ちょっと今日忙しくて!
まあ何とか書きましたんで読んでやってくださいw
『一方のマップ南東、鈴鳴第一の村上隊員と来馬隊員が合流!戦闘が始まっているマップ中央に向かう!』
『少し西に動けば東隊と綾瀬川隊員の戦いにも乱入できますね。』
『そしてそして、影浦隊長の猛攻を何とか受けきった柿崎隊長の元に、巴隊員が合流!巴隊員のハウンドでどうにか影浦隊長を押し返した!!』
『まだ北添隊員が潜んでいます。絵馬もそろそろ狙える位置に着けそうです。油断はできません。』
「虎太郎、助かった…!」
「お待たせしてすいません!」
謝りながら巴は影浦のマンティスを弧月で受けつつ、真横に拳銃を撃つ。
そのまま打ち出された弾は軌道を変えて、影浦を襲った。
「チィ…!!」
それをシールドで防ぐ。
体制を崩した隙に柿崎がアサルトライフルでアステロイドを撃ち込む。
影浦はどうにか飛び退きながらシールドで受ける。
『射線を常に意識しろよ、ゾエはこっちに向かってるだろうが…絵馬はどこにいるか分かんねえ。』
『了解…!!』
すると視界の端の曲がり角に北添が映る。
『警戒!!』
宇井の通信と北添の弾幕は同タイミングだった。
「クッソ…!!」
ただでさえ、削られていた柿崎の左腕が飛んだ。
『ここで北添隊員が乱入!柿崎隊長が削られる!!』
『くそっ、真登華、清澄はどうなってる?』
『小荒井君と奥寺君に絡まれてる。厳しいかも…!』
『…くそ…。』
──
止まった世界。
オレは数多の情報を絞る。
色を消し、辺りの家屋の情報なんかも視界から消す。
音も要らないな。
そうして情報を捨てていく内にオレの目は別の物を映し始める。
振り下ろされる弧月の位置、配置されるであろうグラスホッパーの位置、2人が動くであろう軌道。
それら全てがオレの視界に映り出す。
特殊な環境で育った俺は日常的に、自分よりも大柄な男性と多対一で戦うことがあった。
多対一な為、1人を相手している間にもう1人に攻撃される。
1人相手だとどうにかなるが大人数相手だとそうもいかない。
1人の蹴りやもう1人の正拳突き。それらの攻撃を脳は視界、耳、鼻、肌、舌からの情報として認知する。
しかし攻撃が多すぎると脳が対応できないのだ。
情報を整理できない。
だからある日オレは情報を絞ることにした。
例えばダーツ。
真ん中のブル目掛けて矢を放る時に必要な情報は何か。
簡単だ。
ブルの位置、ブルまでの距離。
それだけでいい。
それ以外の景色のなんてどうでもいいし、言ってしまえば場所が分かればブルの色なんてどうでもいい。
周りの音も。
そうして情報を絞り、一点のみに脳を使うと、今までとは違った景色が見えてくる。
ブルの位置、距離を元に脳が計算。
どれくらいの力、どの向き、どの軌道で投げればど真ん中に命中するか。
それがオレの視界、筋肉に脳から信号として送られる。
それは戦闘でも然りだった。
相手の呼吸、筋肉量、位置、視線。
それらに情報を絞ることでオレの脳は通常の処理能力を大きく上回る。
情報を絞ったことによる相手の動きの未来予知。
厳密に言えば未来予知ではなく、見切ることによる完璧に等しい未来演算であった。
だがそんな事普通の人間にはできない。
「情報の調律」
これがオレのサイドエフェクトだと知ったのはボーダーに入ってからの事だった。
…そして世界は動き出す。
映し出される軌道を避け、相手の攻撃は先読みされているかのように空を切る。
「っ?!あ、当たらねえ…?!」
「押してるのは確実にこっちだ!畳み掛けるぞ…!!」
「…旋空弧月。」
綾瀬川は弧月を引き気味に構えて斬撃を放つ。
『来るぞ…!旋空…!!』
奥寺の合図で2人はグラスホッパーで飛び退き、着地し、再びグラスホッパーで駆け出す。
『はぁ?!』
綾瀬川は弧月を振り抜いた。
ゆっくりと空をなぞるように。
『お、遅ー?!』
実況の武富は思わず素っ頓狂な声を上げる。
小荒井は駆け出すも旋空はまだ放たれていなかった。
そして振り抜いたまま、切っ先を小荒井に向けたまま止める。
『っ…やべ…!』
突っ込んだ小荒井は急いで後ろに飛び退くも、頬が斬れ、そこからトリオンの煙が漏れた。
『こ、これは一体…!?』
『これは…ブラフですね。旋空を起動しなきゃ弧月は伸びませんから。』
「クッソ…引っ掛かった…!」
弧月を納刀した綾瀬川はトリオンキューブを生成する。
「弾トリガー…今だ…!」
小荒井、奥寺は再び駆け出した。
『待って2人とも!警戒した方が…!!』
2人にオペレーター、人見の通信が入る。
ザンッ!!
