日佐人、攻めるぞ。」

 

「分かりました…!!」

 

笹森が距離をとりながらカメレオンを起動。

視界から消える。

 

 

『真登華、笹森くんがカメレオン使ったわ!』

 

『オッケー。…隊長から見て左の家の屋根から回り込んでる!気をつけて!』

 

 

 

 

 

 

『…了解。左の屋根…だな。』

 

『『『!』』』

 

 

 

 

「日佐人!!」

 

空から放たれる弾幕。

笹森はすぐにシールドを張る。

 

「これは…バイパーだ!那須が来るぞ…!!」

 

『でもまだ那須さんの射程じゃないよ!』

 

諏訪隊オペレーター、小佐野(おさの) 瑠衣(るい)が画面を見ながら言った。

 

『じゃあ誰だ?!』

 

『諏訪さん!柿崎隊の綾瀬川です!!』

 

諏訪隊の(つつみ) 大地(だいち)が声を荒らげて指を指した。

 

「ちっ…あいつもバイパーかよ…!!堤!一旦下がるぞ…!!」

 

諏訪隊は一旦距離を置いた。

 

「すまん、清澄。助かった!」

 

「遅くなりました。…那須隊も来ますよ。」

 

那須は両隊を狙える位置に陣取る。

 

『狙撃を警戒だな。』

 

『うーん、ここを狙えるとなると…このビルが怪しいかな。』

 

宇井により、少し離れたビルがマークされる。

 

『助かるぜ、真登華。…さあ…反撃するぞ…!』

 

『了解…那須のバイパーと諏訪隊の攻撃手はオレが止めます。』

 

『…やれるのか…?』

 

 

 

『…まあ…古参なんで。』

 

 

 

 

 

 

『ここで全隊集結!乱戦にもつれ込むか…!!』

 

『これは柿崎隊の狙い通りですね。勝負の鍵を握るのは那須と綾瀬川、2人のバイパー使いと狙撃手(日浦)、後はカメレオンを使える笹森ですね。1人も落とされていない分諏訪隊は少し心に余裕があるでしょう。』

 

『那須隊は少し不利かな?狙撃手の場所はオペレーターが大体予測立ててるだろうし那須ちゃんは1人で戦況を動かせるほどの腕だけど…それは綾瀬川くんがいない場合でしょ。』

 

『さあ、現在の得点は諏訪隊が1ポイント、ノーアウト。柿崎隊は1ポイント、ワンナウト。那須隊が0ポイントワンナウト。乱戦にもつれ込み勝負の行方はまだまだ分からない!果たして勝利を収めるのはどの隊か!ここからも実況は私、風間隊の三上が、解説は東隊の東さん、二宮隊の犬飼さんでお送り致します!』

 

『『どうぞよろしく。』』

 

 

 

 

 

そして戦場は動き出す。

 

まずは狼煙代わりに無機質な怪物のイーグレットが火を吹いた。

 




各キャラからの印象&各キャラへの印象

熊谷友子→何者…?


熊谷友子←…扱い安い。



髪下ろした照屋ちゃん可愛ええな。
ザキさんとくっつかねえかな。



感想、評価等よろしくお願いします。

幕間何読みたいんじゃワレェ!

  • 誰かの独白。多分榎沢か三輪。
  • 掲示板形式のやつ。(作者無知)
  • 日常小話。
  • if(綾瀬川VSボーダー)
  • 住民税高すぎ。
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