奥寺の弧月を持つ腕が吹き飛ぶ。
綾瀬川は逆手で弧月を抜いていた。
『ふ、再び綾瀬川隊員の旋空が一閃!?奥寺隊員、右腕を失った!!』
『なるほど、弾トリガーと思わせてのノーモーションの抜刀。これは引っかかりますね。』
『…』
太刀川はそんな綾瀬川を見て目を見開いて見ていた。
「くそっ…!!」
奥寺はすぐさま飛び退くと、グラスホッパーでさらに距離をとり、20m程離れた家屋の屋根に飛び乗る。
「騙された!奥寺、大丈夫か?」
「何とか…でも弧月はもう持てない。」
『2人とも、一旦引け。グラスホッパーを使ってできるだけ距離を取るんだ。弾トリガーが来るぞ。』
鞘に弧月を納刀しようする綾瀬川が目に映る。
「ちっ…行くぞ、コアラ。」
2人はグラスホッパーをその場に展開する。
「…旋空弧月。」
『!、斬撃警戒!!』
人見が声を荒らげた。
「はぁ?!」
小荒井の隣を並走していた、奥寺の首が切断される。
──トリオン伝達系切断…緊急脱出。
──
『な、ななな…なんと!奥寺隊員緊急脱出?!これは…?!』
『驚きました。旋空の射程は長くても15m程のはず…ですが今のは30m程距離がありました。生駒の旋空ほどではありませんが…長い。』
『…はっ!間違いねえ…お前だったか…綾瀬川。』
『と、言いますと?』
太刀川の意味ありげな言葉に武富が尋ねた。
『…いんや、こっちの話だ。擬似生駒旋空か。器用だな。』
『生駒旋空…!B級3位生駒隊、生駒隊長の代名詞ですね…!効果時間を0.2秒まで縮めて距離を40mまで伸ばした唯一無二の凄技!それを綾瀬川隊員が少し射程を短くして真似たということでしょうか?』
『ああ。だがあれは生駒の抜刀の速さと、旋空のタイミングが噛み合っていないとできない。射程を10m縮めたとしても真似できる芸当では無い。…綾瀬川隊員の技術の高さが伺えます。』
──
何とか逃げ切った小荒井はグラスホッパーを使い、レーダーの範囲内から消えた。
「逃げられたか…。」
その時、もう一度戦場に動きがある。
柿崎が交戦している場所から光が空に上がる。
『すまん、皆。隊長の俺が真っ先に落ちちまった…!』
緊急脱出したのは柿崎だった。
『ここで柿崎隊長が緊急脱出!北添隊員の援護からのマンティス!影浦隊長の凶刃からは逃れられず!そしてこれは巴隊員もピンチか!?』
──
急いで走る。
手遅れにならないように。
そう思いながらバッグワームを羽織り、私は目的地に着いた。
そこで目に飛び込んだのは、影浦さんのマンティスに貫かれた虎太郎の姿だった。
「よぉ…随分重役出勤だなぁ?」
「っ…?!」
影浦さんと目が合う。
私は恐怖で一歩後退る。
逃げなきゃ…。
まともにやって勝てるはずがなかった。
振り向いて走り出した途端、私の体にとんでもない衝撃が走る。
アイビスによる狙撃だ。
──トリオン供給機関破損…緊急脱出。
『ここで影浦隊長のマンティスと、絵馬隊員の狙撃により柿崎隊が綾瀬川隊員を残して全員緊急脱出!』
『照屋はタイミングが悪かったな。もう少し冷静だったらカゲに見つかることもなかった。ま、あいつのサイドエフェクトもあるから分からないけどな。』
──
『ごめんなさい…綾瀬川先輩。』
『…ま、仕方ないだろ。1人になりましたけどやれるだけやってみますよ。援護頼むぞ…真登華。』
『了解…。』
心無しか照屋、真登華のテンションが低い。
「まああと1、2点は取るか。」
そう言って俺はトリオンキューブを作り出す。
「
…
サイドエフェクト
ランクはおそらくA(特殊技能)?(間違ってたら教えてください!)
「情報の調律」
五感から得られる情報を絞ることで局所的に処理速度を早め、未来演算や、高速思考を可能にする。
常人は目を瞑って耳を済ませたりなんかはやるけど、さらに細かく絞れる。
(見えるものを絞ったり。)
もちろんそれを可能にする頭脳や、演算によって弾き出された相手の動きに対応するだけの身体能力がなければ扱うことはほぼ不可能。
と言う訳で綾瀬川君の異常な回避能力、イーグレット腰撃ちの種はサイドエフェクトでしたとさ。
出水君の弾をシールド使わずに無傷だったのはこれのおかげ。
感想、評価等よろしくお願い致します!
幕間何読みたいんじゃワレェ!
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誰かの独白。多分榎沢か三輪。
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掲示板形式のやつ。(作者無知)
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日常小話。
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if(綾瀬川VSボーダー)
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住民税高すぎ。